【台湾ブログ】人は多いが、思いやりや親切心であふれる東京の街
台湾と違う点や特に記憶に残った内容を、書きつづってみたとのことだ。ハンドルネーム・小凱さんは左側通行で歩く日本人が動く人波に慣れず、歩行中は何度もぶつかりそうになったという。
「新宿駅など大型の駅は危険で、ホームに立っていると大勢の人が向かい来るすごさがある。そして猛スピードで歩く人を避けるのは、ゲーム遊びの感覚だ」と述べた。スーツケースなどの大きな荷物を持っている場合は、特に苦労すると実感したようだ。
行きたい場所に向かってまっすぐ歩けないのが東京というイメージを持ってしまっただろう。
また、買い物したレジではお釣りがある時は商品からではなく、お釣りから渡される習慣が気になったそうだ。
「まずはお札、次に小銭を渡され、最後に商品を受け取った。しかもお釣りとレシートを僕が財布にしまうまで、次の接客をせずに待っていた!」という店員のゆったりとした丁寧親切な態度に驚いたという。
台湾では、急いでお釣りを渡され財布に入れる前には次の客への対応が始まっているそうだ。
続いて、「思いやりにあふれ、興味深いのが日本のトイレ」と述べ、小さなサイズで設計された子ども用のトイレと洗面台、トイレのそばにある荷物掛けフック、冬は温かくなる便座、音を消す擬音装置と例を挙げた。
台湾人の目にはそれらが面白く映り、日本人の細やかな心遣いを感じるようだ。
また、「遠くから空き状況のわかる回転式扉や優先トイレの設置、色分けされ男女や子ども専用など一目瞭然の入口」など、日本のトイレの使いやすさを褒めた。手を差し出すと石けんや水、ついにはハンドドライヤーまで使用できる、一体型の洗面台にも便利さを感じたという。
ほかには、成田エクスプレスに乗った際にはスーツケースを置く棚を見つけ、「パスワード設定ができる」と素晴らしさを強調。番号をセットして鍵の機能を果たす、その便利さと安全面に感動したようだ。
続けてのった山手線で冬の間は車内暖房が利いて快適に移動できることや、モニターで各駅への到着時間や天気予報を始めとした様々な情報が日本語と英語で交互に提供される親切なサービスに驚いたそうだ。
また無印良品に設置されていた子ども用遊具、児童書専門店の広い読書スペースなどに感動したという筆者。すべてが台湾では見られない光景のようで、1つ1つ感動し見学したり写真を撮ったりなどチェックした。
そして筆者が最も面白いと感じたのは、「観光スポットにキャラクターがいること」だった。東京スカイツリーの、「ソラカラちゃん」や、フジテレビの「子犬のラフちゃん」などだ。「ポケットモンスター」や「ワンピース」ほか有名なアニメもご当地版があり、各地域によってたくさんのグッズがあることを知った。「訪問客の印象に深く残り、よく売れるだろう」と、その発想に感服したそうである。
ほかにも、バス昇降時の階段が目立つ黄色になっていることや、スーパーの商品陳列棚に設置されたモニターから説明動画が流れる、美術館などの傘立てに鍵が付いていたなど、ファストフード店などのレジには荷物置き場があること、飲食スペースにはバッグを入れるバスケットがあったなどの、といったお客様第一主義が伝わるようなサービスや備品の設置に感激したそうだ。