【台湾ブログ】奈良東大寺へ、大仏を見に行ったが鹿が気になった
旅行好きな台湾人女性が、奈良県を訪ねた感想をブログに載せた。日本の古都を巡りながら鹿に会える楽しみがあり、ほかには無い魅力的な旅が経験できると多くの人に薦めたいようだ。「奈良の世界遺産の中で、見逃せないスポットへ行くぞ!」とはりきり、筆者は地図を見ながら、東大寺へ向かったそうだ。
旅行や食べ歩きレポートをブログにつづっているmikii(ハンドルネーム)さんは、東大寺に着き「境内はとにかく広い」と最初に感じた。奈良時代の首都・平城京の東にあるから東大寺と名付けられたなど、寺の歴史や行き方を調べてブログに書き留めており、「参道に沿って歩くと、まず南大門に着いた。この門1つとっても日本の国宝である」とつづった。
続けて「門には大華厳寺と書かれていたが、東大寺の別名だ。近づくと門は本当に大きく、柱の跡を見ると年月の深さが伝わってきた」と感想を述べた。国宝級の美術工芸品である金剛力士は「南大門の両側に2体あるので、通る時は見逃さないように」と促してもいる。図書館に勧学院、澄みきった池などを目にした筆者は、境内に和を感じる風景がいろいろあると発見したようだ。
「ベンチに座ると森林にいる気分になった」そうで、筆者は日本の空気をかみ締めた。続いて中門側の廻廊を歩いて大仏殿へ。「木造ながら雄大で壮観で、人が小さく見えた。厳粛なムードに包まれた中、大仏様がいて圧倒されたまま見入ってしまった」そうだ。筆者いわく俳優の金城武が出演した台湾の航空会社のCMに東大寺大仏殿が映っているそうで、台湾人にはよく知られた場所であるとのことだ。
壮観で大きな存在感を放つ大仏様の姿に感動した筆者だが、境内に入った時も大仏殿に行く途中でも、気になって仕方ない存在があったという。周囲をウロウロしていた「鹿たち」に目が行ったとのことだ。東大寺の参道には商店街がありいろんな品物が並んでいたが、「多くの人が注目したのは品物ではなく、観光客に餌を求める鹿だった」と気付いた。
周りに鹿がいるのは不思議な気分だったが、「奈良の景観と溶け合っていて違和感がなかった」と、筆者は述べた。また「鹿せんべいの販売員にはおねだりしないが、観光客がせんべいを買うとすぐに近寄っていく」利口な鹿の習性を知った筆者は、あっという間に鹿に囲まれる人々をながめていたそうだ。
餌をねだられ追いかけられるのは恐いと感じ、時間の余裕もなかったため筆者自身はせんべいを購入しなかった。「野生動物なので、人間をかんだり突いたりする事もあるので要注意」と、奈良の鹿が可愛いだけではないことも学んだそうだ。せんべいを持つと数頭の鹿が寄って来て、たかられる状態になり相当凄まじかったのだろう。
気付いたら鹿を目で追っていた筆者は、自分の目当てが「世界遺産なのか鹿なのか分からなくなった」というが、結局どちらでも良く旅行は楽しめばいいと納得したそうだ。そして東大寺では、京都の寺で会った台湾人と偶然再会したエピソードも載せた。台湾人が日本の関西を旅する時は同じような日程を組む事例にもなり、台湾では知りえない事をいろいろと学んだ奈良の旅になったようだ。