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黄熱病がアンゴラで流行、146人死亡 WHO

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世界保健機関(WHO)は18日、アフリカ南部アンゴラで昨年12月以降、黄熱病の感染が広がり、少なくとも146人の犠牲者が出ていると報告した。

WHOの感染症流行の専門家によると、大半の被害は同国の首都ルアンダで発生。今回の事態については「大規模な流行」と位置付けている。

黄熱の媒介源は2種類の蚊とされ、このうちの1種は南米諸国を現在襲うジカウイルス感染症(ジカ熱)とも関係がある。黄熱は、蚊が感染したサルを吸血し、その後、人間を吸血することで広まるとされる。

症状は発熱、筋肉痛、吐き気、嘔吐(おうと)や食欲不振など。マラリアや他の蚊が媒介する病気と間違えられる場合もある。

黄熱の少数の患者は24時間内により重くなった症状に再度襲われることがある。この場合の症状は、黄疸(おうだん)や目、鼻や口からの出血を伴う。この症状に陥った患者の少なくとも半数は10~14日間内に死亡するとも言われる。

黄熱の特効薬はないが、対症療法はある。



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