【台湾ブログ】入国禁止もあり!? 日本の宿泊施設ではルールを厳守
日本旅行の経験が豊富な台湾人の男性ブロガーが、宿泊施設などでのマナーや注意すべき点など、アドバイス風に書き並べた。細かい内容に感心するばかりだ。大らかな性格の人が多い台湾では気にかけないような行動でも、日本では厳しく捉えられると伝えたかったようである。台湾人を始め、外国人旅行者にとって参考になるブログ文ではないだろうか。
筆者の日日軒(ハンドルネーム)さんは、「日本のホテルの2人部屋に3人で泊まると、違反になり10年間日本入国が禁止になる恐れがある」と注意を促した。日本は厚生労働省による旅館業法で、部屋の面積から宿泊定員が定められている。定員オーバーは違法だと、筆者は台湾の人々に強く知らせたかったようだ。
また筆者は、ホテル椿山荘東京やホテルオークラなどのグループのホテルをよく利用する人物だろうと思われる。「カーテンは電動式で、ベッドの近くにスイッチがあるはずだ。シャワーは浴槽内で浴びよう。カーテンを壊したりバスルームが水漏れしたら、どちらも弁償金を支払うことになる」と、使用時は注意が必要であると伝えた。
続けて一般的なホテルの利用方法として、布団を追加すると費用がかかる場合があるので要確認、温泉旅館には鍵が自動ロックにならない部屋があるので自分で締めよう、朝食の持ち帰りは禁止、刺青があると大浴場には入れないなど挙げ、「旅行者の制約がいろいろとあるので、注意してほしい」と述べた。
そして部屋内に設置されている冷蔵庫について、「用意されている飲み物を飲むと、基本的に代金が請求される。ホルダーにセットされている飲み物を抜いただけでも、代金が計算される可能性があるので注意しよう。自分の購入品を冷やすために、セットされた物を抜くのもダメだ」とした。自身の経験から来るアドバイスなのかもしれない。
このように、ホテル利用に関する注意事項をいくつか書き並べた筆者だが、「タクシーに乗った際には領収証をもらう習慣をつけよう。忘れ物をした場合にも役立つ」、「貴重品はしっかり保管するように! 日本の空港では年間47000冊のパスポートの拾い物があると聞いた。平均すると1日129冊だ」と、持ち物の扱いなどに関わるアドバイスも述べた。
2014年は11月までに約262万人の台湾人が日本を訪れ、前年からの伸び率が27%と増えている。多くの台湾人が治安が良くて清潔な国が日本、とイメージしているだろうが、宿泊ルールを始めとした規則などを細かく知った上で訪れるケースは少ないと思われる。要点をわかりやすく教えてくれる当ブログのような情報源は、旅先でのちょっとしたトラブル防止に役立つ存在であると言って良いのかもしれない。