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馬英九総統 国民党主席を辞任:台湾

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馬英九総統 国民党主席を辞任

 
台湾の馬英九総統は3日、与党・国民党が先週末の統一地方選挙で大敗した責任をとり、党のトップを辞任した。

 台湾の馬英九総統は、国民党の中央常務委員会に出席し、統一地方選で大敗したことを支持者らに謝罪したうえで、「私は深く反省し、選挙の失敗に対し最大の責任を負うべきだ」と述べ、国民党のトップを辞任した。

 馬総統の辞任について、中国政府は2日、「中国と台湾が各領域で引き続き交流と協力を深め、関係の平和・発展が推進されることを望む」とコメントしている。

 しかし、馬総統は台湾トップとしての任期をあと1年半残しているものの求心力の低下は避けられないものと見られ、今後、対中政策を大きく進展させるのは難しい情勢となった。

台湾の馬総統、国民党主席を辞任 党内で激震続く

 台湾統一地方選での惨敗を受け、馬英九(マーインチウ)総統は3日、与党・国民党の主席を辞任した。辞任を求める声を抑えきれず、2016年5月までの総統任期で「レームダック(死に体化)」が進むのは確実だ。後任主席選びは次期総統選もからんで駆け引きが活発化。党内で激震が続いている。

 馬氏は党中央常務委員会で「選挙で国民党はかつてない挫折に見舞われた。最大の責任を負う」と辞任を表明した。先月29日の選挙結果を受けた当日の会見では自らの進退に触れず、批判が噴出。「馬氏への政治的な死刑判決」(落選した胡志強〈フーチーチアン〉・台中市長)との声も上がっていた。

 国民党は昨年の党大会で、党員が総統在任中は党主席を兼ねるよう党憲章を改めた。後継の総統候補選びで主導権を発揮するためだったが、もくろみが外れた。馬氏は中国の習近平(シーチンピン)国家主席との会談を目指していたが、絶望的になったとの指摘も出ている。中台はお互いに政権を認めておらず、総統や国家主席の肩書では会談できない。党トップとしての会談は可能との見方があったが、主席辞任で不可能になった。

ネット商店のPChome、ニュースアプリ事業進出

ネット商店大手の「PChome(網路家庭)」傘下の飛数国際資訊が2日、スマホアプリ「Yiabi新聞(ニュース)」をカットオーバーした。大型の総合ニュースアプリとしてはGoogle、Yahooに続き台湾で3つ目となる。ネット上の各社のニュースをカテゴリごとに表示し、オープン当初で320万本、今後は1日に3万本のペースで追加される。
会員は、登録した関心分野やキーワードにより検索された記事が閲覧できるほか、会員自身が執筆した記事を投稿することも可能だ。繁体字・簡体字・英語に続き、来年1月には日本語や韓国版も開始するとし、国際的な展開を視野に入れている。広告は表示されておらず、現在のところ収益モデルは未確定。まずは認知拡大に注力し、広告以外の収益獲得方法を検討するという。

《日系進出》和食の王滝、台中に海外1号店[商業]

長野県内で回転寿司や居酒屋、炉端焼などの和食レストランを展開する王滝(長野県松本市)は8日、台中市にそば専門店「純蕎麦処 信州王滝」を正式にオープンする。同社初の海外店舗で、11月29日から試験営業を始めており、7日まで全品10%引きのキャンペーンを行っている。

王滝は11月、完全子会社の台湾王滝を設立。台中市第7期再開発エリア(台中7期)の百貨店「柏地広場」の地下に営業面積40坪の店舗を設けた。そば粉と日本酒、食用油を日本から直輸入し食の安全に配慮したほか、台湾人は伝統的に麺を汁とともに食べる習慣があるため、かけそばのラインアップを充実させた。

王滝は2008年にも台湾出店を準備したが、適当な出店場所を確定できず断念。今年4月から計画を再開した。台湾王滝の永瀬篤代表は、「既に日本料理店の激戦区となっている台北市ではなく、あえて地方都市からの展開を決定した。台中市内で来春までに2店、来年中に5店を開くのが目標で、そば専門店のほか海鮮居酒屋や鍋をメインにした業態も含めて検討している」と話した。

台湾プロ野球、初の海外トライアウト実施 ロッテも視察

台湾プロ野球史上初めてとなる、海外でのトライアウト(入団テスト)が2日、米ロサンゼルスで実施された。中信兄弟、義大、ラミゴのほか、日本プロ野球・ロッテの関係者も視察を行った。

トライアウトに参加した選手は27人(うち投手は10人)で、半数以上がマイナーの2A、3Aでプレーし、中にはメジャー経験者もいる。

中信兄弟の謝長亨監督は、野球には技術や性格などで考慮すべき点があり、実際に選手に会わないと分からないこともあると述べ、今回のトライアウトは選手を理解するのに役立ったと語った。

台湾、新型の地対空ミサイルを製造へ 中国の脅威に対抗

台湾の兵器開発責任者は2日、新型の地対空ミサイルで台湾の空域を「最大で20年間」防衛することが可能だと語った。台湾は、中国の軍事的脅威に対抗するため兵器の刷新を目指している。

老朽艦いまだ現役、独自開発の行方は 台湾海軍の潜水艦

「天弓3型(Tienkung III)」は台湾が独自開発した防空ミサイルの最新型で、製造は2015年から24年まで行われる予定。台湾議会が最近、748億台湾ドル(約2900億円)の予算を承認した。

 台湾の兵器開発の拠点、中山科学研究院(Chung-Shan Institute of Science and Technology)のミサイル計画責任者は「このミサイルは短距離弾道ミサイル、巡航ミサイル、戦闘機を迎撃する能力がある」とAFPに説明した。

台湾・猫空の「ハローキティ」ロープウェイ 来年5月まで延長

猫空ロープウェイを運営する台北メトロ(MRT)は3日、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」のラッピング車両の運行を2015年5月5日まで延長すると発表した。本来は今月までとしていた。

特別デザインのゴンドラは、赤字にあえぐ同ロープウェイの経営立て直しのため、昨年12月6日に運行を開始した。旅行客の人気を集め、乗客数は今年10月末までで前年同期比53万人増の270万8000人となった。ハローキティのイメージキャラクターとしての使用延長は、大きな集客効果を受けてのもの。

可愛らしいイラストは一部のゴンドラのほか、猫空ロープウェイ各駅の入り口や切符料金表などにもあしらわれている。ゴンドラには、ロープウェイ近くにある台北市立動物園で人気の子パンダ「円仔」やペンギンのイラストも描かれている。

同駅では12月6日から来年1月4日まで、ハローキティと猫空ロープウェイのコラボレーショングッズの一部を2割引で販売するキャンペーンを実施するとしている。

汚職などに関する「清潔度」調査、台湾は35位に改善も日本下回る

世界各国の汚職や腐敗を監視する非政府組織(NGO)、トランスペアレンシー・インターナショナルが3日発表した175カ国・地域の「清潔度」を表す2014年の「腐敗認識指数」(CPI)で、台湾は35位に格付けされた。前年より1ランク上昇したものの、東アジアでは4位となり、シンガポール、日本、香港におよばなかった。

このCPIは各調査対象の政治、経済、司法に関する国際機関やシンクタンクの評価データなどに基づいて清潔度を数値化したもの。百点満点で点数が低いほど腐敗度が高いことを示す。

台湾はマスコミが権力や圧力に臆することなく不正を暴く点や、警察などの関連当局による取り締まりや摘発の強化などが評価され、2012年から毎年1ランクずつ順位を上げており、得点は61だった。

清潔度ランキングの上位5位は順にデンマーク(92点)、ニュージーランド(91点)、フィンランド(89点)、スウェーデン(87点)、ノルウェーとスイス(ともに86点)。アジア最高のシンガポールは世界7位(84点)、日本は15位(76点)、韓国は43位(55点)、中国大陸は100位(36点)だった。

台湾・総統府、次期首相に毛治国副首相

総統府は3日、先月29日の統一地方選での与党・国民党の惨敗を受けて1日に行政院長(首相)を辞任した江宜樺氏の後任として、毛治国・行政副院長(副首相、66)が昇格すると発表した。

総統府の報道官は、毛氏はこれまで行政副院長を2年近く務め、政務に精通していると説明した。

毛氏は過去には通信最大手・中華電信の董事長(会長)や交通部長(交通相)などを歴任し、2013年2月に行政副院長に任命されていた。

台湾美女を集めた客室乗務員のカレンダーを発表

トランスアジア(復興)航空は2日、同社の客室乗務員から選抜した6名の「カレンダー大使」をモデルにした2015年卓上カレンダーを発表した。チャリティーの一環として作られ、一般への販売はされない。

カレンダーは笑顔をテーマとしており、同社の乗客に対するサービス精神を表している。大使は約300名の客室乗務員の中から選ばれ、その一部は同社の広告などに登場したことがある。

本カレンダーは、同社がグループ企業と推し進める貧困家庭の児童に対する公益活動の一環として作られた。同社は、企業カレンダーを通じて経済的に困窮する家庭の子供が受ける教育に対する関心が高まればと話している。

台湾の航空会社では、チャイナエアライン(中華航空)も客室乗務員をモデルにしたカレンダーを発表している。

米国から購入の多目的ヘリ「ブラックホーク」 高雄港に到着

陸軍が米国から購入した多目的ヘリコプターUH-60「ブラックホーク」4機が3日朝、高雄港に到着した。陸揚げと組み立て作業が行われた後、台南の帰仁基地に向けて飛び立った。

陸軍は計60機のUH-60を米国から購入しており、2018年までに全ての機体が引き渡される予定。うち15機は災害救援活動などの任務を担っている内政部空中勤務総隊に貸し出し、有事には軍が使用する。

過去には、2008年に30機を購入した攻撃ヘリコプター「アパッチ」の最新機、AH-64 Eも高雄港に納入され、帰仁基地で試験飛行などが行われている。

台湾・阿里山で山火事 老木への被害なし

樹齢1000年を超える老木が自生していることで知られる嘉義県の阿里山で1日に山火事が発生し、5ヘクタール以上に延焼したが2日午前に鎮火した。消防局などによると、燃えたのは大部分が草地で森林への被害はほとんどなかった。火災による負傷者・死者は今のところ確認されていない。

火は1日午後から延焼し始め、地面が乾燥していたこともあって激しく燃え広がり、一時は幹線道路付近にまで火の手が及んだ。同地の山間部ではここ数カ月間、雨が降っていなかったという。

嘉義林区管理処は、山火事は2日午前1時から降り続いた雨などにより、同4時半ごろに鎮火したと話している。

警察は当初、出火は乾燥によるものとしていたが、それ以外の原因も排除できないとして調査を続けている。また、山火事の影響で1日夜から通行止めとなっていた幹線道路も2日午前から開通している。

福祉団体が農家ら支援 選挙で使われた不要自転車を回収・寄付


台北市内に本部を置く福祉団体「好人会館」は、先月29日に投開票された統一地方選挙で候補者らが街頭活動などで使用した三輪自転車を回収する取り組みを行っている。農家や低所得家庭などの生活支援に役立てる考えだという。

台湾では選挙期間中、運動員らが三輪自転車に乗って町中で「お願い」に走り回る。だが、選挙後には売却されたり、倉庫にしまわれるなど再び使用される機会は少ない。好人会館ではそんな自転車を回収し、必要とする人たちに再利用してもらう計画だ。

発起人の黄栄トンさんは、集めた自転車を改修し、寄付した先では同団体で製作に取り組む廃油から作ったせっけんや野菜などを販売してもらうという。現在は各選挙陣営に提供の呼びかけをしており、最終的には100台を回収したいとしている。(トン=土へんに敦)

同団体ではこのほかにも、食品安全問題の拡大で、多くの菓子業者が生産休止に追い込まれ、原材料を生産するタロイモ農家の減収にもつながっているとして、同食材を使った料理の普及にも取り組む予定だと話している。

全日空、台湾でクレジットカード

全日本空輸は2日、台湾大手の中国信託商業銀行と提携し、台湾向けのクレジットカード「CTBC ANAカード」を発行すると発表した。全日空の外国人向けのカード発行は初めて。台湾からの訪日客需要の取り込みを狙う。

 JCBのブランドで、「プレシャス(上級)」と「プラチナ(一般)」の2種類を発行する。決済は台湾ドルで、台湾の居留証があれば保証人無しで入会できる。カードの決済ごとに中国信託銀のCTBCポイントがたまるほか、全日空のANAのマイルに交換することも可能だ。日本旅行の際はANA系列の空港売店や免税店で10%割引優待が受けられる。

 全日空の稲田健也上席執行役員は2日に台北市内で開いた中国信託銀との共同発表会で、「1~10月の台湾から日本への旅客数は前年同期比26.4%増の238万人になった」などと語り、訪日客が多い台湾でのカードの需要拡大に期待を示した。

「ブラックサンダー」がPV数トップ 2014年台湾オークション番付

ヤフー台湾オークション(雅虎奇摩拍売)は1日、2014年ヒット商品ランキングを発表し、日本の有楽製菓が販売するチョコレート菓子「ブラックサンダー」がページ閲覧数トップに輝いたことが分かった。1日付の中国時報が伝えている。

ブラックサンダーの姉妹品である「ビッグサンダー」は、昨年9月に台湾で発売されて以来、今年3月までに300万個が販売された。スーパーでも同商品を求める買い物客が行列を作り、コンビニでは欠品状態が続くなど、空前のブームとなっていた。

ページ閲覧数の2位以下には韓国風トレンチコート、韓国製タンブラー「MY BOTTLE」など韓流製品が並んだ。

年間ヒット商品の1位は「iPhone6」で、ブラックサンダーは2位だった。アニメ「美少女戦士セーラームーン」と日本のメーカーによるコラボレーション下着も8位に入った。

タンブラーといった生活小物は今回初めて10位以内にランクインした。電子商取引(Eコマース)市場の成熟により、消費者が衣食住に関わるすべてをネットで済ませるようになったことがその要因であるとヤフー台湾は見ている。

HTC、小型カメラ「RE」を台湾で発売

 スマートフォン大手の宏達国際電子(HTC)は2日、小型アクションカメラ「RE」を台湾で発表した。きょう3日から発売する。
 HTCはREを米国で先行販売しており、台湾市場への投入時期に関心が集まっていた。REは手のひらに収まる小型サイズで、使いやすさと高画質、スマホとの連動が容易なことが特長。有効画素数は1,600万画素で、146度の広角レンズを採用した。電源ボタンがなく、触れるだけでスイッチが入る仕組みで、背面のボタンを押して撮影する。ボタンを長押しすると動画モードに切り替わり、スローモーションや水中での撮影も可能。スポーツをしながら鮮明な映像が撮影できるとしている。また、近距離無線通信規格「ブルートゥース」を搭載し、専用のアプリケーションをダウンロードすれば撮った写真や動画をスマホ上で楽しむことができる。
 同社の董俊良・北亜区(北アジア地区)総経理は発表会で、「革新的な技術を投入したREがカメラを変え、画像や映像の楽しみ方が違ったものになる」と述べ、売れ行きに自信を示した。HTC販売店とオンラインショッピングサイトの「PCホーム」で販売され、小売価格は5,990台湾元(約2万2,900円)。

台湾訪問旅行者900万人達成、歓迎受けた香港人「驚いた!」

交通部観光局は2日、桃園空港で今年900万人目となった香港からの旅行者、羅迪標さんを迎えた。花束を受け取り、獅子舞で歓迎を受けた羅さんは、驚いた表情を見せながら「とてもうれしい」と喜びを語った。

羅さんは2人の子どもと共に同日午後台湾入り。その息子は、以前から台湾旅行はとても面白いと友人から聞いており、父親にも体験してもらおうと、妹とともに訪問したと今回の訪台理由を説明した。3人の台湾訪問はいずれも初めて。

観光局は3日午前、一行を歓迎するための記者会見を開いた。台湾名物のパイナップルケーキやHTC製スマートフォン、エイスース製ノートパソコン、手作り石けんなど台湾各地の特色やソフトパワーを象徴する9つの記念品を贈られた3人は、「うれしい。あちこちを回って台湾のグルメを試してみたい」と訪台900万人目としての感想を語った。

海外から台湾を訪れる旅行客数は4年連続でほぼ100万人単位で増加しており、今年11月末時点の年間訪台者数は過去最高の887万人を上回った。早ければ2015年に年間1000万人の旅行者数達成、2018年には台湾にもたらされる観光収入の5000億台湾元(約1兆9200億円)突破がそれぞれ見込まれている。

世界の優良航空会社ランキング=7位は台湾・エバー航空 全日空は9位

航空会社評価サイトの「エアライン・レイティングス・ドットコム」が2日に発表した2015年版「世界の優良航空会社ランキング」で、台湾のエバー(長栄)航空が7位に選ばれた。全日空は9位だった。

1位は2年連続でニュージーランド航空。サービスや経営状況、スタッフの積極性などが高く評価された。2位以下はエティハド航空(アラブ首長国連邦)、キャセイパシフィック(国泰)航空(香港)、カンタス航空(オーストラリア)、エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)などが続いた。

エバー航空は同時にアジア太平洋地域の最優良長距離路線運航会社としても選ばれた。同社は今年1月には安全度ランキングで世界第8位に選出されている。

エバー航空について関係者は、1992年に競合他社に先駆けてプレミアムエコノミークラスを導入し、2005年からはボーイング777-300ER型機を積極的に採用するなど、安全運航への取り組みや堅実で斬新な経営が評価されたとしている。





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