台湾南部地震の発生から7日目を迎えた12日午前、被災地の台南市で初七日の追悼式が行われた。馬英九総統や次期総統の蔡英文・民進党主席らが参列し、犠牲者に祈りをささげた。同市政府の発表によると、同日午前10時現在、地震による死者は94人になった。
馬総統は遺族と握手をするなどして哀悼の意を表した。声を上げて泣く人や、身体を支えられながら入ってくる遺族の姿もあり、式場は悲しみに包まれた。
これまでに92人の死者が出ているマンションの倒壊現場では、30人がいまだ行方不明となっており、捜索が続けられている。