豆腐加工品から工業用着色料 問題商品は台湾全土に流通
食品会社「徳昌食品」が販売していた商品に、食品への使用が禁止されている工業用着色料「メチルイエロー」が混入していたことが香港の食品検査で分かった。センキン実業社(台南市)が製造した乳化剤が原因とみられ、台湾全土に流通していた可能性がある。(セン=草かんむりに千、キン=品の口を金に)
衛生福利部食品薬物管理署によれば、問題の乳化剤は今年6月から12月にかけて2万5760キログラムが出荷され、購入した流通業者は宜蘭や基隆、新北など6県市11社におよんでいるという。現在、各地の衛生局が商品の回収を急いでいる。
すでに勾留されているセンキン実業社の経営者ら2人は、乳化剤を安定させるためにメチルイエローを添加したと認めているが、違法性については知らなかったと供述している。
乳化剤は油皮(ゆば)を加工する際に必要なもので、豆乳の泡を減らすために使用される。
民進党の出方見極め=「台湾独立」けん制―中国
中国国務院台湾事務弁公室の范麗青報道官は17日の記者会見で、11月末の台湾統一地方選で躍進した最大野党・民進党に向け、「われわれの民進党に対する政策は明確かつ一貫しており、『台湾独立』という分裂のたくらみに反対する立場は断固として揺るぎないものだ」と訴えた。独立志向の民進党による政権奪回の可能性が現実味を帯びる中、強くけん制し、民進党がどういう対中政策を取るか見極める方針だ。
同弁公室の定例会見は、統一地方選後初めてだが、報道官は最近、「両岸関係の平和発展の成果を共に守るよう望んでいる」などと民進党に向けたメッセージを送り続けている。
MRT松山線開業1ヶ月、乗り換え客分散に効果
台北市民の通勤通学の足、MRT台北新交通システムの松山線が開業して1ヶ月、乗り換え客の分散に効果が上がっている。台北新交通システムによると、松山線を利用した人は1ヶ月で延べ1994万人に達した。この1ヶ月間は無料となっており、これらの人は合計台湾元1億850万元(日本円約4億円)を節約できたことになる。
また、松山線開業後、従来、MRTの板南線で乗り換え客が最も集中した台北駅では乗り換え客が3割減。乗り換え客の分散に効果が上がっていることが示された。松山線は8つの駅のうち、4つの駅でMRTの他の線と乗り換えられる。
松山線開業後、平日に板南線を利用する人で台北駅で乗り換えた人はこれまでの延べ15万8000人から延べ11万人に減った。また、文湖線で乗り換え客の多かった忠孝復興駅も、南京復興駅で松山線に乗り換え可能となったことで、1日の乗り換え客がこれまでの延べ10万8000人から10万4000人に減ったという。
中央研究院、来年の成長率を3.38%と予測
中央研究院は、来年の台湾の経済成長率を3.38%と予測。消費は引き続き改善されるとしている。
中華民国台湾の最高学術研究機関、中央研究院の経済研究所は来年の台湾経済の展望を発表した。それによると、来年の経済成長率は3.38%で、景気は引き続き穏やかに拡大する。しかし、アメリカの利上げ、中国大陸の貿易の需要がスローダウンすることなどにより、台湾経済の成長の勢いは限られるという。
中央研究院は、今年は昨年に比べて経済成長の原動力は成長、力強い国内需要に支えられ、第1四半期から第3四半期までの国内総生産(GDP)は3.64%成長したと説明。しかし、第4四半期は食品の安全性に関する不安が広がったことなどが経済成長に影響したとのことで、通年での成長率は3.42%と予想した。
中央研究院経済研究所の周雨田・研究員は、「来年の成長率は3.38%と予測している。消費は引き続き改善され、投資も安定的に増える。貿易量は全体的な環境から言えば、世界全体で5.0%と大きく成長すると見ている」と話した。
2015年の消費者物価指数(CPI)の成長率は0.72%と予測、卸売物価指数(WPI)の成長率はマイナス1.49%と予想した。来年の失業率は3.91%と見ている。
くら寿司、台湾1号店の試験営業開始[商業]
回転寿司チェーン大手のくらコーポレーションは「くら寿司」の台湾1号店の試験営業を開始した。回転寿司大手の台湾進出は初めて。
同社の海外展開は、米国に次いで2カ国・地域目。台北市内の店舗は、家族連れの来店を想定しボックス席を中心に148席構え、タッチパネルによる注文など日本の運営方法を取り入れた。価格は1皿40台湾元(約150円)で、唐揚げや枝豆などの一品料理やラーメン・うどんも取りそろえる。客単価は300~400元を見込む。
くらコーポレーションの台湾法人、台湾国際藏寿司の西川健太郎総経理は「日本の品質を台湾の方に味わってもらいたい」と話す。寿司ネタを厳選し、寿司酢やしょうゆは日本から輸入する。店舗のコンセプトについては「ファミリー層に喜んでもらえる、回転寿司レストランを目指したい」と述べた。
16日からの試験営業でスタッフの動線などを調整し、30日に正式にオープンする予定。台湾国際藏寿司は来年、台湾域内でさらに2店舗の出店を計画している。
日本統治時代の学校宿舎 郷土学習などに活用へ
苗栗県南庄郷の南埔小学校に日本統治時代から残されていた元校長宿舎の修復工事が終わり、12日に記念式典が行われた。今後は郷土学習館や資料陳列室などとして活用される。
今回修復されたのは1935(昭和10)年に建てられた和風家屋。壁や天井など随所に日本建築の特徴が垣間見られる。2009年には県の歴史建物に登録され、1078万台湾元(約4013万円)の費用を投じて今春から工事が行われていた。
この日の式典には南庄郷の頼盛為郷長や同校の卒業生などが参加。劉敏珍校長は不定期で一般への開放を計画しているとして、多くの人に歴史を感じてもらえればと話している。
海岸巡防署、中国大陸の密漁船取り締まりを強化
新たに海岸巡防署(海上保安庁に相当)の署長に就任した王崇儀氏が16日、澎湖諸島沿岸の海域で密漁を行っている中国大陸船に対する取り締まり強化に向け、地元漁民の安全確保などへの決意を示した。
王氏は職員らに、中国大陸の密漁船に対して及び腰であってはならないと述べた上で、排除や拘留、留置、漁具の没収、破壊、漁船の差し押さえなどの行政罰のほか、悪質な場合には2~3カ月の留置処分などの厳罰に処すことが、抑止につながると語った。
同署傘下の海洋巡防総局は10月7日から来年1月31日までの期間、中国大陸からの密漁船が多くなるとして取り締まりを強化している。また、澎湖海巡隊は今年、530隻の大陸漁船を排除し、53隻に対して行政処分を行った。罰金総額は1335万台湾元(約5000万円)に上るという。
台湾・淡水で最低気温9.3度 今冬いちばんの寒さ
台湾では今冬初の寒波の影響で、16日午後8時28分に最低気温9.3度を観測するなど各地で今季いちばんの寒さを記録した。
中央気象局では、18日まで寒波と放射冷却の影響により台南以北や宜蘭の一部、金門、馬祖でそれぞれ10度を下回る恐れがあるとしている。
17日早朝までに基隆10.6度、宜蘭11.4度、宜蘭県蘇澳11.8度、台北11.2度、新北市板橋10.9度、桃園県新屋11度、新竹10.5度、台中市梧棲11.3度、嘉義10.4度、台南11.9度、高雄14.2度など平地にある12カ所の気象観測所で今冬最も冷え込んだ。
19日には前線が、20~22日にかけては再び大陸からの寒気団がそれぞれ南下すると見られ、寒さは続きそうだ。
新北市にシベリアからの珍客飛来、愛鳥家ら「びっくり!」
新北市金山区の清水湿地にこのほど、台湾で近年では初めて確認されたというシベリアからの珍客が到来し、100人以上の愛鳥家がその姿を観察しながらカメラに収めている。複数の台湾メディアが伝えた。
現地に訪れたのは絶滅危惧種であるソデグロヅルの亜成鳥とされ、今月13日に飛来が確認された。この情報が広まると、週末には多くの人々が観賞・撮影に詰めかけた。
愛鳥家の話では、この鳥は越冬のため、ロシアから中国大陸長江の中、下流一帯に飛んでくることはあるが、台湾で冬を越した記録はないという。
同市の動物保護防疫処は、観察時にツルの邪魔をしないよう注意を呼びかけるとともに、違反者には1年以下の懲役と最高30万台湾元(約112万円)以下の罰金が科せられる恐れがあると警告している。
エアアジアの格安国際宅配便、台湾でサービス開始=中国本土、香港、マカオも数ヶ月内に進出
LCC(格安航空会社)大手のエアアジア(本社:マレーシア)は12月15日、子会社のRボックスアジアが展開する格安国際宅配便サービス「レッドボックス・バイ・エアアジア」の台湾における取り扱いをスタートした。
「レッドボックス・バイ・エアアジア」は今年(2014年)8月に国際宅配便市場へ参入。既存大手業者のおよそ半額という戦略的な価格設定で話題を呼んだ。エアアジアグループ運航便の貨物スペースには余裕があるとされ、そこを活用することで低価格を実現できているという。
現在、同社のサービス対象エリアは今回追加した台湾のほか、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ネパール、タイの主要都市。数ヶ月以内にも中国本土、香港、マカオでサービスを開始する予定という。また、今後のサービス拡大予定エリアには日本も含まれる。
エアアジアグループはマカオとバンコク、チェンマイ、クアラルンプール、マニラを結ぶ路線を運航している。
宙に浮かぶ茶室 藤森照信氏の作品が台湾に登場
建築家の藤森照信氏が設計した高床式の茶室が16日、台北市内の「華山1914文創園区」に完成し、お披露目された。
「望北茶亭」と名付けられた2.4メートルの高さに浮かんでいるように見える茶室は、同園区の王栄文董事長(会長)の要望を受けて藤森氏が設計した。同氏の作品が展示されるのは2009年に続いて2回目だという。
はしごを上って入る茶室の入り口は幅43センチ、高さ65センチ。杉造りの茶室を支える柱は竹製で、藤森氏は建材として竹を使うことは一種の挑戦だったと語っている。
台湾・チャイナエアライン、北アジアの最優良航空会社に=米誌調査
米・旅行専門誌の「グローバル・トラベラー」が実施した読者投票で、チャイナエアライン(中華航空)が北アジアの「最優良航空会社」に輝いたことが分かった。
同誌が今年1~8月に行った第11回読者調査によると、チャイナエアラインは新型機を積極的に導入し、ソフト面でのサービス強化に努めた点が消費者や旅行関係者などからの支持を集めたという。
ロサンゼルスで行われた授賞式に出席した同社の林鵬良総経理(社長)は、上質なサービスを通じて「台湾の美しさを世界に紹介したい」と語った。
震災支援に感謝 東北の魅力を伝えるイベント開催へ
東日本大震災への台湾からの支援に感謝を示すイベント「日本東北六県感謝祭」が19日から22日までの4日間、台北市の花博公園で行われる。
会場ではこけしや起き上がりこぼしの色付けのほか、海女や花笠まつりの衣装に着替えての記念撮影や郷土料理の試食など、東北文化を実際に体験できる。
ステージ上では津軽三味線やなまはげ太鼓の演奏、盛岡さんさ踊りなどの披露や、わんこそば大会も行われ、イベントを盛り上げる。
イベントは入場無料。主催は東北6県と東北運輸局、観光業界団体で作る実行委員会など。
台北・新北・基隆のタクシー、2割値上げ?
台北市、新北市、基隆市の「大台北エリア」のタクシーが値上げするもよう。大手日刊紙、「中国時報」は16日、過去7年間運賃を調整していない、台湾北部の台北市、新北市、基隆市のタクシーが、来年の旧正月明けにも約2割の値上げをすると報じた。報道によると、台北市交通局は今週中にも第5回「タクシー諮問及び審議委員会」を開き、ここで値上げが承認される公算が大きい。報道では、台北市、新北市、基隆市のタクシーは5万台から6万台で、全国の2/3以上を占める他、毎日延べ85万人あまりが利用していることから影響は大きいと指摘している。
タクシー同業組合が提示している案は、現行の初乗り70元(日本円約260円)は維持するものの、最初の距離を1.25キロから1キロに短縮する。料金の加算単位は従来どおりの5元(日本円約18.5円)ながら、料金が加算される距離は250メートルから200メートルに短縮される。これにより、組合側では平均20%の値上げになると見ている。
しかし、台北市政府は16日、値上げ幅が大きく、審議委員会では反対の立場を伝えるとし、値上げ幅と実施時期についてはまだ予想できないと話している。
台湾検索ワードランキング 話題の人には韓国俳優や日本のAV女優
台湾グーグルは16日、2014年の検索キーワードランキングを発表し、話題の人物部門では、台湾でブームとなったドラマ「星から来たあなた」に主演した「キム・スヒョン」が1位に輝いた。話題のニュース部門では世間をにぎわせた社会事件が多数ランクインし、社会問題への関心の高さが浮き彫りになった。
話題の人物部門では10位までに「イ・ミンホ」や「少女時代」など韓国出身のスターが4組ランクインし、韓流人気をうかがわせた一方、台湾からは3位にロックバンドの「メイデイ」(五月天)、6位にバスケットボール選手の「ジェレミー・リン」(林書豪)ら5組が入った。10位には台湾映画にも出演した日本のAV女優「波多野結衣」が名を連ねている。
社会を揺るがす重大事件が多かった今年は、急上昇したワードの総合2位に、3月から4月にかけて学生運動を引き起こした「服貿」(サービス貿易取り決め)が入ったほか、話題のニュース部門には廃油から作った再生食用油「[食叟]水油」(下水油)や5月21日に起きた地下鉄無差別殺傷事件「捷運殺人」、7月31日深夜から8月1日未明にかけて発生した高雄市内の大規模爆発事故「高雄気爆」などの事件がランクインした。
急上昇ランキングでは、11月29日に行われた統一地方選挙「九合一選挙」が話題のニュースの1位になったほか、台北市長の座を争った「柯文哲」氏と「連勝文」氏の名前がそれぞれ話題の人物の1位、6位に入り、台湾の人々の選挙への注目度の高さを示す結果も出ている。
日台企業への金融支援充実度向上、台湾の官民連携で
台湾と日本の産業提携に際して、より良い金融サービスなどの提供を目的とした戦略提携に関する覚書(MOU)の締結式が15日、台北市内のホテルで執り行われた。
MOUに調印したのは日台産業の連携を推進するために発足した経済部(経済産業省に相当)台日産業連携推進オフィス(TJPO)と日本の地方銀行26行とのつながりを持つ大手金融グループ、中国信託ホールディング(中信金控)。
経済部は日台のビジネス交流活性化に向けて、今後は日本企業の台湾進出に必要な会計、法律面を含む金融サービスの充実化に取り組むと述べた。中信金控は台湾が強みを持つ製造業に日本からの技術を加えれば互いに利益を得られると今回の提携について抱負を語った。
日台間の協業を進めてきたTJPOは2012年3月の発足後、これまでに日本の地方自治体や産業関係の組織計30カ所と連携し、154件の提携を成功させている。これによる投資額は225億9100万台湾元(約848億円)に達した。
外交部:台日関係は良好な基礎の上で発展
日本の衆議院議員選挙で自民党が多数を獲得。外交部は台湾と日本の関係は既存の良好な基礎の上で発展を続けると述べた。4つの覚書を交わした亜東關係協会の李嘉進・会長と日本の交流協会の大橋光夫会長。
外交部が、台湾と日本の関係は既存の良好な基礎の上で引き続き発展していくとしている。外交部の高安・スポークスマンは15日、先週日本で行われた衆議院議員選挙について触れ、自民党が多数を獲得したことで、安倍首相が引き続き新たな内閣を組んで安定した国家運営を行うだろうと述べた。
高安・スポークスマンはさらに、中華民国台湾と日本はいずれもアジア太平洋の国で、自由民主、法治などの価値観を共有しているばかりでなく、特別なパートナーの関係にあり、経済、貿易、文化、観光など各方面で密接な交流を続け、両国の国民は深い友情で結ばれていると述べた。
高・スポークスマンはそして、今後両国の関係は既存の良好な基礎の上で引き続き発展していくとし、両国によるEPA(経済連携協定)、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)といった経済貿易分野でのそれぞれの議題の上でも引き続き協力していくと強調した。
台湾、睡眠障害で画期的な診断技術開発
睡眠障害の新たな診断技術が開発され、来年には日本やアメリカなどへ売り込まれる見通しに。睡眠しているときに息が止まる、睡眠時無呼吸症候群の診断にはこれまで2日から7日必要で、台湾では睡眠センターに一晩泊まることが求められるのが一般的だが、国家実験研究院は先ごろ、睡眠障害リスク評価技術とプラットフォームの開発に成功。これは映像と計算、クラウドシステムの三つの分野の技術を結合して、わずか15分間で診断できる世界初の画期的なシステムだという。この技術は台湾の海昌生技(バイオ技術)社に移転されることになり、16日に契約締結のセレモニーが行われた。来年3月に台湾で発売し、年末までには中国大陸、ヨーロッパ、アメリカ、日本などに売り込んでいくという。
台湾睡眠医学会によると、台湾では約45万人の成人がこの病気に悩んでいる。症状は睡眠時に呼吸器官が圧迫されて呼吸が止まり、驚いて目を覚ましては再び呼吸を始めるというもので、時には一晩に数十回も起きる。
この症状を診断する睡眠センターのベッド数に限りがあるため、患者は1ヶ月以上待たなければならないケースもある。これが15分間で、85%の精度の診断が可能になることで費用も大いに節約できる。国家実験研究院では、現在世界であるのは主に映像だけを用いたものであるのに対し、今回開発されたものは映像に計算流体力学、クラウド技術を組み合わせており、世界で類を見ない画期的な技術だと話している。
この技術の移転を受ける海昌バイオ技術では、ヨーロッパの人たちは食習慣の関係で、この症状に苦しむ人が台湾より多いとし、国際普及センターを立ち上げて世界の市場に売り込んでいくと意気込んでいる。台湾では来年3月、医療機関を対象に提供を始める予定で、患者は自費ながら台湾元4000元から5000元で検査を受けられる。従来の1/2程度の費用だということ。
台北児童新楽園、電子マネー決済は好評
台北市立児童新楽園が16日にオープン。平日の上、寒い一日となったが、当たらし物好きの人たちが早速13種類のアトラクションを楽しんだ。
台北市が新たに建設した遊園地、児童新楽園が16日に正式にオープンした。運営を行う台北新交通システム公司では、この児童新楽園を楽しさの宝箱に見立て、四つのエリアに分けている。四つのエリアとはグリーン系の「奇妙な森林と夢の海」、ブルー系の「魔法の星」、オレンジ色系の「おもちゃの兵隊」、そしてピンク系の「幸せ広場」。それぞれのエリアに守り神のフィギュアが用意されている。これらフィギュアはアーティスト、謝介文氏の手によるもので全部で11種類。四つのエリアのために特別にデザインされたもの。それぞれに名前がついていて、入場者は入り口で一つ一つの紹介文を確認してから遊園地内でその姿を探すことになる。
オープン初日は寒波の影響で台北は寒い一日。平日ということもあり、開園2時間での入場者は約1300人だった。児童新楽園では、台北新交通システムなどで使用する電子乗車券、イージーカードで入場できる他、園内のアトラクションも電子マネーで決済する。食事エリアのみ現金での支払いも可能だが、それ以外はすべて電子マネーを使用するため、入場者はあらかじめイージーカードを持っているか、入場時に電子マネーを買うことになる。初日の入場者の多くは、小銭が不要で便利だと話していた。
特別に休暇を取ってやってきたという若いカップルのうち女性は、一部のアトラクションはスリル満点で足がすくんだと話した他、園内のカラフルな設備を称えた。また、アトラクション一つ遊ぶのに台湾元30元(日本円約111円)という料金設定もリーズナブルと評価していた。
米商務省、中国と台湾製太陽光関連製品に輸入関税課す最終決定
米商務省は16日、中国および台湾製の太陽光関連製品に対し、大幅な輸入関税を課す最終決定を下した。中国製品に対する反ダンピング関税は最高税率165.04%に設定された。
独ソーラーワールド<SWVKk.DE>の米子会社は、中国メーカーが2012年に導入された輸入関税を逃れるための措置を講じていると指摘し、規制の抜け穴をふさぐよう求めていた。
台湾メーカーを対象とする反ダンピング関税の最高税率は27.55%。中国メーカーはさらに、反補助金関税も課される。
輸入関税の影響を受けるメーカーには、中国のトリナ・ソーラー(天合光能)<TSL.N>、サンテック・パワー(尚徳電力)<STPFQ.PK>、台湾の茂迪(モテック・インダストリーズ)<6244.TWO>が含まれる。
輸入関税を正式に課すには、さらに米国際貿易委員会(ITC)の最終判断が必要となる。ITCは1月29日までに最終決定を下す見通し。
日本で痴漢をしたらどんな代価を払うことになるか?
台湾メディアの中時電子報は14日、「日本で痴漢をしたらどのような代価を払うことになるか?」と題した記事を掲載した。
記事では、日本の東京周辺で埼京線、中央線、山手線が痴漢事件の発生率が高い鉄道路線とされていることを紹介。「痴漢をしてしまい、被害女性などに警察に突き出されれば、27時間から最長20日間、身柄を拘束され、罪が確定すれば処罰も待っている」と説明した。
また、「日本では近年、痴漢の冤罪被害もたびたび話題になっている。例えしていなくても、痴漢の疑いで拘束されてしまうと、自分は罪を犯していないという証明を提示しなければ、疑いは晴れない。痴漢をしたと認めない場合には裁判で1年から2年も争い、勝訴しても賠償は得られず、これによって一家離散に追い込まれるケースもある」とも伝えた。
茨城・神栖の台湾女性殺害事件 中国大陸出身の犯人を台北で逮捕
茨城県神栖市の住宅で今月5日、この家に住む台湾女性が死亡しているのが見つかった事件で、台湾の警察は、この女性の殺害に関与した中国大陸出身の女を14日に逮捕したと明らかにした。事件をめぐっては、9日にも大陸籍の男が日本で逮捕されている。
調べによると、逮捕された女は5日に日本を出国し台湾へ入った後、8日に台湾在住の女性の息子に電話で「女性が交通事故で死亡した」とうそをつき、15万台湾元(約56万円)の医療費を振り込むよう要求したという。
女は14日午後に台北松山空港から中国大陸へ逃走を図ろうとしたが、日本側から連絡を受けていた台湾の警察に取り押さえられた。
逮捕された女は、中国大陸籍の男と共謀し女性の身動きを取れなくした上で殴打した後、女性の口座から25万円を引き出したことなどを認めているという。女は送検され、捜査が続けられている。
台北と高雄の空港に無料インターネット電話端末設置
台湾でインターネット電話のスカイプを運営する連科通訊はこのたび、台北松山空港と高雄国際空港に端末を設置し、台湾に到着した海外からの旅行者らが無料で使用できるサービスを開始した。
国内外の携帯電話や固定電話と無料通話が可能で、同様のサービスでは世界初の試みだという。高雄空港の関係者は、家族や出迎えの相手などとの連絡が便利になると期待を寄せている。
連科側は空港のサービス向上とイメージアップにつなげたい考え。同サービスは松山空港で来年4月30日まで、高雄空港で同5月31日まで提供される。
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