ロンブー淳、馬英九総統との握手写真を公開、「呪われるぞ!」「早くお祓いして!」と本気で心配する台湾ファン
台湾政府による「2015台湾観光貢献賞」を受賞したロンドンブーツ1号2号の田村淳が、馬英九(マー・インジウ)総統と握手しているツーショット写真をインスタグラムやフェイスブックに公開した。台湾メディア・中時電子報が伝えた。
淳は写真とともに「馬大統領になって、益々観光に力を入れてるようで、台湾への観光客がどんどん増えてるみたいです。台湾の人は優しくて親切、ゴハンも美味しい、景色も綺麗!台湾を旅行したくなる理由は山ほどあります。その中でも1番のオススメはお茶屋さん」との言葉を添えている。
すると、コメント欄には台湾人ユーザーと思われるファンから、淳の今後を心配する声が殺到。「淳の人生は終わった」「早くお祓いした方がいいよ」「握手なんかしちゃダメだ」といったコメントが相次いだ。台湾では馬総統との握手を「死亡之握(死の握手)」と称し、「命の危険にさらされる」「呪われる」という都市伝説がある。これを信じているユーザーが淳を心配したようだ。
こうしたコメントに対し、淳本人は「そんな事信じるほど子供じゃないよ!」と返しているが、コメント欄には今もなお「十分に気をつけて下さい」という声が寄せられている。
東日本大震災から4年、「謝謝台湾!」続く
東日本大震災発生からまもなく4年、日本の各団体が今年も台湾で、台湾に感謝するイベントを行う。日本の対台湾窓口機関・公益財団法人交流協会は、公式ウェブサイトで東日本大震災4周年関連行事を紹介、「東日本大震災からまもなく4年。被災地では復興が進んでおり、未来に向けた一歩を確実に歩み続けています。その復興の最中においても、我々は、台湾の皆様から頂いた友情溢れる破格のご支援に対し、感謝の念を忘れることはありません。」と記している。
3月11日前後には、台湾で日本人による様々なイベントが行われる。3月8日には、日本人留学生を中心とする「謝謝台湾活動実行委員会」が台湾北部、新北市の淡水区で、被災者の台湾に対する感謝状を展示するほか、被災地の報告、浴衣着用体験などの活動を行う。
3月11日には台湾日本人会と台北市日本工商会の主催により、台北市内で、巨額な義捐金を提供した台湾への感謝を示し、この大震災の犠牲者を追悼する、「東日本大震災4周年追悼・感恩会」を開催。11日から16日にかけては、台北市信義区の新光三越デパートで日本の華道家元、池坊による、台湾への感謝を示す合同展、「台日親善池坊展」が開催される。
なお、3月14日には日本のNGO組織「NGOア∞ス」が、台湾の人々への感謝と、日本と台湾の絆がさらに強まることを目標とし、北部新竹市の新竹駅周辺で「ゴミ拾いレンジャーin台湾」と名づけた、ゴミ拾い活動を行うという。
草乃しずかの台湾初個展、3/5から開催
世界的に知られている日本の刺繍作家・草乃しずかさんの作品展、「日本現代刺繍展―草乃しずかの華麗で優雅な世界」が5日から15日まで、台湾北部・台北市内にある、「国父紀念館(中華民国の建国の父、孫文・博士のメモリアルホール)」で開催される。今回は代表作のほか、東日本大震災の犠牲者を追悼する作品、6連のタペストリー「命の花筏(はないかだ)~あなたを忘れない~」など、185点が展示され、中にはこれまで公開されたことのない作品も含まれている。
5日の開幕に先立ち、4日午後、台北市内で事前記者会見が開かれ、草乃さんはあいさつの中で、まず、東日本大震災での台湾各界の支援に感謝した。今展示会では台湾の人々への感謝や、先月台湾で起きた復興航空墜落事故の犠牲者への追悼の意を伝えるため、「祈り」と名付けられた作品コーナーが設置されている。
草乃さんは台湾での初個展に合わせ、梅の花(中華民国の国の花)、およびタイワンジカ(中国語名:梅花鹿、ニホンジカの亜種、台湾で保護対象となる野生動物の一つ)をモチーフとする作品を制作した。草乃さんは、この作品で台湾の幸せと平和を祈り、台湾への謝意を表したいとしている。
草乃さんは、日本の刺繍および文化界で広く知られ、日本の現代刺繍の草分け的存在。その独創性豊かな刺繍の技術や図案・配色が高く評価され、日本国内のみならず、海外でも数多くの個展が開かれている。しかし、台湾では今回が初めて。草乃さんが初めて制作した作品は、「源氏物語」を題材にしたもの。源氏物語に深い感銘を受けた草乃さんは、その後も同様の題材で数多くの作品を発表している。
台湾国際らん展、3/7から台南で
行政院農業委員会が2日、台湾国際らん展のプロモーション記者会見を行い、席上、最も多くの国で品種登録を行った台湾産のらんが紹介された。
台湾国際らん展が3月7日から16日まで南部、台南市で行われる。らんの栽培に適した気候を持つ中華民国台湾は、世界一のらんの種苗輸出国で、世界の5割以上のらんの種苗を供給している。台湾産のらんは好品質で、栽培技術の高さも世界的に知られている。
台南市政府は4日午前、2015台湾国際らん展の事前記者会見を行った。同市の顔純左・副市長によると、11年目となる、今年の台湾国際らん展のテーマは「悠遊蘭海(らんの海を遊ぼう)」ということで、10の展示エリアのほか、台湾のらん産業を世界にPRするコーナーもある。これは、台湾がらんだけでなく、温室の設備や技術も輸出していることなど、らん産業のバチューチェンを世界各国のバイヤーに紹介するのが目的。
顔・副市長は、「台湾国際らん展の会場となる台湾らんバイオテクノロジーパークはらんの栽培施設として世界最大だ。また台湾のらん産業は台湾の農業で最も競争力をもつ産業の一つだ。」と紹介した。
行政院農業委員会農糧署の蘇茂祥・主任秘書によると、らんの輸出は年々増加しており、一昨年2013年の1万4000トン余りだったものが、昨年は1万5000トンあまり、輸出額も10%増加した。台湾国際らん展は、日本東京での「世界らん展日本大賞」、及び「世界蘭会議」と並んで、世界三大らん展の一つに数えられ、今年は38の国と地域から3000人あまりの貴賓がそのために訪台するという。
与野党、憲法改正委員会設置で合意
与野党の立法委員が、憲法改正委員会の設置について合意に達した。立法院の王金平・院長は4日、与野党の立法委員を集め、憲法改正委員会の設置について協議を行った。
王・立法院長によると、憲法改正委員会における各政党の代表者数は、立法院における政党比例によって決められる。与党・国民党から22名、最大野党・民進党から14名、野党・台湾団結聯盟及び新しく結成された立法院の政治団体、立法院新聯盟からそれぞれ1名、立法院の政治団体に参加していない立法委員1名、合計39名で構成される。委員名簿は、12日正午12時以前に議事処に送られ、まとめられることに。各政党は、憲法改正に関する提案をすべて憲法改正委員会での審議を受けることでも合意に達したという。
立法院内の野党政治団体、民進党立法院党団の柯建銘・総召集人(幹事長)によると、特に問題がなければ、憲法改正委員会の委員名簿は20日に立法院本会議で決められ、25日に一回目の会議を行って会議を招集する立法委員を5人選出する。同委員会は早ければ、4月にも正式に発足する見込み。
1月の工業生産指数8.1%増、春節前で受注増[経済]
経済部統計処が4日に発表した1月の工業生産指数は109.49で、前年同月比8.1%増加し12カ月連続のプラス成長となった。前月比では2.3%減少したが、高い水準を維持した。2月の春節(旧正月)休暇を前にした受注増が生産を押し上げた。
指数のウエートの9割以上を占める製造業指数は110.57で、前年同月比9.7%増加した。主要業種は、化学材料業を除く5業種で増加、うち4業種はそろって2桁成長を記録した。
電子部品業は前年同月比17.3%増で、6カ月連続の2桁成長を記録。春節休暇を前にモバイル端末の需要が強かったことから、ファウンドリー(半導体の受託製造)と封止、プリント基板などで増産が行われたことが伸びを支えた。パソコン(PC)・電子製品・光学製品業は、モバイル端末向けレンズの需要増に加え、ウエアラブル端末とノートPC部品の受注が伸びて、27.8%増と主要6業種中で伸び幅が最大だった。好調な新車販売に加え北米の寒波でアフターマーケット(AM)需要が伸びたことで、自動車とその部品業は13.6%増だった。
一方、化学材料業は国際原油価格の下落で石化製品需要が弱含み、業者が生産能力の調整を余儀なくされたことで、4.6%減少。6カ月連続のマイナス成長となった。
経済部は、2月は春節連休で稼働日数が少なくなるため、製造業の生産が1月比で減少すると予測。ただ3月は例年の状況に戻るとした上で、今年第1四半期の製造業の生産は2013年第3四半期以来の成長を示すとみている。
日本へのマコモダケ輸出拡大へ 農業委員会が新たな輸送法提案
行政院農業委員会農業試験所はこのほど、日本など海外への空輸中の品質劣化が問題視されていた中部・南投県埔里の特産品、マコモダケの新たな輸送方法を開発した。同試験所は、商機拡大につながると期待を寄せている。
現在は空輸が中心で、厚いビニール袋で商品を密封する方法が採られているが、風味が落ちやすく、同所の実験によると約5~35%のマコモダケに異臭が発生していたという。
このため、商品を包むビニール袋に小さな穴を開けるか、輸送袋の中に白い紙とエチレン吸収剤を入れると、輸送時の変質防止が期待できるとしている。
また、1~2度の低温で14日間保存する海上輸送の方法を使えば、輸送費用が半分に抑えられる上、外観や味も空輸より優れた状態で日本に届けられるという。
マコモダケの栽培面積は過去3年間で、1835ヘクタールから2013ヘクタールに拡大し、売上高も16億6000万台湾元(約63億1280万円)から20億2000万元(約76億8190万円)に増大している。
欧米からの観光客乗せた大型クルーズ客船、台湾・花蓮港に初寄港
重量9万トンを超える大型クルーズ客船「セレブリティ・ミレニアム」が4日早朝、欧米からの乗客2000人あまりを乗せて、東部の花蓮港に初寄港した。先住民らの歌やダンスで歓迎を受けた乗客は、タロコ渓谷や慶修院、港天宮などの名所を周り、観光を楽しんだ。
花蓮港務分社によると、過去にも同船を運航する大手客船会社、ロイヤル・カリビアングループ所有のクルーズ客船が同港に寄港しているという。関係者は今回の新たな船の寄港で、花蓮に更なる観光商機がもたらされればと期待を寄せている。
台湾では海外からの豪華客船誘致が進められており、交通局の統計によれば、各地の港湾を利用する海外からの旅行者数は2013年の99万1172人から2014年は137万8594人に増加している。
世界の都市生活品質ランキング 台北と台中が100位以内に
米コンサルティング会社マーサーが現地時間4日に発表した2015年の世界の都市の生活品質に関するランキングで、台北市が83位に、台中市が99位に入ったと分かった。台中のトップ100入りは今回が初めて。
同社は台中の躍進について、豊かな文化的伝統により地元や国際的な産業の呼び込みに成功したとコメントしている。
ランキングは、政治や経済、文化、教育、医療、交通などの項目を総合して決定された。同調査は毎年行われており、企業が社員を海外に派遣する際の給与設定の参考として提供されている。
世界1位はオーストリアのウイーン。アジアの都市での最高位はシンガポールの25位だった。その他、東京(44位)、香港(70位)、ソウル(72位)などもランクインしている。
台北市消防局、狭い路地での消火活動にスクーターが活躍
台北市消防局では、消防車が入りにくい狭い路地での消火活動に、消防・救急スクーターなどの特殊車両を導入し、火災に対する対応能力の強化を図っている。
スクーターには消防隊員が必要とする装備のほかに、消火器などを搭載。いち早く現場に急行できるほか、到着と同時に状況の把握や消火活動が行える。
また、同局が導入している小型消防車は高さ12メートルのはしごや全長60メートルの消火ホースなどを備える。一般的な消防車が進入できない路地でも消火にあたれるという。
台北市消防局は現在、消防車の通行を円滑にするため、一部の路地において駐車禁止エリアを増やす取り組みを行っている。
台南塩水ロケット爆竹祭り」(台南塩水蜂炮)
南部・台南市塩水区で4日午前、毎年旧暦1月15日(今年は3月5日)の元宵節に合わせて行われる伝統行事「台南塩水ロケット爆竹祭り」(台南塩水蜂炮)が始まった。5日までの2日2晩続く関聖帝君のみこし行列に合わせ、200あまりの発射台からロケット花火や爆竹が次々と放たれる。
この日はみこしの出発地点である武廟で顔純左副市長などによる祈祷が行われた後、ラジコンヘリコプターで吊るされた大量の爆竹の束が鳴らされて祭りが開幕した。
通りは市民や商店などが作った発射台で塞がれ、4路線に分かれて練り歩くみこしに向かって花火などが発射されると、勇気ある見物客らはみこしのそばに陣取り、刺激を楽しんだ。
5日夜にはLEDライトで熱帯魚やサバヒー、羊の群れなどをデザインした華やかな発射台が登場し、色鮮やかな花火が空高く打ち上げられる。
この祭りは1885年、塩水区で大流行したコレラを鎮めるために関聖帝君を祭ったみこしを担ぎ、通り道で爆竹を放ったところ疫病が収まったことから、厄除けを願い、神に感謝を示そうと始まったとされている。危険を伴うため、見物客にはフルヘルメットや防護服の着用が求められている。
台湾、国道で有害化学物質輸送のタンクローリー横転 運転手が重傷
台北市の国道1号の円山インターチェンジ付近で5日朝、タンクローリーが横転し、積んでいた水酸化ナトリウムが流れ出す事故があった。
タンクローリーは中央分離帯に接触後、コントロールを失い横転したとみられる。運転手は両足の骨を折る重傷を負った。対抗車にも被害が出たが、幸いにも損傷は軽微で運転手にけがはなかった。
事故により、道路は上下線ともに一時通行止めとなったが、同日午前8時30分ごろに解除された。
台湾の先住民が手掛けたコーヒーパッケージ、国際的なデザイン賞受賞
嘉義県文化観光局は3日、台湾原住民(先住民)のツォウ族が手掛ける農産品ブランド「YUYUPAS」(優遊[口巴]斯)のコーヒー商品パッケージが、世界的に権威のある独「iFデザイン賞」を受賞したと発表した。
1953年の設立以来、デザイン界を牽引している同賞には、今回は53カ国・地域から4783件の応募があり、そのうち75件が賞を獲得した。
同ブランドは2009年に設立され、阿里山に暮らすツォウ族の集落文化をコンセプトとしている。受賞した商品パッケージには、部族の神話に登場するヤマムスメや火種などのイラストがあしらわれ、阿里山のコーヒー文化と先住民の自然と共存する精神が表現されている。
同局によると、コーヒーに適した環境である阿里山では日本統治時代から栽培が開始されており、上質な豆が育っているという。
「政治家になりたい」台湾の美女タレント、千葉県知事の一日秘書に
日本でも活動を行うタレントのサニー・リン(林采[糸是])がこのほど、千葉県の森田健作知事の一日秘書を体験した。
「政治家になりたい」というサニーの夢を叶えようと、台湾のバラエティ番組「背包践客」の企画として行われた。芸能人の肩書を持ちながらも政治家となった森田知事の下で勉強したいと話すサニーと番組側からのオファーを知事が快諾したという。
県内各地を訪問し、焼き芋づくりや旅館の仲居に挑戦したほか、温泉や観光地などを調査したサニーは、特色あるものが多く、魅力的な場所だと気付いたと感想を語った。
サニーは見習い秘書として朝のお迎えやお茶入れをし、会議や定例記者会見に随行した後、晴れて正式秘書に。東京で行われた食のイベントにも参加した。
秘書体験を終えたサニーは、成功した政治家に人生の中で最も近づいた一日だったと話し、忘れがたい経験になったと満足した様子を見せた。
同番組は台湾で今月8日に放送。その模様はユーチューブでも配信される予定。
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台南市で男女が銃殺される
きょう(5日)午前11時30分ごろ、台南市帰仁区の住宅で銃声が発生したため、通報を受けた警察が現場に駆け付けたところ、男女一人ずつが室内で死亡しているのが見つかった。男性は楊さん(50歳)で左頭部を、女性は黄さん(30歳)で左胸をそれぞれ撃たれていた。二人はおじ、めいの関係。警察が詳しい調査を行っている。
ファミマ、今年は新型店・通販配送・飲食事業を推進
コンビニ大手のファミリーマート(全家便利商店)は今年の事業展開について、
①新型店拡大によるイートイン売上、
②ネット通販商品配送、
③飲食事業の3つに注力するとした。
大型の新型店は全店舗中の割合を現在の67%から80%にまで上げ、計4万席を設ける。ネット通販の店頭受取サービスは配送時間を最短24時間に短縮するほか、冷蔵便も導入する予定だ。外食事業は、定食の「大戸屋」が今年中国の上海に初進出を予定。ステーキの「フォルクス(沃克牛排)」と合わせて現在の25店舗から30店に拡大し、前年比3割増の売上を目指す。一方で、自社ブランド商品は300から200に品目数を絞り、各国のファミリーマートとの共同開発を進め、総売上の約5%とする計画だ。
米豪華客船、花蓮港に初寄港
アメリカの豪華クルーズ客船、「セレブリティー・ミレニアム」号が東部の花蓮港に初寄港した。総トン数90963トン、全長294メートルを誇る、「セレブリティー・ミレニアム」号は4日早朝、日が昇る前の薄暗い中、水先案内船の先導でゆっくりと花蓮港に入港、台湾の原住民族は歌とダンスでこれらの旅行者を熱烈に歓迎した。欧米諸国の人たちがメインとなる2000名を超えた、これらの旅行者は4日、花蓮県内の景勝地、タロコ渓谷、日本占領時代に建立された寺院である慶修院、海の安全を守る女神、媽祖を祀る廟、港天宮などを周遊した。
「セレブリティー・ミレニアム」号は、アメリカに本社を置く世界第二の規模を持つアメリカの船会社、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社傘下にある高級路線のクルーズ客船運行会社、セレブリティ・クルーズの客船だ。
港湾事務を行う台湾港務公司の花蓮港務支社は、「これまでロイヤル・カリビアン・インターナショナル社傘下の多くの客船が花蓮港に寄港した。これらの客船は、いずれも花蓮港の港としての条件、そして周囲の観光スポットに高い満足度を示している。今回、セレブリティー・ミレニアム号の初寄港を機にさらに観光面におけるビジネスチャンスが広がるよう期待した。
中台関係の平和的な発展は歴史的な流れ=中国首相
中国の李克強首相は5日に開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で演説し、中国と台湾の関係が平和的に発展していくことは歴史的な流れで反転することはないとの認識を示した。
李首相は中台間の対話を深め、経済関係を強化し、人材交流を促進することに取り組むと表明。「中台関係の平和的な発展が歴史的な流れであり、停滞したり逆行したりすることはないと確信している」と述べた。
その上で「中国の平和的な統一」のために協力する必要があると強調した。
台湾人は一体、親日なのか反日なのか
西諾網は3日、台湾人教授・石咏氏による「台湾人は一体親日なのか反日なのか」という評論記事を掲載した。以下がその内容だ。
台湾のカラオケでは、50歳以上の人は日本語の曲を歌うのが好きだ。
商店で仕事をする人が必要な外国語の1位はもちろん英語で、2位は日本語、3位は韓国語だ。以下ドイツ語、スペイン語などが続く。
台湾の街で最も多く走っている自動車は日本車で、日産やトヨタが半数を占める。消費市場では日本製の家庭用品や化粧品が若者たちの間で主流になっている。テレビ番組では日本関連のドラマやバラエティ、歌唱コンテストが多くの人から人気を集めている。
台湾の政府や市民にも、反日の人がほんの一部分いる。しかし市民の多くは、日本人と中国との歴史的な遺恨による日本人への不満を持っていない。かえって、日本語に精通していたり、日本企業との関係が密接だったりするととても歓迎される。日本語を専攻し、日系企業に入った学生は待遇にもキャリアアップのチャンスにも恵まれている。
総じて、台湾は早い時期に日本に占領されたことで「和風」が普遍化していたのだ。日本料理は至るところにあるし、台湾料理も多分に日本料理の影響を受けている。家の内装をいじる際もあえて畳の部屋を残し、静けさや優雅さを漂わせるのである。
日本人は台湾を訪れる観光客に占める割合で1位だ。台湾人が国外に行く場合も、まず選択肢に上がるのが日本だ。政府レベルにしろ、民間レベルにしろ、双方は密接な友好関係を保っていると言える。
これは、中国本土が全力で「排日」政策を取ったのとは180度異なると言えよう。中国中央テレビ(CCTV)では「仇日」、「反日」のニュースをほぼ毎日見かける。ただ、政府と民間とでは大きな差があるようだ。日本のテレビ番組によれば、この春節(旧正月)の10日間で45万人もの中国人観光客が、日本での買い物で60億人民元(約1145億円)近い金額を消費したという。