国瑞汽車(トヨタ)、8月も2土曜日で工場操業
トヨタ車を製造する国瑞汽車は、「鬼月」に重なり自動車購入台数が減少するとされる8月の土曜日2回に工場を操業させて需要に対応する方針だ。同社は同月9日から17日まで工場操業を停止するため、4月以降平日、休日の操業時間を増やしてきたが、それでも需要増に対応できていない。「鬼月」に重なり、自動車購入台数が減少するとされる8月に休日操業を実施するのは異例。7月の台湾新車販売台数は4万5000台に達するとみられている。
台湾でアニメ・コミックの祭典、相次ぎ開催
アニメ・漫画の同人イベント、第24回開拓動漫祭(Fancy Frontier)が26日と27日に台湾大学体育館で行われ、2日間で延べ7万人の入場者を記録。会場には多くのファンが詰めかけ、中には数量限定グッズを手に入れるため開催7日前から入り口に並んだという人もいた。また、この後来月7日からは台北世界貿易センター1号館で第15回漫画博覧会が開催され、日本の漫画家や声優らも姿を見せる。
開拓動漫祭は2003年以来、毎年夏休みと冬休みに行われているが、今回ブース数は1700と最高に上り、台湾のほか日本や香港などの同人サークルの参加もあった。地元台湾の漫画やアニメ、映画、ゲームなど各種作品や関連商品が展示され、会場周辺で見られるコスプレ姿も名物となっている。今回は「幽遊白書」飛影役の声優、檜山修之さんのトークイベントも行われ、その巧みな演技と多様な声色に様々な年齢層の観衆が魅了されていた。
この後は8月7日〜12日には同じく台北市内で第15回漫画博覧会が開催される。台湾と日本の漫画家43人や日本の人気声優12人が姿を見せ、「進撃の巨人」の主人公エレン・イェーガー役の声優、梶裕貴さんや漫画家・宝井理人さんなどのサイン会が行われる予定。
特に今年は「機動戦士ガンダム」放映35周年にあたることから「ガンダムUC」の巨大サイズの壁紙をはじめ台湾未公開の展示品が準備され、メカデザイナー・大河原邦男さんのサイン会やガンダム歴年のモビルスーツの展示もあるという。
漫画博は台湾東販、台湾角川、尖端出版、東立などの共同主催によるもの。出展規模は去年より2割増の530ブース63社で期間内に60万人以上の入場が見込まれている。
マインドパレット、講談社とコンテンツ配信強化
写真共有アプリ「Snapeee(スナッピー)」の開発や運営などを手掛けるマインドパレット(東京都新宿区)は28日、ベンチャー支援のグローバル・ブレイン、講談社、ファンド運営の環境エネルギー投資の3社を引受先とする第三者割り当て増資を実施し、計4億円を調達したと発表した。資本・業務提携に伴い、講談社から女性雑誌コンテンツの提供を受け、スナッピーを通じて台湾をはじめアジア地域に配信する。
主な対象はアジアのF1層(20〜34歳の女性)。講談社の月刊ファッション誌「ViVi」や「With」の服飾、化粧品などに関する最新コンテンツを、スナッピーに開設した専用ページで配信する。マインドパレットは「日本のトレンドをアジアに直接配信する、新しいスタイルのスマホメディアとしてナンバー1を目指す」とした。将来はスナッピーに電子商取引(eコマース)決済機能も追加し、紹介した商品を消費者が直接購入できる体制も整える方針で「数千万人規模のアジアのF1層にリーチできるインターネット企業に成長したい」としている。
スナッピーはスマートフォンで利用可能な無料アプリ。スマホで撮影した写真をスタンプやフレームなどを使って加工したり、ユーザー間で共有したりできる。多言語に対応しており、今月24日時点の登録会員数は810万人超。うち台湾のユーザーは約140万人を占める。
マインドパレットは5月に駐在員事務所を台湾に開設しており、今後は台湾を皮切りに、アジアで企業のマーケティング活動を支援できる営業体制の構築も進める予定。服飾や化粧品のほか、飲料、製菓、観光、自動車・二輪車、映画など若い女性をターゲットとした企業からの問い合わせが増えているといい、駐在員事務所の森田真一・総経理は「従来のバナー広告と異なり、スナッピーのほか人気モデルやブロガーも通じたネイティブ広告を日系企業向けに打てるのが強み。マーケティング・サービス・プロバイダーとしての窓口を目指したい」と述べた。
台湾でピアノリサイタルの辻井伸行さん、「今後も度々来て演奏したい」
日本を代表するピアニストの辻井伸行さんが26日夜、国家音楽ホール(台北市)でリサイタルを催し、観客2000名以上から熱い拍手を浴びた。辻井さんは今回で4度目の訪台。
25日昼、台北松山空港に到着した辻井さんは、台湾で強い台風の上陸があったばかりだと聞かされ、人々の無事を祈るとともに自分のピアノの音色で安らぎをもたらすことができればと語った。
リサイタルで演奏されたのは難度が高いショパンとラベルの曲。また、アンコール曲は自作の「それでも、生きてゆく」と自ら編曲した民謡の「茉莉花」(ジャスミンの花)で、演奏が終わると会場いっぱいに大きな拍手が沸き起こった。
この公演を受け、辻井さんの母親いつ子さんの子育てについて紹介する台湾メディアもあり、息子が生まれつき全盲だと知って絶望し、手に取った本がどれも障がい者の社会適応を説く中で子供の才能を伸ばす教育を心がけ、辻井さんが国際的なピアニストとなるまでに成長したという話が報道されている。
公演協賛企業の関係者は辻井さんの成功の物語は台湾社会にとって大きな励ましとなるものだとし、視覚障がいを持つ子供たちなど100名を今回のリサイタルに招待した。
辻井さんは今年5月の欧州公演を終え6〜7月は日本各地で演奏し、台湾はアジア唯一の海外公演先。リサイタルでアンコール曲の前に台湾語で「みなさんこんにちは」「ご飯は食べましたか」と親しみをこめて挨拶した辻井さんは、台湾の人々特有の温かい反応がうれしいと言い、今後も台湾に度々来て演奏したり、台湾の交響楽団と共演できればと語った。
7月の台湾におけるCCIが史上最高に
7月の台湾における消費者信頼感指数(CCI)が記録を更新した。中華民国台湾の国立中央大学は28日、7月の台湾における消費者信頼感指数を公表した。7月の消費者信頼感指数は、6月より0.59ポイント上昇し、再びこれまでの記録を塗り替えた。その主な原因として、消費者は向こう半年の台湾の景気を楽観視していることがあげられる。これは6月の消費者信頼感指数が上昇した原因と異なる。6月は、消費者が株式への投資を楽観視していたことから、消費者信頼感指数が上昇したのだ。中央大学台湾経済発展研究センターの呉大任・主任は、これは一般の消費者は、すでに景気の明らかな回復を感じているしるしだとの見方を示した。
7月の消費者信頼感指数を構成する指標のうち、四項目の指標は上昇を見せている。この四項目の指標とは、就業の機会、国内の経済の景気、家庭の経済状況、および耐久性消費財の購入タイミング。そのうち、就業の機会は112ポイントに達し、史上最高となった。6月に比べて0.4ポイントの小幅な上昇だったが、7月は卒業のシーズンであるため、失業率が高止まりするのが普通。しかし、今回の調査では小幅な上昇を見せた。これはなかなか容易なことではないという。
今回の調査結果について、呉大任・主任は、「景気が好転し始めたころ、一般の消費者はすぐそれを感じるとは限らない。まず、景気回復を感じたのは企業だ。受注が増えたからだ。そのため、われわれが景気が大幅に回復したと感じた場合、消費者の大多数もそれを感じただろう。」と説明した。
台湾機墜落 事故機と同じ運航時刻の便名変更
乗客乗員48人が死亡、10人が負傷したトランスアジア(復興)航空GE222便の事故を受け、同社は惨事翌日の今月24日から事故機と同じ運航時刻の旅客機の便名をGE2288に変更している。
交通部民用航空局によると、便名の変更に制限などはないとしており、GE2288便もGE222便と同様、高雄空港を午後4時に出発し澎湖県・馬公空港に同35分に到着するという。
航空事故を受けての便名変更は国際的な慣習とされており、台湾では2002年に桃園発香港行きのチャイナエアライン(中華航空)CI611便が澎湖沖上空で空中分解した事故の後、同時刻に運航する旅客機の便名がCI619に変更されている。
李登輝氏「先住民こそが台湾の土地の持ち主」
李登輝元総統は27日、新北市政府で開催された台湾原住民(先住民)に関する記念イベントで講演し、「台湾は本来原住民のもの」、「原住民こそが台湾の土地の本来の持ち主だ」と語り、1980年代から行われた「台湾原住民」の名称使用を求める運動は、尊厳を勝ち取るためだったと振り返った。
かつて台湾原住民は「山胞」などと呼ばれていたが、1984年12月29日に発足した台湾原住民権利促進会などの長年の運動により、1994年に憲法で「台湾原住民」が正式名称として定められた。
李氏は1994年に文化建設委員会(現・文化部)が屏東県三地門郷で開催した「原住民文化会議」の中で、総統として初めて「原住民族」という名称を使ったと振り返り、一連の運動は台湾の民主化の上で重要なことであり、主体性構築のために欠かせないものだったと語った。
また、将来の台湾は多くのエスニックグループ(族群)や新しい時代の台湾の人がお互いに支え合った多様な社会になるだろうと期待を寄せた。
このほか、原住民の持つ音楽、言語、スポーツ面での才能をどのように発揮させ、自らに自信をつけさせるか考えることが重要だと述べた。
李登輝氏「台湾は独立国家」「政権交代実現してほしい」
李登輝元総統(91)は英BBC放送(中国語版)の単独インタビューで、台湾は独立した国で“台湾の正常化”は皆が努力すべきことだと強調するとともに、台湾の将来に自信を持っているとの考えを示した。
自らの年齢より台湾の未来こそが自身にとって最大の関心事だと話す李氏。台湾が現在直面している問題として、政府が国民の声に耳を傾けることを最優先にしていないこと、各政党の代表が民衆の意見を反映していないこと、生活に対する一般市民の自信が足りないことなどを挙げ、これらの問題を解決するためにも2016年の総統選で「政権交代してほしい」と語った。
釣魚台(日本名:尖閣諸島)の主権問題については、台湾と日本の間に存在するのは“領有権”問題でなく“漁業権”問題だとし、同島は日本の領土だとする自らの主張に改めて言及した。
自分は歴史的にどう評価されたいかと聞かれた際、「李登輝政権の時代がよかった」と人々に言ってもらえればと答えた。
台湾・台南で「縁結びバス」運行 中華圏版バレンタインデーに合わせて
台南市政府は、8月2日が中華圏版バレンタインデーとされる旧暦7月7日にあたるのに合わせ、縁結びの神様などを祭る5つの寺廟を経由する88番バス2両を「縁結びバス」として運行している。
88番バスは大天后宮、祀典武廟、重慶寺、開隆宮、台湾首廟天壇などを経由。8月3日までの期間限定運行だが、台湾鉄路・台南駅前のバス停はハートや「LOVE」の文字でデコレーションされたほか、車内では中国語の「縁」と発音が似ている「塩」で作られた記念品がプレゼントされる。
張政源・交通局長はバスに乗って良縁にめぐり合ってほしいとアピール。沿線には赤カン楼や孔子廟などの名所旧跡があり、台南グルメも楽しめるとして古都の旅を満喫してもらいたいと話している。(カン=山かんむりに坎)
経済貿易国是会議全国会議が閉会
馬英九・総統が与野党に対して、異なる意見を棚上げにし、共に台湾の明るい未来のために突破口を見出すよう努力するよう呼びかけた。26日から開催される経済貿易国是会議の全国会議は28日に閉会した。参会者は、グローバル化の趨勢における台湾の経済発展策、および台湾による地域経済統合への参加と台湾海峡両岸の貿易経済政策について討議を行い、北部会議などの地区別会議で得た意見を報告としてまとめ、28日にそれを発表した。
馬・総統は28日午前、会議に出席し、あいさつを行い、過去一年あまり、台湾海峡両岸のサービス貿易協定が招いた誤解、およびそれが引き起こした紛争は、社会に対立と不安をもたらした。政府は経済貿易国是会議を通じて共通認識を得、社会の情熱を阻害ではなく、国家の進歩を促す動力に変えようとしていると説明した。
馬・総統は、経済貿易国是会議の終了に伴い、新たな挑戦も始まったと指摘、与野党に対して、意見の不一致を棚上げし、台湾の人たちの最大の福祉を念頭にいれ、経済貿易会議でまとめられた合意を基礎に、突破口を見出すよう、みなで一致団結して努力してこそ、台湾は活路を見出せるのだと強調した。
馬・総統は、「台湾は非常に厳しい状況に直面しているが、手に持つ資源が非常に限られている。われわれにはこれ以上対立し、闘争を繰り返していけない。躊躇する時間もない。みな一致団結して努力してこそ、台湾は活路を見出せるのだ。みなが経済貿易会議で得られたコンセンサスを基礎に、共にこの土地に住む人たちの最大の福祉を目指して努力するよう.」呼びかけた。
馬・総統はさらに、参会者は、自由化は台湾が必ず歩まなければならない道だということで合意に達したが、賃金の停滞、所得の分配の格差の拡大、青年の前途の不透明なども心配していると前置きし、参会者は台湾の貿易経済における苦境をよく理解しており、中国大陸とのサービス貿易協定の早期発効、および中国大陸との商品貿易交渉の早期妥結を支持していると共に、政府に対して、透明、かつ効果的な管理制度の構築も促していると述べた。それを受けて、馬・総統は、行政院に対して関連計画の作成、予算の編成、計画の着実な実施を指示した。
台湾鉄道で架線トラブル 帰宅ラッシュ直撃で2万人に影響
台湾鉄路縦貫線で28日午後4時ごろ、台北市内の松山―台北間の架線が落下しているのを通りかかった区間車(各駅停車)の運転士が見つけ、現場に緊急停車した。同線では同日午後9時の復旧までに75本の列車に最大203分の遅延が生じ、約2万人に影響が出た。
夏休み期間中の帰宅ラッシュを直撃した今回の事故を受け、交通部の葉匡時部長は28日夜、利用者らに謝罪。現場を視察した台鉄の周永暉局長は原因について、架線の老朽化による可能性があるとして詳しい調査を進めると述べた。
台鉄では今年2月28日にも桃園県内で発生した架線トラブルにより列車138本、乗客約6万人に影響が出ている。
東京神品至宝展、入館者数20万人突破
国立故宮博物院の収蔵品の日本における特別展、「神品至宝」は、これまでのべ20万人を引き付けた。8月5日から一部の展示品の入れ替わりが行われる。北宋蘇東坡の「寒食帖」などの六項目の重要な所蔵品が登場する。
東京国立博物館で開催されている国立故宮博物院の「神品至宝」展では186点の収蔵品が展示されている。展示が始まる6月24日からの二週間は、国立故宮博物院の人気展示品、翠玉白菜の展示があったため、二週間だけでのべ15万人を引き付けた。東京国立博物館の外で長蛇の列が出るほど、大人気だった。
8月5日に登場する新たな展示品は、北宋の蘇東坡の「黄州寒食詩帖(寒食帖)」、宋の「江帆山市図」、宋の馬麟の「静聴松風図」、宋の牟益の「擣衣図」、金の武元直の「赤壁図」、宋の呉琚の「七言絶句」軸。展示は9月15日まで。
馬・総統の夫人、周美青・女史は、名誉団長として台湾の先住民の子どもからなる合唱団、「台湾原声童声合唱団」を率いて日本を訪問、そして東京国立博物館の内覧会に出席する。
「神品至宝」のイメージキャラクターを務める日本の著名な歌手、一青窈は8月1日午後7時、東京国立博物館の本館前でミニコンサートを行い、「神品至宝」のために作った新曲「LINE」を披露する。
「神品至宝」の20万人目の入館者は、今年11歳の男子逵仁志ちゃん、母親や妹とともに参観に訪れた。日本放送協会の特別番組を見て、国立故宮博物院の展示品に対して興味を持ち、「霽青描金游魚転心瓶」を見に来たという。
「神品至宝」は10月7日から11月30日まで、日本九州国立博物館で開催され、110点の収蔵品が展示される。その中でも、門外不出の「肉形石」が特に注目されている。10月7日から20日までの期間限定の展示となる。
台湾・文化部、映画産業の振興目指し「国家映画センター」設置
文化部では28日、財団法人「国家電影中心」(国家映画センター)(新北市新荘区)発足の記念大会が行われ、龍応台部長や映画関係者のほか、朱立倫・新北市長などが出席した。
昨年第50回を迎えた映画フェスティバル「金馬奨」開催の折、李安(アン・リー)監督が台湾の映画について語り、憂慮を示したが、文化部ではこの時、映画関連法規の刷新、記録映画製作者の育成、国家映画センターの設置など映画産業振興関連プロジェクトを打ち出していた。
龍部長は28日、国家映画センターはこれまでの国家電影(映画)資料館(台北市青島東路)を基礎に、レベルを高め組織を拡大し、予算を増やすと述べた。特に金馬奨を例に取って、常設機構の運営による人脈の蓄積や経験の伝承で全ての努力を集中させて事業の発展に生かすことができるとし、映画産業の統合・運営を低い所から始める登山に例えて、「我々は今頂上への長い道のりの第一歩を踏み出したが、この最初の一歩はとても重要だ」と述べた。
文化部によると、映画産業の生産額は年々高まっており、2008年から2012年にかけて年間20億台湾元(約70億円)の成長を見せた。また、制作会社は2009年の235社から2012年には446社まで増加しているといい、総合芸術や編集作業などのポストプロダクションを含む映画産業が周辺産業の活性化をもたらすとしている。この中で国家映画センターが政府・民間・国際交流のプラットフォームとしての役割を果たし、映画産業の強化と台湾映画の振興で、台湾の文化的国力の向上を目指したいとしている。
波多野結衣、映画撮影で自身のAV作品と“共演”
台湾映画「沙西米」(刺身)の撮影のために訪台しているAV女優の波多野結衣が28日、アダルトビデオ店でのシーンで自身が出演した作品と“共演”した。
映画の中でAV女優・浅野夏美を演じている波多野。店内には波多野の出演作品を含めた大量のDVDやポスターが置かれ、この日はそれを背景に記者会見が行われた。
波多野は自分の作品を「全く見ません。恥ずかしいから」と告白。一方で、ほかの女優の出演作品は勉強のために見ると明かすと、取材陣からは驚きの声が上がった。
映画ではお笑いコンビ浩角翔起(ハオジャオシャンチー)の2人もアダルトビデオ店の店主とその常連客役で出演。写真撮影の時に「いやらしく触られた」と波多野に暴露されると、「そんなことないですよ」と家庭を持つ身を念頭に必死に否定し笑いを誘った。
国際化学オリンピック、台湾が金2銀2
国際化学オリンピックの成績が28日夜に公表された。中華民国台湾の代表チームは、金メダル2個、銀メダル2個の好成績を収め、そのうち、台北市の男子名門校、建国中学(高校)の張建勲さんの個人成績が最もよく、世界で第六位だった。
国際化学オリンピック(International Chemistry Olympiad, IChO)は、高校生を対象とした化学の知識や問題を解く能力を競う国際大会で、毎年7月に約10日間開かれる。化学の知識を問うだけではなく、エクスカーションや他国との交流も行われ、国際交流の場ともなっている。今年の国際化学オリンピックはベトナムで行われた。
日本に向けて、中国が東シナ海に作戦指揮センターを設置
台湾紙・自由時報は29日、「日本に向けて、中国が東シナ海に作戦指揮センターを設置」と題した記事を掲載した。
中国は昨年、東シナ海に防空識別圏を設定した後、カナダ軍事誌・漢和ディフェンスレビューによると、中央軍事委員会の統括の下、「東海(東シナ海)合同作戦指揮センター」を新設していた。
各軍区の海、空軍を統合し、東シナ海防空識別圏を効果的に監視して日本の軽挙妄動を防止する目的。指揮センターの管理の下、中国は、日本が沖縄に配備する航空自衛隊の兵力をはるかに上回る約300機の第3世代戦闘機を第一線に配備しているという。
持ち運び簡単なスキャナー発売 三協
「TECO」ブランドの台湾の電機メーカー、東元電機の日本法人の三協(TECO JAPAN、東京都港区)は、持ち運びできるスキャナー「ToRiZo(トリゾー)」を発売した。家庭で保管されている写真が簡単にデジタルデータ化できる。
. 本体の上部のふたを開けて、写真を読み取りガラスにセットする。またふたを外して、本体を反転させて、読み取りガラスを下にあてることで、アルバムに張り付けた写真も簡単にデータとして取り込める。
. サービス判の写真に相当するA6判の大きさまで読み取れる。それ以上の大きさの画像の場合、分割して画像データを取り込み、付属CD−ROMの貼り合わせソフトを使い、パソコン上で簡単に再現できる。
. 本体の大きさは26.7×18.9×3センチで、本棚などに収納できる。重さは680グラム。単3アルカリ電池で約150枚の画像を取り込める。
. OS(基本ソフト)は、ウィンドウズXP以降とMacが対応。貼り合わせソフトはウィンドウズのみ対応。
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価格は1万9800円(税別)で、同社直販サイトなどで販売。年間2万台の販売を見込む。
欧州の中国研究学会で中国側が「冊子の台湾紹介部分ページ破れ」
欧州で今月下旬に開かれた中国研究の学会で、中国政府高官が冊子に掲載された台湾の協賛団体の紹介ページを破るよう要求し、実際に破棄されていたことが28日、分かった。台湾の有力紙、自由時報が同日付で報じた。中国側が海外での学術交流にまで政治問題を持ち込んだ形で、中台関係にも影を落としそうだ。
問題となったのは、ポルトガルの大学2カ所を会場に22〜26日に開催された欧州中国学会の2年に1度の総会。同学会には欧州の中国研究者を中心に約700人が登録している。
自由時報によると、23日の開会式で、中国政府傘下の「孔子学院」トップ、許琳氏が、冊子に台湾の元総統の名を冠した「蒋経国国際学術交流基金会」の紹介文があることを問題視。自身も協賛団体であることを理由に、該当ページを破らなければ配布を認めないと訴えた。このため、冊子はページを破って配布されたという。同学会憲章は「いかなる政治活動にも関与しない」と定めている。
孔子学院は中国語と中国文化の普及を目指す教育機関で、昨年末で115カ国・地域の440カ所に設置されている。実態は「宣伝機関」だとの批判もあり、今年6月には米国大学教授協会が、「学問の自由」の侵害を理由に見直しを求める声明を発表している。
許氏は、孔子学院とその指導機関のトップ(副大臣級)を兼任し、今月の習近平国家主席のブラジル訪問にも同行した。
蒋経国は蒋介石の長男で、その功績は中国でも評価されている。台湾で対中政策を主管する行政院大陸委員会は28日、「純粋な学術文化交流で、大陸(中国)側が不必要な問題を引き起こし、台湾人民の感情を傷つけたことに深く失望した」との声明を発表した。
日本は東京五輪で何を生み出すか、64年大会では数々のヒット商品が誕生
台湾のニュースサイト・民視新聞は「インスタントカレールーからえびせんまで、日本の民生発展史」と題した記事を掲載した。
今から50年前の1964年、日本は初めての五輪開催で湧き立っていた。「夢の超特急」東海道新幹線が開通し、白黒テレビが家庭に普及。日本人が愛してやまないカレーライスが簡単に作れるレトルトカレーもこの年に登場し、「インド人もびっくり」のキャッチフレーズで一躍人気商品となった。国民的おやつとなった「かっぱえびせん」も1964年に誕生。今では年間に1億7000万袋売れるロングセラー商品に。生活必需品となった箱入りティッシュも同年に生まれている。
東京都千代田区にあるホテルも1964年の東京五輪に合わせてオープンした。わずか1年あまりの工期で、客室1000室以上の巨大ホテルを完成できたのは、ユニットバスを新規に導入したからだ。このユニットバスはその後、日本全国の一般家庭に普及している。
半世紀が過ぎた2020年、日本は再び東京夏季五輪を開催する。そしてまた素晴らしい何かを生み出すに違いない。
大学院生が「買春攻略本」制作、多額の費用投じて自ら買春
台湾の大学院生が多額の費用を投じて自ら買春し、「買春攻略本」を制作していたことが分かった。
2014年7月26日、台湾の聯合報によると、台湾の私立大学の大学院生が多額の費用を投じて自ら買春し、女性の源氏名や容姿、特徴、連絡手段、料金、サービスなどを記録した「買春攻略本」を制作していたことが分かった。中国新聞社が伝えた。
「攻略本」の記録によると、この大学院生は大学の学部2年目の頃から買春していた。女性の写真も多数掲載されているが、顔の撮影を許可したのは外国人女性だけだったという。警察の取り調べに大学院生は「彼女がいないから、コレクションしていただけだ」と話していた。
この「攻略本」が見つかったのは4年前だが、記載されている記録をもとに、警察は買春組織の摘発に複数成功。現在でも警察内では「虎の巻」として話題に上る存在だという。