楽天市場、日本のスイーツを香港、台湾、シンガポールへ販売
楽天が日本郵便と日本航空が共同開発した海外宛て小口の冷蔵・冷凍配送サービス「クールEMS」を活用して、日本のスイーツを香港、台湾、シンガポールに向けて販売するサービスを17日より、始める。商品の引き受けから配達まで72時間から80時間程度。冷蔵タイプ0〜10℃、冷凍タイプ-15℃以下の温度帯での配送が可能だ。
楽天は、2008年から「楽天市場」の海外販売サービス「Rakuten Global Market」を開始。出店店舗約4万2,000店のうち、約1万店舗が海外向けに商品を販売できる体制を整え、これまでに世界200カ国以上へファッションやアクセサリー、玩具商品などを中心とした販売実績を持つ。
今年3月27日からは、同Global Marketの日本食品コーナー「美食日本」を常設化。世界各国へ日本食を販売するサービスの提供を始めていた。
HONHAIの郭台銘氏、シャープと中小型パネル提携交渉
電子機器受託生産大手、鴻海精密(HONHAI)の郭台銘・董事長は、海外メディアに対し、日本のシャープとの中小型パネル事業の提携実現に向けて、高橋興三・社長と1時間にわたり会談したことを明らかにした。モバイル端末好調で中小型パネル需要が高まっており、シャープとの提携を拡大したい方針だ。郭氏によると、会談はシャープと郭氏個人が出資する堺ディスプレイプロダクトの株主総会の後に行われた。
高品質の台湾産アップルマンゴー、対日輸出へ 準備着々
屏東県枋山郷で生産される愛文(アップル)マンゴーの日本上陸への準備が着々と整っている模様だ。13日付けの聯合報が伝えた。
関連業者によると、現在マンゴーの蒸熱処理が行われており、工場では日本の検疫官による検疫作業のほか、行政院農業委員会・農糧署も現場で残留農薬や糖度(12度以上)などについて検査を行い、合格率は97%だという。
今年日本に輸出されるマンゴーは8個、9個、10個、12個、14個、16個、18個入りの7種類(いずれも5キロ箱)があり、価格は1キロあたり110〜130台湾元(約370〜440円)と昨年を上回る。
病虫害や農薬、糖度検査などをクリアした安全で品質の優れた枋山マンゴーに続いて台南産愛文マンゴーの日本向け輸出も6月下旬から始まる予定。
朽ち果てた樹に命吹き込み 木彫りアート展開催
台湾中部・嘉義県の阿里山で国宝クラスや新鋭の木彫り作家、原住民(先住民)ツォウ族の木彫り師などが招かれて「阿里山木彫りアート創作イベント」が開催され、13日に表彰式が行われた。
木彫り師たちは全身全霊をこめて作品づくりに没頭。彫刻の構図を考えて木を裁断・彫刻、飾り彫りや防腐処理で作品を仕上げる。こうして山間部で強風になぎ倒された大木が見事な芸術作品として生まれ変わった。
審査の結果、ツォウ族の勇士を生き生きと表現した黄弘彦さんの作品「勇気」、阿里山の固有種など独特の生態を織り込んだ曽進財さんの「宝島奇山」の2点が最優秀作品に、地元名物の滝の景色を遠近法で表現して高い評価を得た呉瑞城さんの作品「雲潭瀑布」が佳作に選ばれた。
受賞作品は全部で9点。阿里山国家風景区管理処の触口観光センター2階で展示される。
台湾、8月に台風多発傾向 エルニーニョ現象で
中央気象局によると、東太平洋付近の赤道海域で海面水温が高くなる「エルニーニョ現象」の影響で、今年台風の発生場所は台湾から比較的遠くなるが、その勢力は強く8月に台湾に襲来する可能性が高く注意が必要だ。
また、6〜7月に中部と東部で雨が多くなる一方、秋には降水量が少なくなる傾向にあり、南部での干害発生が早まる恐れがあるとして同局では対応を急ぐよう呼びかけている。
13日午前に東沙島付近で発生した熱帯低気圧が台風に変わるかどうかは様子を見る必要があるが、この影響で今後1週間、台湾では大気が不安定となり、雷雨やにわか雨、さらには局地的大雨の可能性も指摘されている。
台北市長選、国民党重鎮の息子VS「政治素人」の構図か
11月29日に投開票される台北市長選挙は、連戦・国民党名誉主席の長男、勝文氏(44)と台湾大学付属病院の外科医、柯文哲氏(54)が対決する構図となりそうだ。
国民党は、今年4月時点ですでに連氏を公認候補に選出。一方の野党勢力は1998年以来4期16年ぶりの“政権奪還”を果たすべく候補の一本化を目指すも、民進党内の調整などに時間がかかり、関連の支持率調査が実施されたのは今月12日と国民党より2カ月も遅れた。
この調査で無所属の柯氏は民進党の姚文智立法委員(国会議員)を破り、同党は来週にも柯氏への支持を表明する可能性が浮上している。
陳水扁前総統の熱狂的支持者としても知られる柯氏。昨年9月に台北市長選への出馬が取り沙汰されて以来、その型破りな発言で物議を醸すこともあるが、「政治素人」ならではの率直さが、主要政党に失望した有権者には魅力的で、優位に立つと見られてきた連氏の有力な対抗馬として注目を集めている。
台湾でもサッカーW杯商戦が熱い! 人気商品に日本代表のユニホーム
FIFA(国際サッカー連盟)ランキングが世界176位と「サッカー不毛の地」のイメージが強い台湾だが、4年に1度の祭典、ワールドカップの開幕が近づくと、この競技への関心が高まり、関連商品の売り上げがグンと上がる。
スポーツ用品大手のアディダスによると、売れ筋商品は、13日開幕のブラジル大会に出場する各国代表チームのユニホームと公式試合球で、台湾のファンに特に人気のユニホームには強豪のアルゼンチンやドイツ、スペインのほか、日本のものも含まれているという。
草間彌生さんの観賞魚アート、農業バイオパークにお目見え
日本の前衛芸術家、草間彌生さんの観賞魚とカボチャをモチーフにしたアート作品が台湾南部の屏東農業生物科技園区(バイオテクノロジー・パーク)に登場。13日に同園区で除幕式が行われ、身近に芸術を楽しむことができることになった。
屏東農業生物科技園区は政府が推進する自由経済モデル区の1つで、世界で唯一農業・水産業に特化したサイエンスパーク。また、敷地内の亜太水族営運中心(オペレーション・センター)はアジア太平洋最大規模の水族研究センターで、これまでに発光魚やホタルエビなどを開発して特許を取得し、大きな付加価値を産み出してきた。
同園区では新しく建設される営運中心のビル落成を記念し、観賞魚をテーマとするパブリックアートの制作を草間さんに依頼。完成したモザイクアートの魚と大きなカボチャは農水産業の研究発展や従来型産業と先端テクノロジーの結びつきによる無限の可能性を意味するという。
台湾の農水産業分野の輸出のうち重要な部分を占める観賞魚の輸出は、検疫など通関手続きが亜太水族営運中心を通して行われており、同園区では将来、関連事業を更に成長させるべく、欧米・中国大陸への市場拡大、魚種の規制緩和、通関手続きのスピード化に取り組みたいとしている。
X JAPANのYOSHIKI、貧血に負けずライブ敢行
X JAPANのリーダー、YOSHIKIにとって初のソロワールドツアーで海外最終地点となる台北でのコンサートが13日夜「南港101」で行われ、観客1500人が集まった。台湾の複数メディアが伝えている。
YOSHIKIはこの日の朝、貧血で倒れ医者と話したが、ツアーは続行するとツイッター上で発言、ファンからは心配の声も。ツアー期間中はバナナで空腹を満たしてきたが、夜の公演に備えてこの日はホテルの部屋でしっかり食事を取ったという。
午後3時過ぎ、YOSHIKIはリハーサルのため会場入り。ライブが始まると過去に行われたコンサートの名場面が放映され、オープニングは7人の外国人女性のチェロ、バイオリン奏者による伴奏で「Forever Love」を熱唱。歌い終わると「お元気ですか。台湾に戻って来られてうれしい。愛してるよ」とファンに中国語で挨拶した。
ライブではクラシック風にアレンジした「Endless Rain」や「Without You」「Tears」など人気曲を歌った。話が他界したX JAPANのメンバー、HIDEのことに及ぶと声をつまらせる一幕も。観客らはYOSHIKIの歌と語り一つひとつに感動していた。
ワールドツアーでは各地で地元の名曲を取り上げるYOSHIKI。今回の公演では台湾語の歌、「雨夜花(ウーヤーホエ)」を披露し、会場から温かい拍手が沸き起こった。
元西武ミンチェ所属のラミゴ、7度目の半期優勝
台湾プロ野球のラミゴが13日、本拠地・桃園球場で行われた試合で中信兄弟を6−1で破り、2012年以来2年ぶりで、前身のラニュー時代(2004〜2010年)を含めると7度目の半期優勝を達成した。
ラミゴは2回に2点を先制すると、試合後半も6回に3点、7回に1点を追加しリードを広げた。中信兄弟は7回に1点を返したが反撃もここまで。
2011年、球団結成にともない台湾南部・高雄からの本拠地移転に踏み切ったラミゴ。2012年の台湾一、アジアシリーズ準優勝など球界を代表する強豪であるだけでなく、ファンサービスの充実化や地域密着への取り組みも高く評価されている。
今年は元西武のミンチェ(許銘傑)が入団し、37歳と“高齢”ながら4勝1ホールド(3敗)を記録、チームの前期優勝に貢献した。