サマーソニックに台湾バンド、マジックパワーが出演決定
台湾のバンド、メイデイ(五月天)とソニック(閃霊)の出演が決まっていた日本の音楽イベント「サマーソニック2014」に、同じく台湾からマジックパワー(MP魔幻力量)が参加することが決定した。
サマーソニックは2000年から続く恒例イベントで、東京と大阪で今年8月16日と17日に開催される。マジックパワーは8月16日の東京会場に登場。日本でのビックイベントへの出演決定にメンバーは驚きと興奮を隠せない様子で、「どんなに忙しくてもサマーソニックの舞台に上がってみせる」とコメント。
マジックパワーはメイデイの弟分バンドとして知られ、若者を中心に人気を集めている。サマーソニックでは台湾で7月にリリース予定のニューアルバムと組み合わせ、大勢の人に台湾の音楽を聞かせたいとしており、台湾でブームとなった“射手ダンス”を日本でも観客と一緒に踊りたいと意気込んでいる。
台南で金沢工芸グルメ展開催 来年開業の北陸新幹線アピール
台南市の百貨店で金沢工芸グルメ展が開催されている。7日には頼清徳・台南市長(=写真右)や金沢市議会の田中展郎議長(左)がテープカットを行った。
台南市と金沢市は2011年に友好都市協定を結んでおり、工芸グルメ展も3回目の開催。田中議長は東京と金沢を約2時間半で結ぶ北陸新幹線の開業が来年3月に迫っていることや、開通を記念した国際マラソン大会の実施などに触れ、この機会に金沢へ遊びに来てほしいとアピールした。
頼市長は台南と金沢はどちらも古都であり、工芸とグルメの都でもあると共通点を指摘。台南市でもチームを組んでマラソン大会に参加したいと意欲を見せた。
この工芸グルメ展は5日間の開催。金箔工芸や加賀友禅などの伝統文化が紹介されるほかパフォーマンスも行われる。
台湾、母親の8割弱がFacebook上で子供と友達関係 日本を上回る
交流サイト大手の米Facebookが7日発表した調査で、Facebookを利用している台湾の母親の79%が自分の子供とFacebook上で友達関係にあり、その割合は日本やアメリカ、イタリアなどを上回っていることがわかった。
これによると、台湾におけるFacebookの母親ユーザーは約58万4000人で、このうち72%が毎日ログインしており、ログインの時間帯は午後5時〜10時に集中しているという。
また、Facebookでコメントをもらった時の返信や投稿、更新、写真の使用回数なども一般のユーザーより多く、約1.8〜2.2倍になったとの結果も出ている。
台湾・新北市と沖縄市、無料Wi-Fiの相互利用サービス開始
台湾北部の新北市と沖縄市は、今月から公衆無線LANの相互利用サービスを開始する。
これは新北市が進めている政策の一環として整備されたもの。新北市が提供している無料Wi-Fi、「NewTaipei」の利用登録をしていれば、沖縄市内のコザゲート通りや一番街、サンシティ、中央パークアベニューなど約50カ所で提供している「Free Koza Wi-Fi Okinawa City」が利用できる。
新北市では無線LANサービスを観光面でも活用しようと、国際的な都市との間で国際ローミングに関する協力関係の構築に取り組んでおり、昨年8月には福岡市とのサービスを開始した。現在川崎市や市川市なども関心を寄せているという。
新北市の担当者は、日本旅行の際にこのサービスを活用して、通信費を節約してもらえればとアピールしている。
旧台中州庁舎周辺を再開発へ 日本時代の建物を活用
台中市政府が進めている旧台中州庁舎(西区)周辺の再開発計画に関する事業者向けの説明会が6日に行われ、台北などで百貨店を経営するブリーズ(微風広場)などの企業が参加した。商店やホテル、住宅を含む複合施設を建設し、同市西区および中区の活性化を目指す。
説明会には同市の黄国栄副市長や都市発展局の沐桂新局長などが出席。台中駅からほど近い民権路と市府路の交差点付近をAエリアとBエリアに分けて再開発を行い、歴史的建造物を活かしながら、新しい商業・居住空間の構築で地域を活性化させる計画が説明された。
Aエリアは3.2ヘクタールの土地にホテルや付属施設を、Bエリアは1.2ヘクタールに商店やオフィス、住宅などを建設する予定。都市発展局では官民が協力し、100年の歴史を持つ旧州庁舎の容貌に変化を与え、古い街に経済活動を取り込むことで、地域の再生を図りたいとしている。
市では周辺地域への経済効果とビジネスチャンスの創出につなげたい考えで、ある民間業者は101億台湾元(約340億円)以上の投資プロジェクトになると見込んでいる。
旧台中州庁舎は日本統治時代の1913(大正2)年に森山松之助によって建築され、戦後は2010年まで台中市役所の本庁舎として利用された。現在は同市の指定古跡となっている。
核一1号機、燃料プール容量限界に=台電[公益]
台湾電力(台電)は、新北市石門区の第1原子力発電所(第1原発、核一)1号機の使用済み核燃料プールの貯蔵容量がすでに限界に達しているとして、今年末にも1号機の運転に支障をきたす恐れがあると明らかにした。7日付経済日報が伝えた。
台電幹部は、1号機は今年末に110〜120本の燃料棒の交換が必要となる一方、同機の使用済み核燃料プールでの貯蔵容量は、100本程度しか余剰がないと指摘した。また、台電が中間貯蔵施設として計画している、使用済み燃料を不活性ガスと共に密封する「乾式キャスク貯蔵施設」の設置認可が下りていないことから、プール内にある使用済み燃料を移すことができないという。
第1原発1号機の運転免許は2018年12月に、2号機は19年7月にそれぞれ期限を迎える。一方、行政の最高監督機関である監察院は昨年8月、第1原発の1号機と2号機について「中間貯蔵施設が未完成の中、14年11月の改修時に使用済み燃料の貯蔵先がない」と指摘し、台電は早期の対策を取るべきだとする是正勧告を出した。台電は、新北市の中間貯蔵施設についての環境評価に対し改善は難しいとしているが、抜本的な対策を先延ばしにする中で、問題が再燃した形だ。
台プラ、ASEAN自由貿易地域加入を訴える
プラスチック製品の価格が中国の供給過剰のため急落し、利潤が圧迫されていることを受け、「台湾プラスチックグループ4宝」と呼ばれる台湾塑膠工業(Formosa Plastics)、南亜塑膠工業(Nan Ya Plastics)、台湾化学繊維(FCFC)、台塑石化(FPCC)は、過度に集中している中国市場からの離脱を進めると同時に、東南アジア市場開拓を進めるため、台湾がASEAN自由貿易地域に速やかに加入することを期待している。南亜の呉嘉昭・董事長は6日、中国の供給過剰は深刻で、「新たな地域、市場を開拓する必要がある」と訴えた。
考試委員、女性の比率が増加
考試院の委員を総統府が指名、女性の比率が拡大している。中華民国は五権分立制で、行政、立法、司法の他に、公務員の不正に対する弾劾や国家機関の会計監査を行う監察院、そして、公務員人事を司る考試院がある。
総統府は7日、第12期考試院の正副院長および考試委員として指名する対象者のリストを発表した。呉敦義・副総統は、今回の指名について8つの特色があるとアピール。それは、リーダーシップの理念、男女平等、新旧の世代の並存、豊かな専門能力、広い専門分野、バランスの取れた年齢、考試委員としての法定資格、各エスニックグループの代表。
呉敦義・副総統は、「考試委員に指名された19人のうち8人が女性で、第11期に比べて女性が3人増えた。割合は四分の一からほぼ半分に増えた。19人のうち9人は第11期からの再選で、新たな委員は10人だ」と話している。
今回、考試院長に指名されたのは副院長を務めている伍錦霖氏。副院長には、高永光氏が指名された。
なお、8日には監察院の新たな正副院長も指名されることになっており、中央選挙委員会の張博雅・主任委員が監察院長に指名されると伝えられている。張博雅氏が監察院長となった場合、初の女性院長となる。
経済部:8月下旬に全国エネルギー会議開催
経済部の張家祝・部長が、8月下旬に全国エネルギー会議を開く考えを示した。
立法院経済委員会は7日、経済部の張家祝・部長、台湾電力の黄重球・董事長らによる、建設の凍結が決定した第四原子力発電所に関する予算の執行についての報告を受けた。
野党・民進党の立法委員は、第四原発を凍結、すなわち保存された状態にするのに1年で台湾元20億元、日本円にして約67億円かかると指摘、保存が長引いた場合に費用が無限に増えることを懸念し、国民投票を実施するか、代替エネルギーを確立してから第四原発の将来を決めるよう提案した。
張・経済部長はこれに対し、「長引けば経済効果にそぐわない。国民投票で運転か廃棄かを決めるなら、少なくともそれまでは保存しておかねばならない。では国民投票はいつ行われるのか、それはわからない。次に、国民投票が行われないうちに代替エネルギーができれば、保存をやめることが考えられる」と述べた。
張家祝・経済部長はそして、8月下旬に全国エネルギー会議を開催し、各種の方式を通して幅広く意見を集める考えを示した。張・経済部長はまた、その際には、国民が参与する機会も設けていくと約束した。
来台旅行者、7割強は観光客
中華民国台湾を訪れる海外の旅行者のうち、観光目的の人の割合が初めて7割を突破した。交通部が6日に発表した最新の統計によると、今年1月から3月までに、台湾を訪れた海外の旅行者はのべ230万人。そのうち、観光目的の人はのべ165万人で、昨年同期比32%増、来台旅行者の71.8%となった。70%を超えるのは初めてで、これまでの最高を記録した。
交通部の統計では、今年1月から3月までの間、平均して一日のべ2万6000人が台湾にやってきており、昨年同期比23.8%伸びている。
これにともない、空港利用者も増えている。今年の1月から3月まで、台湾各地の国際空港における利用者数は、のべ1222万人で、昨年同期比10.3%増え、過去15年来の最高を更新した。そのうち、台湾海峡両岸を行き来する旅行者はのべ259万人で、昨年の同じ時期に比べて18.3%増加、こちらも過去最高となった。そのうち、台湾北部の空の玄関口、台湾桃園国際空港の利用者はのべ804万人で、昨年同期比11%増加、これまでの最高となった
教育部、美的感覚教育を強化
教育部が、向こう5年間に台湾元42億元を投じて、美的感覚の教育に力を入れる方針。教育部の蒋偉寧・部長は7日、立法院教育文化委員会で、「美的感覚教育第一期5ヵ年計画」の目標および内容を報告した。
この計画は2014年から2018年までを第一期とし、台湾元42億元、日本円にして約141億円を投じる予定。
教育部の計画では、まず教師と学校の職員を対象にした「芸術と美的感覚研修プログラム」を推進、教育部大学および専科学校青年辺境芸術教育工作隊を組織するとともに、台湾北部、中部、南部、東部に、美的感覚教育大学基地学校を設置して、これをサポートさせる。しかし、立法委員からはさまざまな意見が出され、教育部も調整に前向きな姿勢を示した。
一方、政府が進める自由経済モデルエリアに教育分野も加えることに、民間の教師団体などが反対している。これら団体は、政府の方針では、大学が海外の大学と提携し、台湾で外国と同じ学費での教育や、学費に上限を設けない専門クラスを開くことにつながり、教育が今以上に階級化、私有化されることになると批判している。
これに対し、蒋・教育部長は7日、自由経済モデルエリアに教育分野を加えることの目的は、海外の著名な学校を台湾に呼び込み、台湾の大学と提携させ、台湾の教育レベルをさらに高めることと、台湾の優秀な高等教育を世界に知らしめることにあるとして、各界の支持を求めた。
中国製冷延ステンレス鋼板にダンピング認定
2014年5月7日、台湾財政部は、中国大陸部及び韓国から輸入される冷延ステンレス鋼板にダンピング問題が存在するとの最終決定を下した。
なお冷延ステンレス鋼板については、インドも中国大陸部および台湾、韓国、タイ、アメリカ、EU、南アフリカ製品に対するダンピング調査を開始している。
ご主人様、いらっしゃいませ!・・・「メイド歯科医院」、台湾でついに登場
台湾では日本、あるいは日本文化を好む人が多いとされる。日本での流行は、いち早く取り入れる。そんな台湾で、日本でも未聞の“萌え文化の名所”が登場した。女性の歯科助手などが「メイド服」を着用。訪れる患者には「歓迎光臨!(ホアンイン・グアンリン=いらっしゃいませ!」とごあいさつ。続けてひざまずいて「お座りください。スリッパにお取替えしましょう」と、日本のメイド喫茶も顔負けのサービスだ。台湾のテレビ局、TVBSなどが6日から7日にかけて報じた。
台湾では日本、あるいは日本文化を好む人が多いとされる。日本での流行は、いち早く取り入れる。そんな台湾で、日本でも未聞の“萌え文化の名所”が登場した。女性の歯科助手などが「メイド服」を着用。訪れる患者には「歓迎光臨!(ホアンイン・グアンリン=いらっしゃいませ!」とごあいさつ。続けてひざまずいて「お座りください。スリッパにお取替えしましょう」と、日本のメイド喫茶も顔負けのサービスだ。台湾のテレビ局、TVBSなどが6日から7日にかけて報じた。
歯科に限らず、医療関係者は白または淡い色の服で患者に接するのが常識。台湾でも同じだ。しかしこの「メイド歯科医院」の女性はメイド服とストッキング、さらにエプロンを着用。診察室でもこの恰好で治療を補助する。ミニスカート姿で前のめりになり、患者の口中をのぞきこむような姿勢でケアする光景も。
医師は通常の白衣。助手とは、医療用手袋をはめマスクをしている点だけが共通だ。
この「メイド歯科医院」ができたのは台湾北西部にある新竹県竹北市。現地では「歯科医院」が過密状態で競争が厳しい。そこで「差別化」を図るための工夫という。院長の儲伯勤さんによると、医療面でも治療回数を少なくし、麻酔の回数も減らすと同時に傷みも軽減できるなどの手法を取り入れた。患者からも「ちっとも痛くなかった」などとする評価の声が上がっている。
「メイド服」を採用したのも、「歯のトラブルに悩む患者のあせりを軽減したかった。従来の歯科診療所の冷たい印象を覆したかったから」という。
患者にリラックスしてほしいということで、内装にも奮発した。欧州のホテル風として、天井にはシャンデリア。待合室の椅子やテーブルも高級だ。受け付けを済ませた患者が椅子に座ると、“メイド”がすかさず「コーヒーでございましたね。しばらくお待ちください」などと声をかける。満足しているのは“”成人男性”だけでなく、女性患者からも「親切にしてもらって、よかった」の声があり、「歯医者を怖がる息子を連れてきました。喜んでいますよ」と話すお母さんもいるなど、評判は上々だ。
診療所の開業には医療機器をそろえる必要もあり、大量の資金が必要だ。同医院では内装や「服装」に大金を投じたこともあり、開業までに5000万台湾ドル(約1億6900万円)がかかったという。
中国本土の台湾学生、「台湾人が中国人になりたくないのは結局のところ怖いからだ」―中国メディア
中国紙・環球時報(電子版)は7日、「中国本土の台湾学生:台湾人が中国人になりたくないのは結局のところ怖いからだ」と題した記事を掲載した。
台湾紙・旺報は7日、北京大学で学ぶ台湾学生の寄稿記事「台湾人はなぜ中国人になりたくないのか?」を掲載した。以下はその内容。
先日、中国本土の学生とおしゃべりしていた時に、「君たちはなぜ中国人になりたくないの?中国のどこが嫌いなの?」と質問された。だが、筆者は目の前にいる台湾人にとても友好的で、台湾に足を踏み入れたこともない若い中国本土の学生にどう説明すればよいのか、分からなかった。
民進党が政権を担った8年間、台湾本土の価値を強調するために「中国」と「台湾」の文化や歴史をバッサリと断ち切った。そのため、若い世代には「台湾」意識しかなく、「中国」や「中華」といった概念はどんどん消え去っている。選挙のたびに、「建国記念日」のたびに、台湾ではナショナルアイデンティティをめぐる論争が勃発する。
台湾の2度目の政権交代後、両岸(中台)人民の接触機会が増え、互いの偏見は大幅に減少した。だが、それでも大多数の台湾人の「反中」や「恐中」は変わらない。台湾人はなぜ中国人になりたくないのか?なぜ中国人との接触を嫌がるのか?結局のところ、それは怖いからだ。自分たちの文化が呑み込まれ、身分があやふやになり、家や仕事が奪われ、台湾本土意識が失われることが怖い。中華民国が終焉を迎えることが怖いのだ。
中国本土は台湾人に「中国」を受け入れさせたいなら、マスコミが台湾を取り上げる時の「中国台湾」という呼称も含む台湾に対して設定した前提を取り払わなければならない。
★ 何もわかっていない!!