台北・故宮博物院展が開幕
日本初となる台北・故宮博物院展(産経新聞社、フジテレビジョンなど主催)が24日、東京・上野の東京国立博物館で開幕した。海外初出品の清代玉器「翠玉(すいぎょく)白菜」(7月7日まで展示)をはじめ、中国歴代王朝が伝承した名宝186件が集まるとあって、終日大勢の観客で混雑した。
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午前6時半から並んだ仙台市の会社員女性(40)は「どうしても白菜を見たくて、会社を休みました。すごくきれいでした」と感激の様子。東京都世田谷区から来た吉川圭子さん(60)も「(翠玉白菜は)思っていたより大きく透明感があって色のバランスも良かった。石自体の美しさと細工に感心しました」と話していた。
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この日は台湾の台北駐日経済文化代表処の招待で、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の高校生約60人も同展を鑑賞した。9月15日まで。
外交部と駐日代表処が日本での故宮展に関して、日本側に抗議を表明
中華民国(台湾)の国立故宮博物院「神品至宝」特別展が日本でまもなく開幕することから、東京の主要観光スポットや主要駅に同展の宣伝ポスターを見ることができる。しかし、現地の状況によると、本特別展の一部の主催者が東京国立博物館と協力して製作した日本での宣伝物に、「国立故宮博物院」の正式名称が表記されていないものがあることがわかった。これに対して、わが国は日本側に厳正なる立場を表明すると共に、強い抗議の意を伝えた。
わが国の故宮文物の海外展示については、その前提として、先方の国家による法的保障がなければならず、尚且つ「国立故宮博物院」の正式名称を用いて展示しなければならない。日本の国会において、2011年3月に本案に関する法案が成立したことにより、わが国の文物の安全が確保されるところとなり、わが国はこれをきわめて評価した。国立故宮博物院と東京国立博物館が調印した契約では、全ての本案の宣伝物については、必ず「国立故宮博物院」の正式名称を使用するとしており、これについてわが国政府の立場は一貫してきわめて揺るぎないものである。日本の一部メディアが発行した宣伝物に「国立」の文字が記されていないことについて、外交部および台北駐日経済文化代表処はすでに日本側に対し厳正に交渉を行うと共に、抗議の意を表明しており、日本側が可及的速やかに前向きな対応をとることを要求している。国立故宮博物院からも双方の契約に基づき、東京国立博物館に対し、すべての宣伝物に「国立故宮博物院」の正式名称を用いることを引き続き要求している。
この度の「神品至宝」展は、わが国と日本との文化交流にとり、きわめて重要な活動である。この度の展覧会が順調に開催されるよう、わが国側は日本側に対し、日本時間の2014年6月21日夜12時(台湾時間夜11時)までに、必ず全ての宣伝物などに掲載される「国立故宮博物院」の表記を正式名称へと改めるよう厳正に要求した。仮に、前向きな対応がなく、十分な解決がなされない場合、わが国側は故宮が本来日本において予定していた全ての関連行事を取り消すものであり、周美青・総統夫人が日本を訪問し、同展の開幕式に出席することも取りやめる。
わが国と日本の二国間は、密接かつ友好的関係にある。近年、双方間の交流は活発であり、二国間の関係および国民間の交流が引き続き前に向かって邁進させるために、日本側がわが国側の立場を尊重し、本案を慎重に処理するよう願うものである。
【外交部 2014年6月20日】
日本での故宮博物院展、紆余曲折経て開催 院長が感無量の涙
国立故宮博物院(台北市)の収蔵品が24日から東京国立博物館で公開されている。23日に行われた特別展「台北 国立故宮博物院 ―神品至宝―」の開幕式では馮明珠院長が無事に開催できたことについて安堵の気持ちを述べた。
今回の展示を巡っては先週、一部のポスターやチケットなどに「国立」の2文字が冠されていないものが見つかり、故宮側は改善が見られなければ展覧会の実施を中止すると表明。その後東博側の尽力で問題となった広報物が差し替えられ、予定通りの開催にこぎつけた。
東博の銭谷真美館長は挨拶の中で一連の騒動を謝罪。馮院長は「友人関係で大切なのは誠実さとお互いを尊重し合うこと」とした上で「今回のできごとは非常に残念だった」と語りながらも、「東博は最後に誠意を見せてくれた」と日本側の姿勢を評価した。
また、開幕式後に台湾メディアのインタビューに応じた馮院長は「文物の梱包と輸送に大きなプレッシャーを感じた」と開催までの紆余曲折を振り返り、思わず感極まった場面も。一方、今回訪日を見送った周美青総統夫人について、日本側は九州国立博物館(福岡県)での公開時(10月7日〜11月30日)の来日を打診する考えのようだと語った。
東北被災地の生徒ら、台湾・故宮の名品「すごかった!」
国立故宮博物院(台北市)の日本特別展が24日、東京国立博物館で開幕し、台湾の国宝を目にした東日本大震災被災地の生徒らは「すごかったです」と興奮を隠せない様子だった。
「台北 国立故宮博物院 −神品至宝−」展は広報物の一部などに「国立」の表記が抜けているのが見つかり、直前になり展示中止の危機に見舞われるなど、一連の紆余曲折を経て日本での初公開にこぎつけた。展示品は東博と九州国立博物館(10月7日〜11月30日)合わせて、絵画や玉器、陶器など計231点に上る。
台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の招待を受けて参観に訪れた東北被災地の生徒らは「伝統的な中国と日本の書道の違いを見てみたい」と語ったり、白菜をかたどったヒスイの彫刻「翠玉白菜」に対して、「自然のものとは思えないほど色がきれいで、すごかったです」とあまりの精巧さに驚いたようだ。
東博での展示は9月15日まで。特に注目を集め、「門外不出」と銘打たれている「翠玉白菜」は7月7日までの出展。
台北故宮展のポスター問題、原因はどこにある?
台湾紙・中国時報は東京国立博物館で24日開幕する「故宮展」のポスターなどから正式名称にある「国立」の2文字が削除された問題の原因を分析した。
「故宮展」ポスター問題が起きた原因はどこにあったのか。台湾当局関係者が訪日して会議に参加した時、街角のポスターに「国立」の文字がないことを確認。17日になってやっと故宮の馮明珠(フォン・ミンジュウ)院長が東京国立博物館に強く抗議する事態となった。
原因の一つは故宮自身にある。国宝が日本へ行くのだから、故宮が主体となって再確認すべきだった。また、今回の交渉窓口は東京国立博物館と故宮で、台湾外交部は関与に消極的だった。故宮は東京に代表を置いておらず、駐日代表処の文化チームの3人はいずれも文化部からの派遣だ。問題が発生しても外交部は傍観するだけ。日本側は中台関係にかかわる問題でもあるため、外務省がバックアップした。
故宮は手柄を狙い、外交部は傍観するのみ。本来なら素晴らしい出来事が思わぬ波紋を呼び、双方とも責められる事態となった。
鴻海精密が中国で10万人超採用へ、新型iPhone生産
台湾紙の経済日報は23日、電子機器受託製造(EMS)大手の鴻海精密工業<2317.TW>が、今秋に発売されるとみられるアップル<AAPL.O>の新型「iPhone(アイフォーン)」の生産に向け、中国本土で10万人超を採用する方針と伝えた。鴻海が中国本土で一度に行う採用としては、最大規模という。
鴻海とともに和碩聯合科技(ペガトロン)<4938.TW>も中国本土の工場の要員を30%増強する予定。経済日報は、新型「iPhone」の70%を鴻海が、残り30%はペガトロンが生産する見通しとしている。 鴻海は報道についてコメントを控えた。ペガトロンのコメントは得られていない。
朱・新北市長が再出馬表明、16年総統選出馬せず
新北市の朱立倫・市長は24日、11月末に実施が予定される同市長選に再出馬する意向を示した。これまで再出馬の意向を明かさず、2016年に行われる総統選に出馬する可能性も指摘されていた。朱氏は「今後4年間も市長の仕事をやり遂げる」と述べた。台北市長選に国民党公認候補として出馬する連勝文氏は「勇気づけられる思いだ」と語った。
台湾・台南でマンゴー祭り 地元ホテルなどが創作グルメを提供
第2回台南国際マンゴーフェスティバルが今月28日から7月9日まで走馬瀬農場(台南市大内区)で開催されるのに合わせ、台南の複数のホテルなどがマンゴーを使った創作グルメを提供する。
台南の山間部では毎年6月末からがマンゴーの収穫シーズン。フェスティバルではマンゴーを使ったデザート作り体験や、マンゴーケーキのデコレーションコンテストなどのイベントが開催される。
マンゴーを使った創作グルメには、マンゴーの手巻き寿司やマンゴーとエビのロール揚げ、マンゴーと鶏肉の炒め物、マンゴーカレーチャーハンなどがあり、一風変わった料理を存分に楽しむことが可能。
同市観光旅遊局は複数の行楽地の入場券がセットになったお得な切符を販売したり、旅行プランを紹介しており、この機会においしいマンゴーを味わってほしいとアピールしている。
航空機に危険物を持ち込もうとした日本人が逆上 女性職員けが
台湾桃園国際空港で20日、手荷物検査を受けた日本人の男が、航空機内に規定を超えた数のライターを持ち込もうとしたことを指摘されて逆上し、女性職員を負傷させる事件があった。
航空警察局によると、男は桃園空港から東京へ向かおうとした日本人乗客。X線検査でこの男の機内持ち込み手荷物にライターが2つ入っているのが見つかり、女性職員が荷物の中を確認しようとしたところ、突然財布を投げつけられ、指にけがをしたという。
男はその後取り調べを受け、傷害と公務執行妨害の容疑ですでに送検されている。
台湾では喫煙用ライターは身につけて携帯・携行する場合に限り、1つの機内持ち込みを認めているが、機内持ち込み手荷物や受託手荷物に入れて運搬することは認められていない。
台鉄・東部幹線でプユマ号28日から運行 乗務員は外国語も必須
台湾鉄路の東部幹線では6月28日、花蓮−台東間の電化区間を日本から新規導入した特急プユマ号が初の営業運転を行い、東部を疾走する。これにともない、台鉄では乗務員を新たに20名募集するが、今回は特に海外からの観光客増加を見込んで日本語や英語などの語学力を要求するという。
台鉄では花蓮から台東までの電化工事を4年間がかりで進め、今年4月中旬より軌道検査や試験走行などを集中的に行った。この結果、先週20日には英国の審査機関により高い安全性であるとの評価を受けた。今週末28日には予定通りプユマ号の電化区間での初の営業運転が行われ、出発式が催される。その後は29日、30日の公益団体の乗車招待イベント、7月1日〜15日の先行運転と続く。この台東線の電化とプユマ号の運行開始で、これまでの片道最速4時間半が3時間半に短縮される。
さらに、今後は主力のプユマ号などに乗務する20名が新たに募集される。台鉄では、景勝地の集中する東部には海外からの観光客も多く、英語や日本語の最低限の語学力を求めたいとしており、23日の記者会見では新人乗務員の洪聖恩さんや柯欣?さんなどが姿を見せ、その仕事ぶりについて語った。
去年11月に乗務員になったばかりの洪さんは大学の東アジア語学部卒業で、ベトナム語に精通し、英語もTOEICで655点。海外からの旅行者に積極的に商品を紹介して評判だ。また、春節ラッシュに心筋梗塞で倒れたお年寄りのケアをしたり、赤ちゃんのミルクを溶かすお湯がなく困っている男性客のため、車上から連絡して次の停車駅のスタッフにお湯を運んできてもらったことが印象に残っているという。
応用外国語学科卒業の柯さんもその熱心なサービスぶりにはファンが多い。列車を乗り間違えて家族と離れ離れになって困っていたマレーシア人旅行者の手助けをしたが、その後もインターネットで国を越えて個人的に連絡を取り合っているという。柯さんは何よりも乗客の笑顔がやりがいにつながっていると話していた。
タケノコ祭り開催 渓流浄化で自然環境豊かに
台北市南港区の四分渓で4年にわたって行われてきた河川保護の“封渓護魚”政策で水質が向上した結果、周辺地域で品質の良いタケノコが取れるようになり、22日現地でタケノコイベントの「2014南港緑竹筍(緑竹たけのこ)カーニバル」が開催された。
四分渓は台北市で4年前、初めて水質・生物の保護“封渓護魚”が行われた河川。市政府と地元住民の努力でかつての生命力を取り戻し、生態系の豊かな澄みきって清らかな渓流となり、一枝花(タイワンアカハラ)など水質が極めて良好でなければ生息できない魚が姿を見せるようになった。
一方、柔らかくて口当たりが良く、和え物にもよくおかゆにも合うという南港名物、緑竹筍が育っている。
これを受け、台北市政府環境保護局と南港区では22日午前、市内の公園で「2014南港・緑竹筍カーニバル」を開催。会場ではタケノコの掘り方や選び方についての講義や、中華科技大学の学生によるタケノコ料理の実演が行われ、タケノコにカニとチーズを加えて作った創作料理の“白玉筍”などが市民に振る舞われた。
和服姿のおばあちゃんたち、「東京音頭」を披露
嘉義市地元の年長者を対象とするシニア・スクール、「長青学苑」で20日、2013年度の修了式が行われ、日本語教室で勉強している平均70歳の女性たちが着物姿で「東京音頭」を披露した。
終了式の成果発表ではまず、グループ「呷百二(チアッパージー)」が寸劇を通して高齢者の薬の服用についての注意事項を呼びかけたほか、中国民族楽器クラス、歌唱クラス、エアロビクスクラス、社交ダンスクラスなどによる出し物が次々に行われた。
極めつけは日本語教室による「東京音頭」。和服姿で登場したおばあちゃんたちが見せる素敵な踊りに満場の喝采が起こった。
このクラスの級長で77歳の頼蕭如さんは、今回のパフォーマンスは“おばあちゃんたちの初体験”だったといい、衣装も道具も全て自分たちで準備し、踊りの稽古や日本語の勉強のおかげで、皆ずっと元気で若返ったようだと語った。
この日の修了式に出席した来賓の1人、李錫津・嘉義市副市長は、年長者が生涯学習や運動、知的活動などを通じて活力と創造力にあふれ、生き生きと過ごすことで、嘉義市が高齢者に優しい町になればと希望を述べた。
大自然に触れる夏 台湾・桃園県で観光イベント 28日から
桃園県は28日から7月13日までの期間、台湾北部を東西に結ぶ北部横貫公路(北横)の沿道にある、天鵝湖歩道、水シュウ古道、巴陵古道など、新たに再整備された自然歩道で、観光イベントを行う。イベントでは、大道芸人や原住民(先住民)によるパフォーマンスや楽器の演奏などが披露されるほか、フクロウの夜間鑑賞会や各自然歩道を利用したオリエンテーリングも開催される。(シュウ=土へんに川)
今回イベントの舞台として選ばれた3つの自然歩道では、自然や豊かな生態系に触れられる。天鵝湖歩道では昼は白鳥、夜にはフクロウの観賞ができ、水セン古道では同地の水にまつわる歴史やタイヤル族の狩猟の知恵を知ることができるほか、巴陵古道では蝶館を筆頭に、甲虫館、広葉樹林館、地質館などを訪問可能。
呉志揚・桃園県長はイベントの開催に先立ち23日、「夏休みにはぜひ、桃園県北横沿道の景勝地を訪れてほしい」とアピールをおこなった。
シャープ幹部、鴻海出資再協議の「申し出はない」
シャープは25日、大阪市内で開いた定時株主総会で、台湾の電子機器受託製造(EMS)大手、鴻海精密工業<2317.TW>によるシャープ本体への出資の可能性について、現時点で鴻海側から再協議の申し出はないと表明した。
シャープは2012年3月に鴻海と資本業務提携契約を締結。その後、シャープの株価が急落したことや、台湾当局の認可が下りなかったことなどを背景に、協議はいったん打ち切りとなった。
大西副社長は「契約そのものは3年で自動更新」となっているため、「元の契約の(シャープ1株の取得価格)550円ということであれば、もう一度協議ということはあり得る」と、12年当時の条件で鴻海側の申し出があれば協議再開の可能性もあるとの認識を示す一方、「今のところ(鴻海からの)申し出はない」と述べた。
株主総会では冒頭、シャープが今年度、3期連続の無配予想を立てたことについて、高橋興三社長が株主に陳謝したうえで、早期復配を実現するために「再生に向けてまい進する」と述べた。株主からは、無配予想への不満の声が上がったほか、技術流出の対策などについて質問が出た。同社は中国におけるスマートフォン(スマホ)市場の拡大を追い風に、中小型液晶の出荷増を見込み、15年3月期は連結当期純利益が前年比2.5倍の300億円になる見通し。2期連続の最終黒字を目指す。 ただ 同社の2014年3月末の自己資本比率は8.9%。昨年の公募増資で、同比率は13年9月末の6.4%から13年12月末に13.1%と回復したものの、期末の年金積み立て不足の計上により、再び10%を下回っている。
世界最大規模のクルーズ客船会社、台湾・澎湖に埠頭建設へ
世界最大規模のクルーズ客船会社「ロイヤル・カリビアン・インターナショナル」は16日、「台湾港務公司」と提携意向書を取り交わした。共同投資額は10億台湾元(約34億円)で、澎湖諸島に世界最大の客船が停泊できる埠頭を建設する。
葉匡時交通部長によれば、正式契約は12月に結ばれ、2016年4月に完成を予定しているとのこと。また、ロイヤル・カリビアン社は建設する埠頭を1カ所から2カ所に増やすことも検討中で、将来は投資金額を20〜30億元(約68〜102億円)に増加する可能性もあると述べた。また、澎湖に大型の客船が停泊するのに合わせて、同地でリゾート開発を行う計画もあるという。
埠頭建設の出資比率は台湾港務公司が49%。ロイヤル・カリビアン社は51%で、同社にとってアジアで初めての投資案件になる。
台湾港務公司は、今回の計画が澎湖に直接、観光収益をもたらすだけでなく、台湾本島各地へ寄港する客船の増加にもつながり、将来は澎湖、台中、高雄、基隆および花蓮を結ぶ航路が人気を呼んで、“東洋のカリブ海”になればと期待を寄せている。
高雄発の交通ICカード発行量増加 日本での提携拡大も視野
高雄メトロ(MRT)の乗車などに使える交通ICカード「iPASS」(一カー通)を発行・運営している「一カー通票証公司」は22日、毎月の新規発行枚数が約10万枚に達していることを明らかにした。(カー=上の下にト)
「iPASS」は本来高雄メトロが発行・運営していた交通ICカードで、2008年3月から利用が開始された。今年初めに経営独立し、その際の総発行枚数は380万枚だったが現在は450万枚と、発行量は順調に増加している。
一部の路線バスや高速バス、台湾鉄路の乗車、フェリーの乗船、提携映画館、駐車料金の支払いなどで利用できるほか、サークルK(OK)や台中以南のファミリーマート(全家)での決済も可能。
台湾だけでなく、日本の決済代行サービスを手がけるアクアソリューションズ(東京都港区)との協力関係を通じて、JR東日本の「スイカ」やJR西日本の「イコカ」との相互利用も検討しているという。
中国の閣僚級高官が台湾を初訪問、25日から
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140625-00000038-biz_reut-nb
中国で対台湾政策を担当する張志軍・国務院台湾事務弁公室(国台弁)主任は25日から台湾を訪問する。国台弁主任が台湾を訪れるのは初。
台北では、大陸委員会の王主任委員と会談するが、馬英九総統との会談は予定されていない。そのほか、独立派野党の幹部と会う見通し。
張志軍主任は今回、サービス貿易協定の恩恵を受けることの少ない地方都市を中心に訪問、協定への反発緩和に努める。中国と台湾は既に協定に調印したが、台湾では学生らが強硬に反対、批准が遅れている。
鴻海、7月から台湾投資拡大へ
EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手、鴻海精密工業の郭台銘董事長は23日、台湾での投資規模を7月から大幅に拡大すると明らかにした。ただ投資の詳細については明らかにしておらず、きょう25日に開催予定の株主総会での発言に注目が集まりそうだ。
経済日報などが伝えた。郭董事長は23日、商売の神として知られる関羽の神像を鴻海本社(新北市土城区)に迎え入れる儀式に参加。その際に記者団に対し「株主総会の開催後、相次ぎ投資の規模を拡大する。うち台湾での投資については、早ければ7月にも始動する」などと述べた。
鴻海は台湾で現在、▽第4世代移動通信システム(4G)サービスの準備▽下半期に開業予定の大型商業施設「台北秋葉原」の建設▽新竹市での有機EL(OLED)パネルや精密医療機材などの研究開発▽ソフトバンク子会社と開発したロボット「ペッパー」の製造▽高雄軟体科技園区(ソフトウエア・サイエンス・パーク)でのクラウド研究開発センターの設立――などを進めている。経済日報によると業界関係者は、鴻海の今年の台湾での投資額が300億台湾元(約1,020億円)以上になると見込んでいる。
台湾・故宮博物院日本展 開場前から参観希望者が長蛇の列
国立故宮博物院(台北市)の収蔵品が日本で初めて展示される特別展「台北 国立故宮博物院 ―神品至宝―」が24日午後から一般公開された。時おり雨が降る悪天候の中、会場となった東京国立博物館には開場前から多くの参観希望者が詰め掛け、長蛇の列ができた。
23日には故宮の馮明珠院長や東博の銭谷真美館長などが参加した開会式が実施されたほか、内覧会も行われ、大勢のメディアや招待客が中国美術の粋を集めた故宮の収蔵品に見入った。
東京での展示はきょうから9月15日まで。目玉とされる「翠玉白菜」が7月7日までの期間限定で展示されるなど、貴重な作品186点が公開されている。
なお、東博は特別展のチケットで「国立」の表記がないものについて、入場の際に新しいものと交換した上で使用可能としている。
台湾系LCCのVエア、就航に先駆けオリジナルグッズ発売
トランスアジア(復興)航空傘下の格安航空会社(LCC)として設立され、今年の第4四半期に就航を目指すVエア(威航)が24日、インターネットショッピングサイトでオリジナルグッズの販売を開始した。
Vエアは北東アジアや東南アジア路線の運航を予定しており、今年3月にはタイワンツキノワグマ(台湾黒熊)をモチーフにしたロゴマークが発表されていた。グッズの販売は、会員制交流サイトに寄せられた意見をもとに実現したもの。
ショッピングサイトの「PCホーム」上に開設されたオンラインショップ「Vエア 威熊小舗」ではパスポートケースやバッゲージタグ、マグカップ、Tシャツ、Vエア塗装のエアバスA321の模型など8点を販売している。
また、先着500人の購入者には機内で使用できる100台湾元(約340円)分の割引券が贈られるという。
“舌で味わう故宮”「国宝の宴」がメディアに公開
国立故宮博物院(台北市)内にあるレストラン「故宮晶華」が、東京のザ・キャピトルホテル東急内の中華料理レストラン「星ヶ岡」で提供する特別ディナー「国宝の宴」の記者発表会が24日、行われた。
これは東京国立博物館で同日から開催されている特別展「台北 国立故宮博物院 −神品至宝−」に合わせたコラボレーション企画で、国宝の宴は「翠玉白菜」「肉形石」「弦紋鼎」など、故宮の国宝級所蔵品を料理でそっくりに再現したもの。
発表会には、沈斯淳駐日代表(大使に相当)と故宮の馮明珠院長も出席。馮院長は国宝の宴を紹介し、特別展で翠玉白菜を目で楽しんだ後、舌で味わうこともできると述べた。
また同レストランは、2012年の台北の牛肉麺コンクールで高い評価を獲得したシェフがつくる「グランプリ牛肉麺」もランチとして提供する。国宝の宴の提供期間は24日から28日まで、グランプリ牛肉麺の提供は25日から28日まで。
ニューヨーク・アジア映画祭、台湾からは「KANO」など4作品入選
今月下旬からニューヨークで開催される「ニューヨーク・アジア映画祭」に台湾の人気野球映画「KANO」を含む4作品が公式招待された。
同イベントはアジア作品を上映する北米有数の映画祭で今年13回目。台湾、日本、中国大陸、韓国、オーストラリアなどから60本の作品が集まり、6月27日から7月14日まで開催される。
「KANO」は日本統治時代、台湾の球児が甲子園で準優勝した実話を映画化したもので、今年2月末の公開後、3億台湾元(約10億2000万円)を超える興行収入を記録した馬志翔(ウミン・ボヤ)監督のヒット作。3月には第9回大阪アジアン映画祭でも「観客賞」を受賞している。
「KANO」のほかに、昨年の東京国際映画祭で上映された陳玉勲(チェン・ユーシュン)監督の作品、「総舗師 − メインシェフへの道」なども紹介される。
フェイルンハイのアーロン、藤井リナと新曲MVで共演
アイドルグループ、フェイルンハイ(飛輪海)のアーロン・イェン(炎亜綸)の新曲、「一刀不剪」(ノーカット)のミュージックビデオが公開された。映像は日本で撮影され、モデルの藤井リナと共演を果たしている。
「一刀不剪」は27日にソロ名義でリリースされるミニアルバム「CUT」の収録曲。アーロンはヒップホップ系ファッションに身を包み、初のラップに挑戦。時間を見つけては1人で何度も練習を繰り返したと笑う。日本では言葉の壁を越え、現地のスタッフとあうんの呼吸で撮影が進められた。
また、アーロンと藤井は初対面だったが、どちらも犬を飼っていることがきっかけとなり意気投合。映像の中には池のコイと“共演”するシーンがあるが、実際の撮影ではなかなか思い通りにいかずに悪戦苦闘したという。
アーロンは「僕のことをバラード歌手だと思っている人もいるかもしれないですが」と前置きした上で、新曲を通じて新しいことに挑戦し、みんなに本当の自分を分ってもらいたいとアピールしている。
台湾の不動産仲介大手、東京支店開設
台湾の不動産仲介大手、台湾房屋は24日、東京支店(東京都港区)を開設したと発表した。2020年の東京五輪開催決定で日本の不動産への台湾からの投資が増えていることから拠点開設を決めた。台湾房屋は台湾で550店舗を展開し、米国やカナダ、マレーシアにも支店がある。都内で会見した台湾房屋の彭培業・首席総経理は「五輪開催もあり、世界各国が日本への投資を積極化させていくだろう」と述べた。
男性の悩み相談電話、利用者増加 年間2万人
衛生福利部心理及び口腔健康局は23日、同部が設置している男性向け悩み相談電話の利用状況を発表した。利用者は年間約2万人、婚姻、感情、法律関係の悩みが寄せられているという。
この電話窓口は2004年に開設され、これまでに16万5000人の悩みを受け付けてきた。当初は年間約1000人だった相談者が最近3年間は約2万人で推移。担当者は近年の社会の変化で、以前は自分のことを語りたがらなかった男性が電話をかけてくるようになったと話す。
家庭内暴力の加害者の約8割が男性だとする統計もあり、婚姻や家庭問題に対して、どう向き合うべきか分からないと話す相談者が多くなっているという。
相談は年中無休で毎日受け付けており、衛生福利部などでは問題が深刻になる前に窓口を利用してほしいと呼びかけている。
高校卒業生が「素晴らしい運転手さんとの出逢い」で県営バスに感謝の手紙
6月の卒業式シーズンが終わったばかりの台湾で、中南部・嘉義商業高校の卒業生から嘉義県公車処(県営バス部門)に対し、高校生活の3年間に出会った素晴らしい運転手さんたちに感謝を表したいとする手紙が寄せられた。
冒頭で「未払いの運賃があってそれをお返ししようという手紙ではありませんが」とユーモラスな断り書きで始まる手紙では、バス運転手の名前を数人挙げ、称賛の言葉が書き綴られている。
その一人は毎朝毎夕、乗客に「おはようございます」「さようなら」と声をかける李和達さん。時には車内で人生について語ることも。李さんからは大きな啓発を受けたと生徒たちには評判の運転手さんだ。
もう一人は王俊雄さん。ある時、マナーの悪い乗客が車内で飲み物をこぼした上に、ふざけながら下車した。これを見た他の乗客たちは、降りるまでは飲み物でベタついた床を我慢して乗っているしかないと覚悟した。その矢先、王さんはバスをいったん止め、床をきちんと掃除した。生徒らは運転手さんの行動に大変感心したという。
公車処では、この手紙からうかがえるように、多くの生徒たちにとって通学で利用するバスが高校3年間で重要な存在となっているとし、将来、またバスに乗った時には自分の青春時代を思い出してほしいとした。
同処では態度の面で不足な点のある運転手も一部おり、改善に努めていくが、大部分の運転手は日々より良いサービスに努めており、市民の支持が得られればと話している。
「不法投棄許しません!」通報者などに最高13万円相当の賞品
行政院環境保護署は20日から10月31日までの期間、インターネット上で不法投棄の通報などを行った一般市民に最高4万台湾元(約13万6000円)分の商品券や賞品が贈られるキャンペーンを実施している。
このキャンペーンは市民ボランティアなどの力を、地域の不法投棄の状況改善に役立ててもらうことを目的としたもの。同署が運営するホームページ「エコライフ」上で、発見した不法投棄の通報や清掃報告などをすると、それに応じてポイントが加算される仕組み。
ポイントが多かった個人と団体に対しては1組に署長賞、7組に達人賞が贈られ、それぞれ4万元(約13万6000円)分、1万元(約3万4000円)分の商品券や商品などを獲得できる。また、期間中に不法投棄の通報や清掃活動を5件報告するごとにタブレット端末などが当たる抽選にも参加できる。
そのほかにも、同署が通報などのために提供している携帯アプリのダウンロードが8000回を超えた場合には、抽選で3組に対して1万元(約3万4000円)の商品券や同額の賞品が贈られるという。
台北の中国人観光客 あまりにうるさくて日本人観光客が激減
「ひまわり学生運動」と称された学生による国会占拠に続き、反原発デモなど社会が騒然としてきた台湾。野党・民進党は新しい党首を選んで、早くも再来年の総統選挙に向け動き始めた。この激動のきっかけは馬英九・政権の親中国政策だった。日米という古くからの盟友と”新しい友人”を天秤にかける馬政権の姿勢は国民の間に大きな路線対立を引き起こした。台湾の現状をジャーナリスト・相馬勝氏が現地からリポートする。
* * *
「ダン、ダン、ダン!」
ホールに響き渡る巨大な打撃音に、一瞬、人々の間に緊張が走り、喧噪がウソのように引いて沈黙が場を包む。
台北市の中心部にある中正紀念堂。巨大な堂内に鎮座する蒋介石総統の座像を守る儀仗兵の1人が、右手に持っていた剣付き銃の銃床を床に叩き付けた。
紀念堂の儀仗兵は、普段はまるで蝋人形のように微動だにしないことで有名だ。兵士が汗をかけば傍らの衛兵がハンカチで拭い、軍装の乱れを直すなどの世話をする。
しかし、彼らはただのパフォーマーではない。建国の英雄を守る任務を負うれっきとした兵士だ。大きな衝撃音を立てたのは、不届き者に警告を与えるためである。5月の平日だったこの日、紀念堂は中国大陸からの観光客でごった返し、カメラを手にした一団は、像の前に張られたロープから大きく乗り出して大騒ぎしていた。しかも、「蒋介石は毛沢東主席に負けて台湾に逃げてきたのだ」などと儀仗兵の神経を逆なでする解説をする者もいた。
台湾人兵士にとって中正紀念堂は神聖な場所だ。陸海空軍から選りすぐられたエリートである儀仗兵にとって、神聖な場所が冒され、蒋介石が侮辱されれば、十分に警告を与える理由になるのである。しばらく見ていると、中国人観光客の不埒な行為は1回で終わらず、わずか30分ほどの間に儀仗兵は5回も銃を床に打ち付けた。
最近、台北市内の観光名所は例外なく中国人観光客であふれ返っている。市郊外の故宮博物院はルール無用の中国人観光客が大声で闊歩し、「あまりのうるささに日本人観光客が激減した」と地元の日系企業関係者はため息をつく。有名な彫刻「翠玉白菜」の展示室の前には100mを超える行列ができ、中国人以外の観光客は何時間もうんざりしながら並び続けていた。
市中心部の長春路の一角は市内で観光バスが停車できる貴重な場所だが、中国人観光客がタバコの吸い殻や食べ物、ペットボトルなどを投げ捨て、ところ構わず痰や唾を吐くことから、なんと近隣マンション価格が暴落してしまったというから驚きだ。
台湾・故宮日本展の名称表記問題 東博館長が謝罪
一部メディアが製作したポスターやチケットなどに「国立」の表記がなかったことを巡り、24日からの開催が危ぶまれていた東京国立博物館の特別展「台北国立故宮博物院−神品至宝−」の開幕式が23日、東京で行われ、東博の銭谷真美館長が一連の騒動を謝罪した。
銭谷館長は特別展の広報物の一部で「国立」の二文字が抜けていた問題について台湾の人々に謝罪。故宮の収蔵品が広く日本に紹介できることは本当に喜ばしいことだと強調した。
国立故宮博物院(台北市)の馮明珠院長は挨拶の中で、これで台湾の人々の日本に対する信頼と好感が回復できるのではないかと東博側の対応と銭谷館長の謝罪を受け入れる考えを示した。
また、本来は開幕式への参加が予定されていた周美青総統夫人が訪日を見合わせたことについて、日華議員懇談会の平沼赳夫会長は「ぜひお越しいただきたい」と呼びかけた。
故宮の特別展は東京国立博物館では予定通り6月24日から9月15日まで行われ、そのうち今回の目玉とされている「翠玉白菜」は6月24日から7月7日まで展示される。
台湾男子が切腹!?で命がけの愛の告白・・のつもりが彼女に会えず倒れる
台湾・東森新聞網の報道によると、台北市に住む無職の男性(40)が最近、一方的に好意を寄せる女性に自分の気持ちを受け入れてもらうため、「命がけの愛の告白」をしようと割れた酒の瓶で“切腹”し、意識不明の重体となる騒ぎがあった。中国新聞網が24日伝えた。
報道によれば、男性は23日、女性を無理やりデートに誘い出したがケンカになり、女性は男性を置いて立ち去った。男性はその後、自宅近くで“切腹”し、腹部の傷口を押さえながら女性の家までタクシーで40分もの道のりを移動。その間、運転手は男性が胃腸炎かなにかで苦しんでいるものと勘違いし、「病院に行かなくていいんですか?」などと声をかけていた。
男性はなんとか女性の家にたどり着いたものの、女性はおらず、家族がドアを開けるとソファに倒れ込んだ。男性は救急車で病院に運ばれたが、今も危険な状態だという。
この騒ぎを後で聞いた女性は「ただの友達なのに、なぜそんなことをするのか」と冷静にコメント。一方、男性を乗せたタクシーの運転手は非常に驚いた様子で、「腸など置き忘れていないか?」と、何度も車内を確認していた。
新宿が人気、台湾発「日本投資熱」の実態
台湾人の日本不動産購入ブームはとどまるところを知らないようだ――。台湾で550店舗を展開する大手不動産会社、台湾房屋が6月24日、日本で初めての拠点となる東京支店を開設。台湾の富裕層などに対し、マンションなど日本の不動産物件の仲介を本格的に始めた。
同日、都内ホテルで記者会見した彭培業CEOは「台湾人にとって、東京は安全性や利便性の面で非常に魅力的。日本での取扱高は年間50億台湾ドル(約170億円)を予定している」と、日本不動産ブームを背景に意気込みを見せた。
■ 日本ブームの3つの理由
台湾で日本の不動産購入がブームになっている理由は3つ。アベノミクスによる円安で実質的な購入価格が値下がりしたこと、それに2020年の東京五輪開催が決定したことで賃料や不動産価格の上昇が期待できると考えていることだ。
さらに、“バブル”と形容されるほど台湾の不動産価格は高騰しており、「台湾の不動産物件の利回りは平均2%程度だが、日本では4%もある」(彭CEO)。日本の不動産は相対的に割安感が強いようだ。
物件選びでは、東京・新宿周辺の人気が高いという。駅やショッピングセンターが近いなどといった利便性を重視する傾向があり、希望購入価格は4500万円程度が平均的。今後は東京以外の物件に対する需要を取り込むため、年内に大阪支店の開設を検討している。
すでに日本に進出済みの台湾大手不動産は実績を上げている。5年前に進出した信義房屋の日本法人は、首都圏の高級マンションの仲介を中心に、2013年の成約額が前年の約4倍となる100億台湾ドル(約340億円)に達した。
また、大手財閥、新光グループ傘下の新光国際開発は、不動産情報サービスのアットホームと提携し、自社のホームページから日本の不動産を検索できるサービスを実施している。このように、台湾の人々にとって、日本の不動産はますます身近な存在になっている。
台湾房屋が実施した投資家へのアンケートでは、34%が日本に投資したいと考えていたという。世界中に投資をする富裕層にとって、日本の不動産購入はリスク分散の意味もあるが、「台湾人は高齢者を中心に日本には好印象を持っている。文化も似ており、日帰りができるほど距離が近い」(台湾房屋の周鶴鳴総経理)と、特別な思い入れもあるようだ。
■ アベノミクスの援軍か
この日の記者会見の後、台湾房屋は日本、台湾の国会議員らを招いた「お披露目パーティー」も開催した。自民党の浜田靖一衆院議員は「台湾からの投資は大変歓迎する」とあいさつし、アベノミクス成功に向けた海外マネーの新たな援軍に期待を寄せた。
日本の不動産に対する“熱視線”は当面、続きそう。国内マンション市場では人件費や用地価格の高騰で新築物件の供給が減少しており、比較的高い利回りが期待できる物件は海外マネーを巻き込む形で、争奪戦が過熱する可能性がありそうだ。