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【台湾ブログ】不思議な日本のゆるキャラブーム!台湾でも真似っこ?

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【台湾ブログ】不思議な日本のゆるキャラブーム!台湾でも真似っこ?


 日本の文化面を観察している台湾の女性ブロガーが、街おこしの火つけ役となる「ゆるキャラ」に注目。その経緯や台湾進出について書きつづった。日本には数多くのゆるキャラが存在していると述べ、「漫画チックなマスコットを作りだすのが得意な日本。県や市町村に公的機関、観光スポットなどが独自のマスコットを作り、愛されるだけでなくキャラクターとして経済効果を持っている」とした。

ブロガーの蝶(ハンドルネーム)さんはゆるキャラブームは、近年ますます盛んになり台湾にも来ているとつづり、日本で有名なゆるキャラの「くまモン」や「ふなっしー」は台北で開催されたアニメフェス「Taipei International Comics & Animation Festival」に参加していたと報告。

 「ブームになったマスコットの魅力は(日本に)とどまらない」と実感したそうだ。台湾ではくまモンは「酷MA萌」、ふなっしーは「船梨精」と表記するとのこと。筆者は日本のゆるキャラブームは、「2006年に誕生した滋賀県のひこにゃんから始まった」など歴史をたどり、ゆるキャラの人気を競う大会や祭りなど数多くのイベントが開催されていること、各地域の観光推進を図る重要な役割を果たしたなどと述べた。

 続いて台湾進出も図ったふなっしーの人気の秘密は、「人気アイドルとのCM出演が知名度を急上昇させ、多くのバラエティ番組に出演し素早いジャンプやブルブルと震える動きですぐさま人気者となった」などと報告。そのブームにより「台湾に招待されたのは当たり前」と感じたそうだ。続けて「ゆるキャラは可愛いだけでなく、特徴が必要」とし、人気が出る法則はなさそうだと強調。

 「くまモンは見た目は可愛いが風格があり、驚いた表情に加えてほっぺで感情表現するなどの面白さを持ち合わせており、従来のマスコットの存在とかけ離れている」と伝えた。「著作権が無料使用できる点が人気の最大の理由」とも述べており、細かく調べた様子がうかがえる。くまモンの顔が入ったグッズや食品が全国に並び広く知られるようになった、と伝えた。

 一方ふなっしー人気は「不思議で仕方ない」という。マスコットに位置付けられるイメージや常識を覆し、「子どもの落書きのような目、体は揺れてジャンプしたり叫んだりと暴走傾向」と見たままを述べつつ、特別な動きで人気者になったのが理解し難いようだ。誕生時には気持ち悪いと印象を持たれた愛知県の「オカザえもん」も、ふなっしーと同類の存在であると述べた。

 そしてゆるキャラブームに火がついたために、可愛いだけでなく特徴ある際立ったキャラクターが目立ち、「競争が激しい時代になった。新しいキャラクターが好まれる状況になり、どれが人気に火がつくのか予想できない」としている。また、たくさんいるゆるキャラたちが、ビジネスチャンスを生んでいることにも触れた。

 くまモンは「日本でスナック菓子や衣類、さらに仏壇仏具まである。その上フランス・バカラ社のクリスタル、ドイツのBMW車のくまモン仕様など国際ブランドの商品になった」と事実を伝え、「どんな商品にもなろうと、もう驚かない」などと述べた。くまモンが国際的な著名ブランドとコラボレーションするのは、日本人でさえも驚く事実だが、話題作りとしては効果的だ。

 そんな日本のゆるキャラブームに乗っかるべく、「最近台湾では真似っこが始まった」と筆者は感じた。「イベントで会場を盛り上げる、スター的なキャラクターを育てようと実践している。台湾観光局の“台湾熊”が良い例」とのことだ。真っ黒で目つきに鋭さのある台湾熊は、くまモンをスマートにしたような印象もある。

 だが台湾名物のパールミルクティーを飲んだり、先住民の衣装を着たり、台北101ビルに登ったりと、地域に根付いたキャラクターのようだ。筆者は台湾熊が観光促進につながるリーダー的な存在と認めており、「一生懸命働いてくれている」と述べ、「将来マスコット風なキャラクターたちがますます台湾で活動的になるだろう」と信じていることを明かした。








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