台湾と日本の芸人らがお笑いライブ 500人の観客が爆笑
台湾や中国大陸で活躍する日本人お笑い芸人のねんど大介や台湾の人気コメディアンは23日、合同の交流お笑いライブ「2014お笑いオリンピック」を台北市内で開催した。特別ゲストとしてはるな愛、梅垣義明も日本から参戦し、国や言語の壁を越えて観客を盛り上げた。
2011年の東日本大震災の際、台湾からの温かい支援に感動したというねんどが中心になって開催されたライブは今年で2回目。日台友好を願い、双方の観客が混在する中でも多くの人が楽しめるよう、昨年の経験をふまえて日本語のセリフに中国語の字幕を付けるなど、内容や演出方法に多くの工夫が凝らされた。
準備に4カ月もの期間を費やしたというライブでは歌やダンス、コントなどが披露され、ねんどは流暢な中国語で約500人が集まった会場を沸かせた。 はるなは松浦亜弥の台湾公演の音声に合わせた“エヤあやや台湾公演バージョン”や“エアビヨンセ”などを披露して盛大な喝采を浴び、梅垣は観客を巻き込んだ演出で“悲鳴”と笑いを誘った。
今回で4回目の訪台となったはるなは、餃子やサンラータン麺(酸辣湯麺)などのグルメを堪能。また、台北市内の繁華街である西門町や、洋服の問屋街として知られる五分埔などを訪れた際には記念写真を求められ、台湾の人の温かさにひかれたと話し、来年の再出演の可能性について問われると「ぜひ!」と答えた。
飛行機を待つ時間を楽しく 台湾・桃園空港で名作映画を放映へ
台湾桃園国際空港では9月中旬から、映画をテーマにした新しい待合室を開放する。台湾のアカデミー賞とされる金馬奨(ゴールデン・ホース・アワード)の受賞作品を放映する予定。
桃園空港にはこれまでにも電子図書館や最新ゲーム機の体験ブースなどが設置され、時間を有効に活用できるとして内外から高く評価されている。新しい待合室は金馬奨執行委員会、電影(映画)資料館などの協力により第2ターミナルに作られ、過去の名作の数々を利用者に楽しんでもらうとしている。
待合室には映画館の座席をイメージしたイスを配置し、ポスターを展示するスペースも設けるという。
谷川俊太郎、10月に台湾訪問へ 「詩」の交流図る
詩人の谷川俊太郎さんが10月にも台湾を訪問することが分かった。「2014台北詩歌フェスティバル」にあわせて訪台し、日本と台湾の「詩」の交流を行う。
同イベントは10月18日から11月2日まで台北市内の各地で開催。一般市民から映像や漫画、イラスト、サウンドなどと組み合わせた様々な形式の詩を募集する。テーマは「理想のための仕事」。最高賞金は3万台湾元(約10万円)。
会場では谷川さんのドキュメンタリーも放映されるという。