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エアバス、「ベンチ式」座席の特許申請 肥満乗客らの対策

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(エアバスが「ベンチ方式」座席の特許を申請)


航空機製造大手の欧州エアバス・インダストリーは25日までに、旅客機の座席を「ベンチ方式」にする特許を先月申請した。

航空業界では肥満気味の乗客の扱いが課題となっており、このベンチ方式はその対応策の1つと位置付けている。

機内での設置の方法は自在とし、体格の大きい乗客だけでなく、年少の子どもらの収容が可能と主張。シートベルトは分離方式でベンチ座席のどの部分でも装着可能としている。

エアバスは2013年、エコノミー席の座席幅を18インチ(約46センチ)に設定することを業界標準とするキャンペーンを開始していた。

世界の航空業界では近年、体重過多の乗客の搭乗を拒否するなどの事例が起きている。中東エティハド航空は、体重過多が過度だったとする乗客の隣席を指定された利用客が裁判沙汰を起こす騒ぎも起きた。

南太平洋のサモア航空は2013年、乗客に対し特別の「特大サイズ」を含めた体重別運賃制度の運用を開始。中央アジアのウズベキスタン航空は昨年、安全運航の確保に必要として離陸前に乗客の体重と持ち込み荷物の重さを量る異例の措置を打ち出していた。





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