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台湾・高雄でパラグライダー不時着の日本人男性 無事救助

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台湾・高雄でパラグライダー不時着の日本人男性 無事救助


高雄市六亀区の山間部で1日、パラグライダーが不時着し下山できなくなっていた日本人男性(47)が、同日中に無事救助された。男性に大きなけがはなかった。

男性は屏東県三地門郷から高雄市六亀区に向けて飛行中、操作ミスで高度が下がり木に落下。男性は自力で脱出したが、山中で道に迷っていた。その後、通報を受けて消防隊員などが救助に当たった。

救助隊は幹線道路付近で男性を保護。下山後、男性の妻が救助費用を尋ねたところ、隊員は「お金はいりません」と返答。女性は台湾の人は本当に優しいと述べ、感謝を示すように何度も頭を下げていた。

男性は救助に駆けつけてくれた人々に感謝しており、またパラグライダーをするために台湾を訪れたいと語っている。

台湾各地で寒さ続く 淡水で8.1度、今冬一番の冷え込み

大陸からの寒気団の影響により2日午前、新北市淡水で最低気温8.1度を観測し、平地としてはこの冬の一番の寒さとなった。

中央気象局によると、各地の最低気温は嘉義8.4度、日月潭(南投)8.6度、台中9.9度、台南10.6度。台湾最高峰の玉山(3952メートル)は氷点下1.3度だった。

同局は各地で晴天に恵まれ、北部では日差しはあっても気温は低めと予想。中南部における朝晩の寒暖差は10度以上に達するとしている。

また、2日夜から3日朝にかけて台湾22県市のうち、台南市、高雄市、宜蘭県、花蓮県、台東県、屏東県、澎湖県を除く各地で、気温が10度を下回るとして低温注意報が発表されている。

断交以来36年ぶり 旧駐米大使公邸で国旗掲揚式

駐米代表処(大使館に相当)は1日、1979年の中華民国と米国の断交以来、36年ぶりにワシントンの旧中華民国駐米大使公邸で元旦の国旗掲揚式を行った。

断交前日の1978年12月31日に行われた最後の国旗降納式では、外交部の楊西崑次長(当時)をはじめとした出席者は皆、中華民国の前途を思い涙を流したとされている。

沈呂巡代表(大使に相当)は1日の式典で、楊氏が36年前にダグラス・マッカーサー氏の名言「アイ・シャル・リターン(私は戻ってくる)」を引用し、再びこの地に戻ることを誓ったと指摘。その上で「きょう、我々は戻ってきただけでなく、尊厳、尊敬、名誉ある形で戻ってきた」と式典の意義を強調した。

同公邸は断交後、中国大陸に接収されることは避けられたものの、現在でも使用に一部制限が設けられている。だが、関係改善により昨年には国慶日のパーティーで初めて両国の国歌が歌われた。


台湾歌手のリン・ユーチュン、アナ雪「ありのままで」をアカペラ披露


日本のテレビ番組に出演し、知名度が高まっている台湾歌手のリン・ユーチュン(林育群)が2日、台北市内で行われたディズニー映画「アナと雪の女王」のテレビ初放送記念イベントに登場し、主題歌「レット・イット・ゴー」を2カ国語バージョンのアカペラで歌い上げた。

イベント中に歌唱したのは英語版のみだったが、囲み取材では記者からのリクエストに応える形で日本語版も特別に披露。その澄み切った歌声に、会場から大きな拍手が上がった。

ユーチュンは先日出演した日本のバラエティー番組の中で、女性歌手のメイジェイと同曲でカラオケ対決し、初勝利したことに触れ、過去の3連敗で悔しさを感じていたと語った。

昨年は中国語と日本語で2枚のアルバムをリリースし、ユーチュンにとって充実した一年になったという。ミュージカルに挑戦してみたいとの思いを明かし、同映画の挿入歌を歌いながら踊ってみせ、観客を笑わせていた。

イベント中に司会者から日本での活動について話が振られると、日本語で「お元気ですか」とあいさつをする場面もあった。

台湾のお正月 初日の出フライトに乗客ら感動

チャイナエアライン(中華航空)は1日、「初日の出フライト」を初めて運航した。158人が搭乗し、普段とは違う空からの風景を楽しんだ。

午前5時9分に桃園空港を離陸した飛行機は、台湾北東部上空を南下し、花蓮沖で高度約1万メートルまで上昇。同6時18分すぎ、朝日が顔をのぞかせると、乗客は大きな歓声を上げ、その姿をカメラに収めるなどした。

機内では縁起がよいとされる食材を使った機内食も提供され、乗り合わせた別の乗客とシャンパンで乾杯する参加者もいた。

飛行機はその後、屏東県恒春沖で進路を北東に変え、石垣島や宮古島上空を経由して那覇空港に着陸した。乗客は沖縄での小旅行を楽しんだ後、今夜の便で帰国するという。

先月5日に発売されたこの日の航空券は、販売開始からわずか10分で完売していた。

中国大陸からの離島観光 新制度実施に「便利だ」との声

中国大陸からの旅行客が金門や馬祖など台湾の離島に入るための許可証を到着時に申請可能にする新制度が1日に開始された。利用者からは「便利でよかった」と歓迎する声が聞かれた。

金門県政府の統計によると、新制度が始まった初日、同地を訪れた香港・マカオを含む大陸からの旅行客は1481人で、このうち208人が新制度を利用しての渡航だった。

利用者の1人で厦門(アモイ)から来た范慶勝さんは、「関連書類に記入しておけば現地に到着後、2分間程度で許可証を受け取れた」と述べ、利便性の向上に喜んだ。

一方、アモイからの新制度利用者らに記念品を贈呈し、一行の来訪を歓迎した陳福海金門県長。地域の活性化を目指し今後は観光地づくりに取り組むと同時に、新制度実施に伴う治安問題の発生に備える姿勢を見せた。

「便利屋」状態の台湾警察に日本の生徒びっくり ゴキブリ退治の要請も

台湾へ交換留学に来ている警察官志望の日本の女子生徒がこのほど、高雄市警察局の派出所を見学し、台湾警察の業務量の多さに驚いたという。

台湾警察の主な職務は治安と交通に関する事柄だが、近年ではこれに市民サービスも加わり、貴重品預かりやタクシーの手配なども行っている。中には、モーニングコールや、虫の退治を要請する電話もあるという。

過去には、夜中に女性から慌てた声で通報があり、管轄の警察官が急いで現場に駆けつけると、部屋の中にいたのは一匹のゴキブリだったという案件もあった。

警政署の統計によると、2013年に高雄市警察局の管轄内では約71万400件の通報があり、そのうち最も多かったのは交通関係の19万5858件で43.1%を占め、次いで市民サービスが16万3061件の35.88%。治安事件と刑事関係は合計でも1万9455件で、わずか4.28%だった。

馬・総統、社会和解と両岸平和を強調

1月1日は中華民国の開国記念日。馬英九・総統は1日午前、総統府で行われた政府高官の元旦の初顔合わせ式で、「社会和解」、「与野党連携」、「両岸平和」などの三項目について元旦の祝辞を発表した。馬・総統は、台湾が空回りしないよう、国家元首としての責任を果たすと強調した。

馬・総統は、社会和解の基礎は理解だと指摘、昨年3月の学生運動は、台湾に大きな影響を与えたと認め、今後、政府は、これまでと異なる方式で若い世代と弱い立場にある人たちに対する理解を深め、その立場に立って考え、その声に耳を傾け、その意見を政策に取り入れるよう努力するとしている。

与野党連携について、馬・総統は、和やかな家庭は栄えるという台湾の諺を引用、人民に有利なことなら、それについて与野党の対話と連携を促すよう努力すると約束、議題にかかわらず、各種の形の国是会議についてもその成り行きを楽観視するとの立場を示した。

両岸関係について、馬・総統は、過去一年、両岸関係は穏やかに前進、両岸事務を担う双方の行政首長は、まず中国大陸の南京、それから台北、中国大陸の北京で三回対面し、役職名を呼び合った。これは台湾海峡が分割統治されて65年来初めてのことだった。過去6年来、台湾で進学する中国大陸の学生が大幅に増加、両岸の若者は交流を通じて親交を深め、中華民族の次の世代の平和のために強固な基礎を築き上げたと喜んだ。

馬・総統は、過去一年、台湾社会には各種の不満と対立があった。国民は選挙結果を通じてそれを伝えた。新たな一年を展望して、政府は教訓を心にとめてこそ、社会の安定を図れるのだとの見方を示した。

沱江艦、海軍元旦海上実演に初参加

中華民国の海軍が1日午後、台湾西南部の海域で海上実演を行い、基隆級フリゲート、成功級フリゲート、康定級フリゲート、済陽級フリゲート、ミサイル艇、S-70C対潜ヘリコプターなどが参加、対高速魚雷艇戦や対高速哨戒艇戦、海空合同対潜作戦などについて実演と訓練展示を行った。

昨年12月に中華民国の海軍に引き渡された、台湾が自主開発した、ステルス機能を持つ、双胴型高速ミサイルコルベット、「沱江艦」も1日の実演に初参加、実演時の最高速度は40ノット(時速72キロメートル相当)に達した。

海軍艦隊指揮部の黄曙光・指揮官は、今回、沱江艦を元旦の実演に参加させたのは、わが国には艦艇を自主開発する能力があることを強調するためだと説明、沱江艦が正式に海軍に加わった場合、台湾海峡における重要な戦力になれると期待した。

沱江艦は全長60.4メートル、幅14メートル、最高速力38ノット、排水量502満載排水トン、航続距離2,000カイリで、雄風2型および3型の対艦ミサイルをそれぞれ8基配備でき、高速の特性があり、ステルス機能も持つため、迅速に目標に接近し、ミサイルで標的を攻撃することができることから、「空母キラー」とも呼ばれている。中華民国軍はこのシリーズのコルベットを8隻から12隻建造し、2015年3月に正式に国軍に加える予定。

離島、1日より大陸客にランディングビザ

中華民国政府は1日より、中国大陸の旅行者に対してランディングビザ政策を実施、中国大陸の住民は、旅行目的で離島の金門、馬祖、澎湖を訪れる場合、移民署にランディングビザの発行を申請することができる。これまで、中国大陸の36都市の住民がこれらの離島を訪れた際、旅行代理店を通して数日かかって関連の手続きを行う必要があったが、1日以降、事前に申請票に関連資料を記入し、金門の埠頭の受付に持っていけば、数分間でランディングビザを取得できる。入国の手続きが大幅に簡素化したほか、時間も大いに節約できた。

離島・金門県の陳福海・県長は1日午前、強い風にもかかわらず、埠頭まで中国大陸の旅行者を出迎えた。陳福海・県長は、金門は台湾のほかのところに先駆けて中国大陸と平和的な関係を試験的に発展させている。両岸関係の平和的な発展において重要な役割を果たしているとして、「金門に立脚し、両岸を連結する」というのは今後の施政目標だと説明した。

金門県政府観光処の統計によると、初日の1日、208人がランディングビザを申請した。1日、金門を出入りした旅行者は2844人で、そのうち、中国大陸、香港、マカオからの旅行者は1481人で、半数を超えた。

歌手のリン・ジュンジエ、サイン会中に男に殴られる

シンガポール出身の歌手・リン・ジュンジエ(林俊傑)が1日午後、台北市内で行っていた最新アルバムのサイン会の最中に男から殴られた。サイン会は中断され、ジュンジエは病院で検査を受けた。診断結果は左耳挫傷で、目立った外傷はないという。その後サイン会は再開された。

容疑者の男はその場でスタッフに取り押さえられ、警察に逮捕されたが、同日夜、2万台湾元(約7万6000円)の保釈金を支払い釈放された。

現場から警察署に移送される際に、男はメディアに対して自分はファンではなく、狂った人だと語ったとされている。

男はマイナーバンドのメンバーだとみられており、2日午前、自身のフェイスブック上で犯行の様子を撮影した映像を公開し、犯行が意義のあることだとする文章を載せている。

一方、ジュンジエは2日、この事件に関して短文投稿サイトのウェイボー上に「愛の力は暴力行為をはるかに上回ると信じます」と心境をつづった。

所属レコード会社は容疑者の男をすでに告訴している。

自転車の新しい文化を=世界最大「ジャイアント」会長

世界最大の自転車メーカー「ジャイアント」の劉金標会長(80)が時事通信のインタビューに応じた。2014年5月に台湾一周約930キロを完走するなど、現役サイクリストである劉会長は自らの経験も踏まえ、「自転車の新しい文化をつくりたい」と意欲を示した。
 劉会長は創業から今日までを振り返り、「オンリーワンを意識してきた。市場を追い掛けるのではなく、常に将来を見据えて努力を重ねてきた」と一代で世界的な企業に育て上げた秘訣(ひけつ)を語った。
 環境保護、健康志向が世界的な潮流となる中、自転車の存在が改めて見直されている。劉会長は「自転車にはエコ、健康を中心に多くのメリットがある」と力説する。自身も73歳で初めて台湾一周を成し遂げ、中国、オランダ、日本など海外でも長距離サイクリングに挑戦してきた。その結果、「この年齢でも健康状態は下り坂ではなく、逆に良くなっている。前向きな精神を養うこともできた」。自転車のスポーツとしての魅力、精神面でのプラス作用など多岐にわたる効用を説いた。
 劉会長は現在、台北市がジャイアントに業務委託する公共自転車シェアリングに力を注いでいる。同事業は温暖化防止や渋滞緩和を目的に12年11月にスタートし、台北市民の新たな交通手段として定着している。延べ利用回数は3300万を超え、自転車を乗り降りする「ステーション」は約200カ所に達した。利用は30分まで無料だ。
 当初は販売面への影響を懸念する声もあったが、劉会長は「かえって自転車を乗る楽しさが知られ、サイクリング人口が増えた」と述べ、自転車の新たな可能性を示す事業として手応えを感じている。「日本の地方自治体でも希望があればお手伝いをしたい」と海外展開にも前向きな考えを示した。 






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