交流サイト大手の米フェイスブックは29日、同社のサイト上での個人の銃売買を禁止する方針を発表した。これに向けた利用規約の更新を進めているという。
同社が2012年に買収した写真共有サイト「インスタグラム」についても、同様の措置を講じるとしている。
フェイスブックはすでに、同社のサイトを使ったマリフアナ、医薬品、違法薬物の販売を禁止している。
フェイスブックの規約関連の責任者、モニカ・ビッカート氏は声明で、「商品を見つけたり、個人間で売買する目的でフェイスブックを利用する人が、この2年で一段と増えた」と述べた。
同社は、取り締まりの対象となるのはフェイスブック上での個人間の武器の販売だと説明。免許を持った火器販売業者は引き続き、製品やサービスに関する投稿を行うことは可能で、サイト外で売買取引を行う形となる。
同社によれば、フェイスブックには個人による銃販売を検知するシステムがあり、新しい利用規約に違反するコンテンツは削除する方針だとしている。