イタリアの高級スポーツ車メーカー、フェラーリ(Ferrari)は17日、中国にテーマパークを建設する計画をめぐり、中国企業2社との覚書に調印したと発表した。
フェラーリと覚書を交わしたのは、北京汽車(Beijing Automotive)と同社傘下のBAICエターナランド(Biac Eternaland)。中国の都市にフェラーリのテーマパークを建設するライセンス供与に関する内容で、法的拘束力は伴わず、建設予定地も未定という。
フェラーリは既にアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビ(Abu Dhabi)近郊にテーマパークを開園しているほか、スペインでも新たにテーマパークを建設中だ。
企業にとってテーマパークは、高級ブランドの知名度を活用して増益を目指す手法の1つとなっている。中国市場はフェラーリの世界販売の約5%を占めるが、2015年の売り上げは22%減少した。