李登輝氏、大阪で記者会見 “日台の絆”強調
日本を19日から訪問中の李登輝元総統(91)は同日夕、大阪市内のホテルで記者会見し、日台関係や今回の訪日について、日本語のほかに台湾語と中国語も交えながら自身の考えを熱く語った。
李氏は、日本で有志議員が制定を目指している日本版の「台湾関係法」について、法律自体は経済的利益につながらないかもしれないが、最も重要なのは両国国民の「心と心の絆」だとした。また、複数の事例を取り上げて日台関係は「密接で極めて特殊なもの」だと強調した。
一方、注目されている安倍晋三首相との面談の可能性については、「(招請団体の)日本李登輝友の会による手配はない」と否定した。
李氏の訪日は2009年9月以来5年ぶりで、2000年の総統退任後は6回目となる。25日までの滞在中には国際関係をテーマにした講演会(大阪、東京)のほか、初めて訪れる北海道では農場の視察などが予定されている。
台湾之星、本体価格0元で業界最安値
頂新集団の通信子会社、台湾之星移動電信は18日、米アップルの新型スマートフォン「iPhone 6」16GBモデルについて、他社から乗り換える月額1599元プランの契約者を対象として、本体価格を0元で提供すると発表した。本体を無料で提供するプランとしては、同業他社より20〜30%安い月額料金だ。新規参入の同社は通信大手3社から契約者数で大きく水を空けられており、低価格攻勢で契約者の取り込みを狙う。
製糖工場の日本式宿舎が解体 史跡保存呼びかけもむなしく
嘉義県・蒜頭にある台湾糖業(台糖)所有の史跡クラスの製糖工場旧宿舎で、日本式の木造建築が同県政府による暫定古跡指定を待たずに取り壊しが強行された。関係者からは戦後間もない頃に建てられた貴重な文化財で非常に残念だとする声が上がっている。
嘉義の歴史は同地に広大な土地を所有する台糖の歩みと密接な関係にある。特に嘉義県・蒜頭では製糖業関連の文化的景観が昔の姿のまま残されており、2007年には同県による調査が行われた。その後、最近になって台糖が日本式建築1棟およびレンガ造りの建築2棟を取り壊す予定だと知り、同県文化観光局ではこの16日、暫定古跡処理チームを召集して現地調査を行った。
ところが17日午後、台糖が日本式建築物を解体しようとしていることがわかり、直ちに制止に向かい、暫定古跡指定を行うので取り壊しを中止するよう求めた。県では18日午前、緊急古跡指定の手続きをすませると文化資産保存法の規定に従って所有者・使用者・管理者にこれを通知。しかし同日午後、台糖が委託した業者による取り壊しが再開されたとの知らせが入り、県政府側で警察権を発動しての阻止に踏み切ったが時すでに遅く、建物は跡形もなくなっていた。
壊された宿舎は味わいのある木造建築で、映画やドラマのロケに使われたほか、一部は改築されて食堂として利用されていたこともあり、地域住民にも親しまれてきたものだっただけに関係者からは建物を惜しむ声が上がっている。
アジア大会、台湾はエアピストルなどで銀1銅2
9日に韓国・インチョンで開幕したアジア大会で中華民国台湾が銀メダルを獲得。20日に行われたエアピストル10メートルの女子個人の予選で、台湾の呉佳穎・選手、田家榛・選手、杜禕依姿・選手が奮闘。いずれも決勝進出は逃したが、三人の合計得点で決まる団体では、見事、中国大陸に次ぐ銀メダルに。中華民国台湾がエアピストルでメダルを獲得するのは、代表チームを組織するようになって40年で初めての快挙に。
また、馬術の馬場馬術団体では、王克文・選手が56.763、張玉潔・選手が67.533、郭力瑜・選手が67.395、葉繍華・選手が67.211の成績を上げた。大会規定により上位3選手の成績から台湾は平均得点率67.386となり、韓国、日本に次いで銅メダルを獲得した。
自転車の女子団体でも台湾は銅メダル。自転車の女子チームスプリントで台湾の蕭美玉・選手と黄亭茵・選手は一周目24秒993、二周目は21秒619の成績で、合計46.612秒で4位となり、3位決定戦に進出。3位決定戦では日本と対戦し、一周目24秒670、二周目20秒719の45秒389で日本を下して銅メダルを獲得した。中華民国台湾の記録も更新。優勝は中国大陸、2位は韓国。
大阪で入隊の李登輝氏「様変わりした街に驚き」
来日中の台湾の李登輝元総統(91)は20日に大阪市内の大阪国際会議場で行った講演で、戦時中に関西地方にいた思い出を振り返り、「様変わりした街の様子に驚いている」と大阪の印象を語った。
李氏は1943(昭和18)年、台北高等学校から京都帝国大学農学部農業経済学科に進学。在学中に志願し、大阪に司令部があった旧陸軍第4師団に入隊した。終戦時は陸軍少尉だった。
李氏はこうした思い出を振り返った上で、「当時の懐かしさのみならず、戦時中の面影とは大きく様変わりした街の様子に大変驚いている」と語った。
李氏の講演は日本語で行われ、家族連れで来日した理由について「娘たちから『これほど日本と縁の深いオヤジなのに、一緒に日本へ行ったことが一度もない』(といわれた)」と紹介すると、会場は笑いに包まれた。
李登輝氏、大阪で講演「日本は憲法改正して自立を」
来日中の台湾の李登輝元総統(91)は20日、大阪市内で講演し、アジアの平和と安定のため「日本は憲法を改正して真の自立した国家となるべきだ」と述べた。
李氏は、米国の国力低下により「中国は米国にアジアを安定させる力の余裕がないことを見抜いている」と警告。日本が安定に貢献すべきだとした上で、「国家の根幹たる憲法を放置していては日本は世界の動きから取り残される」と憲法改正の必要性を訴えた。
また、日本の集団的自衛権の行使容認について「大歓迎だ」とした上で、「戦後長らく続いた日本の不正常な状態を正し、再生していくための第一歩だ」と評価した。
李氏は戦中に京都帝国大学に在学中、志願して大阪の旧陸軍第4師団に入隊したという関西との縁についても語った。会場には約1600人の聴衆が訪れた。
一方、李氏は同日午前、宿泊先のホテルで、中性子を利用するがん治療について専門家から説明を受けた。李氏は「日本独特で設備の費用も安い。世界最高の治療法ではないか」と述べ、台湾からの研修医の派遣と、その後の台湾への機材導入に期待を示した。
空腹?おむつ?赤ちゃんの泣き声、アプリで分析
赤ちゃんが泣いているのに、どうして泣いているのか分からない――。そんなパパやママの悩みが解決されるかもしれない。台湾の雲林科技大学が新生児の泣き声データ10万件余りを分析し、泣き方から原因を特定するアプリを開発した。18日に始まった台北国際発明・技術交易展に出展され、年内に発売予定だ。
開発責任者の張伝育・同大特任教授によると、台湾大学病院小児科の協力で赤ちゃんの泣き声の音声データを収集。赤ちゃんが何を求めていたのかを現場で看護師が記録し、音声データとつきあわせたところ、空腹時は大声で規則的に泣くなどの特徴が分かった。
チームはこうした特徴をもとに、赤ちゃんの泣き声を「おなかがすいた」「おむつを替えて」「眠い」などの6パターンに分類。アプリで泣き声を録音してサーバーに送ると、瞬時にどのパターンか判断できる仕組みを作った。正解率は92%に達しているという。
台風16号、21日に台湾上陸 各地で豪雨の恐れ
軽度台風(台湾基準)の台風16号が台湾に向かって北上しており、強風域は今夜まもなく台湾の陸地に及んで、あす21日には台湾全土を覆う見込み。中央気象局では今夜からあすにかけて各地で豪雨に警戒するよう呼びかけている。
台風16号は20日午後6時15分(日本時間同7時15分)現在、台湾の最南端から南西180キロの海上まで近づいており、毎時17キロから20キロに速度を上げて北上している。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、瞬間最大風速は33メートル。
この台風はあす21日午前、台湾の南部沿岸に上陸した後、北へ移動すると見られている。台湾には3000メートル級の中央山脈がひかえており、気象局では台風が西寄りと東寄りのどのコースを取るかまだ判断できないとしているものの、あすは台風が台湾全土を覆う見込みで、各地では豪雨に対する備えが必要だとしている。
台湾では現在、すでに台北周辺以外のほぼ全土で陸上台風警報が発令されており、屏東、台東、高雄、台南などを中心に雨の範囲が次第に拡大し、一部地域ではすでに大雨となっている。
台湾・江首相 「独立に関する住民投票は実施しない」
江宜樺行政院長(首相)は19日、中華民国(台湾)は主権を有する独立国家であり、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国の一部であるスコットランドとは状況が完全に異なると述べ、政府が独立に関する公民投票(住民投票)を実施することはないと語った。
これは、立法院(国会)で与党・国民党の羅明才立法委員(国会議員)が江氏に対して行った、もし市民が独立の賛否を問う住民投票を求めた場合、政府はどう対応するのか、という質問に答えたもの。
一方、野党・民進党は同日、スコットランドの住民投票を全世界が参考にすべきものだとして高く評価し、台湾の民主主義をより良くしていくための最良の見本であるとのコメントを出している。
19日に行われたスコットランド独立の是非を問う投票では、反対票が55%を超え、英国に留まることが決まっている。
荘佳容が復活、女子テニス複でツアー優勝
台湾の女子プロテニス選手のうち、ダブルスの名手として知られるチュアン・チジャン(荘佳容)選手が復活。中国大陸の広州で行われていた女子テニスの国際大会、広州オープン(賞金総額50万米ドル)のダブルス決勝が20日に行われ、台湾のチュアン選手と中国大陸の選手のペアが、フランスとポーランドの選手のペアと対戦、チュアン選手のペアはゲームカウント、2-6、7-6、10-7(スーパータイブレーク)で勝利した。
チュアン選手はかつて、台湾のチャン・ユンジャン(?詠然)選手とのペアで、世界四大大会の全豪オープン、全米オープンで準優勝するなど、ダブルスの世界ランキングで最高5位の実績を持つ。しかし2012年に手首を傷めて休養、昨年秋に復帰、今年7月に中国大陸での南昌オープンで復帰後初勝利を飾り、20日の優勝で、WTAツアーダブルス20勝となった。
「韓国に勝って嬉しい!」アジア大会射撃 台湾が女子団体で銀
19日に開会した韓国・仁川アジア大会で20日、女子10mエアピストルの団体戦が行われ、呉佳穎、田家榛、杜イ依姿が今大会で台湾選手団のメダル第1号となる銀を獲得した。(イ=示へんに韋)
団体戦に臨んだ3人のうち、呉佳穎選手は先週行われた世界選手権(スペイン・グラナダ)の個人戦で銅メダルに輝き、2016年のリオデジャネイロ五輪への出場を決めているほか、田家榛選手は2012年のロンドン五輪に出場した経験を持っている。
台湾は中国大陸に僅差で敗れ、惜しくも金メダルを逃したが、4位に終わった韓国を上回り、射撃代表の張憶寧監督が「韓国に勝てて嬉しい」と興奮を隠せない様子だった。
江・行政院長、全国的な暴力団取締りを宣言
行政院の江宜樺・院長が19日、全国的な暴力団取締りを行うと宣言した。台北市信義区ではこのほど、暴力団関係者と見られる大勢の若者によって一人の警官が殴打され殺害される事件が発生、治安への不安が一気に高まった。
江・行政院長は19日、立法院での質疑応答で、治安は市民の基本的な要求だとして、内政部警政署に対し、全国的な暴力団取り締まり活動を速やかに計画するよう命じたと説明した。実施の時期について、内政部の陳威仁・部長は、すでに各地方の警察局に臨時巡回の強化を命じている他、全面的な取り締まり計画も進めていると述べた。取り締まりの時期については、効果がそがれる可能性があるため、明らかにはしないと説明。
手段を選ばない韓国人―台湾紙
韓国メディアが先ごろ、匿名の情報筋の話として、台湾群創のパネルサイズに関してあることないこと書きたてた。この国は市場で勝つためなら、どんな手も使うようだ。台湾が韓国企業にはめられた例は枚挙にいとまがない。最も有名なのは2006年12月、米司法当局がサムスン電子、LGD、シャープ、NECと台湾のパネル企業4社を価格カルテルの疑いで摘発した事件。サムスンが自らの罪を軽くするために会議の内容を洗いざらい明かしたせいで、台湾の4社に数百億元の罰金が科せられた。
韓国人の辞書には「勝利」はあるが、「道義」はないようだ。一連の事件はわれわれに「韓国人には気を許すな」という教訓を与えてくれた。韓国人にはいつ売られるか分からない。サムスンは当時、米国政府に罰せられる台湾企業を陰に隠れてこっそり笑っていたに違いない。韓国人は自らの脅威になる相手を陥れようとする。今回、台湾のパネルサイズについて何やら言っているということは、台湾のパネルがすでに韓国市場を浸食しているからだ。かえってよいPRになると思って、嘘をつかせておけばよい。
台湾の芸術家 リー・ミンウェイ展、東京・森美術館で開幕
台湾出身の芸術家、リー・ミンウェイ(李明維)さんの過去20年間の代表作を網羅した「リー・ミンウェイとその関係展」が台湾・文化部と森美術館(東京都港区六本木)により、きょう20日から来年1月4日まで同美術館で開催される。19日は展覧会についての説明会と開幕パーティーが催された。
リーさんは1964年台中生まれ。ニューヨークを拠点に活動し、世界各地で個展や国際展を多数開催してきた。見知らぬ他人同士で信頼や自己認識などの意味を探ることを目的とする参加型の展示や、作者と観客が食事や会話などの行為を共にするイベント的な作品で知られている。
森美術館で台湾人アーティストの個展が開かれるのは2003年の開館以来、今回が初めてで、この展覧会では「参加するアート」をコンセプトに多忙な現代社会における人と人との「関係性」や「つながり」を再考する。
リーさんは展示作品は開幕時の完成度は4割だが、100日間余りの期間中、残りの6割が観客によって徐々に作り上げられることで、展示が参加者によって豊かになるとし、「変わり続ける芸術」を通じて自分と観客の双方に変化が生じることを望んでいると語った。
また、沈斯淳・駐日代表は挨拶の中で、台湾の優れた現代芸術家の作品が完全な形で美術館に運び入れられたことは大変意義深く、森美術館と各界の積極的な協力に感謝し、台日文化交流がさらに進むことを期待すると述べた。
台湾と日本の文化交流の新しい形を切り開くこととなったリーさんのアート作品は国際的にも注目を集めており、日本での展示に引き続いてニュージーランドのオークランドでも展覧会が行われることになっている。
韓国・仁川アジア大会、チケットが2割しか売れず 女子サッカーはガラガラ―台湾紙
台湾紙・自由時報は19日、同日に開幕する仁川アジア競技大会のチケットが、開会式、閉会式と各競技のものを含めて、全体の2割しか売れていないと報じた。すでに始まった女子サッカーの試合は、観客席がガラガラだったという。
大会組織委員会の金正民氏によると、サッカーの試合は韓国戦であれば人気があるが、他の国同士の対戦のチケットがほぼ売れていない状況だ。韓国選手の活躍が期待されない陸上競技もなかなか売れず、こうした屋外競技ではチケットが5〜6%しか売れていないものもあるという。そのため同委が各方面にアジア大会に興味を持ってもらうよう働きかけている。
また韓国・聯合ニュースの報道によると、同委は慶尚北道に対して大会の宣伝とチケット販売への支援を求め、開会式のチケットだけで約1億ウォン(約1000万円)分をさばくよう要請した。
ジーユーの台湾1号店がオープン ユニクロの好調受け
世界4大ファストファッションブランドの1つ「ユニクロ」を手がけるファーストリテイリングは19日、GU(ジーユー)の台湾1号店をオープンさせた。同社は今年中に計2店舗を出店する予定で、来年も店舗展開を行っていくとしている。
台湾1号店は商業施設「ATT4FUN」(台北市信義区)内にオープンした約400坪の大型店で、10月17日にはデパート「明曜百貨」(同市大安区)に2号店が開店予定。来年出店する具体的な店舗数については未定だという。
ジーユーは昨年9月、中国大陸の上海にユニクロなどとの複合店をオープンさせているが、単独での海外出店は今回が初めてとなる。
台湾での出店スピードが速い理由について、関係者は台湾市場でのユニクロの好調を挙げている。ユニクロは2010年10月に台湾1号店をオープンした後、約4年間で48店舗まで成長、業績も毎年安定した伸びを見せているため、本社がGUブランドの台湾進出を決定したという。
また、ジーユーは初めて台湾の有名イラストレーターやデザイナーとコラボするなど、台湾の消費者獲得に積極的な姿勢を見せている。このコラボ商品は近く日本や上海でも取り扱いを開始する予定。
豊田織、台湾のフォークリフト事業買収
豊田自動織機 は19日、台湾のフォークリフト・工作機械大手、タイリフト(台中市)のフォークリフト事業を買収すると発表した。まずは、タイリフトが事業分割して設立する新会社の株式55%を、同社の創業者らから約90億円で取得する。豊田織はタイリフトが台湾と中国で持つ生産力と販売網を生かし、新興国を中心に需要が高まっている低価格フォークリフトを拡販していく。
台湾の豊かさ、世界21位に前進 先進国並み
行政院・主計総処が国民生活の豊かさを表す「人間開発指数(HDI)」を台湾に当てはめて算出し、このほど発表した。これによると、台湾の2013年のHDIは188カ国・地域中21位で、2012年の25位より4位上昇しており、HDI最高位国であるものの、いわゆる“アジア四小竜”(台湾・韓国・香港・シンガポール)の中では最下位だった。
国連開発計画(UNDP)により発表されるHDIは人々の生活の質や発展度合いを示す指標で、その国の平均余命、識字率、就学率、国内総生産などで総合的に評価するもの。先進国、開発途上国、後発開発途上国を分けるための指標としても使用される。国連非加盟のため最新の算出方法に基づき独自に計算したところ、台湾は0.882(値が1に近いほど良い)で21位となった。
HDIの1位はノルウェー(0.944)、2位がオーストラリア(0.933)、3位がスイス(0.917)。東アジアでは、シンガポールが9位、韓国と香港が共に15位、日本は17位、中国大陸は92位で、台湾は“アジア四小竜”中最下位となった。
一方、同じく国連開発計画により発表され、男女格差を表す「ジェンダー不平等指数(GII)」は2013年の1位がスロベニア(0.021)(値が0に近いほど良い)、2位はスイス(0.030)で、シンガポールは16位、韓国18位、日本26位だった。同じ算出基準で台湾のGIIは2013年は0.055となり、2012年の2位から5位に後退した。
仁川アジア大会 選手村に中華オリンピック委員会旗が掲揚
開幕を迎え韓国た・仁川アジア大会の選手村で18日、台湾の代表団らを歓迎するセレモニーが行われ、中華オリンピック委員会旗が掲揚された。
台湾は、中国大陸の圧力によって国際スポーツ大会などに中華台北(チャイニーズタイペイ)の名称で参加しており、旗も国旗の青天白日満地紅旗の代わりに中華オリンピック委員会旗を使用、掲揚時などには国歌ではなく、国旗歌が演奏される。
バドミントン、体操、射撃、ハンドボールなどの選手からなる台湾の代表団は東ティモール、ウズベキスタン、タジキスタン、パレスチナの選手団とともにセレモニーに出席、選手村のイ・エリサ村長らの歓迎を受けた。
中華オリンピック委員会の陳国儀秘書長(事務局長)によると、19日に行われる開会式では、台湾の代表団はタジキスタンに続く37番目に入場する予定で、旗手はバレーボール代表キャプテンの陳建禎氏が務める。
イートイン型店舗のコンビニが好調 地域密着で消費者引きつけ
台湾でイートインスペースが設置されたコンビニが増えている。店内にこうした設備のある新型店舗は業績が好調で、将来的には全店舗を新型に置き換える予定のコンビニチェーンも出てきている。
各社の統計によると、イートイン型店舗の売上高は従来型と比べてファミリマートは15%、セブン-イレブンは10%伸びているという。
コンビニの密度が世界一といわれる台湾では各社が生き残りをかけて様々な戦略を講じてきた。現在、ファミマはコンビニを拠点にした「人と地域を結ぶ」活動を通じて新たなビジネスチャンスを生み出そうと、地域密着型の様々なイベントを行っている。
有名写真家が台北で撮影した作品が同市内の40店舗で展示されているほか、西門町や猫空など各地に用意されたルートを回るスタンプラリーなども行われている。
ファミマは今年末までにイートインスペースが設置された新型店舗の比率を70%まで増やすとしており、来年は15億台湾元(約54億円)を投じて従来型店舗の改装を行い、2016年には全店舗に拡大するとしている。