南部で起きた地震により倒壊した台南市のマンションで11日午前、地震発生から5日ぶりに小犬が救出された。同市の頼清徳市長によれば、小犬は軽傷だという。
小犬は同日朝、がれきの撤去を行っていた作業員に発見された後、作業の音に驚いて姿を消していた。だが、鳴き声を上げたのをきっかけに作業員が再び小犬を見つけ出し、救出した。倒壊現場では10日午後にも別の小犬が助け出されており、無事飼い主と再会していた。
台南市政府によれば、6日に起きた地震では、11日午前11時現在までに55人の死亡が確認されている。このうち53人が倒壊したマンションで亡くなっており、がれきの中には、依然として83人が取り残されているとみられている。