米大統領選挙に向けた民主党の指名争いで、首位に立つヒラリー・クリントン前国務長官がバーニー・サンダース上院議員に追い上げられている。
CNNとORCが民主党員および民主党支持の有権者を対象に全米で実施した最新世論調査の支持率は、クリントン氏が52%、サンダース氏は38%。マーティン・オマリー前メリーランド州知事はわずか2%だった。
クリントン氏は依然としてサンダース氏に2桁台の差を付けているが、バイデン副大統領が出馬を断念して候補者が3人に絞られた9月初旬以来、その差は縮まりつつある。
25日夜にアイオワ州で開かれる対話集会では、指名争いの初戦となる同州の党員集会を前に、クリントン氏ら3人が最後の訴えを行う。アイオワ州の世論調査ではクリントン、サンダース両氏の支持率はほぼ互角。続くニューハンプシャー州ではサンダース氏がクリントン氏を上回る支持を獲得している。
CNNとORCの世論調査は1月21日から24日にかけて全米の1002人を対象に電話で実施した。民主党員および支持者の調査は440人を対象とした。