日本政府が外交文書86冊を一般公開、尖閣めぐる交渉など明らかに
BBC中国語版サイトは記事「日本政府が外交文書を一般公開、尖閣諸島関連交渉の内幕明かす」を掲載した。
日本外務省は24日、1960年代から70年代にかけての外交文書86冊を公開した。中国の国連代表権問題や尖閣諸島をめぐる台湾との交渉などが含まれている。
中国、台湾関連で注目されるのが1964年1月の大平正芳外相と米国務長官の会談だ。大平外相は、最も嫌いな共産主義国は旧ソ連だが中国はそれほどイヤではない、日米は将来的に共産党政権を承認しなければならなくなるだろうと発言していた。この発言から8年後の1972年に日中国交正常化が実現することになる。
また、尖閣諸島問題では1970年代初頭、日本は台湾側に日本人を挑発しないよう要求していた。その際のカードとして持ち出されたのが国連代表権問題。中華民国(台湾)と中華人民共和国(中国本土)のどちらが代表権を持つかという争いで日本側は台湾を支援すると約束した。台湾側も日本の支持に感謝し、尖閣問題をなるべく沈静化させると答えている。
ふなっしーとショウ・ルオ ハイテンションで台湾観光PR
船橋市の非公認キャラクター、ふなっしーと歌手のショウ・ルオ(羅志祥)が26日、台北市内で台湾観光をPRするイベントに参加し、日本や香港・マカオ、カナダ、台湾各地から駆けつけたファン約1000人に対し、トークやゲームを交えて台湾の魅力をアピールした。
このイベントは観光局が外国人観光客誘致のために開催した「Showとぶらりな散歩in Taipei」の中で行ったもの。ショウは昨年から同局のイメージキャラクターを務めており、日本からも約400人のファンが詰め掛けた。
スペシャルゲストとして登場し、大歓声に迎えられたふなっしーは、ハイテンションで「大家好!」(皆さんこんにちは)と絶叫。ショウも一緒に跳びはねて日本からの珍客を歓迎した。全身を使ったじゃんけん大会を繰り広げ観客を魅了したほか、「我愛台湾!」(台湾大好き!)と叫ぶと、会場は悲鳴にも似た黄色い声に包まれた。
ふなっしーとショウは今回が初対面だったが、お互いに日本語と中国語が話せるため、コミュニケーション上の問題はなかったという。
ショウは8月にも日本の音楽イベント「a-nation」に参加することを発表したほか、9月25日〜28日には東京ビッグサイトで行われる「JATA旅博」に観光局が参加するのに合わせて訪日し、同月25日には池袋のサンシャインシティでイベントを行うとしている。
ふなっしーが2度目の台湾訪問 「来るたびに好きになる」
船橋市の非公認キャラクター、ふなっしーが26日、台北市内で行われた観光局主催のイベントに参加し、台湾を絶賛した。
イベントの直前に歌手のショウ・ルオ(羅志祥)と記者会見に出席したふなっしーは今回2回目の訪台。この日の台北市は最高気温34.7度を観測し、記者からはうだるような暑さを心配する声が聞かれたが、「(ふなっしーの中は)常に夏なっしー!大丈夫!」と気丈に振る舞った。
前回の来台時には日本人に人気の観光スポット九フンを訪れ、時間があれば高雄にも行ってみたいと話すふなっしー。台湾で一番おいしいと思う食べ物を聞かれると「今日ディンタイフォン(鼎泰豊)のショーロンポーを食べた」と中国語で即答し、「とてもおいしかった」と感想を語った。(フン=にんべんに分)
また、アジアのダンスキングとされるショウとのコラボレーションの可能性を指摘されると、「一緒に踊りましょう!」とその場で全身を激しくジタバタ。洗練されたキレのある動きにショウは「負けた」と日本語で敗北を宣言する一幕も。
ふなっしーは「また台湾に来たいなっしーな」、「来るたびにどんどん好きになるなっしーな」と台湾の印象を語り、旅行の楽しみとしてショッピングの話題になると、「肌荒れがひどいから」とスキンケア商品を買いたいと話し、記者の笑いを誘った。
台湾機墜落事故、防風林に接触して墜落?飛行データの解析進む
中国メディア・中国新聞網は26日、23日に台湾の澎湖島で発生した復興航空(トランスアジア航空)機墜落事故について、墜落現場付近にある防風林に接触した後で墜落した可能性があるとする台湾・中国時報の報道を伝えた。
事故現場である湖西郷西渓村に隣接する村の住民は、「家でテレビを見ていたら突然大きな爆発音がした。雷が落ちたと思って窓の外を見たら、火花が見えた。ニュース速報で隣村に飛行機が落ちたことを知った」と事故当時の様子を振り返った。また、翌朝現場付近の海辺を散策したところ、防風林の上半分がそぎ落とされている地点があるのを発見したという。
その後、台湾飛航安全調査委員会が墜落現場から西北に500メートルのところにある現地を調査、削がれた樹木の枝に焦げたような跡が残っていたため緊急で現場を封鎖した。
現地住民のあいだでは、悪天候の中で機長が航路を誤って防風林に接触、上昇を試みたが制御不能となり、最終的に民家に突っ込んだとの予測が広がっている。しかし、同委員会の王興中執行長は25日、「現在は全ての証拠を集めている段階であり、衝突した順序については判断しない。100%のデータが揃うまでは、事故の原因や過程についていかなる推測も行わない」とコメントした。
回収されたブラックボックスには、事故発生までの30分間の内部通話記録が残されていたが、音声解析などの必要があり、2、3日では録音内容の検証作業が終わらないという。また、事故前25時間の飛行速度、高度、方向、エンジン推力などを記録した飛行データ記録器も残っており、現在解析作業が進められている。
王執行長は「飛行データ記録器から事故当時の詳細な状況や事故原因を推定する作業は数か月を要することになるが、初歩的な解析結果については8月1日までには発表できるだろう」との見解を示した。
鹿児島県知事 8月にも台湾訪問で日台交流促進へ
伊藤祐一郎鹿児島県知事が8月、「キリシマ祝祭管弦楽団」らとともに台湾を訪問し、文化交流や双方の協力関係に関する意見交換を行う。
外交部によると、伊藤知事は8月5日に訪台予定。6日には今年結成35周年を迎えた同管弦楽団初の海外公演となる台湾コンサートに出席するほか、台湾の対日窓口機関、亜東関係協会の李嘉進会長を訪問するという。
台湾と鹿児島は2012年に桃園国際空港と鹿児島空港を結ぶ定期航空便が就航して以来、緊密な交流が行われており、伊藤知事は昨年も来台している。
C型肝炎治療薬「テラビック」、台湾への輸入はなし
衛生福利部食品薬物管理署は26日、日本の田辺三菱製薬(大阪市)が製造販売するC型肝炎治療薬「テラビック」(一般名・テラプレビル)を服用した患者15人が重い副作用で死亡したことについて、該当の薬品は、台湾への輸入はしていないと明らかにした。
台湾機墜落 ラリーニッポン参加者ら、負傷者などに寄付金渡す意向
乗客乗員48人が死亡、10人が負傷したトランスアジア(復興)航空機の事故を受け、日本各地などでクラシックカーイベントを主催する「ラリーニッポン」の小林雄介代表理事をはじめとするメンバーが、寄付金を渡す意向であることを明らかにした。小林さんは「亡くなられた方のご遺族や負傷者のお役に立てれば」と話している。
ラリーニッポンは東日本大震災での台湾からの支援に感謝するため、昨年11月に台湾でラリーイベントを開催している。
小林さんによれば、ラリー開催時には多くの台湾の人のお世話になり、復興航空の林明昇董事長(会長)からも支援を受けたことに触れ、2013年の活動参加メンバーを中心に集められた100万円を寄付することになったという。
また、「亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、負傷された方の一日も早い完治を祈っています」とした上で、力を合わせてこの局面を打破してもらいたいと語っている。
集められた寄付金は28日にも台湾に届けられる予定で、今後も引き続き寄付を募るとしている。
台湾の総人口2339万人、男性より女性が依然多い傾向
今年6月末時点の台湾の戸籍登録者数は2339万人となり、新北市、台北市など6つの県と市では男性より女性のほうが依然として多いことが、内政部が26日発表した統計で分かった。台北市では女性を100とした場合、男性の比率(性別比)は92.2になる。
内政部の統計によると、昨年11月末に男性の数が多かった男女比率が逆転して以降、性別比は今年6月まで連続して減少しており、台湾全域では過去最低の99.82となった。
女性が男性よりも多くなった自治体は、新北市と台北市のほかに、新竹市、台中市、高雄市、嘉義市で、全体としては北部で女性人口が多い傾向が見られた。一方、男性の性別比が最大となったのは離島の連江県で133.4。
65歳以上の老年人口を14歳以下の年少人口で割った「老化指数」は北部と中部でそれぞれ75.66%、81.43%となったが、嘉義県は142.73%で最高となり、次いで雲林県119.02%、澎湖県118.95%となった。
今年の戸籍登録人口の増加率は(人口千対)0.8で、昨年同期比0.4減となった。内政部では自然増加率が減少したことが原因と見ている。