【台湾ブログ】右ハンドルにカロリー控え目、抜けない日本の習慣
レコチャイより・・・
日本に住んだ経験を持つ台湾人の男性が、「日本の習慣が抜けない」というテーマでブログを執筆。台湾との比較もあり、興味深い内容になっている。
台湾に戻った後、日本で身についた習慣が抜けていない自分に気付いたという、大東仔(ハンドルネーム)さん。「まず歩く時に左寄りになってしまう。そして車の運転席が右側にあると思える。ほかにも日本人が普段意識している低カロリーで油控えめな、食生活を意識する。そしてちょっと歩けば自動販売機があるだろうと思いこんでいたり、ゴミを分別したり……それらの行動や意識は、日本人の生活習慣である」と、台湾人には無い感覚であることを述べた。
続けて大東仔さんは「バカ正直で頭の回転が早いとは言えず、変化を好まないのが僕が思う日本人像」とつづり、「それらは日本人の長所とも言える」とのこと。どうしてそう思うのか詳しい理由は書いていないが、「バカ正直だけれど、すごいと思える人がたくさんいる。マナーの良さも本当に素晴らしい。知り合いではなくても、声をかけてあいさつしてくれる礼儀正しい日本人に接触し、日本教育の素晴らしさを知った」そうだ。外国人に「こんにちは!」、「おはようございます!」、「がんばって!」と気さくに声をかける日本人の姿に、大東仔さんは感動を覚えたようだ。
だがやはり異国の地での滞在当初は、戸惑うことが多かったとのこと。「例えば食べ物は初期の頃はずっとサラダを食べ続けていた。野菜炒めは、買いに行ってもなかなか探せなかった」そうだ。そして「どんな物でも高い!」と嘆いた大東仔さん。「高過ぎて台湾が恋しくなったほど。日本で初めて買った食べ物は、マクドナルドだったが一般的なセットが640円もするなんて! 約200台湾ドルになるが、その金額を出せば台湾ではお腹いっぱい食事が楽しめる。日本の外食は本当に高い!」と訴えた。
ほかには「交通事情は、低炭素社会を実現している感じがする」、「車の量は台湾とあまり変わらないが、日本は自転車が多い。台湾で多いのはバイクだが、日本ではバイクの規定が面倒なので自転車人口が多いと教えてもらった」などと、違いをつづった大東仔さん。日本の生活を通して、台湾との違いを体感したようだ。
最後には台湾と日本の似ている点として、「夏は酷暑が続く。本当に暑くて台湾の夏とあまり変わらない」と、締めくくった。ほかには共通点は挙げていないが、住んで生活したことでリアルな日本の姿を知り、さまざまな異文化を体験したと思われる大東仔さん。礼儀正しい国民性と高い物価が、一番印象に残っているようだ。