澎湃新聞網によると、中国のネット上である動画が大きな注目を集めている。
動画は交通警察が河北省の路上で撮影したもの。シルバーの車を運転していた男は、交通警察に停止するよう命じられたが、そのまま走り去ろうとした。警察が車の前に立ちふさがると、男は運転席から降りてきて「殴られた!殴られた!」と叫びながら、警官を指さし、顔を押さえて地面に倒れ込んだ。警官の「録画してる、録画してる」といった声のほか、失笑も聞こえる。警官が「自分で寝そべったんでしょ?誰が殴ったの?」と聞くと、「殴っただろ、見てただろ」と返答。もちろん、映像から警官が手を挙げていないことははっきりわかる。
男はさらに「おれは心臓病だ!早く救急車を呼んでくれ」などと叫んだが、警官の一人は「こんなことをして意味があると思うの?交通にも影響してるし、責任は大きいよ。どれだけの人に迷惑かけてると思ってるの?」と男に説教。別の警官は「録画してるんでしょ?じゃあもう構うことはない。放っておこう」とあきれた様子。男はそれでも動かず、結局、その場に30分以上寝そべり続けた。
その後、現れた男の妻が「どうしたの!?」と慌てた様子で救急車を呼んだが、病院での検査の結果は異常なし。男には公共の秩序を乱した罪で10日間の拘留処分が下された。