【台湾ブログ】日本は飲酒天国！ 街中もコンビニもお酒がいっぱい
「日本人はお酒が大好き」というイメージを持っていた台湾人女性が、旅行中に実際に見た光景をブログに載せた。地方にも都市にも飲酒文化が根付き、特に東京では夜が更けるにつれ、街がどんどんにぎやかになるのを肌で感じたそうだ。イメージしていたように、お酒におぼれる日本人を何度も見たそうである。
“立ち飲み屋”まで行ってお酒を飲みたい日本人を不思議に思うＮａｔａさん（ハンドルネーム）は、ラーメンに焼き鳥、串揚げと椅子がない飲食店で立ち食いしながらお酒を飲む日本人の姿に、最初は驚いたようだ。だが記念写真を撮りたいくらい「面白い光景だ」と気付いたようである。
筆者が最近見たと思われる日本のドラマでは、仕事を終えても家に帰らない男性サラリーマンたちがお酒を飲むシーンがあり、「早く帰ると家族に仕事熱心ではないと思われる、というような意味の台詞に思わず納得。加えて仕事が終わってリラックスしたい気持ちが、日本の飲酒文化を盛り上げていると思う」と感じたそうだ。筆者自身もお酒好きで、同じような思いを抱いているという。
東京では上野駅近くに宿泊し、街の様子を写真に撮ってブログで公開した筆者だが「日曜日の夜以外は、ほとんど毎日こう。あなたが飲めば私も飲む、立ってでも飲むぞという光景だった」と、小さな店の中も外もグラスを持った男女であふれ、にぎわっている様子が写真からうかがえる。
「ビールを飲んで料理を食べたら、立ちっぱなしでもつらくない。この通りには店がずらっと並び、仕事帰りの日本人がみんなで飲んでいた。２次会は当たり前の流れで、３次会～４次会も珍しくないらしい。上司と乾杯をすれば上下関係が円滑になるのだ」と、仕事上の人間関係がお酒でスムーズになる印象があることも述べた。
またコンビニエンスストアに出向いた時に筆者は、お酒の品揃えが種類も量も豊富で「台湾の何倍も販売している！」と震えるくらい感動したようである。フルーツ入りなど変わり種のビールも、珍しいとばかりにすぐに飲んだそうだ。そしてコンビニには、お酒に合うつまみやスナック菓子がたくさんあることに「何でも揃っていて素晴らしい！」と、思わず声をあげたらしい。
目映りするほどの量で、見ているだけで嬉しくなったようだ。中でも特にチーズ入りのサラミソーセージを何度も買い、「なぜにこんなに好きなのか」と自身に問いかけたくなったほど気に入ったという。筆者いわくコンビニや街中の商店など、「気軽にお酒が買える場所がある日本は、飲酒天国」なのだという。
元々お酒が好きな女性だが、“郷に入れば郷に従え”とばかりに、日本滞在中の４泊はずっと酔っぱらっていたそうだ。焼肉に餃子、なにを食べる時もビールを飲んでいたようである。そして「乾杯」しても、グラスのお酒を飲み干さなくても良い日本の習慣をうらやましく感じたようだ。
中国や台湾では乾杯は飲み干す合い言葉であり、グラスを空にできなかった場合特に男性は、男らしさに欠けるという印象を持たれてしまう場合がある。あいさつ程度の日本の乾杯文化は良く映ったらしい。日本滞在中は酔っ払いたちに混ざった筆者は、「飲みながらおしゃべりに花を咲かせる日本人は、本当に飲酒好き」とまとめ、帰宅前にお酒の力を借りて騒いでいる日本人たちを詳細に観察した。
そして「私が一番愛している日本文化は飲酒です。二番目は温泉」と結論を出したようだ。毎日のようにお酒を飲んだと思われる筆者が口にしたのは主にビールのようだが、飲んだ量まではわからない。「少しの量のお酒は薬のような効果がある。ほろ酔い気分だと本当に楽しい」などと述べ、自己管理しながらお酒を楽しんでいる様子ではある。
しかしこのブログを執筆した後も寝酒を楽しむと宣言しており、とにかくよく飲む人物らしい。仕事上の付き合いや帰宅前にお酒を飲むという行動は、台湾の女性よりも日本のＯＬたちに習慣づいているように思えるが、このブログの筆者のようなお酒好きな台湾女性も少なくないかもしれない。
また街中やコンビニなど身近な場所に豊富な種類のお酒がたくさん並び、お金を出せば気軽に注文できたり購入できたりする日本の環境は、台湾の人々の日常にはない物なのだろう。筆者が述べた通り、日本はお酒好きの人にとって天国と思われる場所なのかもしれない。