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投票前最後の日曜で各党が激しい選挙活動:台湾台北

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台湾、10月失業率3.95% 改善続くも日韓などを上回る


行政院主計総処が24日発表した10月の失業率は3.95%(季節調整値は3.87%)と前月より0.01ポイント、前年同月比で0.29ポイント減少し、同月としてはこの7年で最も低い水準となった。

台湾の失業率は19カ月連続で各月の過去最低を更新するなど改善を見せているものの、アジアでは依然、日本の3.6%(9月)や韓国の3.5%(10月)などより高くなっている。

同月の失業者数については45万7000人で前年同月と比べて3万人減少した。しかし若年層と高学歴者の失業情勢は依然厳しい状況が続いている。

年齢別にみると、15~24歳の失業率は13.02%で、25~44歳の4.08%や45~64歳の2.04%をはるかに上回り、学歴別では大卒以上が5.15%と高校までの3.75%、中学校卒業までとそれ以下の2.99%を超えている。

. 台北市立児童新楽園は12月16日にオープン

新たに建設されていた遊園地、市立児童新楽園は12月16日にオープンする。台北市は先ごろ、オープン後の運営方式を発表、営業時間は火曜日から日曜日までの午前9時から午後5時まで。土曜日及び冬休み、夏休み期間は午後8時まで営業。入場料は台湾元30元(日本円約110円)と安く設定、入場後、遊具(アトラクション)を利用する場合はそれぞれ料金が必要になる。正式なオープンに先駆けて、12月6日から14日までは特定の団体を招いて体験活動を行い、改善が必要な箇所を正式なオープンまでに改める。

アトラクションは13種類で料金は20元から30元。アトラクションでは観覧車や車同士をぶつけ合う「バンパーカー」、メリーゴーランド、ジェットコースターなどが設けられている。グルメ街やコンビニエンスストア、記念品店も。

また、MRT台北新交通システムやバスの他、小額消費にも使えるイージーカード(悠遊卡)が利用可能で、入場料やアトラクションの料金、園内の商店はすべてイージーカードに対応する。市立児童新楽園は台北市士林区承徳路六段と基河路の交差点にあり、台北新交通システムの最寄の駅は士林駅と芝山駅となる。600メートル以上離れており、シャトルバスなどが用意されるか。

伊東豊雄氏設計の台中国家歌劇院が落成

台中国家歌劇院が落成し、23日夜には初めての舞台が演じられた。台中市の胡志強・市長は開演前にドラを叩いて、同歌劇院のオープンを祝った。
台湾中部・台中市に建設されていた台中国家歌劇院(台中メトロポリタンオペラハウス)が23日に落成式を行った。同オペラハウスは、日本の著名な建築家、伊東豊雄さんが設計したもので、不規則な曲線のデザインの上、柱や梁の無いコンクリート製のユニークな建物。

23日午後の落成式には馬英九・総統と胡志強・台中市長も出席、式典に続き、タイワニーズオペラ(歌仔戯)の著名な団体、明華園によって『猫神』が演じられた。こけら落としとしては、27日と28日に『ドンキホーテ』、12月7日には台湾コネクション室内楽団によるコンサート、12月13日には朱宗慶打撃楽団による演奏会が開かれる。

投票前最後の日曜で各党が激しい選挙活動

統一地方選は29日が投票日。投票日前最後の日曜日となった23日、各党は各地で激しい選挙活動を展開した。

与党・国民党の主席を務める馬英九・総統は朝から台湾北部の基隆市、中南部の嘉義県・市、中部の台中市、彰化県、南投県、南部の台南市、高雄市を精力的に回り、各地の候補者の応援を行った。台中市では国民党結成120周年の記念大会を開き、馬・総統、呉敦義・副総統らが出席して必勝を誓った。

最大野党・民進党の蔡英文・主席は台湾北部の桃園県、新竹県、苗栗県を回り、最後は中部の南投県で大規模な集会を開いて気勢を上げた。蔡・主席は、台中市、彰化県、南投県はこれまでずっと国民党が首長ポストを握ってきたが、県・市民は未来を感じることが出来ないとし、民進党の候補を勝たせて新たな契機を生み出そうと呼びかけた。

台北市長選、一騎打ち 無所属・柯氏か国民党・連氏か

 11月29日投開票の台湾の統一地方選に向けて最後の週末となった22、23日、台北市長選で事実上の一騎打ちとなっている無所属候補の柯文哲氏(55)と国民党の連勝文氏(44)がそれぞれ大規模な選挙集会を開いた。集会を通じ、双方の選挙戦略の違いも浮き彫りになった。

 政党政治からの脱却を掲げて支持を広げる柯氏は23日、カーニバルのような雰囲気のパレードを行った。柯氏は動員型の大規模な選挙集会を嫌い、ネットなどを通じて参加を呼びかけた。この日は主催者発表で20万人が参加したといい、小さな子ども連れのカップルなど若い世代の参加が目立った。

 一方、連氏は22日に国民党の組織をフル稼働させ、10万人規模(主催者発表)の集会を開いた。今回の市長選では国民党支持者の動きが鈍いとされ、連氏は劣勢が伝えられている。このため、連氏は党内で人気が高い�拔経国元総統にあやかり、市役所前の通りを「経国路」に改名すると集会で打ち出すなど、党内の支持固めに躍起になっている。

TSMC、2015年の設備投資額100億米ドル超へ

半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の2015年の設備投資額は100億米ドル以上で、過去最高水準に達する見通しだ。
同社は15年に10ナノメートル製品開発・生産能力確立に注力する方針で、設備投資額で競合する韓国サムスン電子、米インテルを初めて超える。10ナノメートル製品は15年末に試験生産を開始し、16年末に大量生産に入る計画。

3Qの国際収支、経常収支は158億米ドル黒字[金融]

中央銀行が20日に発表した第3四半期の国際収支(速報値)で、経常収支は158億米ドル(約1兆8,000億円)の黒字だった。黒字額は前年同期比で9億米ドル(6.1%)の増加。電子製品の輸出や観光収入、直接投資収益などの伸びが全体を押し上げた。

貿易収支は107億2,000万米ドルの黒字で、黒字額は前年同期比2億4,000万米ドル増えた。輸出は電子製品を中心に6.7%増。輸入では農・工業原料と資本設備が伸びたことで7.4%増だった。

サービス収支は24億米ドルの黒字。主に観光と三角貿易による収入の増加で、黒字額が前年同期比3億6,000万億米ドル増えた。所得収支は35億5,000万米ドルの黒字で、銀行の利息収入や外貨建て資産投資による所得が増え1億8,000万米ドル増。経常移転収支は8億7,000万米ドルの赤字だったが赤字幅は1億2,000万米ドル減った。

金融収支は114億8,000万米ドルの流出。デリバティブ(金融派生商品)が2億4,000万米ドルの流入だったほかは、外資が台湾株への投資を減らしたことや銀行の海外ローンの減少などが影響した。

1~9月の累計では、経常収支が477億6,000万米ドルの黒字、金融収支が351億米ドルの流出となった。

台湾の「猫村」に猫情報センターがオープン 動物愛護の知識提供


多くのネコが住みつき、「猫村」として日本人観光客からも人気を集めている新北市の猴ドウに今月、猫情報センターがオープンした。(ドウ=石へんに同)

2013年に米CNNによって、日本の田代島(宮城県石巻市)などとともに「世界6大猫スポット」の1つにも選ばれた同地の「猫村」。“猫橋”と呼ばれる台湾初の猫・人両用の歩道橋が作られるなど、整備が進められてきた。

同市政府は、現地を訪れる観光客に正しい動物愛護の知識を知ってもらおうと、台湾鉄路の古い宿舎を改修して施設をオープンさせた。センターではボランティアによる情報提供が行われているほか、猫のための水飲み場なども設置されている。

また、周辺には猫を題材にした作品を手がけるイラストレーター・猫小Pさんのイラストやモニュメントなどを目にすることができ、バス停の標識もここでしか見られない“猫仕様”となっている。

台湾の「人材確保力」、世界27位 順位後退も日本より上=IMD報告

スイスのビジネススクール、IMD(国際経営開発研究所)が20日に発表した2014年の世界の人材報告で、台湾は60カ国・地域中、27位にランクインした。2013年より4ランク下落したものの、日本(28位)や韓国(40位)より上位だった。

この調査は統計データや海外からの人材を引き寄せたりする力など23項目に関するアンケートの結果に基づき、各国の人材育成レベルを評価したもの。

台湾は市場ニーズに備えた人材バンクの充実さ(世界25位)や人材育成(同27位)などの面で高く評価された一方、人材流出の項目では世界50位となるなど、評価が最も低かった。

人材競争力ランキングの上位3位は順にスイス、デンマーク、ドイツ。アジア各国・地域では世界5位のマレーシアが最高順位だった。中国大陸は43位。

バドミントン香港OPで戴資穎が優勝

バドミントンの香港オープンは23日、女子の決勝戦が行われ、台湾の戴資穎・選手が日本の奥原希望選手をストレートで破って見事優勝した。今大会第6シードだった戴・選手は第1ゲームは接戦の末、21対19で先取。第2ゲームは最初からリードしたまま、21対11で取って優勝した。

香港オープンは世界バドミントン連盟(BWF)のスーパーシリーズの大会。戴・選手は2012年の日本オープン、2013年のマレーシアオープンに続いて、スーパーシリーズ3勝目を挙げた。

台湾・台東のネーブルオレンジが収穫期 台風の影響で価格やや高め

台東県成功鎮で22日、地元特産のネーブルオレンジに関するイベントが行われ、黄健庭県長などがおいしさをアピールした。

毎年11~12月が旬とされる台東のネーブルオレンジは、果肉には種がなく、1つ当たりの平均重量が300~350グラムと大きめなのが特徴。成功鎮農会(農協)の呉全徳総幹事は、甘くてジューシーだと太鼓判を押す。

同地では約80ヘクタールの農地で栽培されている。昨年は270トンが収穫され、生産額は2700万台湾元(約1億円)に上ったが、今年は台風10号の影響で減産。収穫量は120トンにとどまり、値段もやや高めだ。

それでも、海と山に囲まれ、石灰質の土壌と良質な水、気温の変化が大きい土地で育ったネーブルオレンジには根強いファンも多く、県などでは早めの購入を呼びかけている。

日本の博士課程の学生らが交流で訪台

日本の著名大学で博士課程や修士課程を学ぶ大学院生10人が台湾を訪れている。教育部によると、この団体は日本の慶応大学の加茂具樹副教授が率いており、東京大学や神戸大学で学ぶ9人が研修で研修活動を行う。また、国立政治大学、国立中山大学、淡江大学などと、東アジア研究や国際関係を専門とする教師及び学生と座談会を開く。

教育部によると、日本で博士課程などを学ぶ大学院生による台湾での研修活動としては過去2年だ最大規模だという。メンバーはいずれも東アジアの研究で優秀な人たち。

一刻は滞在期間中、教育部を表敬訪問する他、台湾南部の烏山頭ダム、それを作り上げた日本占領時代の土木技師、八田与一氏の記念館などを参加する。教育部によると、日本側は台日の大学院生の交流を大変重視しており、10人を台湾から招待、日本で研修活動を行うよう養成しているという。

東アジア研究の日本人大学院生ら 台湾訪問で現地の学生らと交流

東アジアを研究する日本人大学院生ら10人が今月16日から6日間、教育部の研修プログラムの一環で訪台し、同分野を学ぶ台湾の学生らと学術的な交流を深めた。

教育部によると、今回訪台したのは東京大、神戸大などの大学院生たち。台湾の政治大、中山大、淡江大の教授や学生らと交流し、論文の発表も行われたという。

日本からの学生らは訪台中、座談会への参加のほか日本統治時代の水利事業に貢献した八田与一の記念館や烏山頭ダム(どちらも台南市)などを訪問した。教育部では視野を広げ、双方の認識を深めるためにも、台日の学生が交流できる機会を増やしたいと話している。

台湾の「自閉性」画家、ローマ法王に謁見

台湾の「自閉症」画家、李柏毅さんがローマ法王のフランシスコ1世に謁見した。李さんはこのほど、バチカンの医療牧霊委員会による第29回の国際会議に参加。22日には同会議に参加している世界各国の代表、世界各地からやってきた、自閉症者とその家族を対象にレセプションが開かれた。

パウロ6世ホールに約2000人が集まった。レセプションにはフランシスコ1世も出席、李柏毅さんも謁見し、バチカンをテーマにした絵画作品を贈った。李さんはフランシスコ1世と短時間歓談し、フランシスコ1世は李さんの頭上で十字架を切り、「私はあなたのために祈るので、あなたも私のために祈ってほしい」と声をかけたという。








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