a-nation台湾開催、倖田未来さんらが熱唱
日本の大手レコード会社、エイベックス・グループが開催するライブツアー「a-nation」の初の海外公演となる「a-nation taiwan」が13日、台北市で行われ4000人のファンを集めた。
今年で13年目となる「a-nation」は日本最大級の夏のライブツアー。今年は「日本のエンタテインメントをアジアへ」をテーマに、初の海外公演を決定、その第一弾として13日午後、台北市の南港101文創会館で台湾公演「a-nation taiwan」が行われた。
コンサートには、日本から、倖田未来さん、ダンスグループ「TRF」、男性3人組w-inds.、倖田未来さんの夫で、台湾出身の母をもつKENJI03さんがボーカルを務める「BACK-ON」ら7組のアーティストが出演。台湾からは女性人気歌手のA-Linさんが出演した。
w-inds.のメンバー橘慶太さんは、標準中国語のほか中華民国台湾最大の方言、台湾語も披露し、会場を沸かせた。TRFは、ヒット曲6曲を披露、代表曲「survivaldAnce」では、ファンとの大合唱となった。そして、トリで登場した倖田未来さんはダンス、歌で大いに盛り上げたほか、標準中国語でファンとやりとりをした。アンコールで、幸田さんがTRFと共演し、「キューティーハニー」を熱唱すると、会場の盛り上がりは最高潮に達した。
「a-nation taiwan」はコンサートのほか、ファッションショーも行われ、藤井リナさんや紗栄子さんら日本の人気女性モデルの7人のほか、台湾からも3人のモデルが参加した。
夏川りみ 台湾コンサート、「高山青」「康定情歌」など中国語曲も
沖縄出身の歌手、夏川りみさんによる6回目の台湾コンサートが13日、14日の2日間、台北市内で行われる。夏川さんは今回の公演で自分の持ち歌以外にも、「手掌心」、「高山青」、「康定情歌」の中国語曲3曲を歌うため準備してきたという。
夏川さんは12日午後、台北市内で会見。中国語で簡単な挨拶をした後、通訳を通して、再び台湾で歌うことができてうれしい、台湾と沖縄はとても似ていて親しみを感じるとし、食べ物も大好きだと語った。また、台湾でも人気の高い「涙そうそう」について夏川さんは、この歌にめぐりあえたのはとても幸運なことで、この曲がなければ台湾の皆さんに自分のことを知ってもらうことはなかっただろうと言い、今後も頑張っていきたいと話した。
また、テレビ時代劇の「蘭陵王」にすっかり夢中になり、携帯ストラップまで「蘭陵王」のマスクのものだと笑って語る夏川さんは、今回の公演で同ドラマのエンディング、「手掌心」を披露する予定。さらに、誰でも口ずさめるよう民謡の「高山青」と「康定情歌」を選んだので、ファンの皆さんにもぜひ一緒に歌ってほしいと述べた。
夏川さんは今回、夫、子供、母親、2人の姉と家族総出での訪台。皆で故宮博物院や台北101ビル、士林夜市などを観光して回るつもりだという。夏川さん自身、屋台街が好きで来台の度に散策しており、最も気に入っているB級グルメは胡椒餅(フージャオビン)だと話していた。
李旻・選手、米女子ゴルフ下部ツアーで優勝
LPGA(全米女子プロゴルフ協会)の下部ツアー「Symetra Tour」のガーデンシティークラシックはアメリカ現地時間13日、米カンザス州のバッファローデューンズゴルフクラブで最終日(3日目)のラウンドが行われ、この日、首位と2打差、4位タイでスタートした台湾出身の李旻・選手は、4バーディー、1ボギーの69でまわり、通算210、6アンダーで、2位に1打差をつけ、見事プロ初優勝を飾った。李・選手は優勝賞金、米ドル1万5000ドル(日本円約161万円)を獲得した。
李・選手はこの優勝により、下部ツアーの年間賞金ランキングで4位に浮上した。下部ツアー「Symetra Tour」の年間賞金ランキングの上位10選手には、来年2015年のLPGA(全米女子プロゴルフ協会)ツアー大会への出場権が与えられる。今シーズン、「Symetra Tour」は18日から行われる最終戦を残すのみとなっており、李・選手は、同じく台湾出身で、同ランキング5位の徐薇淩・選手と共に、来シーズンのLPGAツアー大会出場権を獲得することが確実となった。
現在、LPGAツアーには、メジャー大会5勝を含む、LPGAツアー通算15勝、109週に渡って世界ランキング1位に君臨したヤニ・ツェン選手、そしてLPGAツアー通算4勝のキャンディー・クン選手の2人が参戦している。
工作機械各社、自動車向け中心に受注増続く[製造]
中国と欧米の自動車業界向け需要の高まりを背景に、工作機械各社の受注が好調だ。亜ワイ機電(ワイ=山かんむりに威)や東台精機集団、喬福機械工業(ラウンドトップ)などは、年末まで受注が一杯の状態が続く見通しだ。12日付工商時報が伝えた。
業界関係者は「3C(コンシューマエレクトロニクス、コミュニケーション、コンピューター)業界が薄利の時代に入り、台湾の工作機械各社は近年、自動車・自動二輪車とその関連部品、食品、航空機、医療などの業界向けに注力したことが奏功している」と指摘。工作機械メーカーの中には、現時点で来年第1、2四半期分の受注を開始している企業もある。
亜ワイによると、欧米と中国、台湾で自動車・自動二輪車向けの需要が高まっており、現在の手持ち受注は14億台湾元(約50億円)超。協易機械工業は、近年開拓している中国の自動車業界向けの受注が好調で、来年第1、2四半期まで見通せる状況という。
喬福の幹部は「中国向け金属加工や自動車の板金用装置などの受注残が6億元超ある」と話す。生産スケジュールは来年第1四半期まで調整済みだとしている。
台湾アニメイベント開催で「進撃の巨人」「鬼灯の冷徹」制作者サイン会
日本で1989年に設立された「CGアニメコンテスト」の流れを継ぐアニメ国際交流イベント、「CGアニカップ」が初めて海外に舞台を移し10日、自主制作アニメのコンテストが台北市内で行われた。このあとは12月まで台湾の13大学や芸術カフェなどで関連の巡回上映会が行われる。12日には台中市庁舎で記者向け発表会が開かれ、「進擊の巨人」プロデューサーの中武哲也さん、「鬼灯(ほおずき)の冷徹」監督の鏑木ひろさんによるサイン会が催された。
「CGアニカップ」を創設したドーガ社長、鎌田優さんによると、多くの著名アニメーターが巣立っている同イベントには2012年より台湾からの参加があり、作品はいずれも好評を博してきたという。今回台湾での「CGアニカップ」開催は若手映像作品制作者グループ「未來電影日」などの働きかけで実現したもので、台北ではアニメ制作関係者など200人以上が駆けつけて各国のアニメが披露された。一方、台中を起点とする巡回上映会では台湾・日本の10作品が無料で放映される。
イベントを支援している台中市政府新聞局では、アニメ上映会の実施は「未來電影日」発起人の林イ倫さん、王政陽さんら台湾の若い世代の行動力の賜物であり、7月から開催されてきた台湾ミニシネマの「青春・未來影展」に次ぐものだとして今後の活躍に期待を示した。一方、林さんは台湾は優れた映像作品には事欠かないが、上映の機会が不足しているのが現状だと指摘、同局の理解と支援に感謝を述べた。(イ=王へんに韋)
発表会の後は中武さんと鏑木さんによる講演とサイン会が行われ、2人は「鬼灯の冷徹」に出てくる名画や子ども番組のパロディーなどを例に取り、原作をアニメ化するプロセスを紹介。画像や映像を使って解説しながら制作の面白さや苦労について熱く語り、会場では動画制作を学ぶ学生など若いファンから質問が相次いだ。鏑木さんは今回の滞在中見聞きした様々な事物を今後の作品づくりに生かし、その新作を携えて再び台湾を訪れたいと意気込みを語っていた。
与党が決起集会 地方選控え
11月29日に台湾地方選を控え、与党・国民党は14日、嘉義市で全国代表大会を開いた。地方選は全22市県の首長や議員らを選ぶ大規模選で、2016年次期総統選の前哨戦と位置づけられる。党主席の馬英九総統は「国民党が台湾人の最良の選択だ」と団結を呼びかけた。
大会では首長公認候補が壇上に勢ぞろいし、必勝を誓った。また、馬総統とのあつれきが指摘される連戦・名誉主席が久々に大会に出席。息子の連勝文氏が党の台北市長候補となったが苦戦が伝えられており、連戦氏は党内融和を強調した。
最大野党、民進党の勢力が強い南部にあって、嘉義市は国民党が掌握する貴重な地盤。国民党は大会の開催で南部重視の姿勢を示そうとしたとみられる。
日本人乗客が航空機内に危険物所持で送検
航空警察局台北分局は13日、日本人の男が、漁などで使用される「モリ」のようなものを国内線の航空機内に預け入れたとして、危険物に関する条例違反で台北地方法院検察署に送検したと発表した。
台北分局によると、この男は10日、羽田空港発の全日空機で訪台。11日に台北松山空港から台東行きの国内線に搭乗しようとした際、X線検査によって受託手荷物の中に「モリ」と思われる危険物を隠し持っていたことが分かったという。
男は調べに対し、モリの所持が台湾の法令に違反するのは知らなかったと話しているほか、魚とりに使うためだったなどと話しているという。
台北分局では航空機搭乗前には、航空警察局のウェブサイトなどを見たり、航空会社に問い合わせるなど、安全な空の旅に関する情報を確認してほしいと呼びかけている。
台湾・李登輝元総統、19日に訪日へ 東京講演会すでに満席
李登輝元総統が今月19日から25日にかけて日本を訪問する。2009年以来5年ぶりとなる訪日に各界からは多くの注目が集まっており、東京で行われる講演会はすでに満席になっているという。14日付の自由時報が伝えた。
日本李登輝友の会の招きに応じて訪日する李氏は、20日に大阪府立国際会議場で、21日には東京大手町のサンケイプラザでそれぞれ講演を行う。友の会側によれば、大阪での講演には1500人以上の応募が寄せられたという。
講演の内容については、「これからの世界と日本」をテーマに安倍政権に台日漁業取り決めの安定した運用、日本版台湾関係法の制定などを呼びかけるとみられているが、正式な発表はされていない。
李氏に近い関係者によると、今月初旬に健康診断を受け、異常がないことが確認されており、予定通り訪日するという。
204万人超が観賞した巨大ウサギ、14日公開最終日
桃園県大園郷の海軍基地で今月4日から開催されていた「ランドアートフェスティバル」(地景芸術節)が14日、最終日を迎えている。イベントの目玉として会場に展示された体長25メートルの巨大ウサギのオブジェが大勢の人々の関心を集め、朝から多くの家族連れなどでにぎわっている。
オランダの芸術家、フロレンティン・ホフマン氏が手がけたこの巨大ウサギは、昨年台湾で大ブームとなった巨大アヒル「ラバーダック」に続く新作として公開され、9月8日の「中秋節」(中秋の名月)とも重なり話題となっていた。桃園県政府文化局の発表によると、これまでに延べ204万6000人以上の来場者が訪れたという。
最終日は、自転車の会場内への乗り入れも開放されているほか、午後5時からは閉幕セレモニーが行われる。午後6時まで開かれており、主催者側は最後の機会を逃さないようにと来場を呼びかけている。
台湾「地溝油」問題 モスバーガーあすから代金払い戻しへ
食品会社「強冠」が廃油から作った再生食用油、いわゆる「地溝油」(下水油)とラードを混ぜた商品などを製造、流通させていた問題で、モスバーガーを運営する現地法人の「安心食品服務」は13日、違法な油をモスバーガーなど5つの商品に使用していたと発表した。15日から購入代金の払い戻しに応じる。
同社では問題の油を使った商品の販売を9月5日から自主的に中止し、8日から他社の油を使用した上で取り扱いを再開していた。今年3月1日から9月5日まで提供されたものが払い戻し対象となる。期間は今月15日から30日まで。台湾のモスバーガー全店で対応する。
同社は、国と国際法の規定を遵守し、安心で安全な商品を提供したいとコメントを発表している。
台湾・頼清徳台南市長が訪日、東京都知事と面談=交流強化に期待
台南市の頼清徳市長は12日、東京都の舛添要一都知事と面談し、両都市間の交流強化や都市運営の経験共有に期待を示した。
舛添知事は、台湾の人に対して2020年東京オリンピック開催時の来日観戦を呼びかけたほか、日本語に精通する台南の学生らが通訳スタッフとして大会に参加することを提案。頼市長は、学生が成長できるチャンスだとして実現に前向きな姿勢をみせた。
また、東京都との交流は台南に良好な影響を与え、国際化を推進することにつながると話す頼市長に対し舛添知事は、11月29日に台湾で予定されている統一地方選挙実施後に訪台し、台南を訪れたいと語った。
英・旅行誌が「ぜひ一度観光に訪れるべき」 麗しの島・台湾を称賛
このほど発売された英旅行誌「ジャーニーズ」秋季号では、紺碧のグラデーションが映える台湾最大の湖・日月潭の大きな写真を掲載した台湾観光特集が6ページにわたって組まれ、台湾は美しい海、そびえる高山、広がる緑、魅力的な文化と、観光客にとっては訪れるべき魅力が詰まった素晴らしい所だと絶賛している。
同誌は発行部数4万部、読者20万人以上を誇る英大手旅行誌。特集の中で執筆者は、台湾は山や森林、海など大自然に囲まれる一方、にぎやかな大都市が広がっており、英国のウェールズ地方と北アイルランドを合わせた程の面積ながら見事な島だとしている。
記事では台湾の歴史、特に数十年にわたる民主化の歩みについても触れており、変化に富んだ景観、各地の温泉、故宮の美術品、登山やバードウォッチング、古い建築、先住民文化など見どころや楽しみ方が満載だとしている。さらに太魯閣(タロコ)渓谷や烏来(ウーライ)温泉、歴史的にも貴重な至宝の数々を擁する故宮博物院などを取り上げ、日本の京都を連想させる古都・台南には無数の小路があって多くの観光スポットが市の中心部から至近距離にあるとしている。また、共有貸出し自転車の利用がとても便利で、4日以上の滞在を計画してサイクリング観光を試みる価値があると薦めている。
欧州からの訪台旅行者数は今年1月〜7月ですでに15万人近くに上って前年同期比で約20%の成長を見せており、このうち観光目的で台湾を訪れている人が約28%増加しているという。
呉・副総統「政府、地方共に責任」(ラード事件)
台湾南部、屏東県の食用油製造メーカーが、非合法な業者から使用済みの食用油や皮革製造業の廃油を購入してラードに混入し、いわゆる「廃油ラード」を生産、販売していた事件に対し、呉敦義・副総統は14日、中央政府、地方自治体共に責任があるとの見方を示した。
呉敦義・副総統は14日、国民党第19回全国代表大会第2回会議に出席した際、メディアの取材に対して、今回の「廃油ラード」事件についての見方を示した。
呉・副総統は、まず中央政府の責任に言及。法規、制度が不十分であったため、経済部による食品の製造適正規範、GMP認証マークを悪質なメーカーに濫用させる結果になったとして、「このメーカーは5年前に1つの製品についてGMPを取得した。そして、この5年間、数十の製品を出したが、全く検査を受けないままGMPを取得している。このことにより大きな誤用、濫用が発生した。良心のないメーカーに対しては重罰を課すべきだ。こうした点は政府の制度上、法規上の修正が必要だ」と述べた。
呉・副総統は、続いて、地方自治体の責任に言及し、「屏東県内の非合法な業者については市民から幾度も告発があり、一見して違法な工場であることがわかったにも関わらず、屏東県政府は処置を怠った。また、食用油製造メーカーの工場は高雄市に工場を設けていた。高雄の市民が誰も、彼らがこうした不正行為を知らなかったとでもいうのか。」と指摘、この事件は、中央政府、地方自治体共に、非常に重い責任があると述べた。
食品トレーサビリティー、食用油で先行実施
近頃、食品の安全問題に高い注目が集まっている。行政院農業委員会では農産品の生産履歴システムを推し進めており、高く評価されているが、現状台湾では農産品以外、ほかの食品では完全な食品トレーサビリティー(追跡可能性)システムは構築されていない。そのため、現状では、仮に生産から加工までの一連の流れの中で何か問題が発生した場合、関連部署がさかのぼって調査することが、非常に困難となっている。
こうした中、衛生福利部食品薬物管理署はさきごろ、来年の2月からまず6種類の食品と原料について、トレーサビリティーシステムを推し進めると発表していたが、衛生福利部の邱文達・部長は14日、記者会見を開き、食用油脂の製造メーカー、およそ100社と、輸入業者500社について、大幅に前倒して10月31日から、このトレーサビリティーシステムに組み込む事を明らかにした。
食品薬物管理署によると、トレーサビリティーシステムの対象となるメーカーは、かならずウエブ上で登録を完成しなければならないほか、10月31日当日から強制的に検査を行わなくてはいけない。また、来年1月1日から、食品油脂製造業は必ず第三者検査機関の認定を受けなければならないほか、経済部による食品の製造適正規範、GMPの調査の対象に優先的に組み込まれる。
食品薬物管理署は、「メーカーが未登録あるいは資料が正しくない場合には台湾元3万元以上、300万元以下の罰金が課せられる。なお、重大な問題を発生させた場合は廃業命令あるいは1年の営業停止処分に課す」と強調した。
hTCに加え、エイスースも好調
IT専門調査機関のIDCが行った、2014年第2四半期(Q2)の、アジア太平洋地域の調査レポートによると、台湾のスマートフォン市場で、台湾のhTC(宏達電)のシェアが1位となった。
IDCの2014年第2四半期(Q2)のアジア太平洋地域の調査レポートによると、hTCは「HTC One(M8)」と「Desire816」の売上が好調で、韓国のサムスンを越え、スマートフォンの市場シェアで1位となった。
また、台湾のエイスース(華碩)は、ZenFoneシリーズの新機種、特に「ZenFone 5」の売上が好調で、この第2四半期、日本のソニー、中国大陸の小米を越え、シェア3位に躍りでた。
スマートフォンの画面サイズについて、台湾市場では大型化の傾向が進んでおり、IDCによると、5インチから5.5インチのものが、今年の上半期の市場の主流となっており、第2四半期、こうしたスマートフォンの比率は、第1四半期に比べ8%増の38%となった。なお、メーカー別のシェアは、hTC、エイスース、ソニーの順。
また、ファブレット(Phablet)と呼ばれる、スマートフォンとタブレット端末の中間の性質を持つ画面サイズが5.5インチ以上のスマートフォンは、数量で全体の26%を占めた。
台湾市場では、画面サイズが5インチを越えるスマートフォンのシェアが64%と過去最高を記録したことがわかった。IDCでは、画面サイズが5インチを越えるスマートフォンの売上は台湾市場では非常に好調で、その人気の高さは世界でもトップクラスとしている。
土下座して謝る台湾人、これって日本文化の影響?
中国メディア・網易は、「台湾人はなぜ土下座するのか?日本文化の影響を色濃く受けているから」と題した記事を掲載した。以下はその概要。
台湾では個人や団体、企業や軍関係者、政府機関までもが、何らかの過ちを犯した際に土下座して謝罪する。最近になって発覚した「下水油(廃油を原料にした食用油)」問題では、これを販売していた大手メーカー・強冠の会長が記者会見で土下座して謝罪。自身が宣伝する食品に下水油が使用されていたとして、台湾の有名シェフも土下座して謝った。
今年7月に48人の犠牲者を出した復興航空(トランスアジア航空)の社長も遺族の前で土下座。今年5月に台北市内の地下鉄車内で発生した無差別殺人では、現行犯逮捕された容疑者(男)の両親がメディアの前で土下座し号泣した。
「ひざまずく」動作は、古来中国では「相対する者が行い、両者対等の地位」を示すものだった。その後「下の者が上の者に接するときの礼儀作法」に変わり、日本へ伝わってからは深い謝罪の意を示す行為に変化した。台湾人が謝罪の際に土下座するのは、明らかに日本文化の影響だ。
ある街頭調査によると、日本人回答者の3割に土下座経験があったという。仕事上でのミスで取引先などに迷惑をかけた場合や家庭内でのもめごと、上司からの叱責などがその主な理由だ。日本人が最大の謝罪イコール土下座と考えるのは、ルース・ベネディクト氏が著書「菊と刀」で指摘しているように、外部からの批判を意識する「恥の文化」が日本人の意識の根底にあるからだ。形式を重んじる日本人は土下座する。そこに心からの謝罪の気持ちがあるかどうかは別問題だ。
1895年の下関条約により日本の植民地となった台湾には、日本の「恥の文化」が今もなお強く残っているのだ。