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栃木女児殺害、「容疑者は台湾出身」報道に、「なんてやつだ!」「犯人に代わって謝罪したい」:台湾

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テスラが鴻海と提携拡大、生産能力増強へ[IT]


米電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターズのエロン・マスク最高経営責任者(CEO)は3日(米国時間)、EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の鴻海精密工業との協力関係を強化していると明らかにした。詳細への言及は避けたが、提携を拡大することで生産能力の増強を進めるという。5日付経済日報など各紙が伝えた。

鴻海傘下の液晶パネルメーカー、群創光電(イノラックス)がテスラに車載用パネルを供給するなど、両社は長年にわたり協力関係を築いている。証券関係者の中には、今回、鴻海が新たにテスラ向けに完成車の製造を請け負う可能性があるとの観測も出ており、実現すればテスラは供給量の拡大が図れる一方、鴻海にとっては自動車分野へ本格的に進出する重要な里程標になるとみられる。

鴻海は近年、EVを中心に自動車分野に高い関心を寄せており、郭台銘董事長は先に「EVは必ず将来の潮流になる」との見方を示していた。米国では自動車メーカーと垂直統合し、完成車の製造工場を建設することも計画している。


スクーターの隙間で動けなくなったネコ 警察が救助

桃園市で5日、生後2カ月とみられるネコがスクーターのタイヤカバーとエンジンの隙間にもぐりこんだところ出られなくなり、市民の通報で駆けつけた地元警察に救助された。ネコにけがはない。

通報者によると、タイヤ部分からネコの鳴き声がしたものの、どこに隠れているのかわからず、ネコの身に大事があってはいけないと警察に連絡したという。

駆けつけた警察は、はじめはエサでおびき出そうとしたが失敗。最終的には工具を使い、スクーターの外装パネルを外して救助した。

桃園では最近雨が断続的に降り続いていることから、ネコは雨宿りをしようとスクーターの中に入ったのではないかと見られており、警察は素敵な飼い主が見つかればと話している。

TSMC張・董事長、後半の半導体景気「非常に良くなる」


半導体受託生産世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀・董事長は5日、今年後半の半導体産業の景気について「非常に良くなる」という見通しを示した。張氏は「多くの国で今年後半の景気は昨年後半より好転し、今年後半が前半より良くなる国も多い。
台湾の今年後半は昨年後半、今年前半いずれと比べても良くなる」と語った。また、「モノのインターネット」については「半導体産業にとって次の重要事だ」と指摘した。

東京「インテリア ライフスタイル」展に台湾出展 目玉は故宮美術関連商品

デザイン家具や雑貨を集めた見本市の2014「インテリア ライフスタイル」展が4日、東京ビッグサイト(江東区)で開幕した。台湾からは文化部の協力で国立台湾工芸研究発展センター、台北市文化基金会、采果文創など26の業者が参加。人気の故宮美術関連商品も出品されている。

この日のオープニング・メディア交流会には沈斯淳・中華民国駐日代表も出席、台湾の各ブースを視察した。

今年は特に日本で国立故宮博物院(台北市)の文化財が貸し出し展示されることもあって故宮をめぐる日台文化交流に取材陣の質問が集中した。沈代表は、今回の見本市に出展した業者のうち1社が故宮と提携しており故宮展でも商品販売を行うと明かし、各種展示の機会を通じて台湾の文化クリエイティブ商品の知名度と価値が高まることは意義深いと語った。

また、朱文清・駐日代表処顧問兼文化センター主任は故宮美術の関連商品以外にも、台湾の桐の花がデザインされたランプカバーや釈迦の形の杯、動物の形をしたろうそくなど、いずれも工夫にあふれているとして台湾製品の魅力をアピールした。

同見本市は6日まで。7日〜12日には引き続き、渋谷パルコ地下1階で「台湾デザインに出会う Fresh TAIWAN meet JAPAN!!」展示販売会が催され、「インテリア ライフスタイル」展に参加した台湾8社の商品が販売されることになっている。

外交部、サントメの大統領の上海訪問で警戒

外交部が、サントメ・プリンシペの大統領の中国大陸訪問に警戒を強めている。アフリカに位置し、中華民国と正式な国交を持つ友好国、サントメプリンシペのマヌエル・ピント・ダ・コスタ大統領は近日中に中国大陸の上海をプライベートで訪れるとされている。

これについて外交部は6日、強く警戒する姿勢を示すと共に、サントメ・プリンシペに設ける大使館は早くから十分情報を把握していると説明した。外交部では、国家の尊厳と両国の関係に基づき、大使館を通じてダ・コスタ大統領に対し、中華民国の立場を伝えるよう指示すると共に、中華民国におけるサント・メプリンシペの大使を呼び、中華民国としての懸念を本国に伝達するよう求めたという。

外交部によると、ダ・コスタ大統領は中華民国大使館に対し、純粋にプライベートな訪問で投資誘致のためだと説明、公式な活動は無く、中華民国との友好関係は絶対に損なわないと約束しているということ。外交部の高安・スポークスマンはさらに、「ダ・コスタ大統領は4日にこれを書簡にして馬英九・総統に送り、今年年末か来年初めに大統領として中華民国を訪問する意思を表明している」と述べた。

外交部は、政府は「活路外交政策」を堅持し、台湾海峡両岸が国際社会で平和に共存し、台湾の活動空間が守られることを主張しているが、友好国の元首が中国大陸を訪れることはやはり政治的にデリケートだとして、サントメ・プリンシペ政府が中華民国との長期的な友好関係を大切にするよう求めていくと述べた。

日本の専門家、「3Dプリンター更なる普及へ」

3日より開催中の国際コンピューター見本市、「2014コンピュテックス台北」で6日、3Dプリンター国際フォーラムが行われ、ファインテック取締役社長で台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の特別顧問でもある中川威雄氏が関連技術についての講演を行った。

この日の講演内容は、3Dプリンター技術の精密金属の製造と金型設計への応用について。今年日本で始動する大規模研究開発プロジェクトについても紹介があり、金属積層製造(メタルAM)技術の応用について30団体が参加し5年かけて研究が行われると説明された。

中川氏によると3Dプリンター技術は徐々に超小型部品の領域にまで及びつつあり、克服すべき技術的課題はあるものの、高速化、大型化、大量生産が図られれば、宇宙産業や自動車産業、医療機器など各分野での影響力が更に増すことが望めると期待を示した。

台湾球界でも選手の“二刀流”挑戦が話題

日本プロ野球では、日本ハムの大谷翔平がルーキーイヤーの2013年から投手と野手の“二刀流”に挑んで話題をさらっているが、台湾球界でも4日、二刀流選手が久しぶりに登場し注目を集めている。

二刀流選手として新聞各紙をにぎわせているのは、アマチュア時代に完封勝利を飾ったこともあるラミゴの外野手、余徳龍(25)。4日の中信兄弟戦に中堅手として途中出場し、打席に3度立ったほか、12点を追う8回から4番手として登板、1回を三者凡退で締めた。

試合はラミゴが6−16で大敗し、余も無安打に終わったものの、相手打線を抑え込む好投がラミゴの洪一中監督から高く評価された。

余は試合後、「もっと長く投げたかったのに」とコメントするも、「二刀流を目指す気か」と聞かれると、「きょうは“ゲスト出演”」と頭を横に振った。

今年で25年目となる台湾プロ野球では、2001年に3勝(5敗)を挙げる一方、5本塁打を打った陳文賓(元中信)が最後の本格的二刀流選手とされている。



デジタルサイネージで台米の業者が協力覚書

デジタルサイネージで、台湾とアメリカの業者が海外の市場開拓に向けた協力覚書を交わした。デジタルサイネージは電子看板とも呼ばれ、デジタル技術を活用した平面ディスプレイなどでの広告媒体のこと。机に置かれた平面ディスプレイから、ビルの壁面を利用した巨大なプロジェクターなども含む。

デジタルサイネージが新たな広告媒体として広がりつつあることから、台湾の業者の海外進出を後押しするため、台湾デジタルサイネージマルチメディア連盟(DSMA Taiwan)は6日、アメリカのデジタルサイネージ協会(DSA)と協力覚書に調印、台湾のデジタルサイネージ関連企業の海外進出をサポートしていくことになった。

経済部工業局、財団法人・資訊工業策進会の協力を受けて発足した台湾デジタルサイネージマルチメディア連盟には台湾の関連企業170社が参加。一方、アメリカのDSAの会員は様々な国の700社に達していることから、今後台湾の関連業者がこれらの国に進出する場合有利になるという。

台湾デジタルサイネージマルチメディア連盟の鄭乾池・会長によると、台湾は、平面ディスプレイ、モニター、工業コンピュータ、映写設備、システムインテグレーションおよび関連のサービスなどでいずれも世界をリードする立場にあり、デジタルサイネージ産業への完璧なサプライチェーンが備わっているということ。

福山雅治、3度目の台湾訪問 あす台北で初の海外公演

歌手の福山雅治は5日から2泊3日の日程で台湾を訪問し、7日に台北市内でデビュー後、初めての海外公演を行う。

2013年7月以来3度目の訪台で、5日午後、松山空港(台北市)の到着ロビーに福山が姿を現すと、ひと目見ようと集まったファン約300人から「マサ〜!」、「カッコイイ」などと大きな歓声が上がった。

2011年に起きた東日本大震災の影響で3年越しの開催となった今回のコンサートについて「やっと念願が叶った」と喜ぶ福山は、公演の内容については「サプライズにしておきたいので、ここでは内緒」と詳しい話を控えた。

今年2月には台湾ドラマの「[イ尓]照亮我星球」にゲスト出演し話題を呼んでいたが、「また台湾で俳優活動をするか」と聞かれると、「オファーがあれば、ぜひ」と前向きな姿勢を示した。

福山は6日、チケットがほぼ完売状態の公演に備え、会場となる台北アリーナでリハーサルを行う。

国発会トップ、民進党の国是会議不参加批判

野党・民進党が、経済貿易国是会議への参加を拒否していることについて、国家発展委員会(国発会)の管中閔・主任委員が、最大野党の不参加は会議の全体的な意義に影響すると批判した。

民進党は4日の中央常務委員会で、7月末に行われる予定の経済貿易国是会議への参加を拒否する方針を固めた。また、同じく野党の親民党と台湾団結連盟も参加しない方という。

管・主任委員は、会議は経済の問題を純粋に話し合おうというものだとした上で、「市場開放をはじめ、台湾の未来について多くの面で意見が一致していないわけであり、みなが参加して話し合おうとせず、互いに猜疑心を持っているだけというのはよい方法だとは思わない」と述べた。

経済貿易国是会議は、今年3月に起きた台湾海峡両岸サービス貿易協定に反対する運動を受けて政府が開催を決めたもので、話し合いには政党や民間の幅広い参与が期待されている。

なお、民進党では、民進党籍の自治体の首長がこれに参加するかどうかについては制限を設けないとしており、管・主任委員は、こうした人たちの参加を歓迎する姿勢を見せた。

美人検察官の手腕に注目集まる 住宅建設汚職事件で

桃園県で建設が予定されていた中・低所得者向け公営住宅の建設をめぐる汚職事件が明らかとなり、捜査に当たった女性検察官の手腕にメディアからの注目が集まっている。

今回の汚職事件には桃園県の葉世文副県長や大手ゼネコン、遠雄グループの趙藤雄会長など17人が関わったとされ、現在事情聴取などが行われている。捜査の過程で、葉副県長の収賄の証拠をつかみ、破棄されそうになった遠雄の会計書類などを回収するよう指揮したのが台北地方検察署の女性検察官、陳玉萍さんだった。

比較的貧しい家庭で育ったという陳さん。中国文化大学(台北市)法律学科と同大学院を卒業後、検察官として板橋地検(現・新北地検)に赴任し、現在は台北地検で活躍。まじめな性格で、2008年に発生した大型詐欺事件では一度に70人を起訴し、一審では全員に有罪判決が下されるなど、実力は折り紙つきだ。

毅然とした態度で職責を果たし、仕事上での覇気は十分だが、カメラのレンズを向けられると恥ずかしがる一面も。事件を取材する記者たちからは「人も心も美しい」と評判だ。



東京スター銀行の会長に江丙坤氏

台湾のチャイナトラスト(中国信託)金融持ち株会社が、日本の東京スター銀行の全株式を取得し、台湾の対中国大陸窓口機関・海峡交流基金会の前董事長で、かつて中華民国政府で経済部長や行政院経済建設委員会主任委員など閣僚を務めた江丙坤・最高顧問が会長に就任した。

今回の買収では株式を日本円529億7000万円で取得したが、東京スター銀行が最近試算したところでは、約140億円分の資産が上乗せされることになり、チャイナトラストでは意外な収穫になったと話しているという。

台湾、海外からの薬の持込みに制限 来年7月より

台湾では来年7月より海外からの薬の持込みや郵送の量や回数が制限されることになった。衛生福利部食品薬物管理署は現状では国内で未許可の薬品が輸入されると、密輸の温床になりかねないことから今回の措置に踏み切ることになったと話している。

新しいルールは台湾で薬物サンプルの管理規則に基づき、来年7月1日より施行が予定されている。これによると、国外から薬品を郵送する場合は事前に食薬署の同意が必要。非処方薬は瓶やチューブなどで最高12本、1200錠までで6カ月以内の重複申請はできない。処方薬は処方箋に基づき合理的な使用量の範囲を超えてはならず、近視用のコンタクトレンズも処方箋が必要。

台湾では以前から日本の常備薬や栄養剤が旅行のお土産の定番だった。今でも日本の胃腸薬や東南アジアの消炎鎮痛剤、中国大陸の漢方薬には根強い人気がある。

新ルールでは薬の海外からの持ち込みも最高6種類に制限されることになり、胃薬やビタミン剤、サプリメントや漢方薬が規定量を超過する場合、事前の申請が必要。一覧には、タイガーバーム小瓶12本、龍角散6箱、正露丸2本、メンソレータム6本、アリナミン2本などと基準量が明記されている。

従来は量を超過した場合でも事後申請したり放棄することができたが、来年からは一律に没収され、状況によっては食薬法違反で10年以下の罰則が科されるという。

ブラジルサッカーW杯開催で台湾スポーツくじ、24時間営業

スポーツ振興くじの台湾運動彩券(台湾運彩)は、まもなくブラジルで開催されるサッカー・ワールドカップに合わせ、予選から決勝戦までの全期間中、各店舗で24時間営業を行うと発表した。サッカーファンはリアルタイムで観戦しながらくじの購入が可能になる。

台湾運彩では6月13日〜7月14日(台湾時間)の期間中、開催国との時差を考慮して、330店舗で24時間営業を行う。ネット会員になれば自宅にいながらにしてくじを購入することも可能。

台湾運彩では、台湾のサッカーファンが試合を観戦しながら結果を予測し、スリルと楽しさを味わってもらえればと話している。

台湾高速鉄道、早期予約割引を年内に拡大

台湾の新幹線こと台湾高速鉄道が、早期予約割引を拡大し、利用日の5日前までに予約すれば割引を受けられるサービスを年内にスタートさせる。台湾高速鉄道の鄭光遠・執行長は5日、台湾高速鉄道の利用者は急な必要に応じて利用する場合も多く、そうしたケースでは早期予約割引が受けられないとして、この割引期間を延長する考えを明らかにした。また、今月27日から、利用者の多いラッシュ時の1割引の座席数も倍にして、6日より予約を受け付けるとしている。

鄭・執行長は、台湾高速鉄道の乗車率は現在平均で56%で、収入を直接増やすには乗車率を高めることだと強調、早期予約割引の拡大にとどまらず、学生割引の強化と、遅い時間帯の列車や帰省列車、帰省から学校へ戻るための学生専用列車など、様々な優遇プランを打ち出すと説明。また、チャイナエアライン、エバー航空の他、中国大陸の航空会社ともタイアップし、中国大陸からの観光客によるビジネスチャンスも狙う。鄭・執行長は、中国東方航空の旅客の多くは台湾南部を観光してから北上するコースをたどるため、こうした旅行者を取り込むことで新たな顧客層を開発できるとしている。

「中国大陸の威嚇による台湾統一は各国の国益を損じる」


米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)が現地5日に発表した調査報告によると、もし中国大陸が台湾を威嚇して統一を強行した場合、米国と日本ではほぼ全ての専門家が自国にとって不利になるとみていることがわかった。台湾、豪州、韓国でも8割以上の専門家が同様の見方をしている。

この調査は、朝日新聞、東亜日報(韓国)、中国時報(台湾)などの後援で11カ国・地域402人の外交専門家などを対象に3月24日から4月22日にかけて行われたもの。

調査では米国で99%、日本で98%とほぼ全ての回答者が威嚇による台湾統一が自国の国家利益にとって不利になるとしている。同様の回答は台湾では89%、豪州で85%、韓国で80%で、全回答者の平均7割以上が自国の利益にならないとした。豪州とインドでは威嚇による台湾統一が自国にとって有益とする回答はなかった。

一方、中国大陸の専門家も43%が威嚇による台湾統一は国家にとって無益だとし、プラスになるとする40%より高かった。両岸(台湾と中国大陸)の問題を長年研究しているボニー・グレイザー氏によると、この結果は中国大陸の専門家が平和的発展戦略で台湾の人心をつかむべきで、威嚇は国にマイナス影響をもたらすとみていることを物語るという。

同氏はさらに、これまで台湾への威嚇はアジアで特殊な例であり、中国大陸がフィリピン、ベトナムなど東南アジア諸国に対して武力に訴え威嚇することは現実には起こらないと考えられてきた。しかし、(昨今の南シナ海をめぐる事態を受けて)このような見方には変化が起きており、もし台湾への威嚇があれば、中国大陸が他の国に対しても同様の手段を取りかねないとの重大なサインとして受け止められると強調した。

また、元米国家安全保障会議(NSC)アジア担当局長のビクター・チャ氏は、威嚇による台湾統一が起きた場合は米国の軍事行動の失敗と事態を阻止する力がなかったことを意味し、米国の信用に関わると指摘した。

調査では、過半数が今後10年で東アジアのパワーバランスは中国大陸に傾いていくものの、米国が依然リーダーとしての地位を維持すると見ており、8割近くが米国のアジア・リバランス(再均衡)政策を支持すると答えている。

台東県・達仁郷の河岸漂着の日本漁船

今年3月初めに台東県・達仁郷の河岸で発見された日本からの震災漂流物である船が環境保全を訴える“芸術の船”として来年3月に東北の被災地で展示される計画が持ち上がっている。

現地に漂着したのは宮城県気仙沼市所属の漁船で、アメリカ西海岸などを経て太平洋を3年がかりで流され台湾にたどり着いたのではと見られており、日本側ではすでに所有権を放棄している。

台東県ではこれを受け、この船を環境保全の重要性を訴える“芸術の船”として生まれ変わらせる考えを示した。構想では漁船のレプリカを5〜6隻委託製作してそれぞれに異なる環境テーマを与え、今年8月地元での初公開後、台湾各地で展示する予定。

同県の劉政文化処長によると、計画の実現をめざして現在関連の費用を募っており、資金が集まり次第、台湾まで漂流してきたルートをさかのぼって、アメリカなど漂流中に通過したと思われる各国や来年3月の震災被災地での展示も期待されるという。



話題の人型ロボット「ペッパー」は台湾製 きのう日本でお披露目

ソフトバンクから発売される家庭用ロボット「ペッパー」が5日、日本でお披露目され、ロボットを委託生産した台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘董事長(会長)も祝福に駆けつけた。台湾で複数メディアが伝えている。

ソフトバンクの孫正義社長と流暢な会話や軽快な動きを披露した「ペッパー」は身長1メートル20センチ。6日より東京銀座の一部店舗でお目見えし、来年2月からは一般家庭向けに販売される。価格は19万8000円で、台湾では6万台湾元もかからないと報道されている。

発表会で孫社長は、鴻海を米アップル社のiPhoneやiPadなどを製造する世界最大の情報通信機器メーカーだと紹介。「ペッパー」がここまで安価に抑えられたのは台湾の鴻海のおかげで、生産技術とコスト管理に優れていると同社を称賛した。



祖母が「水道代がかかる」と10万元の価値があるアジアアロワナをせいろで蒸す

「おばあさんが『水道代がかさむから』と孫が飼っていたアジアアロワナを勝手にせいろで蒸してしまった・・・悲劇だ!」というタイトルのスレッドが、台湾のネット上で最近、話題になっている。蒸されて食卓に並べられたアジアアロワナの写真も添付され、多くのユーザーから「これは食べられない」「この蒸し魚料理、高いね」「アジアアロワナってごきぶりを食べるんじゃなかったっけ?」「おいしくなかったら、さらに悲劇」などの反響が寄せられている。

ところが、これとそっくりのエピソードが今年3月にも、中国本土の掲示板に登場していた。「節約に励む昆明のおばあさんが、孫が観賞魚を買うことに『水道代がかかる』と難色を示していた。それでも孫かわいさに我慢していたが、孫が不在の時についに手を下した」というもの。これを食べたおばあさんは「肉は少しかたいが、舌触りは良かった」と話していたという。

台湾の漁船、石垣島沖で拿捕 今年初めて

石垣島沖で5日、台湾のはえ縄漁船「昇福進26号」が越境操業の疑いで水産庁の漁業取締船によって拿捕されたが、船主が担保金400万円を払い、現行犯逮捕された船長の伍万彩さんらが6日に釈放された。

台湾漁船の拿捕は今年初めてで、「昇福進26号」が籍を置いている宜蘭県の漁協によると、石垣島から北西に約28カイリ(約52キロ)離れた海域で5日午後11時58分に拿捕され、漁船には船長のほか、4人のインドネシア人乗員も乗っていた。

船長は「流れた漁具を拾おうとした時に船の故障が重なって、日本の排他的経済水域(EEZ)に入ってしまった」と主張したが、認められなかったという。

爆弾女搭乗情報で警戒=中国発香港便

6日付の香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストなどによると、台湾の情報機関が香港の航空各社に対し、中国本土の女が爆弾を持って本土発香港行きの旅客機に乗る可能性があるとの情報を伝え、各社は警戒を強化した。台湾の空港警察筋が明らかにした。
 この女は6日か7日、香港キャセイ・パシフィック航空もしくは同社傘下のドラゴン航空の旅客機に搭乗するとの情報がある。
 キャセイ航空とドラゴン航空は「当局と緊密に協力している」と説明。香港航空も乗員と地上スタッフの全員に注意を促した。台湾の空港でも警備が強化されているという。
 香港警察スポークスマンは「今のところ、香港がテロの標的になっていることを示す具体的情報はない」としている。

台湾高速鉄道、土曜の早割切符発売 夏休みの増便計画も

台湾高速鉄道は6日、夏休みの需要増を見込んでの増便計画とともに、毎週土曜午前の便を対象とした早めの予約で割引となるいわゆる「早割切符」を発売すると発表した。

夏休みの増便実施期間は6月27日〜8月31日までで、期間中、下り3本に上り6本の週9本が増発され、予約受付は7日から。

土曜の早割切符は乗車日の28日前から8日前までに予約・購入した人が対象で適用列車は午前のラッシュアワー時に発車する上下各2本の計4本(下り08:36、08:54発、上り07:36、07:54発)に限って、運賃が1割引になる。

夏休みの本数増加後、毎週利用可能な「早割切符」の列車数は全体の85%を占める821本に達し、同社では利用客に「高鉄を利用して台湾を遊ぼう」と呼びかけている。

栃木女児殺害、「容疑者は台湾出身」報道に、「なんてやつだ!」「犯人に代わって謝罪したい」

台湾・蘋果日報は、栃木県今市市で2005年、当時7歳の小学生の女の子が連れ去られて殺害された事件について、逮捕された勝又拓哉容疑者が台湾出身だったと伝えた。台湾のネット上では衝撃と困惑が広がっている。


台湾・蘋果日報は、日本の栃木県今市市で2005年、当時7歳の小学生の女の子が連れ去られて殺害された事件について、逮捕された勝又拓哉容疑者(32)が台湾出身だったと伝えた。台湾のネット上では衝撃と困惑が広がっている。

報道では、勝又容疑者が3〜6歳のときに祖父母と現在の新北市に住んでいたことや、小学6年生のときに日本に移り住み2009年に日本国籍を取得したこと、日本語がうまく話せず、引きこもってパソコンに熱中していたことなどが伝えられている。

この事件に、台湾のネットユーザーは以下のようなコメントを残している。

「なんてやつだ!」
「こんなに小さい子を手に掛けるなんて!気持ちの悪いマザコン」
「台湾は日本人に謝罪しなければならない」
「私はこの畜生に代わって被害者の女の子とその家族に謝りたい」

「母親の責任は大きい」
「どうしてこんな事件ばかり。現代社会は一体どうしたのだろうか?」
「日本社会に適応できず、子どもの気持ちを察してやれなかったことが原因」

「子どもは夫婦やその両親がみんなで育てなければならないが、多すぎる意見は子どもを混乱させ、物事の判断がつかなくなる。教育は本当に難しい」
「両親の多すぎる愛は溺愛であり、束縛であり、放任。少なすぎる愛は、子どもが道を踏み外しやすい。両親はしっかりと子どもと向き合って、心の健康な子に育ててあげなければならない」

中国大陸寄贈のレッサーパンダが台湾入り 7月に公開予定

今年1月に日本の多摩動物園からやって来たオスのレッサーパンダ「ノン」に続いて、繁殖目的で台北市立動物園に贈られた中国大陸福建省・福州からのレッサーパンダ3頭が6日、台湾入りした。早ければ7月に一般公開の予定。

同動物園には現在多摩動物園と姫路動物園から贈られたレッサーパンダが計4頭(オスとメス2頭ずつ)いる。「ノン」を除いて多摩動物園から来たつがいの2頭は交配に成功して出産までこぎつけたこともあるが、赤ちゃんがすぐに死んでしまうなど繁殖で失敗が続いていた。

今回は台湾でのレッサーパンダの遺伝子資源バンクの強化のため、福州からのレッサーパンダ導入に至った。3頭はそれぞれオスの「歓歓」(7歳)とメスの「美可」(6歳)、同じくメスの「YY」(4歳)。メスの2頭はいずれも出産経験者で園では“新しい家族”の誕生に期待を寄せている。

レッサーパンダは絶滅の危機が懸念されており、現在、野生での生息数は5000頭以下と推定されている。

SL「貴婦人」、台湾で復活

 終戦前の日本で造られ、「貴婦人」とも呼ばれた台湾の蒸気機関車(SL)CT273が、30年の時を越えて復活した。台湾の国鉄に当たる台湾鉄路の現役技術者はSL技術を知らない世代がほとんど。引退した技術者の手を借り、3年余りかけて修復した。台湾中部・彰化で9日にあるイベントで客を乗せて走る。
 「シュー、シュー、という音がいいんだよ」。4日の試運転で、蒸気機関車に連結した客車に乗り込んでいた劉樹根さん(79)は目を細めた。18歳のときに台湾鉄路に入り、整備を担当。引退して20年になるが、その後も蒸気機関車の復活に関わってきた。




故宮初の分館で上棟式 アジア芸術交流の場に

国立故宮博物院(台北市)初の分館として嘉義県で建設中の故宮南院の上棟式が5日、行われた。同院の開館90周年に合わせ、2015年10月の完成、同年12月末のプレオープンを目指す。

式典で挨拶に立った呉敦義副総統は、「雲林・嘉義・台南平野の一大スポットになれば」と地域経済への波及効果に期待を寄せた。

故宮南院は、アジアの芸術文化を中心に扱う博物館として2013年2月に着工。開館後初の目玉イベントは2016年10月に予定されている「東京・九州国立博物館精品(名品)展」で、出品作品には国宝の周茂叔愛蓮図や観楓図屏風、千利休が茶の湯に使った道具が含まれるなど、日本美術の粋を楽めることからすでに大きな注目を集めている。










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