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【台湾ブログ】「ドアが多すぎ!」日本の部屋づくり・・・間取り図を見て気付いた

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【台湾ブログ】「ドアが多すぎ!」日本の部屋づくり・・・間取り図を見て気付いた

 
日本の浴室の作りが気になったという台湾人が、不動産屋の間取り図を見ながら台湾人の視点でコメントをまとめ、ブログに載せた。日本人にとっては珍しくない作りとのことだが、「日本では浴室・トイレ・洗面所が別々になっていて、浴室のバスタブとシャワーは離れている」と、最初に書き込んでいる。

バスタブとシャワーが一体型ではなく、シャワースペースがあって広いと感じたブロガーのrainwhy(ハンドルネーム)さん。シャワーカーテンを使う習慣は、台湾にはないと戸惑ったことも述べている。また台湾にはバスタブを置かない家庭が多いようで、シャワーとトイレと洗面台が1つの空間に収まっているパターンが一般的だ。

 そういった台湾の部屋の作りは欧米スタイルに近く、それぞれが独立して設計されている日本式の間取りに、特別感を覚えてしまうのだろう。洗面所には洗面台のほか洗濯機置き場があることも、気になったようだ。そして「洗面所と浴室の間にドアがあり、洗面所から廊下に出る際もドアが付いている場合がある」と、とにかくドアが多いと不思議に思えたようだ。無い方がいいと感じたドアさえもあった。

 またトイレと洗面台が離れているのは不便だと、筆者は感じた。「だがトイレのタンクの上部部分で手洗いができる。節水できる設計で意外に良い」と、発見したような気分になりうれしさを感じたようだ。このタイプのトイレは、台湾では見かける機会が少ないのだろうか。

 ほか壁が質素だったり、ユニットバスは床部分が不安定になりがちなど、日本の浴室やトイレの欠点と思われる点を書き並べた筆者。「日本の様式を手放しで褒めてはいない」と強調し、ドアの必要性について他人の意見を聞いてみたかったとのことだ。「浴室のドアはいいと思う。でも洗面所にドアが必要か?」と疑問に思い、日本の間取りを見ながらドアの多さを指摘したかったようだ。

 筆者はしばらく考え、「洗面所にドアがあるのも悪くない」と思えるようになったという。顔を洗う姿が隠せるのは良い、と気づいたそうだ。トイレにドアが必要なのは当然で、台湾人に比べて住居のいたる所にドアをつけたがるのが日本人だと感じつつ、その理由や利便性が理解できた様子である。間取り図をじっくりと観察しながら、実際に部屋を使うイメージをふくらませたのだろう。

 それによって台湾の作りとの違い、生活習慣の違い、部屋の使い方や思考など、さまざまな相違点を見つけたと思われる。住居には個人的な嗜好も加わるが、大きな意味で国民性や文化が現れる場所なのだと実感したようだ。ドアを内開きにするか、それとも外開きがいいのかという発想の違いでも、国民性が現れると思えたようだ。

 台湾を始め世界各国の間取り図を入手し、その国の人々の生活や思考を思い浮かべてみると、簡単ながらちょっとした異文化体験ができる。改めて異国を知るきっかけになる、と言ってもよさそうだ。






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