来年の給与、3割超が「上昇」=国泰金控調査[労働]
金融持ち株大手の国泰金融控股が行った調査で、3割以上の人が来年給与が上がると予想していることが分かった。
調査は、同金控傘下の国泰世華銀行の顧客と国泰人寿保険のインターネット会員を対象に今月1~7日に行われ、有効回答数は2万684人だった。
来年給与が上がると予想する人は32.6%で、前年同期の調査に比べ7.2ポイント上昇した。引き上げ幅については「3%未満」と答えた人が22.1%、「3~5%」が8.4%だった。一方、「変わらない」とした人は51.3%で昨年の調査とほぼ変わらず。「減少する」は16.1%だった。
春節(旧正月)前に支給されるボーナス(年終奨金)について、月給の何カ月分かを尋ねたところ、「1~3カ月」が最も多く56.8%、次いで「1カ月以下」が37.2%で、この2回答で94%を占めた。緩やかな成長が続いていることから来年の昇給とボーナスに期待する一方、大きな上げ幅を見込むのは難しいという控えめな意識がうかがえる。
朱立倫・新北市長、国民党首選に立候補 馬総統超える支持集める
与党・国民党の朱立倫新北市長(53)が21日、来年1月17日に投開票が行われる党首選に立候補した。届け出を出したのは朱氏のみだったため、事実上の信任投票となる。
朱氏が立候補時に提出した署名は10万6809筆で、出馬に必要な党員3%(1万600人)の署名数のみならず、馬英九総統が2009年に立候補した際の9万2847筆を上回り、国民党のホープとみなされている朱氏に対する党内の期待の高さが、改めて明らかになった。
今回の党首選は先月末の統一地方選での国民党の惨敗により馬総統が主席を引責辞任したことを受けて行われるもの。朱氏は台北、台南、台中などの6直轄市の首長選で、国民党候補として唯一当選を果たしていた。
朱氏は現在の総統と行政院長(首相)による二重首長制から内閣制への移行や、投票年齢の引き下げなどを訴えている一方、2016年の総統選には出馬しないと表明している。
次期南投県長、農業と観光面の発展に尽力する方針示す
南投県の林明シン次期県長は21日、同県政府が行った観光PR記者会見で、県長就任後に農業と観光産業の発展に注力する方針を示し、2年以内に具体的な成果を出したいと語った。(シン=さんずいに秦)
林氏は南投県を農業大国だとした上で、農民の収入を増やしたいと語り、県政府職員らの豊富な経験などを生かして取り組む考えを強調した。
同県は梅の開花シーズンを迎えており、お正月連休には各地で多くの人出が予想される。県ではお花見スポットに24時間稼動のカメラを設置し、インターネット上でいつでも開花情況を確認できるとしている。
11月の失業率3.89%、同月では最近7年で最低
行政院主計総処が22日に発表した「人力資源調査統計」によると、11月の失業率は3.89%で同月では最近7年での最低となった。前月比0.06ポイント低下、前年同月比0.27ポイント低下した。今年1~11月の平均失業率は3.97%で同時期では最近7年での最低。前年同期比0.22ポイント低下した。
主要国・地域の最新の失業率は、フランス10.5%、カナダ6.6%、イギリス5.9%、アメリカ5.8%、ドイツ4.9%、日本3.5%、韓国3.5%、香港3.3%、シンガポール2.0%だった。 11月の失業人口は45万1000人で前月比6000人減少、前年同月比2万7000人減少した。原因別では、「季節性および臨時性の勤務期間終了」による失業人口は前月比2000人減少、「勤務先の業務縮小、閉鎖」は同1000人減少、「勤務先への不満」は2000人増加した。11月の失業率を年齢層別で見ると、15~24歳:12.79%、25~44歳:4.02%、45~64歳:2.04%。学歴別では、中卒以下2.94%、高卒3.78%、高専に相当する専科学校卒以上の失業率が4.34%(うち大卒以上が5.00%)で、高学歴者の高失業率が続いている。
Café&Meal MUJI、台北にオープン
日本の小売業者、無印良品の台湾におけるフラッグシップ店が20日、台北市のデパート、統一阪急台北店の地下2階に新装オープンした。新装オープンにあわせ、店内に世界各地の伝統的かつ高品質な生活用品を集めたコンセプトショップ「Found Muji」のコーナーのほか、台湾では初出店、海外でも3店舗目となるレストラン「Café&Meal MUJI」を新たに設けた。
台湾無印良品の梁益嘉・総経理によると、新装オープンにあわせて、もともと160坪だった店舗を、新設した「Café&Meal MUJI」を含め338坪にまで拡張、「Found Muji」のほか、観葉植物、マタニティーウェア、都会で働く女性向けのファッションなど、扱い品目も増やしたという。
58坪、70席のカフェテリア式レストラン「Café&Meal MUJI」では、日本と台湾のスタッフが厳選した台湾の食材を使ったメニューが提供される。定食は、温かいおかず10種類、冷たいおかず10種類の中から、3種類もしくは4種類選んでオーダーするスタイルとなっており、おかずの種類は季節ごとに内容が変わるという。
定食は、美味しいお米として知られる南東部、台東県の池上郷で穫れた池上米のご飯、味噌汁付きで、おかず3品が台湾元220元(日本円約834円)、4品が台湾元270元(日本円約1024円)。このほか、デザート、ドリンクメニューもある。
きょうは冬至=台湾風白玉団子汁に行列 でも食べすぎにはご用心
冬至を迎えた22日、風物詩として知られる台湾風白玉団子汁の湯円(タンユエン)を販売する人気店には行列ができた。ただ、湯円のカロリーは高く、専門家は食べすぎに注意するよう呼びかけている。
台湾では冬至に湯円を先祖にお供えし、家族揃って食べる風習がある。伝統的な白色のほか、縁起を担いだ赤色が一般的で、中に豚ひき肉やゴマペーストを入れたものもある。
だが、衛生福利部国民健康署の調べでは、市販の大玉ゴマ湯円は4個でご飯1膳分のカロリーがあるという。同署の邱淑テイ署長は、甘いものの食べすぎは生活習慣病につながると警鐘を鳴らしている。(テイ=女に是)
台北市立連合医院の栄養士は、一般的な甘いスープの代わりに、紅茶や緑茶の中に入れれば健康的だと新しい食べ方を提案している。
ビビアン・スー、新曲MVで「海のビーナス」に
中華圏では6年ぶりにシングルをリリースするビビアン・スー(徐若[王宣])が新曲「藍色聖誕節」のミュージックビデオ(MV)の中で、青のラメを全身にまとい、「海のビーナス」に変身した姿を披露している。
MVは台北市の陽明山にある旧米軍宿舎で、童話「シンデレラ」と「マッチ売りの少女」の要素を取り入れて撮影された。クリスマスツリーやサンタクロースなどのセットはすべて青系のカラーに統一され、曲の世界観を表現している。
撮影時、結膜炎を発症していたというビビアン。目を必死に大きく開き、ラメが入らないようにしながら、一日中顔を左上30度の角度に固定していたという。そんな状態にビビアンは、自分がビーナスなのか、(映画「アバター」に登場する)ナヴィ族なのか分からなかったと自嘲していた。
「藍色聖誕節」はビビアンが作詞に参加し、人気歌手のウィリアム・ウェイ(韋禮安)とタッグを組んで製作されたブルース調の楽曲。歌詞にはイベントをひとりで過ごす人のさみしさが描かれている。同曲が収録される最新シングル「敬女人」は、30日発売。MVは22日にフェイスブック上で初公開される。
来年の給与、3割超が「上昇」=国泰金控調査
金融持ち株大手の国泰金融控股が行った調査で、3割以上の人が来年給与が上がると予想していることが分かった。
調査は、同金控傘下の国泰世華銀行の顧客と国泰人寿保険のインターネット会員を対象に今月1~7日に行われ、有効回答数は2万684人だった。
来年給与が上がると予想する人は32.6%で、前年同期の調査に比べ7.2ポイント上昇した。引き上げ幅については「3%未満」と答えた人が22.1%、「3~5%」が8.4%だった。一方、「変わらない」とした人は51.3%で昨年の調査とほぼ変わらず。「減少する」は16.1%だった。
春節(旧正月)前に支給されるボーナス(年終奨金)について、月給の何カ月分かを尋ねたところ、「1~3カ月」が最も多く56.8%、次いで「1カ月以下」が37.2%で、この2回答で94%を占めた。緩やかな成長が続いていることから来年の昇給とボーナスに期待する一方、大きな上げ幅を見込むのは難しいという控えめな意識がうかがえる。
台湾鉄道と山陽電鉄が姉妹協定を提携 観光客増加に期待
台湾鉄路管理局は22日、台北駅で山陽電鉄との姉妹協定を締結した。山陽電鉄がほかの鉄道事業者と同協定を結ぶのは初めて。双方は交流を通じて観光客誘致に弾みをつけたい考えだ。
今回協定が結ばれたのは同局の宜蘭線(八堵―蘇澳間93.6キロ)と山陽電鉄全線(西代―山陽姫路・山陽網干間63.2キロ)。両線にはどちらも亀山駅があり、駅の姉妹協定も締結された。海に面した鉄道としても共通点がある。
山陽電鉄の上門一裕社長は、台湾からを含め外国人利用者が増えていると語る。姫路城や明石海峡大橋、孫文記念館、神戸牛などを例に挙げ、「山陽沿線をもっと知ってもらいたい」と話した。
今後は「姫路ツーリストパス」や「関西スルーパス」などの乗車券と台湾のパスポートを山陽電鉄の一部の駅で提示すると、期間限定で記念絵はがきセットと引き換えができる。また、日本では記念入場券がけさから発売されている。
遊んで学べる特別展「ドラゴンボールで科学する」、来年台湾で開催へ
人気漫画ドラゴンボール誕生30周年を記念して今年日本で開催された特別展「ドラゴンボールで科学する!」が、2015年1月24日から台北でも行われることが分かった。
同特別展は、日本での展示内容をほぼそのまま台湾に移植。ドラゴンボールの世界を通して科学の知識や原理について学習できる。また、筋斗雲とかめはめ波の疑似体験も可能だ。
会場は松山文創園区(台北市)。4月6日まで開催される。
高校野球「黒豹旗」は穀保家商が優勝
高校野球の全国大会、第二回黒豹旗全国野球大会は21日、台北市の天母球場で決勝が行われ、穀保家商(新北市)が4対2で桃園農工(桃園県)を下し、初優勝を飾った。
高校野球の全国大会、第二回黒豹旗全国野球大会は21日、台北市の天母球場で決勝が行われ、穀保家商(新北市)が4対2で桃園農工(桃園県)を下し、初優勝を飾った。
試合は、穀保家商が3回表に1点先制、桃園農工がその裏に2点を取りすぐに逆転するも、穀保家商が6回表に同点に追いつくというシーソーゲームの展開となった。そして、2-2の同点のまま迎えた9回表、穀保家商は4番・陳琥のタイムリーなどで4-2と2点勝ち越すと、6回途中から救援のマウンドに上ったその陳琥が、桃園農工の最後の攻撃を三者凡退で抑えて、胴上げ投手となった。陳琥は大会MVPに輝いたほか、指名打者として大会ベストナインにも輝いた。桃園農工は2年連続で決勝進出を果たしたものの、昨年、準決勝で勝利した穀保家商に今年は雪辱され、また準優勝に終わった。
黒豹旗は昨年2013年から始まったトーナメント制の高校野球(硬式)の全国大会。強豪校が参加する硬式野球の木製バットの部、そして硬式の金属バットの部、軟式野球の部とそれぞれ分かれていた従来の大会とは異なり、こうした種別を取り払い全ての高校の野球部、野球サークルに門戸を開いた。初戦から一部の試合がテレビ中継されるなどメディアでも大きく取り上げられたため、今年は昨年の出場校51校を大幅に上回る137校が出場。中でも強豪女子ソフトボール部の部員9人がメンバーに加わり、男子選手と力を合わせて初戦を突破した士林高商(台北市)は大きな話題となった。