著名観光ホテル18棟、「安全・衛生に問題」=行政院
行政院消費者保護委員会が、地場の著名な観光ホテル21棟の安全や衛生環境を抜き打ちで調べたところ、18棟が不合格となった。観光局から5つ星と評価されている高雄ハワードホテルも含まれている。最も深刻なのは桃園大飯店で、賞味期限を2年以上過ぎた食材を使って料理を提供していたという。合格したのは台北シェラトン、台中長栄桂冠酒店、豪景大酒店(ホテル・リバービュー)だけだった。
宜蘭で「ジミーの夢の世界」へ!
人気絵本作家、ジミー(幾米)の作品を再現した広場がこのほど、宜蘭県にお目見えした。手に手を取り合い笑顔をたたえる男の子と女の子、おとぎの世界に連れて行ってくれる夢のバス停や大きな旅行かばん。台湾鉄道・宜蘭駅の脇に突如、ジミーの世界が出現した。古い鉄道倉庫が並んだ空き地は、ジミーの出身地である宜蘭県政府の協力で、絵本の中に迷い込んだような夢いっぱいの空間に変身した。
「マグロより命」東港名物、初マグロの競り中止か
台湾有数のマグロ漁港、屏東県の東港で毎年行われている黒マグロフェスティバルの呼び物である初マグロの競り売りが、来年からなくなりそうだ。5月に屏東の漁船がフィリピン公船に銃撃され1人が死亡する事件があったため、フェスティバルを主催する県観光処が、無理な漁に挑む動機を減らそうと来年からの中止を検討している。県と東港漁協では、漁業者の意見をよく聞き結論を出したいと話している。
血液検査による胎児性別判定禁止へ
行政院衛生署はこのほど、胎児の伴性遺伝を調べるための妊婦の血液検査を全面的に禁止する方針を固めた。胎児の性別判定を目的に血液検査を受けるケースが後を絶たず、男児でないと分かった場合に人工流産を選ぶ親もいるという。遺伝病検査はほかの方法でも行うことができるため、衛生署では8月末ごろをめどに禁止通達を出す予定だ。女児よりも男児を望む傾向は台湾でも根強く、自然な状態での新生児男女比(女児100人に対し男児106人程度)よりも男児の数が多い状態が続いている。
台日の電気製品相互承認取り決め発効
台湾と日本が電気製品の適合性評価を相互承認するための、台日民間相互承認取り決め(MRA)が1日発効した。MRAは検査コスト抑制に寄与するもので、台日の経済関係が新しい時代に入ったと経済部は歓迎している。MRA発効で、それぞれの電気用品安全法の適用商品(台湾281項目、日本457項目)の輸出にかかる相手方の認証取得時間が大幅に短縮される。対象となる製品の台日輸出入総額は年間600億台湾元以上にものぼり、今後の拡大に期待がかかる。(中央社フォーカス台湾)
日本製紙、永豊餘系企業の株式を売却
日本製紙は1日、地場製紙大手の永豊餘の持ち株会社傘下で、板紙・段ボール事業会社である永豊餘ケイマンの株式20%を売却すると発表した。永豊餘ケイマンは事業の拡大を目指して海外の株式市場での上場を計画していた。しかし市況の低迷などにより目標とした時期の上場は困難と判断、日本製紙は2010年に取得した同社の株式を売却することにした。
交通部、フランスに直行便増便を提案
交通部の葉匡時部長が先月末、パリを訪れた際にフランスのエコロジー・持続可能開発・エネルギー省の高官と非公式に会談した。この席で葉部長は台湾とフランスの航空協定を改定し、双方を結ぶ航空便の増加を提案した。現在の協定では双方の航空会社が1社ずつ、桃園〜パリに週4便運航できる。台湾側ではエバー航空が単独運航しているが、フランス側は運航していない。
台湾は世界3位、高級スマホの価格
米調査会社のガートナーによると、世界の主要48カ国・地域における高級スマートフォンの販売価格で台湾は625ドルで3位となった。首位は香港の814.6ドル、2位は韓国の643.3ドル。地場の通信キャリアによると、新発売の高級スマホの台湾での価格は通常1万8900〜2万2900元という。ただし、この額にはバンドリングや各種通話サービスなどの価格が上乗せされている。
夏休み本番、出入国者1日10万人超に
台湾の小中学校では6月29日から、9月の新学期まで2カ月間の長い夏休みが始まった。この期間は主要空港での1日の出入国者数は合計10万人を超えると見られており、桃園国際空港では連絡バスの本数を増やし検査を強化するなど、特別体制で対応している。昨年は1日あたり7月が10万5809人、8月が10万1568人だった。今年は、1〜5月までの段階で出入国者とも昨年を上回っており、夏休み中はさらなる増加が予想されている。
陽岱鋼が2年連続の球宴出場、台湾選手初
プロ野球、日本ハムの陽岱鋼が今年もオールスターゲームに出場することとなった。ファン投票では選ばれなかったが、選手間投票ではパの外野手部門3位の339票を獲得、2年連続2回目の出場が確定した。台湾人選手のオールスター出場は、中日で守護神として活躍した郭源治の4回が最多だが、2年連続出場は陽が初めて。7月19日の第1戦(札幌ドーム)で陽は先発出場する予定だ。
中央銀総裁「台湾にアベノミクス必要ない」
中央銀行の彭淮南総裁は6月27日、安倍政権がデフレ脱却のため昨年末打ち出したアベノミクスの中には、台湾ではすでに実施されている施策もあるとの見方を示す一方、台湾と日本の経済状況は異なるとして、日本の経済政策にならう必要はないと述べた。財界では台湾もアベノミクスの「3本の矢」に学ぶべきとの主張が出ている。しかし彭総裁は、台湾では毎年平均4%以上の経済成長を維持しながらも、消費者物価指数(CPI)の年増加率は1%と経済は安定していると説明した。
楊秋興・元高雄県長、国民党に「復党」
民進党員として高雄県長を務めていた楊秋興氏が国民党に復党を申請した。楊氏は2010年の高雄市長選挙で民進党を離党して出馬したが敗れた。現在は馬英九政権の政務委員(無任所大臣)。楊氏は学生時代に国民党員だったが民主化の過程で民進党に入党した。来年末の統一地方選挙で、楊氏は国民党候補として高雄市長選に再挑戦する可能性が高い。
民進党の謝氏、中国・国台弁主任と会談
民進党の謝長廷・元行政院長は6月30日、訪問先の中国・深セン市で、国務院台湾事務弁公室(国台弁)の張志軍主任と会談した。関係者によると、2人は主に民進党の現状と同党関係者と中国政府・共産党関係者との交流を、今後どのように強化するかなどを話し合ったという。張主任は「一つの中国」の枠組みを維持するのであれば国民党以外との交流は可能と応じたもようだ。
観光工場が人気、売り上げ25億元に増加
食品メーカーなどが行っている観光客向けの工場見学が内外の観光客の間で人気だ。経済部は今年の観光工場関係の収入は前年比25%増の25億台湾元と予測している。全体の入場者数も昨年の1000万人から今年は1150万人に増えるとみられる。経済部は2003年から観光工場見学の普及に力を入れている。
自転車大手2社、生産能力を強化
夏の需要期を迎えて地場の大手自転車メーカーの中国工場が生産体制を強化する。美利達工業(メリダ)は1〜5月の販売台数が前年同期比16%増の約94万台と好調で、江蘇省南通市の組立工場のラインを前倒しで稼働させた。最大手の巨大(ジャイアント)も同省昆山工場の第2期工事の進ちょくを早めているほか、天津工場の生産能力拡張にも取り組んでいる。
観測史上最も暑い6月=平均29.2度
6月の台北市の平均気温は29.2度で同月としては観測史上最高となった。これまでの最高は2011年の29.1度。中央気象局では、30日の平均気温が29度以上であれば記録更新としていたが、午前7時から28度を超えた台北市の気温は、正午過ぎの時点で33.4度とぐんぐん上昇した。台北市や新北市では近年、平均気温の上昇が目立ち、南部の高雄市などよりも高温になることが珍しくない。
野球前期終了、後期は5日スタート
台湾プロ野球の前期日程がすべて終了した。前期最終戦、統一セブンイレブンライオンズと兄弟エレファンツの試合は6月30日、台湾南部台南市の台南球場で行われ、エレファンツが8回表に逆転して5対2で勝った。
前期優勝は、興農ブルズを買収して今年できた新球団、義大ライノズ、2位は最終戦までの8連敗で優勝を逃したライオンズだった。最終的にはトップから5ゲーム差。3位はさらに2.5ゲーム差で、昨年の年間王者のラミーゴ・モンキーズ、最下位はトップから9.5ゲーム差でエレファンツだった。
前期の前半では、モンキーズとエレファンツの低迷が目立ったが、ここへ来て調子があがってきており、後期での巻き返しが期待される。後期は今月5日に始まる。
59歳の男が隣人女性の“遺体”と一晩過ごす、わいせつ目的
台湾で今年1月、59歳の男が死亡した隣人女性の遺体と、わいせつ目的で一晩ともに過ごしていたことが分かった。30日付で中国台湾網が伝えた。
この男は今年1月、隣人の女性が死亡しているのを発見。ところが、すぐに警察に通報せず、わいせつ目的で一晩ともに過ごした。翌日、部屋の大家に見つかり、事件が発覚した。
女性の息子が男を訴え、地元の地検署が男を「死体侮辱罪」で公訴した。男は調べに対し、「遺体を発見した時、どうして良いかわからなかった。隣人女性がきれいだったから、欲望が湧いてしまった」と話している。
「AKB」3人が観光PR番組ロケで
人気アイドルグループ「AKB48」のメンバー3人が1日から、台北市を訪れている。同市が日本人観光客数アップを目指し、今夏に日本のテレビで放映する観光PR番組に出演するためだ。訪台したのは、片山陽加(はるか)さん▽菊地あやかさん▽阿部マリアさん。撮影は3泊4日の日程で、台北各地の観光スポットを巡り、日本に台北の更なる魅力を伝える。
3人は、台北のランドマークである高層ビル「台北101」をのぞむ市政府庁舎前で、同市観光伝播局の趙心屏(ちょう・しんへい)局長と一緒に、観光客にも人気のレンタル自転車に試乗した。夜は、食べ物や雑貨など多くの屋台が並ぶ名物の夜市を訪れ、マンゴーが乗ったカキ氷などに舌鼓。また、若者でにぎわう繁華街・西門町では握手会を開き、台湾のファンとの交流を楽しんだ。
2日には、同市内のホテルで記者会見をした。3人は冒頭、「ニーハオ(こんにちは)」と笑顔であいさつ。片山さんは「ロケでは久しぶりに自転車に乗って楽しかった」と喜んだ。菊地さんは「日本はまだ梅雨だけれど、台北はあったかい。台北で一足先に夏を体感できた。夜市が楽しかった」と喜んでいた。阿部さんは「空港に到着してからずっとファンの皆さんが見守ってくれる。台湾の方の温かさを感じる。台北できれいになりたい」と笑みを浮かべた。
絵はがき型の大判ボードにメッセージをつづった3人。菊地さんは、日本の友達に向けて「台北に来て一緒にきれいになりましょう」と書き、片山さんは母親にあて「台北は食べ物もおいしい。皆さんがとても優しかった」と記した。
台湾政府の統計によると、台湾への日本人渡航者数は、2012年は143万人で前年比11%増。11年の調査では日本人のリピーター率は40%。今回の番組は、日本人のリピーター率を高めることも狙いの一つだ。趙局長は「AKBなら知名度があり、実力、人気も抜群。台北の魅力を伝えてもらうのにはぴったり」と期待を込めた。
番組は「AKB48の悠遊台北」と題し、8月24日、BS日テレで放映される予定。
ホットパンツを盗撮...相手は女性警察官だった、台湾の30代男を逮捕
台南市で6月29日、書店で女性がはいたホットパンツの様子を盗撮したとして、38歳のパン製造業の男が逮捕された。盗撮されたのはその日、非番だった女性警察官で、男が盗撮しているのを知って取り押さえ、店の人に警察に通報するよう求めた。男は腕時計型の小型カメラで盗撮しており、カメラにはほかに女性30人余りの盗撮映像が記録されていた。1日付で中新網が伝えた。
報道によれば、男は今年初め、このカメラを、テレビショッピングで1600台湾ドル(約5250円)で購入し、夜や週末などに化粧品店、百貨店、書店などでホットパンツやミニスカートの女性に近付き、盗撮していた。ミニスカートの下に手を伸ばすこともあったという。男は離婚しており、2児の父。秘密妨害罪で送検されている。
男を取り押さえたのは35歳の女性警察官。男の様子がおかしいと感じて最初は自分が立つ位置を変えるなどしていたが、それでもついてくるため、男の様子を観察し、盗撮しているものと判断して拘束した。
7月2日:台湾加権指数0.25%
2013年7月2日、台湾株式市場は続落。
台湾加権指数(発行量加権株価指数)は前回取引日より0.25%下落し、8015.86ポイントで取引を終えた。
本日の売買代金は732億9300万台湾ドル(約2437億4800万円)。前回取引額の779億3400万台湾ドル(約2585億4300万円)からやや縮小した。
台北地下鉄新荘線の輔大〜迴龍間が延伸開業
台北地下鉄(MRT)新荘線の輔大駅〜迴龍駅(新北市新荘区)が6月29日に延伸開業し、新たに丹鳳駅と迴龍駅が開設された。
迴龍駅で行われた開業式には朱立倫・新北市長および郝龍斌・台北市長らが出席し、新荘線の同区間延伸開業を祝賀した。
朱・新北市長は、「新北市と台北市が力を合わせて、全線開業できた。(新荘線の終着駅である)迴龍駅は、新荘区と樹林区の境界にあり、桃園県亀山郷にも近く、将来は万大―中和―樹林線および桃園都市鉄道ブラウンラインともつながり、『三環三線』(3つの環状線と3つの新路線)計画の重要な接続点となることから、大きな潜在力がある」と述べ、地下鉄開業による道路渋滞の緩和にも期待を示した。
また、郝・台北市長は、「新荘線の最後の1マイルが開業したというだけでなく、台北・新北・桃園の共栄の起点となる重要な意義がある」と強調した。
朱・新北市長および郝・台北市長は、開業式のあと、迴龍駅から輔大駅まで乗車し、ビジネス・観光などに便利な地下鉄の利用を呼びかけた。
同区間を非接触型ICカード乗車券の「悠遊カード」で乗車した場合、7月28日まで無料となる。
台湾・外交部、日本政治団体の釣魚台活動に懸念
日本の衆議院議員を含む政治団体メンバーが1日朝、漁船に分乗し釣魚台(日本名:尖閣諸島)の領海に入ったことについて、中華民国(台湾)の外交部は同夜、懸念を示すとともに、関係各方面に対し理性と自制を求め、東シナ海の平和と安定に影響を及ぼさないよう呼びかけた。この日、中国大陸の海洋監視船も釣魚台領海に入っている。
外交部は、釣魚台に対する中華民国の主権を改めて主張すると同時に、論争を棚上げし平和的に資源の共有を目指す「東シナ海平和イニシアチブ」を重視するよう求めた。
マイノリティーや外国人の氏名登録、もっと自由に
内政部はこのほど、「姓名条例」修正草案の承認を終え、近く行政院に送られることとなった。氏名登録の規制が大幅に緩和され、原住民族や外国人がより自由に名前を選べるようになる。
修正法では、漢字文化を持たない原住民族の氏名登録にローマ字表記を併用することを認め、また外国人の漢字名登録についても、これまで習慣的に運用されてきたルールを明文化する。通用漢字を使用し「姓・名」の順とすれば、原住民俗同様に文字数は制限されず、「麥可(マイケル=姓)傑克森(ジャクソン=名)」、「?(ジェー=姓)姆士(ムズ=名)」といった形での登録も可能。
さらに、養子縁組やその解消にあたり、これまで認められていた改姓に加え名前の変更も可能としたほか、改姓・改名が認められる各種条件のうちの「僧尼の出家・還俗」を「宗教上の理由による出家・還俗」に改め、仏教以外の出家者なども氏名の変更ができるようにする。
球宴スタメン発表、エレファンツの彭が最多の13年連続出場へ
台湾プロ野球は1日、「エイサー・オールスターゲーム2013」の先発メンバーを発表、ファン投票で史上最多となる123万4305票を獲得したエレファンツの彭政閔はルーキーイヤーの2001年から13年連続でスタメン出場することとなった。球宴での13年連続スタメン出場は彭が初めて。
来月6日に35歳の誕生日を迎える彭は、歴代最多となる5回の首位打者に輝くなど台湾プロ野球を代表する打者の1人で、この3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも台湾代表の主将としてチーム初の2次ラウンド進出に貢献した。
また、各ポジションの先発メンバーは例年通り、ファン投票で1位、2位の選手が対象だが、今年は「明星紅」、「明星白」両チームの監督が特定の2球団でなく、全4球団からメンバーを選ぶことができるようになったことから、同じ球団の選手同士が違うチームのスタメンとして出場するケースは多い。エレファンツの場合は、投手の陳鴻文や一塁手の彭政閔は「明星紅」、二塁手の陳江和や外野手の張正偉は「明星白」の先発メンバーに選ばれている。
試合は今月28日、桃園球場で開催され、前日の27日にはホームラン競争が行われる。
AKBの3人台湾2日目 阿部マリア、薬膳スペアリブ気に入る
台北観光特番収録のため4日間の予定で台湾を訪れているAKB48の片山陽加、菊地あやか、阿部マリアの3人は午後記者会見にのぞみ、阿部マリアは夜市のスペアリブ(骨付き豚肉)の薬膳料理が好きになったと語った。
記者会見は午後2時から日本通で知られる人気司会者のミッキー・ホアン(黄子佼)によって進められ、台北市観光局の趙心屏局長(=写真左2)も同席。会見では片山は臭豆腐(チョウドウフ)が食べられたが、あとの2人は全く口にできなかったことが明らかに。また、菊地はマンゴーアイスが、片山は熱々の胡椒餅(フージャオビン)が、阿部は漢方独特の香りが特徴の薬膳料理が気に入ったと語った。
また、AKBの3人は会見場で趙局長とともに家族や他のメンバーにメッセージを書き、趙局長は「Welcome to Taipei」と歓迎の言葉を記した。最後に3人は司会のホアンのリクエストで、趙局長について「我愛台北」(台北が好き)など中国語のフレーズを練習、局長から上達が速いとほめられていた。
3人はきのう1日到着後、台北市信義区で早速ロケを開始、撮影の合間には自転車に乗ったり、饒河夜市で台湾伝統の美容法、挽面(バンビン、顔のうぶ毛取り)や台湾の食べ物にチャレンジした。きょうは記者会見の後、午後5時から若者の町、西門町で握手会が行われている。
日本から福山雅治が“台湾グラミー賞”金曲奨のプレゼンターに
台湾のグラミー賞と称される「第24回流行音楽金曲奨」のセレモニーが6日台北ドームで開催されるが、この台湾ポップスの祭典にプレゼンターとして日本から歌手で俳優の福山雅治が招かれることになった。
今年の金曲奨のステージは例年にもまして力を入れており、アンディ・ラウ(劉徳華)のライブ監督、アーロン・クォック(郭富城)のステージデザイナー、ジェイ・チョウ(周杰倫)のCG効果チームが共同で舞台作りに取り組んでいる。
そして注目されるのは、何と言っても日本から特別ゲストとして招かれる福山雅治。シンディー・ワン(王心凌)とともにプレゼンターを務めることになっている。福山が天才科学者を演じる「ガリレオ」や坂本龍馬を演じた「龍馬伝」は台湾のテレビでも放映されており、ミュージシャンとしても俳優としても福山の人気は根強い。
今回、金曲奨のプレゼンターを務めるのはこのほか、フィッシュ・リョン(梁静茹)、ジャム・シャオ(蕭敬騰)、アンバー・クオ(郭采潔)、カリル・フォン(方大同)、ファン・ウェイチー(范[王韋][王其])など。
「第24回流行音楽金曲奨」は7月6日、台湾時間午後5時30分からオープニングのレッドカーペット、夜7時からは授賞式の模様が地元テレビの三立都会台で生放送される。
全日空、今後も日台路線の盛況継続を予想 増便へ
全日空(ANA)では今年の利用者数増加を予想、特に日本と台湾を結ぶ路線では第2四半期のような盛況が今後も続けば、増便やボーイング787型機のさらなる活用を検討するとの方針を示した。経済日報が23日付けで報じた。
東京・台北間は相変わらずのドル箱航空路線。ANAによると、今年6月までの同社の東京(羽田)−台北(松山)間の搭乗率は8割前後、787型機の便に至っては84%を上回った。
同社では長期的な円安傾向に加え、日本政府が台湾からの観光客誘致に積極的で、これらいずれもが台湾人客の増加に寄与するとみている。
日台路線の成長を見込んで、今月1日から羽田−松山路線に従来の767型機のほかに787型機も初めて投入したANA。その子会社で格安航空会社のエアアジア・ジャパンもまた来月、成田−桃園線を開設する予定で、その利用状況によっては半年後の増便、または787型機の積極利用の可能性もあるという。
日台の絆を描く邦画「Formosa」、来春クランクインへ
第二次世界大戦期とその前後の日本と台湾の強い絆にスポットを当てる日本映画「Formosa(フォルモサ)」の撮影が2014年の春に始まる見通しとなった。
この映画の制作会社、株式会社ホープの横地直英社長が1日明らかにした。
「Formosa」はポルトガル語で「麗しの島」を意味する言葉で、大航海時代の16世紀から台湾の代名詞となっている。
横地氏は1日、映画「Formosa」のロケ地選びのため、台湾中南部の嘉義県を訪れ、日本統治時代に建設された農業水利施設などを視察した。また、同県の張花冠県長も表敬訪問、張県長は「Formosa」による県PR効果に期待を示し、撮影への全面協力を約束した。
「Formosa」制作の目的について、横地氏は「日本の若者は台湾のことをあまり知らない。(『Formosa』の)心を打たれるストーリーでその台湾への認識を深めたい」と意気込みを語った。
制作費10億円の映画「Formosa」は2014年春のクランクインから半年で完成の予定。撮影の70%は台湾で行われる。第二次大戦前後の日台関係のほか、1947年に起こった国民党政権による台湾住民への武力弾圧「二二八事件」も取り上げられるという。
日台韓で健康保険シンポ初開催 自己負担割合で台湾は日韓の中間
健康保険制度改善のためのシンポジウムが1日、台湾・日本・韓国の関係者が出席して台北で初めて開催された。保険医療支出は自己負担割合が高い順に韓国、台湾、日本となっている。
日台韓ではいずれも健康保険制度を実施しているが、高齢化や医療費の高騰、出生率の低下などでそれぞれ深刻な財務問題を抱えている。このため、台湾の中央健康保険局では、今回3者の担当部署関係者や専門家など約200人によるシンポジウムを開き、「健康保険制度の現況と展望」、「高齢化社会が医療費に与える影響」、「へき地や離島における医療」について意見交換が行われた。
2010〜2012年の過去3年間についてみると、国内総生産(GDP)に占める医療分野での平均支出は、日本がOECD諸国と同水準の9.5%(=1人あたり年間3035ドル、うち20%が自己負担)で会員国中19位、韓国は7.1%(同2035ドル、42%)で27位。台湾はOECDのメンバーではないが、少子高齢化の厳しさはOECD各国を上回り、医療支出の対GDP比は6.6%(同1074ドル、35%)だった。
今回の議論では、保険・福祉政策の推進には財源確保が欠かせないが、台湾では租税負担率が13%と、日本の23%や韓国の20%を大幅に下回っており、これが健康保険制度の持続的発展を阻む主因となっているとの声が台湾側参会者から上がった。
台湾南部・高雄上空に珍しい光の輪、「暈」
高雄市できょう正午前、太陽の回りに光の輪ができる「暈(かさ)」の現象がみられた。
この気象現象は太陽の方角の上層に巻雲(けんうん)が広がり、太陽光がその中に浮かぶ氷の結晶の中を通る際に屈折して起きるもの。高雄市内で正午前から約30分ほど見られ、非常に珍しい光景は市民らの昼食時の格好の話題となった。
高雄気象台ではこのような現象は様々な条件が整わないと起きず、なかなか見られるものではないと話している。
乳がんと子宮頸がんの死亡が減少=台北市
台北市衛生局が1日、昨年の同市におけるがん死亡の10大原因を発表した。最も多かったのは変わらず肺がんだったが、卵巣がん(=写真)が初めて10大原因に入り、また政府などが検査の呼びかけを強化している乳がん・子宮頸がんによる死亡は減少するなど、女性特有のがんに変化が見られた。
死亡につながったがんのうち、多かった部位は上から順に、肺・肝・結腸直腸・乳房・前立腺、胃、すい臓、卵巣、口腔、非ホジキンリンパ腫。うち死亡率の上昇幅が最も大きかったのは前立腺がんで31.2%、最も減少したのは女性乳がんの−19.4%だった。子宮頸がんは10大原因から消えた。
昨年の台北市全体の死亡者数は1万6397人(前年比3.6%増)、このうち約30%にあたる4981人ががんによるもので、平均で1時間46分ごとに1人ががんで死亡。標準化死亡率は人口10万人あたり111.5と前年比で1.55%増加したものの、全国平均の131.3を下回っている。
台北市民の10大死因は順に、悪性腫瘍(がん)、心疾患、脳血管疾患、肺炎、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患、敗血症、高血圧性疾患、腎炎・ネフローゼ症候群・腎病変、不慮の事故・傷害となっている。