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日本の「家庭常備薬」が中国人観光客購入リスト1位に

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日本の「家庭常備薬」が中国人観光客購入リスト1位に


中国では日本の家庭常備薬が人気で、最近では日本を訪れる中国人観光客の購入リスト1位を占めた。中国国内の医薬品に対する不安を反映したもので、中国政府にとっては深刻な問題だ。

20日付の参考消息によると、ソーシャルメディア調査会社ホットリンクコンサルティングが2月18~24日に中国のウェイボー(微博)とWeChat(微信)を通して日本における中国人観光客の消費調査を行ったところ、医薬品が購入リストの上位を占めた。特に鎮痛剤、風邪薬、熱冷却シートなど家庭用常備薬が人気を集めた。

参考消息によると、中国政府は、国民の医療費・医薬品負担を考慮して医薬品価格には上限を定めているが、一部医薬品メーカーは劣悪な原料を使用することでコストを抑えており、信頼性に問題があるとしている。国外の新薬を承認するスピードが遅いことも、海外での購入を促しているという。

これに関連して中国の大手ポータルサイト・テンセント(QQ)が「機会があれば日本の家庭常備薬を買いますか」とのアンケートを実施した結果、回答者の75%が「買う」と答えた。中国人が日本の家庭薬を評価する最大の理由については、一般大衆が服用することを強く意識し、誰でも間違いなく簡単に使用できるよう徹底した工夫がなされている点を挙げ、「こうしたお客様の立場を徹底して考慮しているのは家電製品などにも共通する日本製品の長所」と指摘した。

ただ、中国中央テレビ(CCTV)によると、1日に300人の中国人客が訪れる新宿のドラッグストアでは、総合感冒薬をビタミン剤と勘違いして購入していく中国人客も多いとの店員の証言を紹介し、警鐘を鳴らしている。この報道は反響を呼び、ネットユーザーからは「国内に偽物がなければ外国に行ってまで買う必要はないのに悲しい」「中国人が中国製品を買いたがらず、外国製品をこれほどまでに信頼しているのか。よくよく考えなければならない問題だ」などのコメントが寄せられている。




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