HTC、台湾で4G対応スマホ2モデル発表
宏達国際電子(HTC)は23日、台湾でスマートフォン「Disire」シリーズの新モデル「816」「610」を発表した。第4世代移動通信システム(4G)に対応し、本体価格それぞれ9990元、7990元で販売する。同社の董俊良・中国区総裁は「これまで9000〜1万1000元とされてきたミドルレンジ機種の価格幅は利用者の仕様への要求の高まりとともに8000〜1万4000元へと広がり、携帯電話全体に占める比率も10%程度まで上昇している。当社はこのミドルレンジ市場で40%のシェアを獲得したい」と語った。
馬・総統、第四原発の安全検査と国民投票を約束
馬英九・総統が第4原子力発電所の建設問題について、安全検査をクリアしてから国民投票を行うと約束した。馬・総統は23日午前、第4原発の建設中止を呼びかけて22日から義光教会で絶食に入った、野党・第一党民進党の林義雄・元主席を見舞った。林義雄氏は絶食期間中、メディアのインタビューを受けないなど、外部との連絡をすべて拒否するため、馬・総統は、教会の牧師を通じて林義雄氏に健康に留意するよう促す旨が書かれたカードを渡した。馬・総統はメッセージの中で、政府を代表して、第4原発が安全検査をクリアした後、国民投票を通じてその未来を決めると約束した。
内政部、反原発活動家に自制呼びかけ
現在建設中の第4原発の建設続行に反対するため、22日から絶食に入った野党・民進党の林義雄・元主席に声援するため、「公民投票によって台湾を守ろう」連盟は22日夜、中華民国の国会に当たる、立法院を包囲し、立法院前のバリケードを倒そうと、立法院を守る警察官と対立していた。内政部の陳威仁・部長は23日、国会が順調に機能できるようするため、皆が理性的になってほしいと呼び掛けた。
陳威仁・内政部長は、「民主社会の貴重なところは、皆が法律に則って意見を表明することにある。暴力、または強制的な手段を用いることは民主社会にあるべきやり方ではない。警察側は法律を執行する際、理性的で、厳正な態度で臨むと信じている。そのため、国民も思いやりを持って警察官に合わせるよう希望する。」と述べた。
北宜直線鉄道の路線が決定
台湾北部の台北市と北東部の宜蘭県を直線で結ぶ、「北宜直線鉄道」の路線が22日に正式に決まった。22日に決まったのは、台北市の南港から双渓、宜蘭の大渓を経て、頭城まで行く路線で、全長が53キロメートル。沿線にはトンネルが二ヶ所ある。一つは長さ21.6キロメートル、もう一つは長さ14.2キロメートル、両方とも現在、台北市と宜蘭を結ぶ、長さ12.9キロの「雪山トンネル」より長くなる。総工費は台湾台湾元491億元、(日本円およそ1669万円)。
この路線が開通したら、在来線、台湾鉄道で最もスピードの速い列車、自強号を利用すれば、台北と宜蘭が47分で結ばれることになる。現在より38分節約できる。そして台北から台湾東部の花蓮に行く所要時間も100分間に短縮される。この路線の開通により、宜蘭は台北から通勤できる場所になるほか、台湾東部の花蓮と台東も台湾の一日生活圏に入る。
交通部鉄道改築工事局は22日、会議を開き、「北宜直線鉄道」の路線を討論した結果、台北市民の水がめである翡翠ダムの水源地を経由しない案を採択した。交通部鉄道改築工事局の唐継宏・副局長は、建設案の内容について、「台湾鉄道の南港駅から出発、台湾鉄道の双渓駅を経由して、宜蘭の大渓駅へ、現在の台湾鉄道の路線に沿って頭城にいく。これから細部の調査、測量、計画を行う。その中には環境アセスメントも含まれる。」と述べた。
唐継宏・副局長によると、「北宜直線鉄道」開通後、台北から宜蘭に行くには二つの路線がある。新たな路線のほかに、従来の在来線・台湾鉄道の宜蘭行きの路線も続けて運行するという。
台湾、三人目のH7N9感染者発見
台湾では三人目のH7N9型鳥インフルエンザの感染者が発見された。疾病管制署が22日夜に発表したところによると、この患者は、中国大陸の江蘇省から来た44歳の女性で、入国する前、発症していたが、熱が出ていなかったため、発見されなかった。現在、病状が悪化している。疾病管制署はこの患者と密接に接触した61人の状況の把握を急ぐと共に、WHO・世界保健機関、および中国大陸、香港、マカオの窓口とも密に連絡を取っている。
疾病管制署の荘人祥・署長は、「この患者が台湾に来る前、中国大陸南京の伝統市場で鶏を買ったことがあるため、現地で感染したと判断した。われわれは数分間前に、IHR・国際保健規則の窓口に連絡した。そして、中国大陸、香港、マカオの窓口にも通達した。」と説明した。
荘人祥・署長によると、この患者が台湾に来た後、台湾北部の台北市、新北市、台湾中部の南投県などの景勝地を訪れた。疾病管制署は、この患者と密接に接触した人を61人特定した。この61人、およびこの患者の中国大陸にいる家族はみなH7N9に感染する症状はない。疾病管制署は、この患者と同じツアーで台湾にきた34人、および医療関係者14人に抗ウイルス薬を投与するという。
なお、過去一年、台湾ではH7N9型鳥インフルエンザの感染者が二人発見された。一人目は中国大陸で働く台湾企業関係者で、治療を受けたあと、全快して退院した。二人目は中国大陸の江蘇省から来た86歳の人で、肺炎などの併発症で亡くなった。この三人ともに中国大陸の江蘇省からきたもの。
3月来台海外旅行客、単月の最高を記録
3月、台湾を訪れた海外の旅行者数がこれまでの最高を記録した。交通部観光局の統計によると、3月、台湾を訪れた海外の旅行客はのべ88万1003人に達し、昨年の同じ時期に比べて16%成長、昨年12月に記録されたのべ80万4328人をはるかに上回り、これまでの一ヶ月あたりの訪台旅行客数の最高を記録した。
3月台湾に来た海外の旅行客のうち、韓国、マレーシア、中国大陸の成長幅が最も大きく、韓国は昨年の同じ時期に比べて79.5%、マレーシアは35.9%、中国大陸は34%増えている。なお、今年の1月から3月まで、台湾を訪れた海外の旅行客はのべ230万人を上回っており、観光局が設けた年度目標のべ900万人を突破することが期待できる見込み。
DRAM2社のQ1利益、華亜科は過去最高[IT]
台湾プラスチック(台プラ)グループのDRAMメーカー2社は22日、第1四半期の連結決算を発表した。華亜科技(イノテラ)の純利益は前期比1.8%増の112億4,600万台湾元(約380億円)で、前期に続いて四半期ベースの過去最高を更新。南亜科技(ナンヤ)は、出資している華亜科の利益を計上し、純利益が前期比55%の大幅増となった。
台湾各紙が伝えた。華亜科の第1四半期売上高は、前期比2.2%減の202億2,400万元。チップの平均価格が3%下がったことが響いた。ただ、ビット換算の出荷量が5%増えたため、利益率は上昇した。
南亜科の売上高は1.6%減の116億9,200万元。出荷量は6.4%減ったが、製品の平均単価が2.6%上昇したことや台湾元安が増収につながった。本業のもうけを示す営業利益は39億6,600万元だった。華亜科の持分利益29億5,600万元などを計上し、純利益は61億2,100万元となった。
■設備投資額を上方修正
南亜科と華亜科は同日、今年の設備投資額の見通しをそろって上方修正したと発表した。
南亜科は従来見通しの30億5,000万元から66億9,000万元に引き上げた。同社は「液浸露光装置を増設し、生産のボトルネックを解消するため」と説明した。
華亜科は従来の150億元から200億元に上方修正した。最先端の20ナノメートル製造プロセスでの量産スケジュールを加速する。20ナノ製品は、第2四半期末に試験生産を開始し、年末に量産に入る見通しだ。
11歳の少年がテコンドーで犯人を撃退
11歳の少年がテコンドーで犯人を撃退 画像はappledaily.com.twのスクリーンショット
今月初め、バイクに乗っていた女性が石で殴られ金のネックレスをひったくられる事件が起きた。しかし、被害者の女性と一緒にいた11歳の息子がテコンドーで犯人を撃退したという。攻撃を受けて倒れた犯人のヘルメットを息子がすばやくもぎ取ったため、防犯カメラが男の顔を捉え逮捕にも大きく貢献した。
事件があったのは、今月6日午後1時半ごろ。被害者の32歳の女性と息子はバイクで昼食を買いに出かけたところ、女性が後ろからきた男に石で殴られ、バイクごとその場に倒れた。犯人は手に持った刃物で女性を脅しながら、もう片方の手で女性が身に着けていた金のネックレス、およそ8000元(約2万7000円)相当をひったくった。
この少年は3年前からテコンドーを習っており、いつか警察官になって悪者を捕まえるという夢があった。自分より頭一つ分大きな男に対して、正面からは向かわず後方に回って攻撃を仕掛けることにしたという。ネックレスを奪おうと前かがみになっていた男の背中を立て続けに十数回殴ると、男は体勢を崩した。次にひざを蹴ったところ、男は声を上げて倒れたそうだ。顔隠しのためのヘルメットを取られると、男は慌てて逃走した。
防犯カメラの映像をもとに、警察は22日、高雄市林園区港埔三路に住む29歳の男を逮捕した。男は薬物を買う金が欲しかったと供述している。警察によれば、男は薬物所持、強盗などの前科があり、今月5日にも別の女性から金のネックレスをひったくろうとして未遂に終わっていたという。
タバコと同じくらい健康に良くない6つの生活習慣
タバコが健康に悪いということは良く知られている。実際、タバコを吸うことは健康に悪影響を与える最大の要因とも言える。しかし、実はタバコを吸わなくても、ある生活習慣は、タバコと同じくらい健康に悪影響を及ぼす場合がある。米国のニュースサイト「RODALE NEWS」に喫煙と同じくらい健康に良くない6つの習慣という最新記事が掲載された。生命時報が伝えた。
1、一日中座り続ける
オフィスや車に長時間座り続けることは、多種多様な健康被害や疾患をもたらす。しかも、たとえ常日頃身体を鍛えていても、長時間座り続けることの弊害は解消できないという。カナダのアルバータ州の医療機関、アルバータ州保健サービス・ガンセンターの新しい研究結果によると、毎年16万件の結腸がん、前列腺がん、肺がんはすべて運動不足が関係しており、喫煙による被害はその中の3分の2程度でしかないのだという。専門家は、仕事中に定期的に身体を動かす習慣を身につけ、家の中でもできるだけ頻繁に身体を動かすべきだと忠告している。
2、ガスを使う際に、換気扇を回さない
米医学学術誌「Environmental Health Perspectives」誌に新しい研究結果が掲載された。それによると、ガスを使用する際に、換気扇を回さないと、部屋に基準を上回る一酸化炭素や二酸化窒素、ホルムアルデヒドが蔓延するという。この3種類の汚染物質はタバコの副流煙にきわめて多く見られるものだ。専門家は、どんな料理方法であれ、ガスを使用する際には、必ず換気扇を回すべきであると忠告する。それによって、汚染物質を60%から90%ほど減少させることができるという。
3、肉を食べ過ぎる
動物性蛋白質はガン細胞の分裂を促すインスリン様成長因子(IGF-1)を促進させる。米医学学術誌「Cell Metabolism」に掲載された南カリフォルニア大学のある研究結果によると、中年時に大量の動物性蛋白質を摂取したグループは後にガンで死亡する比率が同年齢の4倍に達することが明らかになった。それに対し、65歳以上の人にはなんら悪い影響が見られなかった。専門家は、豆類などの植物性蛋白質を、一部の動物性蛋白質の代わりとして摂取すべきと忠告する。中年層は毎日体重に基づいた蛋白質(体重0.9kgに対し0.8g)を補充するべきだという。
4、高温で揚げた食品を食べる
多くの研究によって、食用油は温度が高くなりすぎると、アクロレインや大量の汚染物質・抗アンドロゲンを発生することが明らかになっている。この発ガン性物質はタバコの煙にも含まれており、呼吸気管支炎になりやすくさせる。専門家は、オリーブ油を多めに使用し、料理をする際には、温度を高くしすぎないようにすることを薦めている。
5、室内での日光浴
「米国医学協会雑誌」に掲載された研究内容によると、米国では毎年室内の日焼けによる皮膚がんの発生が42万件にも上がっている。これに対し、喫煙による肺がんは22.6万件に過ぎない。米学術雑誌「Evolution and Human Behaviour(進化と人間行動)」に掲載された研究によると、ニンジンやトマトを食べることで皮膚は自然ときれいになるという。
6、長期的な睡眠不足
長期にわたる睡眠不足は高血圧、心臓病、脳梗塞、肥満およびその他多くの健康被害を起こしやすくする。ある研究によると、毎晩の睡眠が6-7時間に満たない場合、死亡率の増加率は喫煙と同程度になるという。このほか、深い睡眠の欠如や昼夜が逆転するなどの生活の乱れは腫瘍の成長速度を加速させる。毎日、7-8時間の十分な睡眠をとることが健康にとって重要である。