柯台北市長に殺害予告の脅迫状 警察は警備を強化
台北市政府の黄大維副報道官は19日、同市政府の建物内で同日午後、柯文哲台北市長の殺害を示唆する脅迫状が貼られているのが見つかったと発表した。警察当局は鑑定を進めるとともに、柯氏の警備を強化したとしている。
20日朝、当初の予定通り松山慈佑宮(台北市)を参拝した柯氏は、脅迫状に関する記者の質問に対し「(危険を)恐れていては何もできない」と答えている。
台湾、今年の経済成長率3.78% 「アジア四小龍」でトップに=行政院予測
行政院主計総処は16日、2015年の台湾の経済成長率を3.78%とする予測値を発表した。「アジア四小龍」(台湾、香港、韓国、シンガポール)の中で台湾は最も高い数値となり、16年ぶりにトップに立つ見通しだ。
国内経済の堅調を反映して2014年11月時点の予測値3.5%から0.28ポイント上方修正した。一方で昨年の経済成長率は3.74%だったとしている。
馬英九総統は19日、参拝した松山慈佑宮(台北市)で、「台湾の経済は必ずよくなる」、「十分な自信を持っている」と語った。
自宅療養中の陳前総統、6年ぶりに家族らと旧正月迎える
健康状態の悪化により刑務所外治療が認められ、1月5日から南部・高雄市にある自宅で療養している陳水扁前総統は、2008年に逮捕されて以来、初めて家族らと旧正月を迎えた。
息子の陳致中氏によれば、旧正月のおおみそかにあたる18日、陳前総統は約6年ぶりに自宅で母親や孫などと年越し料理「年夜飯」を囲み、一家団らんを楽しんだという。
陳氏は総統退任後の2008年11月、機密費の不正流用容疑などで逮捕、2010年11月から収監されていた。収賄などで懲役20年が確定している一方、2012年には重度のうつ病や前立腺腫瘍などと診断されていた。
同氏の刑務所外治療は、医療チームの診察結果により、期間が5月4日まで延長されることが決まっている。
金運招福のお守り配布に長蛇の列 6日間待った市民も
南投県の紫南宮で19日、「銭母」と呼ばれる金運のお守り2万枚が配布され、ご利益にあやかろうと集まった大勢の人がおよそ10キロにわたって列を作った。
先頭に並んだ男性は、おおみそかの夜に一家団らんで過ごすのを諦め、14日からこの日を待った。「銭母」を手にするのは今年で4年目。毎年干支に合わせてデザインが変わるため、12種類そろえたいと話す。
紫南宮の関係者は22日にも配布するとしているが、その後は未定だという。
同廟は金運の神様として有名、新北市のコウ爐地や、屏東県の車城福安宮と並ぶ人気スポット。(コウ=火へんに洪)
台湾人に人気の日本土産・風邪薬でアヘン中毒になる恐れ、当局が注意促す
18日付の台湾メディア・ETtodayは、日本旅行のお土産として市販薬を買って帰る台湾人観光客に対し、「アヘン成分によって中毒になる恐れがある」などと注意を促した。
台湾の財政部は16日、海外から持ち帰ることができる市販薬の量の上限を定めた新たなリストを発表した。市販薬を買って帰ること自体は禁じられていないが、衛生福利部の食品薬物署(食薬署)は、日本の一部市販風邪薬に含まれる「ジヒドロコデイン」は、アヘンアルカロイド系麻薬に区分され、弱い習慣性を有するとして「用法・用量を守り、長期服用しないよう」注意を呼び掛けている。
また、一部の鎮痛薬に含まれる「イブプロフェン」は、副作用として再生不良性貧血や胃腸出血を起こす可能性があるほか、重篤な場合はスティーブンス・ジョンソン症候群や中毒性表皮壊死融解症を発症する恐れもあると指摘された。
台湾・桃園空港のサービス品質、規模別部門で世界2位に
国際空港評議会(ACI)が16日に発表した、2014年の空港のサービス品質に関するランキングにおいて、台湾の桃園国際空港が年間旅客数2500万~4000万人規模の部門で世界2位を獲得した。
同部門の1位はインドのインディラ・ガンディー国際空港で、3位以降には中国大陸の重慶江北国際空港、上海虹橋国際空港などが続いた。
ランキングは34の調査項目に対する評価を基に、地域別、規模別など4つのカテゴリーで公表されている。今回の調査では世界300カ所以上の国際空港が対象となった。
昨年、約3580万人が利用した桃園空港は、サービス品質の向上に向けて、第2ターミナルの拡張のほか、今年中に第3ターミナルのデザインコンペティションを実施するとしている。
台湾、今年の経済成長率3.78% 「アジア四小龍」でトップに=行政院予測
行政院主計総処は16日、2015年の台湾の経済成長率を3.78%とする予測値を発表した。「アジア四小龍」(台湾、香港、韓国、シンガポール)の中で台湾は最も高い数値となり、16年ぶりにトップに立つ見通しだ。
国内経済の堅調を反映して2014年11月時点の予測値3.5%から0.28ポイント上方修正した。一方で昨年の経済成長率は3.74%だったとしている。
馬英九総統は19日、参拝した松山慈佑宮(台北市)で、「台湾の経済は必ずよくなる」、「十分な自信を持っている」と語った。
馬・総統、初詣で国家の安泰を祈願
19日は旧正月の元日。馬・総統は朝、航海の安全を守る女神が祀られている、台北市内の松山慈祐宮を参拝、新しい一年、国家が安泰で、人々が平穏無事であることを祈った。
馬・総統が、一元硬貨の入ったポチ袋、「福袋」を配ると長蛇の列ができた。並んだ人の中には北部の住民はもちろん、中部や南部からわざわざかけつけたという人もおり、総統から直接、福袋を手渡された人は大喜びしていた。
馬・総統は、昨年一年の経済について、「台北株式市場の旧暦のうま年の最終営業日の平均株価指数は過去15年で最高の9529ポイントとなり、台湾全域の944万人の個人投資家は、平均で一人当たり台湾元36万元(日本円約135万円)の利益を獲得した。また行政院主計総処の統計によると、昨年の経済成長率は3.74%となり、過去16年で初めて、アジアの四匹のリトルドラゴンと呼ばれる台湾、韓国、香港、シンガポールの4つの国・地域の中でトップとなった。」と喜んだ。
馬・総統は、「行政院主計総処の予測によれば、今年の経済成長率は3.78%と、昨年よりもさらに良くなるという。みなさんも知っていると思うが、現在8割の企業が昇給を検討しているということだ。」と述べ、会場にいる企業の経営者に対し、景気の好転に合わせ、新たな一年、企業は賃金の引き上げをするよう呼びかけた。
馬・総統はまた、「政府は全力で石油価格及び電気料金の市場化、透明化、制度化を進めてきたが、台湾電力が石油価格の値下がりがもたらした利益を一部消費者に還元した。新たな一年の経済がさらに良くなることを祈りたい。」と述べた。
陸委会:中国大陸への渡航者は注意を
行政院大陸委員会が旧正月の連休期間に中国大陸へ渡航する人々に対して、安全に注意を払うよう呼びかけた。大陸委員会は19日の時点で、中国大陸の9の州及び自治区について渡航警告レベルを第2レベル(警戒)としており、旅行の安全を十分に注意し、その地域へ出かけるか検討をするよう呼びかけている。台湾の対岸で、離島金門にほど近い福建省アモイでも、先月H7N9鳥インフルエンザウイルスの感染者が発生、1人が死亡した。
行政院大陸委員会(陸委会)が、旧正月の連休期間に中国大陸へ渡航する人々に対して、安全に注意を払うよう呼びかけた。
台湾では、旧暦の大みそかにあたる18日から23日まで6日間の連休となっており、大勢の人が日本、中国大陸など海外へ旅行に出かけている。
中華民国政府で対中国大陸政策を担当する行政院大陸委員会は19日、旧正月休みの間に中国大陸や香港、マカオに出かける人々は自身の安全に注意し、渡航前に大陸委員会のウェブサイトで渡航警告レベルなどについて確認するよう呼びかけた。
19日の時点で、大陸委員会は、中国大陸の貴州省、雲南省、江西省、上海市、福建省、浙江省、広東省、江蘇省、新疆ウイグル自治区について、これまでH7N9型鳥インフルエンザに感染した人が発見されたことから、渡航警告レベルを第2レベル(警戒)としており、旅行の安全を十分に注意し、その地域へ出かけるか検討をするよう呼びかけている。
このほか、大陸委員会では台湾の各通信業者に委託し、台湾の人々が中国大陸や香港、マカオに到着した時、携帯電話のメッセージで中華民国政府の24時間対応の緊急サービスコールセンターの電話番号を送り、現地で台湾の人々が人身の危険にさらされたり事件に遭遇した際、すぐにサポートを行えるようにしている。
大陸委員会は、人々に対し、中国大陸や香港、マカオでは自身の安全に十分注意し、事件に遭遇した際、政府による24時間対応の緊急サービスコールセンターに電話をしてほしいと呼びかけている。
江コンサートチケットでスーパー福袋人気
台湾の大手スーパーマーケット、「全聯福利中心(PXマート)」が19日に福袋を発売した。抽選で台湾語歌謡界の大御所、江さんの引退コンサートの入場券が当たることから、開店13分で完売した店もあった。
「全聯福利中心」は、二年連続で台湾元300元の価値のある福袋を台湾元100元(日本円約370円)で販売、今年は旧正月の元日、19日午前9時から台湾全域の700店舗あまりで一斉に発売、一店舗100個限定で、全部で7万5000個販売した。福袋の中には五桁の番号がかかれたくじが入っている。
「全聯福利中心」は19日午後5時ごろに抽選で当たりの五桁の番号を決定、番号は「39156」だった。なお、福袋に入っているくじの五桁の番号が完全に一致した場合、江さんの引退コンサートの入場券が6枚もらえ、四つ一致した場合は4枚、三つが一致した場合は2枚贈られるという。
江さんのコンサートのスポンサーである「全聯福利センター」は入場券を186枚用意した。江さんは今年1月2日、コンサートのプロモーション記者会見で突然、引退を宣言、今年夏のコンサートで引退すると明らかにし、台湾の歌謡界を驚かせた。なお、このコンサートの入場券は徹夜して並んでも入手できない人が続出しトラブルが広がったため、主催者は追加公演を決定している。しかし、ロトくじの当選確率並みに入手が難しいとされたため、今年この福袋は特に人気となった。
UCLA楊教授、英王立化学会のフェローに
台湾出身で、アメリカのUCLA(カルフォルニア大学ロサンゼルス校)のヤンヤン(楊陽)・教授がイギリス王立化学会のフェローに選ばれた。
1841年に設立されたイギリス王立化学会は、世界で最も古い化学の学術団体で、ヨーロッパ最大の化学の学術団体。同科学会のフェローは主に、化学界に極めて大きな影響を与えた学者、あるいは多大な貢献をした学者に与えられる。フェローの選出は1952年から行われており、同科学会の国際会議での投票によって選出される。
台湾南部、台南市の国立成功大学出身のヤン教授は、1997年にアメリカ、カルフォルニア州ロサンゼルスにあるカリフォルニア大学ロサンゼルス校の工学部に赴任、現在同校で有機薄膜太陽電池の研究開発リーダー、ナノ再生エネルギー研究センターの主任を務めている。
ヤン教授は有機薄膜太陽電池の研究成果が素晴らしい実績をあげ、中でも太陽エネルギーの変換効率で世界記録を樹立、ヤン教授がリーダーの実験室は60近くの特許を取得している。
ヤン教授は現在、灰チタン石という素材で作られる太陽電池について重点的に研究開発を行っており、研究論文は昨年、世界的権威をもつ学術雑誌「サイエンス」に掲載された。
「ひろか太鼓祭」、27日チャリティー公演
台北市の「博如日本幼稚園 HIROKA JAPAN」が主催する和太鼓演奏会「ひろか太鼓祭 25周年記念公益チャリティー公演」が、2月27日(金)に台北栄民総医院内の介寿堂で開催される。出演するのは、ひろか太鼓団の梅組、桜組、藤組。このほか、大分県の和太鼓チーム「豊の国ゆふいん源流太鼓」による特別公演も催される。入場券は博如日本幼稚園(台北市士林区克強路34号、電話02‐28314636、02‐28340473)で発行する。入場料など問い合わせは同園まで(2歳以下は無料)。
■主催:博如日本幼稚園
■協賛:台湾太鼓協会、義涓太鼓社、台北楽群ロータリークラブ
■会場:台北栄民総医院(介寿堂) 台北市北投区石牌路二段201号
■開場・開園時間:2月27日(金)午後2時30分開場、同3時開演(全自由席)
■注意事項:場内は全面禁煙。また飲食、録画、録音は禁止