インド・ムンバイ(Mumbai)の郊外で、35歳の男が子ども7人を含む自分の家族14人を刃物で殺害し、自殺した。警察が27日、明らかにした。
警察によると事件があったのはムンバイから約30キロのターネー(Thane)。26日夜、被害者らは家族の集まりで1軒の住宅に集まっていたという。
地元警察の報道官はAFPの取材に対し、家族を襲った男は、自身の両親を含む家族の喉をかき切った後、首をつったと述べた。
唯一生き残った男の妹(21)は病院に搬送された。事件当時、27日午前0時すぎに叫び声を聞いて近所の人々が駆け付け、警察に通報したという。
地元警察の報道官によると、女性は深い傷を負っており、まだ女性から事情を聞くことはできていないという。事件の詳細や犯行の動機も不明だという。
複数の地元メディアは、男は家族を襲う前に食事に鎮静剤を混ぜていたと報じているが、インドの英字紙インディアン・エクスプレスは、男は家族全員が就寝した後に被害者たちを刺したと伝えている。同紙は男の職業を公認会計士と伝えている。
ターナーの警察幹部は、一応の証拠によれば容疑者は事件があった住宅の全ての扉に鍵をかけ、家族が寝ているところを刃物で殺害したとみられると述べた。刃物は容疑者の遺体のそばで見つかったという。