優しく細やか、そして誠実な日本の宅配便
中国、新華網は15日、日本の宅配便事業の発展ぶりについて紹介する記事を掲載した。
東京の街では宅配便の車が路肩に止まってスタッフが荷物を降ろし、客先に届ける様子をしばしば見かけるが、一度たりとて荷物を乱暴に扱う様子を見たことがない。
そして、日本では壊れやすい物のほか、魚類やスイカ、ブドウ、酒、牛乳などあらゆるものを宅配便で送ることができ、冷蔵配送専用サービスもあるのだ。もちろん、冷蔵品の輸送費は常温品より割高になる。
日本の宅配業者のサービスは実に周到で、ワレモノは丁寧に包装したうえで、壊れやすいことを示すラベルを張り付けるとのこと。ワインなどを運ぶ時には梱包の方向を示すラベルも張り、常に上に向くようにするのだとか。
また、雨の日は荷物をビニールで包んでくれるほか、集荷時に包装がしっかりしていない場合は包装しなおしてくれるなどといったサービスを実際に受けたとある在日中国人は語る。
さらに、以前に北京から送られてきた陶器を受け取った在日中国人は、配送スタッフから「中のものに問題が発生しているので、すぐに箱を開けてチェックしてください」と言われたとともに、カメラまで持ってきた。スタッフが一緒になって瓶4本が割れていたことを確認してくれた。スタッフはすぐに写真撮影するとともに、必要事項の記入を要求。結局、荷物全体の価値の40%を賠償してくれ、「1週間から10日以内」と言われたところ8日後に振り込まれたという。
日本の家電産業を中国が衰退させた説は間違い、実際にはまだ遠く及ばない
日本の家電メーカーが続々と赤字見込みを発表し、中国家電産業の台頭が注目されているが、12日付の中国メディア・カン柴網は「実際には日本との差はかなり大きい」と指摘している。
日本の家電メーカーは「島国意識」から脱却し、各国と規格や技術プラットフォームの統一化を進めている。たとえば、自動運転技術の研究開発に乗り出すソニーは、ロボット開発のZMPに出資し、ソニーの画像センサー技術とZMPの人工知能の技術を融合させる計画だ。共同開発したカメラ複合部品を国内外の自動車メーカーに売り込むほか、建機や農機などのメーカーにも供給するとしている。
ソニーの例は日本の家電産業全体の縮図と考えられる。数年後には、ソニーのイメージが家電からテクノロジーへと転換しているかもしれない。規格や技術プラットフォームの統一化で、日本の家電メーカーは中国メーカーより一歩リードしており、日本メーカーのこうした転換は参考にする価値がある、と記事は指摘している。
中国に温水洗浄便座ブームが到来!日本ブランドに中国企業は安売りで対抗
15年冬、中国で話題となったアイテムが“便座”。日本旅行で購入するオススメのお土産として「温水洗浄便座」がブレイクした。日本では品切れになるほどの売れ行きとなったが、実はこの話題の後押しを受け、中国企業の温水洗浄便座も絶好調。前年比で売り上げが倍増しているという。
もちろん日本メーカーの製品が人気だが、中国企業は大胆な値引きで対抗。中国では9月、10月が不動産販売のピークということもあり、本来ならば冬は内装用品が低調なシーズン。だが便座ブームで業界は活況を呈しているようだ。