中国のポータルサイト・網易に、ネットユーザーが記した「私が日本が好きな30の理由」を紹介する記事が掲載された。
2015年の流行語大賞に「爆買い」が選ばれたのは記憶に新しいが、昨年は年間を通じてシーズンオフはないと言われるほど、多くの中国人が日本を訪れた。中国人観光客と言えばその購買力に目が行きがちだが、現在ではツアー以外にも地方都市に個人旅行で訪れる人も増えてきており、日本旅行の新たな魅力を発見しつつある。そうした中、記事では日本の魅力について30の項目が紹介されている。その一部を紹介する。
まず、環境面では「空気がきれい、空が青い」
「道路がとても清潔。真っ白な靴を1カ月はいても、踏まれない限り絶対に汚れない」と絶賛。
人については、「礼儀正しく、秩序がある。全員が自発的に列に並ぶのでいさかいが起きない」
「車は人に道を譲り、歩行者は信号無視をしない。街中でクラクションの音も聞こえない」
「日本人はほとんどが誠実。田舎には無人の野菜・果物販売所がある」といった評価だ。
店のサービスや施設については、
「コンビニのサービスが網羅的。コンビニひとつでほとんど事足りる」
「トイレは無料(チップ不要)だが、トイレットペーパーは完備されている。しかも超きれい」
「街中で無料のティッシュが配られているので、自分で持って行く必要はない」
「店員は何度もお辞儀をするので、神様になった気分を味わえる」といった点が好印象のようだ。
また、食べ物については、
「目移りしてしまう美食がある。本場の新鮮な寿司が食べられる」
「フグが思いっきり食べられる。国内では汚染がひどいため無理」の2項目。
身なりの面では、「どんなに奇抜な格好(ゴスロリ、原宿系)をしていても、後ろ指を指されることはない(他人に干渉しない)」
「男性はズボンの後ろのポケットに財布を入れても安心(スリが少ない、落としても届けられる)」といった点が挙げられている。
このほか、生活面では、
「電車の運行時間が非常に正確。遅れることはほとんどない」「バリアフリーが行き届いている。車いすでも問題なく生活できる」
「海賊版が少なく、偽札も少ない」
「子どもサイズのキッズトイレがある。トイレが混んでいるときに慌てなくていい」という点が良いとされている。
旅行者にとっては、
「ほとんどのデパートで銀聯カード(中国のクレジットカード)が使える。割引もある」
「和服を体験できる」
「有名なお寺や神社など、観光名所でも拝観料が無料のところが多い」
「飛行機に乗る時間が短く、子どもやお年寄りも疲れない」といった点もありがたいようだ。