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角川グループ、台湾に海外初のアニメ・漫画学校を設立

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聯強国際(Synnex)、豪でアップル製品販売


電子機器販売大手の聯強国際(Synnex)は4日、米アップル製品のオーストラリアでの販売代理権を取得したと発表した。当面はタブレット端末「iPad」をメインに、次第に販売する製品数を増やしていく。同社がアジア太平洋地域でアップル製品を代理販売するのは台湾、インドに次いで3カ国目。同社はオーストラリアで事業を20年にわたり展開、電子機器販売最大手となっており、アップル製品の投入で更なる業績拡大を狙う。

角川グループ、台湾に海外初のアニメ・漫画学校を設立

「涼宮ハルヒ」シリーズや「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」などのライトノベルを台湾でもヒットさせた日本の出版メディア大手、KADOKAWA(角川)グループが、海外初のアニメ・漫画専門学校を台湾・台北市に設立、5日、第1期受講生125名の募集を開始した。

角川グループは1999年4月、台湾にとって初の外資系出版社となる「台湾国際角川書店」(台湾角川)を設立。当時は角川にとっても初めての出版事業の海外進出だったが、今年は子会社の KADOKAWA International Edutainmentを通じて「台湾角川国際動漫」を設立、今回のアニメ漫画学校の開校に至った。

今月末に開講となる同校で予定されているのは作画、キャラクターデザイン、カードゲーム・イラストレーション、声優訓練などのコースで、日本と台湾の講師が合同で行う。将来、全課程を修了すると日本での研修や関連企業でのインターンシップのほか、語学力や作品制作力が認められた成績優秀者は角川グループへの就職の可能性もあるという。

日本のアニメやコミックはいまや全世界に知られているが、その制作技術を海外に伝える試みはこれまで例がなかった。特に台湾のアニメ産業はこれまで受託制作が主流だったが、経済部・投資業務処ではアニメ人材の育成や国際的なマーケティング活動などが台湾の文化産業の発展やデジタルコンテンツの技術力向上につながればと期待を示している。

年に一度の中秋節 台湾会社員、もらってうれしくないのは「月餅」

中華圏では中秋節の時期になると伝統菓子の「月餅(げっぺい、ユエビン)」が大々的に発売されるが、このほど台湾の求職サイトyes123がサラリーマンを対象に行った調査で、“もらってうれしくない”中秋の贈答品の筆頭にこの「月餅」が挙がっていることがわかった。うれしくない贈答品のトップ5位内にはこのほか「フカヒレ」、「パイナップルケーキ」、「ブンタン(文旦)」などが挙がっている。

日本の十五夜にあたる旧暦8月15日(今年は9月8日で6日から3連休)は中華圏では中秋節と呼ばれる祭日で、昔から伝統の月餅や文旦を食べる習わしがあり、台湾では家族や友人と共に月見バーベキューを楽しむことも多い。

この祭日を前にyes123が先月末から今月初めにかけて行った調査によると、中秋節のプレゼントとしてもらってうれしいものは複数回答で、商品券が69.2%と最も多く、次いで多かったのが変わり種月餅のアイス月餅で41.8%。これにデザート・クッキーのセット21.2%、文化クリエイティブ商品(小物・文具・日用品などのアイディアグッズ)19.3%、台湾茶のセット18.3%と続いた。

逆に、もらってもうれしくない贈り物は同じく複数回答で、伝統式の月餅が40.5%、アワビやフカヒレなど中華食材が25.1%、酒類が24.8%、パイナップルケーキやダンホァンスー(蛋黄酥)などの台湾伝統菓子が21%、文旦が19.8%だった。

yes123では、あまりにも型にはまった物や高価だが実用的でない物はせっかく贈ってもサラリーマンはただがっかりするだけだと話している。

台湾も地溝油発見、政府調査急ぐ

行政院の江宜樺・院長が、衛生福利部に対して「地溝油」の調査を徹底的に行い、消費者が安心して食品を利用できるよう指示した。

刑事局南部犯罪撲滅センターでは、このほど、回収された使用済み食用油や皮革製造業者の廃棄油などを再生して作られた、いわゆる「地溝油」を販売する業者を摘発した。

衛生福利部食品薬物管理署によると、これらの業者は、地溝油1に対してラード3の割合で782トンの食用油を作り、それを販売した。現在、台湾全域で200社あまりの食品メーカーがこの問題のある食用油を使っているという。

台湾の“地溝油”騒動 「日本ではあり得ない話」=環境省研究員


台湾では、廃油などから製造された、いわゆる“地溝油”を含む食用油が流通していた問題が発覚し、不安が高まっている。日本の環境省の研究員と廃食用油回収の事業者は5日、中央社の電話インタビューに応じ、今回の騒ぎに驚きながらも、「我が国ではあり得ない話だ」と口をそろえる。

環境省・地球環境局研究員の大谷孝幸氏は、この3月にも“地溝油”について中国大陸のメディアから取材を受けたが、その際も「日本では起こるはずのないことだ」と言い切った。

また、廃食用油のリサイクルを手がける企業からなる「全国油脂事業協同組合連合会」専務理事の筒井辰美氏は、「日本では食品検査が非常に厳しく、もし問題が明るみに出れば、違法業者は必ず倒産に追い込まれる」と説明した。

台湾では、昨年にも食用油の偽装表示や“毒入りでんぷん”の使用が発覚しており、一部の有識者は、相次ぐ問題の根本的な原因は関連法令の不備にあると指摘、不正行為の厳罰化などを訴えている。


日本統治時代「台南水道」の建築、台南市に寄贈

台湾自来水公司(水道会社)が日本統治時代の旧「台南水道」の建物を台南市政府に無償で譲渡することになり、このほど寄贈式が行われた。大正時代に完成した「台南水道」は当時、飲み水の供給とともに台湾の人々の衛生状況を大幅に改善したとして現在でも高い評価を受けている。

4日地元で行われた寄贈式には頼清徳・台南市長、台湾水道会社の胡南沢総経理をはじめ、地方の関係者が多数列席した。

「台南水道」は日本の台湾総督府の委託で英国人衛生顧問、ウィリアム・バートンの下、浜野弥四郎により設計されたもの。1911(明治44)年から計画が始まり1922(大正11)年に竣工した。戦後は水道会社が引き継いだが1982年にその役目を終えた。

「水源地」と「浄水区」に分かれ、日本統治時代から残されている建築物には「水源地」の濾過室・水道事務室、加圧室、「浄水区」の浄水池、量水器室の各施設があり、これらは2002年に台南県(当時)の指定古跡、2005年には国の指定古跡となった。

頼市長は浜野弥四郎(千葉県佐倉市出身)の「台南水道」と八田與一(石川県金沢市出身)の「烏山頭ダム」は、当時台湾の衛生環境改善と農業の発展に貢献したばかりでなく、今日においても台湾と日本の絆を強める役割を果たしており、毎年台南を訪れる日本人観光客は18万人にも上るとし、今後は周辺の蘭花植物園や大内南瀛天文台などと結びつけて観光促進に力を入れたいと述べた。

台南市文化局では浄水池の修復工事終了後の12月初めにも一般開放し、文化観光と生態保護を同時に進めていきたいと話している。

台湾、平均寿命79.12歳でアジア3位

中華民国台湾の国民の平均寿命が79.12歳。アジアでは、日本の82.7歳、韓国の81.1歳に次いで3位。内政部は4日、「第10回国民生命表」を発表した。それによると、台湾の人たちの平均寿命が伸びる傾向にあり、男性が前回調査時より2.17歳長い75.96歳に、女性が前回より2.84歳長い82.47歳になった。

そのうち、平均寿命が高齢者の基準となる65歳を上回る男性は80%、女性は90%。半数の男性の平均寿命は79歳を上回り、半数の女性は85歳を上回る。平均寿命の伸びにより、台湾の人口構造は次第に高齢化していることが分かった。

「国民生命表」は、内政部が10年ごとに行われる戸籍調査の結果に基づいて算出したもので、第10回は、2009年から2011年の調査結果をまとめたもの。

内政部の陳純敬・次長は、平均寿命が伸びた主な原因として、医療、衛生、栄養などの条件の改善、財産の増加を挙げ、1995年に始まった全国民の健康保険が各年齢層の死亡率を効果的に減少したことも原因の一つだと付け加えた。

陳純敬・次長は、台湾の十大死因の上位三位は悪性腫瘍、心臓疾患、脳血管疾患だと指摘、悪性腫瘍の影響を軽減することができれば、男性の平均寿命は4.16歳、女性は2.88歳長くなることができるとしている。

なお、内政部は、政府は省庁を横断する、多元的な方法で高齢社会の到来に対応すると共に、バリアフリー環境の整備、高齢者の予防医学に対する理解促進、長期介護制度と多元的な年金制度の完備などの対応策を通じて高齢者に優しい環境作りのために努力すると強調した。

台湾鉄道 台南・永康駅、「君への愛をいつまでも」記念切符発売

台湾鉄路(台鉄)の台南・永康駅では6日、“永遠の愛”を象徴する今年「9月9日」の日付にちなんだ永康−保安間の記念乗車券(「永保安康」記念きっぷ)10万枚の発売を開始した。購入制限は1人20枚まで。今朝はこの切符を手に入れようと大勢の鉄道ファンが同駅に詰めかけ、行列は数百メートルに及んだ。

今回の記念切符は、日付の「2014 -9. -9.」の中国語の発音が「愛[イ尓]一世、長長久久」(君を愛する、いつまでも)に通じる。このゴロ合わせを実現するため、永康駅では業者に特別発注して日付印を元号の民国(中華民国)3桁から西暦4桁のものに改めた。

また、乗車券に押す記念の駅スタンプは2種類あり、1つはハート型で「相愛一世、相伴一生」(一生仲睦まじく)の言葉が入っており切符2枚1組で押すもの。もう1つは1枚用で中秋節にちなんで一家円満を願うもの。

朝早くからはるばる隣県の嘉義より訪れ、列に並んだというある男性は、交際している女性には内緒で買いに来ており、切符が手に入ったらハートのスタンプを押して彼女へのサプライズにしたいと語っていた。

台湾・馬総統、「アジア太平洋文化の日」イベントで生け花楽しむ


台北市内の華山文化創意産業園区で6日、外交部主催の文化イベント「アジア太平洋文化の日」が行われ、オープニングセレモニーに出席した馬英九総統は、日本ブースで花を生けるなどアジアの多彩な文化を満喫した。

「アジア太平洋文化の日」は、台湾と同地域との文化交流や相互理解を促す目的で催されるもので、2年目となる今年は日本を含む19カ国が参加し、音楽や踊りを披露するなどして自国の文化をアピールする。

イベントは7日まで開催され、同日には日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所から華道講座、訪日観光PRのブースが出展されるほか、韓国の人気ミュージカル「ファンタスティック」の公演なども予定されている。

行政院、電子決済管理条例草案を承認

行政院が4日の閣議で、金融監督管理委員会が策定した「電子決済機関管理条例」草案を承認した。近くそれを立法院に送り、審議を受ける。立法院を通過したら、実施に移される見通し。

行政院が推進している、電子決済サービスには三つの開放策がある。この三つの開放策とは、オンラインでのチャージを開放する、「プリペイド型電子決済方式」、商品やサービスを購入する際、現金と同様にその場で即時決済できる、「ジャストペイ型電子決済方式」、および、商品やサービスを先に渡して一定の期間内に決済を行う、「ポストペイ(代金後払い)型電子決済方式」の三種類。

政府の関係筋は、電子決済は、売買行為を行う双方の安全を確保でき、取引のさらなる活性化を促すこともできるとし、将来、消費者が出かける際、現金を持って出かける必要がなくなると、そのメリットをアピールした。

現在、クレジットカード、決済機能のあるIC乗車券がナイトマーケットで使用できない問題も、電子決済実施後、解決できる見込み。将来、消費者はスマートフォンでQRコードなどの二次元コードを読み取ること、または、特定の端末・カードを使用することで簡単に決済できるようになる。露天商側も偽札の問題を回避でき、コインを両替する手間を省くことができるいう。

山間部の小学校に輝く「虹の階段」お目見え 子どもら大喜び


9月に新学年が始まった台湾南端の山間部の小学校で、子どもたちを喜ばせようとコンクリートの階段が明るく鮮やかな「虹色」に彩られ、話題を呼んでいる。

この小学校は屏東県牡丹郷の牡丹小学校。西側山ろくの車城から四重渓を通って東側の旭海温泉へ抜ける県道199号線の山奥にある。この地は台湾が清領だった1874(明治7)年、日本の士族と地元パイワン族との間で衝突があった「台湾出兵」(牡丹社事件)の舞台としても知られる。

牡丹小学校は周囲を山に囲まれ、雲やもやがかかるかと思えば陽が照りつけ、時には爽やかな風が頬をなでるという自然豊かな環境。しかし、校舎や運動場は狭く険しい敷地の中に3層に分かれて配置されており、その間を行き来するため、子どもたちは毎日60段以上、約100メートルの長い階段を上がったり下りたりしなければならない。

この階段を虹の道にペイントするアイディアを思いついたのは同校の楊瑞麟校長。ある日、雨上がりの美しい虹に先生や児童らがうっとり見入っていた。虹はまもなく消えたが、それを見た校長先生は、あの虹を子どもたちにいつも見せていてやりたいと思いたったのだという。

こうして七色にペイントされた新しい「虹の階段」には子どもたちも大喜び。台湾一周旅行でこの学校の前を通る旅人たちの目も引くことになった。

楊校長はこの「虹の階段」を通じて、子どもたちが一歩一歩力強く前進し、夢に向かって突き進むことを学んでくれればと話している。











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