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ソーラー・インパルス2、修理で足止め後初の試験飛行

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太陽エネルギーのみでの世界一周飛行に挑戦中の次世代ソーラー飛行機「ソーラー・インパルス2(Solar Impulse 2、Si2)」が、昨年7月から修理を行っていた米ハワイ(Hawaii)で試験飛行に成功した。スイスを拠点とする同機のプロジェクト・チームが27日、発表した。

 チームはプロジェクトのブログで「2月26日に行ったソーラー・インパルス2の(修理後)初のメンテナンス飛行は無事完了した。同機は協定世界時(UTC)午後4時32分(日本時間27日午前1時32分)に、テストパイロットのマルクス・シェルデル(Markus Scherdel)とともにカラエロア空港(Kalaeloa Airport)を飛び立ち、UTC午後6時5分(日本時間27日午前3時5分)に着陸した」と発表した。約1時間半の飛行中に同機は高度2400メートルまで達し、安定装置や冷却システムも「いたって快調」だったという。

 ソーラー・インパルス2は世界一周の旅程の半分近くを終えていた昨年7月、日本の名古屋からハワイへ向かう約5日間の過酷な行程でバッテリーが損傷し、飛行の中断を余儀なくされていた。プロジェクトの広報担当者は12月中旬の時点でAFPの取材に対し、修理費と以降の旅程の費用をまかなう資金を確保した上で、4月20日までには飛行再開の準備が整うだろうと語っていた。ソーラー・インパルス2は昨年3月9日にアラブ首長国連邦(UAE)を出発した。




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