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「植民地統治が長いほど先進的」「統一の話は中国人がトイレのドア閉めるようになってから」:台湾

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「植民地統治が長いほど先進的」「統一の話は中国人がトイレのドア閉めるようになってから」・・台北市長の発言に批判


中国・環球時報は2日、台湾台北市の柯文哲市長がこのほど、米国メディアの取材に対して、「中華圏の各地では植民地統治の期間が長ければ長いほど、文化が先進的だ」と語り、批判を受けていると報じた。

台湾・中国時報の1日付の報道によると、柯市長は米誌「フォーリン・ポリシー」の取材に対して、中国本土と台湾の統一問題にからみ、両地の文化の違いについて指摘しながら、「台湾とシンガポール、香港、中国本土の中華圏4地域を比べると、植民地統治の期間が長ければ長いほど、文化が先進的だ」と分析。

また、「統一について議論するのは、99%の中国人がトイレに入ってドアを閉めるようになってからだ」とも述べて文化の違いを強調し、「統一するよりも、自由で民主的な台湾がある方が中国の利益になる」と主張した。

これに対して国民党立法委員の林郁方氏は、「植民地時代、日本は台湾から天然資源を奪い、無実の人々を殺した。そうした植民地時代を称賛するとは、恥知らずな行為だ」と批判している。

震災支援に感謝、霧社事件の地に友好の桜500株寄贈

日台スポーツ・文化推進協会が1日、東日本大震災での台湾からの支援に感謝を示す活動として、台湾中部の南投県仁愛郷・霧社で桜500株の記念植樹式典を開催した。

1930年の「霧社事件」は日本統治時代に起きた先住民族・セデック族による最大の抗日事件で、日台双方に多くの死者を出した。今年は事件から85周年に当たる。過去の憎しみと怒りを愛と平和に変え、今後の日台友好を祈念するとし、日本代表とセデック族代表が共に植樹を行った。

日本のどのレストランにも置いてある、本物のそっくりの食品サンプル・・100年の歴史があった

日本観光に行くと、日本語が分からなくてもどのレストランでも注文ができるということに気づく。それはまさに「食品サンプル」が完璧に料理の見た目を伝えてくれるからなのだ。

Amusing Planetによると、食品サンプルの歴史は1917年までさかのぼることができるという。当初は人工の盆栽と同じようなインテリア品だったのが、程なくして東京のレストランが集客のために使ったことで、食品サンプル工業は発展し始めた。

以前、レストランは長い時間をかけて客にメニューの見た目や味を説明してきた。しかし現在の観光客は「想像」に頼って料理を注文する必要はない。食品サンプルは、大きさや色、形状の高い精度を保つべく全て手作業で作られており、1つのレストランが食品サンプルにかける費用は25万台湾ドル(約93万円)にも上るのだ。

日本には全国に10カ所あまりの食品サンプル工場があり、レストランやコレクターの需要を満たしている。その先駆けと言えるのが岩崎瀧三氏だ。1932年に大阪で工場を立ち上げて利益をあげると、故郷の岐阜県に戻って「日本一の食品サンプル王国」であるイワサキ・ビーアイを創立した。その市場シェアは80%に達している。

食品サンプルの制作は芸術であり、メーカーは製造工程の秘密を厳守している。レストランから持ち込まれた料理の実物写真を撮影して、図案を作り、サンプルの型を制作する。そして、塩化ビニルの液体を型に流し込み、冷やして固まらせた後、成形を始める。それぞれの店のニーズによって1個1個色付けする細かい部分もおざなりにしない。ベーコンから卵まで、焦げがあるかないか、ステーキの焼き具合などといったこだわりはみんな、一定の技術力があってこそできることなのだ。

1月の新車販売、8.3%増の4.8万台[車両]

交通部データ所が2日に発表した1月の新車販売台数(ナンバープレート交付ベース)は4万7,986台で前年同月比8.3%増えた。春節(旧正月)を前に消費者の購買意欲が高まる中、前月に引き続き好調な伸びを維持した。

ブランド別にみると、トヨタ車は1万5,358台で前年同月比14.6%増、前月比では11.3%増加。セダン「カローラ・アルティス」や小型ハッチバック「ヤリス」(日本名:ヴィッツ)などの好調な販売がけん引した。

前月比ではマツダ車と裕隆グループの自社ブランド「LUXGEN」の販売がそろって100%以上増。中でもマツダ車は149.8%伸び、ブランド別で5位に付けた。昨年に販売統括会社を設立し、販売戦略を強化した成果が鮮明になりつつあるといえそうだ。LUXGENは販売台数の6割以上を中型SUV(スポーツ多目的車)の「U6」が占めた。

自動車販売最大手、和泰汽車(トヨタ自動車系)の広報担当者は「例年、春節前は需要が伸びるかき入れ時。2月以降の具体的な販売目標はまだ公表していないが、今後も堅調に推移するとみており、先行きは楽観できる」と述べた。

台湾新幹線、経営危機も社員募集 新駅開業控え人員増強

巨額の累積赤字で経営難に陥っている台湾高速鉄路(新幹線)が、新駅の開業を今年末に控え、新たに社員を募集している。駅員や保線作業員など約80人を採用する計画だ。

建設費の大半を融資でまかない、開業当初から厳しい経営が続いている高鉄。昨年末に立法院(国会)交通委員会に提出した財務改善案は不成立となり、同社の先行きは未だ不透明だ。一部からは今年3月にも経営破綻し、政府が接収する可能性があると指摘されている。

一方で、建設中の苗栗、彰化、雲林の各駅は今年7月の完成を見込む。交通部高速鉄路工程局の胡湘麟局長は、経営破綻による運行の中断はないと強調し、新駅開業と政府による接収は「別の話だ」と語っている。

鳥インフル被害拡大 台東県の養鶏場でも確認 台湾東部では初

東部・台東県の動物防疫所は2日、先月台東市内の養鶏場で死んだニワトリから、高病原性鳥インフルエンザの「H5型」ウイルスが検出されたと発表した。西部で拡大する被害が中央山脈を越えて東部で見つかったのは今回が初めて。

同防疫所によると、先月26日の一次検査ではウイルスは検出されなかったが、1日夜の二次検査で陽性反応が出たという。この結果を受け県では翌日、全域で養鶏場などの消毒作業を行った。

一方、まだ被害が発生していない宜蘭県では、感染の拡大を防ごうと、生きた鳥類を運ぶ輸送車に対する検問や消毒を強化してウイルスの侵入を水際で阻止するとしている。

農業委員会の発表では、2月1日午後6時までに12の県と市、650カ所以上で「H5亜型」のウイルスが検出され、すでにニワトリなど214万羽が殺処分された。また、1月25日に台南市七股区の頂山湿地で死んでいるのが見つかったクロツラヘラサギからも「H5亜型」ウイルスが検出されたという。

台湾・平渓、ランタン上げの時間帯と区域を制限 安全対策の一環で

ランタン(天灯)飛ばしが名物となっている新北市平渓ではこのほど、安全確保の一環として、ランタン打ち上げが可能な時間と区域が制限された。同市消防局は先月31日、同局のPRキャラクターとともに、店や観光客に周知を図った。31日付の自由時報が伝えた。

天灯飛ばしとは、紙製の熱気球(天灯)に願いを書いて空に打ち上げる風習。旧正月の締めくくりにあたる元宵節(旧暦1月15日)の夜には、多数の天灯が一斉に飛ばされ、その幻想的な雰囲気を一目見ようと、毎年多くの見物客が詰めかけている。

天灯の打ち上げは、午前6時から夜10時まで、十分駅から菁桐駅までの間を含む基隆河沿いの公道周辺でのみ許可される。

違反者には、3000台湾元(約1万1160円)以下の罰金が科される。昨年末には客への説明を怠り、許可時間外に天灯を上げさせた業者が罰された。

今月22日、27日、3月5日には周辺地域3カ所の会場で「2015新北市平渓天灯フェスティバル」が開催され、計3500個の天灯が空に飛ばされる。

台北のドラゴンボール展に孫悟空が登場 子供らと“かめはめ波”

先月24日から開催中の特別展「ドラゴンボールで科学する!」の記者会見が1日、台北市内で行われ、特別ゲストとして孫悟空が登場し、大人や子供と一緒に“かめはめ波”を撃つなどして会場を盛り上げた。

会見にはサウンドトラックCDを買った経験もあるほどのドラゴンボールファンであるタレントのミッキー・ホアン(黄子佼)も出席。カメのリュックサックを背負い、大好きだという亀仙人のコスプレを披露した。このリュックサックはずっと昔に買っていたものだと明かし、やっと使う機会が出来たと笑顔で語り、特別展をPRした。

特別展は台北市の松山文創園区で4月6日まで行われる。先月17日には世界に一台だけの筋斗雲宣伝カーも台北の街中に出現した。

水不足の台湾、改善の見通し立たず 過去10年間で水位最低のダムも

台湾西部で水不足が深刻化している。昨年秋から続く少雨の影響で、北部・桃園市にある石門ダムの水位は228メートルと過去10年間で最低を記録した。

台湾では現在、新北市の一部、桃園市、新竹市、新竹県、台中市、台南市、高雄市などで夜間に水道水を減圧して給水する措置が実施されている。だが、今後しばらくはまとまった雨が降る見込みはなく、経済部のトウ振中部長は先月21日、早ければ旧正月連休明けの2月末にも給水制限を強化する考えを示した。(トウ=登におおざと)

行政院(内閣)の張善政副院長も先月26日、5月の梅雨入りまでは楽観視できないとして、経済部、農業委員会、科技部など関係各方面で連携して節水を呼びかけるとしている。

台湾からの中東旅行、日本人との混同恐れキャンセルする人も

イスラム過激派組織「イスラム国」が日本人ジャーナリストの後藤健二さんを殺害したとする映像を公開したことを受け、日本人と外見が似ている台湾の市民からは、混同されるのを恐れて中東旅行をキャンセルする人も現れている。2日付の蘋果日報が伝えた。

旅行業界関係者によると、昨年2月にアラブ首長国連邦のエミレーツ航空が台北に就航して以来中東旅行への注目が高まり、年間では約10万人が中東へ赴いたという。一方で、外交部はイラクやパキスタン、シリアなど一部の国に対して渡航を自粛するよう求めている。

大手旅行会社の副総経理(副社長)は、エジプトやトルコ旅行などへの問い合わせは依然として高いとしながらも、渡航自粛要請が出ている地域へのツアーはすでに見合わせていると話している。

欧州最大の少年テニス大会で台湾選手が優勝

台湾の13歳、曾俊欣君は欧州で最大規模のテニス・ジュニア大会、Les Petits Asの男子シングルスで優勝。小学校1年生から続けるテニスで大きなタイトルを獲得した。第二の「ニシコリ」に?

台湾の13歳の少年が、ヨーロッパ最大規模のジュニア・テニス大会で優勝した。この大会、レ・プティット・エースはフランス南部のタルブで行われた。12歳から14歳までの男女が参加する大会で、毎年7000人あまりの選手が出場する。プロテニス界で活躍する選手たちの多くが、ジュニアの時代にここで頭角を現すという。

台湾の曽俊欣・選手は1日、男子シングルスの決勝戦で、同じく13歳のロシアの選手と対戦、ゲームカウント6-4、6-1で快勝して見事優勝した。レ・プティット・エースが始まってから33年で、アジアの選手が優勝するのはこれが初めて。

フランス通信社は、曽・選手は、かつてこの大会に出場したスペインのラファエル・ナダル選手の後を継ぐだろうとして、未来のテニス界での大活躍に期待した。

台湾の元大リーガーが四国アイランドリーグに

日本のプロ野球独立リーグ、四国アイランドリーグプラスに台湾から二人の選手が加入する。写真は蒋智賢・選手。米大リーグのマイナーリーグでプレイしていた。
台湾出身の元大リーガーが、日本のプロ野球独立リーグ、四国アイランドリーグプラスでプレイする。現在26歳の林哲瑄・選手は2007年にアメリカに渡り、2012年にはボストン・レッドソックスで大リーガーとなった。その後、ヒューストン・アストロズに移籍、テキサス・レンジャーズともマイナー契約を結んだが、結局大リーグでの試合はレッドソックス時代の9試合のみで、その後はマイナーリーグでプレイ、昨年はピッチャーへの転向を命じられ、今年1月に自由契約となった。

この林・選手がこのほど、日本の四国アイランドリーグプラスの高知ファイティングドッグスに入団することが決定。林・選手によれば、3月初めに合流することになる。昨年ピッチャーへの転向を余儀なくされた林・選手は、本来の外野手としてのプレイを望んでおり、再びバッティングで勝負できることにやる気を見せている。

また、ファイティングドッグスには、やはりアメリカ大リーグのマイナーリーグで昨年までプレイしていた、蒋智賢・選手も加わることが明らかになっている。二人のエージェントの陳徳倫氏は林哲瑄・選手について、独立リーグで活躍して日本プロ野球の球団の目に留まればいいし、台湾プロ野球に加わるかどうかは6月のドラフト前に決めればよいと話している。

台湾初の東南アジア書籍の書店が開店

台湾初の東南アジアの書籍専門の書店、「望見書間」が1日、台湾北部・桃園市の台湾鉄道・桃園駅近くにオープンした。民間団体の四方文創が文化部の「青年村落文化行動計画」の補助を受けて設立。主なターゲットは、東南アジアから台湾に移り住んだ人たちや出稼ぎでやってきている人たちで、彼らに読書の空間とその機会を提供することが目的。

四方文創の創設者、張正氏は先ごろ、この書店の本を充実させるため、「自分が読めない本を1冊台湾に持ち帰ろう」という活動を発起、東南アジアを観光する台湾の人たちがみな、現地の本を1冊持ち帰るよう呼びかけて大きな反響を呼んだ。

張正氏は、この書店は本を売るのが目的ではなく、台湾に住む数十万人に上る、東南アジア出身の配偶者や出稼ぎ労働者の読書の権利を確保するためだと説明、そしてさらにこの書店が台湾の人たちによって作られたなら、台湾の善意をこれらの人たちに伝えることもできると意義を強調した。

この書店の運営が軌道に乗ってからは、東南アジア出身の出稼ぎ労働者や配偶者が中国語を学べ、また、東南アジアからきた配偶者の子供たちが、母親の母国の言葉を学べる環境を整えていく考え。また、出稼ぎ労働者を対象としたさまざまなイベントで、彼らの彫刻や絵画、写真撮影、織物などの才能を発掘、台湾と東南アジアの文化を融合した文化クリエイティビティーの人材を育成したいとしている。

■KANO 1931海の向こうの甲子園

 台湾は、ちょうど半世紀にわたって、日本の一部だった。その時代、何が起きたのか、我々は知っているようで知らない。45年に日本の台湾統治が終わったあと、日本は敗戦から立ち直ることで精いっぱいで、日本の一部だった台湾という土地のことを忘れてしまったようだった。台湾もまた、大陸から来た国民党といういささか乱暴な統治者によって、緊張と抑圧に満ちた時代を迎え、日本の時代を表立って懐かしむことは許されず、多くの記憶が深く埋もれていった。

 そんな台湾で「日本と台湾」というテーマを掘り起こし、次々と刺激的な作品を世に送り出し、しかも、立派な興行成績を残している監督がいる。魏徳聖(ウェイ・ダーション)である。その魏徳聖がプロデューサーとして撮った映画が本作で、昨年台湾で公開され、3億台湾ドル(1台湾ドル=3・8円)を超えるヒットとなった。

 3時間の長い作品だが、緊迫する試合のシーンも多く、あっという間に見終わってしまった感覚だ。台湾版のフィールド・オブ・ドリームスと言ってもいい。青春と夢を野球にかけた男たちの熱い物語である。

 魏徳聖は、台湾南部の台南で時計職人の息子として生まれた。徴兵制のある台湾で兵役中、同じ兵役仲間が映画の仕事をしていたことから映画製作に興味を持ち、楊徳昌(エドワード・ヤン)監督の製作チームに加入して経験を積んだ。この魏徳聖の名前は台湾の映画史に「海角七号 君思う、国境の南」という映画で刻まれた。08年に公開されて興行収入は台湾映画歴代最高の7億台湾ドルを超えるヒットとなった。







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