【台湾ブログ】早朝の大阪街歩き 日本の街がきれいな訳を発見!
レコチャイ」より・・・
街歩きが大好きな台湾人女性Lucy(ハンドルネーム)さんが、大阪の街角のスナップをブログで紹介し、「きれいな街」を支える日本人の感覚について考察した。
Lucyさんが大阪を訪れたのは5月の半ば。気持ちのいい新緑の空気の中、朝8時から街を歩きつつ、駐輪場からガソリンスタンドまで、目に留まったものを次々とカメラに収めた。
特にLucyさんの目を引いたのは、街の端々から感じられた「きれい」へのこだわり。駐輪場を覗いては「朝早いのに、もう地面が掃除されているのがすごい」と驚き、開店前のブランドショップでは、ショーウィンドウのガラスを掃除する店員を何枚も写し「私はもう十分きれいだと思うんだけど。それでもなんども拭いては確認していた!」と感心した。
「街がきれい」というのは、日本を訪れる外国人からよく聞かれる感想だ。しかし、Lucyさんはそこから更に一歩踏み込み、「けれどなぜそんなにきれいにできるのか、気になったことはありませんか?」と読者に疑問を提示。観察の結果、その答えは「清潔に対する認識と要求が違う」ことにあると自論を展開した。
Lucyさんによると、日本人が「清潔」と認識する基準は相当高く、その基準で街が作られるから、自然に清潔レベルが高くなるのだとういう。「これも社会の気質。それもたぶん家庭や学校での長年の習慣が作り上げたもので、日本人にとってはごく自然なこと」と解説を加えた。
それでもより読者への解説が必要と考えたのか、 Lucyさんはさらに実例として、街歩きでであった女性清掃員が、会社の玄関前を掃除するばかりでなく、道路の排水溝の柵1本1本まで丁寧にホースで水をかけて掃除していたことを写真付きで紹介。
「もし自発的にやっているなら、すごく尊敬する。そしてもし、そうする規則になっているのだとしても、規則をきちんと守って実行しているのは、やはり立派だと思う」とコメントし、「もし台湾だったら、規則だったとしても、どれぐらい実行されるだろう? 誰が排水溝まで気にかけるだろう?」と読者に呼びかけた。
Lucyさんはその後も、ガソリンスタンドで天井に設置された給油機に「日本ではこんなものまで、より使いやすいように進化している!」と驚いたり、レストランのスタッフのサービスに感動したり。街歩きを楽しみながら、日本の良いところをたくさん発見した旅になったようだ。