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李登輝元総統が入院:台湾

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著名監督が軍事施設に中国籍カメラマン同行、「確認ミス」で兵士の連座も


5日、軍事施設に中国籍カメラマンを同行させたとして、著名映画監督のニウ・チェンザー氏が台湾海軍司令部から侵入罪で法的責任を問われている騒動について、海軍からも複数の関係者が連座する可能性が高くなっている。写真はニウ・チェンザー監督。

2013年7月5日、軍事施設に中国籍カメラマンを同行させたとして、著名映画監督のニウ・チェンザー(鈕承澤)氏が台湾海軍司令部から侵入罪で法的責任を問われている騒動について、海軍からも複数の関係者が連座する可能性が高くなっている。台湾の日刊紙・聯合晩報が伝えた。

2009年の台湾映画「モンガに散る」などで知られるニウ・チェンザー監督。彼の最新作で、来月クランクイン予定の「軍中楽園」について、このほど騒動が持ち上がった。先月1日、ニウ監督以下23名の映画制作スタッフがロケ地選定のため、台湾・左営にある海軍基地を訪問。台湾の軍事施設では、中国籍の人物は立ち入り禁止とされているが、23名の中に名前と国籍を偽った中国籍カメラマンがいたことが明らかになった。海軍司令部では「要塞侵入罪」に抵触するとして、違反容疑で高雄地検に送検することになった。

台湾国防部のスポークスマンによると、ニウ監督らが基地を訪問した当時、1名の海軍少佐が接待役に出ていた。その部下が23名の確認作業に当たったが、写真が3カ月以内に撮影されたものではなく、確認が困難なケースもあったという。これを見過ごした責任を追及すべく、5〜6名の軍人が処罰対象として連座することになるという。

海軍司令部によると、ここ10数年で初めて映画撮影をバックアップすることになったのが「軍中楽園」だったが、「著しく信頼を裏切られた」ことを理由に、協力は完全に打ち切り。5日、滞在先のギリシャから台湾へ戻ったニウ監督は、「軽率な行動が大きな騒動を招いてしまい、深く反省している。近年、盛り上がりを見せている台湾映画は、多くの映画人たちの努力の結晶。自分の愚かな行動がそれを破壊することのないよう、この件に正面から向き合う」と語っている。




人気アイドルのヤオヤオ、筋肉付き過ぎ「女神卒業」=今年もビール祭の顔に

5日、人気アイドルのヤオヤオが、台湾最大のビール祭「高雄ビールフェスティバル」のイメージキャラクターに抜てきされ、台北市内で記者発表会に出席した。

2013年7月5日、人気アイドルのヤオヤオ(郭書瑤)が、台湾最大のビール祭「高雄ビールフェスティバル」のイメージキャラクターに抜てきされ、台北市内で記者発表会に出席した。聯合報が伝えた。

毎夏恒例の「高雄ビールフェスティバル」は、台湾最大のビールの祭典。台湾をはじめ日本や欧米から複数メーカーが出店し、今月19日から3日間の日程で行われる。イメージキャラクターに選ばれたヤオヤオは、これで3年連続という快挙。年齢・性別を問わず高い人気を誇る彼女だが、元気いっぱいの明るいイメージが、夏のフェスティバルにぴったりとなっている。

今年初めに公開された初主演映画「志気」では、綱引きに青春をかける女子高生を完全すっぴんで熱演。最新作となる主演映画「愛情全無順」では、テコンドー選手を演じている。肉体を酷使する役柄が続き、めっきり筋肉質になったというヤオヤオ。2008年のデビュー当時は“Fカップアイドル”で人気を集め、“元祖・オタクの女神”と呼ばれたが、「たくましくなったので、すっかり“女神”じゃなくなった」と話している。

ビールフェスティバルでは、歌手として音楽イベントにも出演予定。人気上昇とともに封印されてしまった“Fカップ”だが、「ちょうどいいくらいの露出」でファンサービスする予定だと語っている。





台湾に初めて漆の技術伝えた日本人の功績たたえる記念式典

およそ100年前、台湾に初めて漆の技術を伝えた日本人の功績をたたえる記念式典が6日、台湾で行われた。
山中 公(ただす)さんの娘・美子(みつこ)さんは「父もきっと喜んでることと思います」と話した。
香川県出身の山中 公さんは、1916年に台湾で初めての漆の工芸学校を開き、台湾の漆工芸の父ともいわれている。
山中さんは、終戦で日本に引き揚げ、台湾の関係者とは連絡がつかなくなっていたが、2011年、山中さんの家族が、兵庫県にいることがわかったという。
6日の記念式典に出席した山中さんの娘・美子さんは、台湾の工芸品の研究機関に、作品など162点を贈呈したという。




福山雅治が台湾で大フィーバー、44歳の「若さ」「美肌」に熱い関心

5日、16年ぶりの台湾訪問で大フィーバーを巻き起こしている福山雅治。出席した映画イベントや地元メディアのインタビューでは、プライベートな部分にスポットが当たっている。写真は4日、「真夏の方程式」台北プレミアの福山雅治。

2013年7月5日、16年ぶりの台湾訪問で大フィーバーを巻き起こしている福山雅治。出席した映画イベントや地元メディアのインタビューでは、プライベートな部分にスポットが当たっている。NOWnewsが伝えた。

福山雅治は前日4日、ドラマ「ガリレオ」の劇場版第2弾「真夏の方程式」キャンペーンのため台湾を訪問。今月6日に開催される台湾の音楽アワード・金曲奨では、プレゼンターを務める予定だ。

日本人俳優としては台湾でトップクラスの人気を誇るだけに、熱い報道がテレビや新聞をにぎわせている。中でも人々が関心を寄せるのが、44歳ながら若さと美肌をキープしていること。福山自身が語った秘けつを台湾メディアが伝えたところによると、あずきとタンパク質、そして睡眠が彼の若さを支えているとか。低血圧気味のため、毎朝あずきを食べて血糖値を上げ、食事メニューはタンパク質の摂取をメーンに考えたもの。また、必ず毎日7〜8時間は眠るようにしているという。

台湾入りした初日の夜は、ピリ辛の火鍋を食べたという。「鴨血」と呼ばれる、ダックの血を固めたプリン状の食材が台湾の火鍋には欠かせない。日本人には敬遠する人も多いが、これを大好きだと話している。台湾で訪問したい場所については、「都会を離れて、郊外に行ってみたい」とコメント。台湾へ向かう機内で、某大手航空会社による俳優・金城武のCMを見たのがきっかけ。台湾・台東で撮影されたものだが、CMに映る風景にすっかり魅了されたという。

台湾巡視船初めて日本漁船の乗船検査を実施、念願かなった検査員らが「気分爽快」

台湾東森テレビのウェブサイトによると、台湾海岸巡防当局の1000トン級の遠洋巡視船「巡護八号」が2日、日本漁船に対して乗船検査を行った。5日付で中国新聞網が伝えた。

台湾の巡視船が日本漁船に対して乗船検査を行うのはこれが初めて。台湾の農業委員会漁業署(水産庁に相当)によると、2日午後4時ごろ、台湾屏東県に位置する岬、鵝鑾鼻(がらんび)から南に約576カイリの海上で、漁業検査員が台湾海岸巡防署の武装隊員の保護の下、日本漁船に対して乗船検査を行った。

乗船前に日本の当局に通知し、同意を得ているという。今のところ、この漁船の違反行為を示すものは見つかっていない。台湾では2年前にも日本漁船に対する乗船検査を申し出たが、農業委員会漁業署から検査の見送りが言い渡され、実現しなかったという経緯がある。

記事によると、海岸巡防当局の職員らは当時、悔しい思いをしたが、今回は「これでようやく漁業保護活動が意義と尊厳を得られた。気分爽快」と話しているという。

設備投資拡大は1割未満、現場労働者不足が障害[経済]

経済部が製造業約3,000社を対象に調べたところ、設備投資の拡大を予定している企業は今年は10.4%、来年は6.8%にとどまることが分かった。4大製造業のうち設備投資の意欲が最も強かったのは化学工業だった。また、設備投資の最大の障害として現場労働者不足を挙げる企業が最も多かった。

5日付経済日報によると、経済部は製造業各社を対象に今年4月15日〜5月15日に調査を行い、このほど「製造業投資・経営状況調査」と題するリポートにまとめた。

それによると、2013年に設備投資を拡大すると答えた企業は10.4%の計309社。4大製造業別では、化学工業は15.3%で首位。次いで民生工業が10.8%、情報通信電子工業が9.5%、金属機械工業が8.7%だった。

経済部によると、今回の調査では設備投資の「拡大」を尋ねたが、情報通信電子工業はもともと増強を計画していたところが多いため、追加投資を計画する企業の割合は他の業種より低かった。

また、14年の設備投資拡大を予定する企業はわずか201社で全体の6.8%。化学工業は10.2%で4大製造業中で最高だが、今年より縮小した。

台湾で設備投資を拡大する理由は「技術開発力の強さ」、「労働力の質が高く安定している」が上位2つ。「市場が拡大している」との回答は3位だったが、13年は19.4%を占めたものの、14年では17.4%に低下した。

今回の調査では初めて、設備投資の拡大の妨げになっていることを尋ねたところ、13年では「現場労働者の不足」を挙げた企業が48.5%、14年でも54.2%でそれぞれ最多だった。13年では「労働コストの高さ」が47.2%、「人材の離職率の高さ」が33.3%、「生産用地の取得困難」が17.8%で2〜4位だった。

各企業が希望する政府の支援は、金属機械工業では「外国人労働者の受け入れ策」の見直しが最多。情報通信電子工業は「人材招へいに関する資格条件の緩和」、「研究開発費の支援」、化学工業が「工場建設前の手続き期間の短縮」が最も多かった。

やっぱりプロ野球は面白い! 前期の観客動員数が過去最多に

台湾プロ野球の今年の前期シーズン(3月23日〜6月30日、全120試合)の観客動員数が86万1587人と、1995年の85万9659人(150試合)を抜いて過去最多となった。また、1試合あたりの平均も7180人と、1992年の7305人(90試合)に次ぐ歴代2位の数字を記録している。

好調な客足の背景には、開幕直前のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での台湾代表の健闘と、メジャー通算555本塁打のマニー・ラミレスのライノズ入りなどがある。

この3月の第3回WBCでは、元ヤンキースの王建民(ワン・チェンミン)や日本ハムの陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)の活躍で、台湾代表は悲願の2次ラウンド進出を達成、国中を沸かせた。一方、「史上最強の助っ人外国人」ことラミレスは41歳と“高齢”だが、衰え知らずのバットコントロールでホームランを量産し球場を盛り上げた。また、チアガールの再編成などファンサービスの強化に向けた各球団の取り組みも観客増につながった。

相次ぐ八百長事件で深刻なファン離れに悩まされてきた台湾プロ野球だが、今年はWBC効果や“マニー・フィーバー”のおかげで長い低迷期を乗り越え、活気を取り戻しつつあるようだ。

日本の人気ホラーイベント、2年ぶり台湾に再登場

日本の“鬼屋”(お化け屋敷)「台場怪奇学校」が開催のホラーイベント、「東京の恐怖学園 地下室」が5日台北市内で開幕した。2011年以来2年ぶりに催されたこのイベントに招かれた台湾の人気セクシータレント、アンバー・アン(安心亜)(=写真中央)は“楽しい恐怖”をたっぷり味わったと興奮気味に感想を述べた。

このイベントは東京の恐怖学園が台湾進出を試みた2010年から2011年の2年連続で延べ20万人を動員するなど高い人気を見せている。そして今年の夏も、これまで同様のテーマ、「恐くて楽しい」に沿って今年も本格的な日本式の“鬼屋”が台湾に到来。

お化け屋敷に入る前は興味津々のアンバーだったが、しまいには「途中で出てこようとしたのに誰もかまってくれなかった!」と青ざめ叫びながら飛び出してきた。ステージに戻ると今度は突然お化けメイクの日本人プロデューサーがすっ飛んできたため、またもや驚いて地面に座り込んでしまった彼女。「お化け屋敷って自分の大事な人を見つけ出すのにはいいところね。一緒に入った男性がお化けを恐がって女性の後ろに隠れてばかりなら別れたほうがいいわ」などと話はやや支離滅裂な方向へ。ひどい動転ぶりだった。

同イベントは9月17日まで続くが、台湾の人々は迫力満点のお化け屋敷で夏休みを“涼しく”過ごせそうだ。

「第24回流行音楽金曲奨」授賞式、今夜台湾で開催

6日、文化部・映画ドラマおよび流行音楽産業局の主催で、台湾三大娯楽賞の一つ、「第24回金曲奨」の流行音楽部門の授賞式が今夜7時から台北アリーナ(台北市内)で東風電視台によって開催されている。今回の授賞式には日本から福山雅治がゲストとして出席、注目を浴びている。

各賞プレゼンターの顔ぶれは、「最優秀ミュージックビデオ賞」、「最優秀編曲家賞」が福山雅治とシンディー・ワン(王心凌)、台湾語部門がツァイ・チェンナン(蔡振南)とスン・シューメイ(孫淑媚)、「最優秀ボーカルユニット賞」と「最優秀作詞家賞」がアンバー・クオ(郭采潔)とチャン・チェンユエ(張震嶽)、「最優秀新人賞」がジャム・シャオ(蕭敬騰)とカリル・フォン(方大同)、「最優秀年度歌曲賞」と「最優秀作曲者賞」がフィッシュ・リョン(梁静茹)とファン・ウェイチー(范[王韋][王其])。

また、主催者側がぎりぎりまで明かさなかった「最優秀男性歌手賞」のプレゼンターを、今年自身も賞にノミネートされているジェイ・チョウ(周杰倫)とジョリン・ツァイ(蔡依林)のダブルJ(=写真)が、「最優秀女性歌手賞」のプレゼンターを去年男女それぞれの最優秀歌手賞に輝いたアセント・チャン(乱弾阿翔)とタニア・チュア(蔡健雅)が務める。「最優秀アルバム賞」は去年アルバム賞をはじめ6部門を総なめした人気ロックバンドのメイデイ(五月天)がプレゼンターを務める。

このほか、昨年1月死去、1970〜80年代その歌声で一世を風靡、国民に愛されたしたフォン・フェイフェイ(鳳飛飛)は「特別貢献賞」受賞が決まっており、授賞式ではケイ・ホアン(黄韻玲)のピアノ演奏で彼女の名曲の数々をふり返り、龍応台・文化部長がプレゼンターを務める。

「第24回流行音楽金曲奨」は今夜、台北アリーナで台湾現地時間の午後5時30分からレッドカーペットが、7時から授賞式が行われ、セレモニーとショーが行われる。台湾では三立都会台で生中継され、東風電視で深夜11時から、MTVで翌7日朝4時から再放送。今年はマレーシア、シンガポール、ニュージーランドなど海外40カ国近くでも放送され、Hit FMやYouTubeでも中継される。

台湾の超高層ビル・台北101、「世界の偉大な工事25」に選出

CNNが現地5日、公式サイトに 25 of mankind's greatest engineering achievements「世界で最も偉大な工事25」(順位関係なし)を公表、台湾から「台北101」がこの中に入った。

選出の理由としてCNNでは、高さ500メートルを上回る世界初の超高層ビルで世界最速のエレベーターを持つこと、2009年までは世界で最も高い建造物だったことを挙げた。

台北101は2004年12月末に竣工、高さ508メートルの市中心部のランドマークとして国際的にも知られている。とりわけ、毎年恒例の年越しカウントダウンイベントでは世界の注目を集め、昨年末のCNN主催の都市別年越しイベント10選で9位にランクインした。

「偉大な工事25」には台北101以外に、日本の東京スカイツリーや関西国際空港、神戸・明石海峡大橋、中国大陸の万里の長城、上海環球金融中心などが選ばれ、また、国際宇宙ステーションも選出されている。

李登輝元総統が入院

台湾の李登輝元総統(90)の事務所は5日、李氏が体調不良を訴えて台北市内の病院に入院したことを明らかにした。当面静養が必要といい、事務所では16日から18日に予定していた台湾東部への訪問の取りやめを発表した。秘書らによると、李氏は3日朝に目まいを訴え、同日に予定していた野党系シンクタンクでの講演を欠席。血圧が低下していたことから検査のため4日、入院した。頸(けい)動脈狭窄(きょうさく)症と診断されたが、生命に別条はないといいう。

台北市長、「1中枠組み」に対抗?「中華民国」強調

台北市のカク龍斌市長(左)は2日、上海市との都市交流のため訪中し、国務院台湾事務弁公室の張志軍主任(閣僚級、右)と会談した。カク市長は、憲法上は中国大陸全土を領土としている台湾の「中華民国」が台湾最大のコンセンサスであり、台湾の人々は中国大陸の言う「1つの中国原則」により中華民国が消滅することを懸念していると述べ、「中華民国」は両岸間の最高の連結点だとの考えを伝えた。

張氏はこれに対し、すぐに解決できない問題は複雑化させるべきではないとし、両岸はひとつの大家族だと強調。「1つの中国枠組み」は包容の態度を表したもので、さまざまな疑念からはほど遠いものだと応じた。

大物軍人の長男のカク市長(60)は、市政では失点が目立つが国民党の次世代ホープの1人と目されており、来年末の市長任期終了後を見据えた動きを活発化させている。訪中には同じく国民党2世でカク市長意中の後継と見られている連勝文氏(43、連戦元副総統の長男)も同行している。カク、連両家は現在の馬英九政権とは距離がある。

「1つの中国枠組み」は、馬英九総統の代理として先月習近平総書記と会談した国民党の名誉主席が、台湾側からとしては初めて言及した。これまで北京と馬政権が両岸対話の前提としていた「92年コンセンサス(1つの中国、各自解釈)」よりもさらに踏み込んだ表現で、北京はこのところ「1中枠組み」への言及を増やしている。 【カク=赤におおざと】

日本人観光客、3日ぶりに無事発見される/台湾・新北

北部・新北市の観光地・金瓜石で今月2日、行方不明になっていた日本人観光客の男性が、地元消防などの3日間にわたる大規模な捜索の結果、きょう昼頃、現地山間部で見つかった。男性は疲れはみられるものの生命の危険などはなく、現在基隆市内の病院で治療を受けている。

行方不明になっていたのは鈴木節兵衛さん(78)。鈴木さんはツアーに参加し新北市内を観光中、2日午前、一行17名やガイドとともに同市瑞芳区金瓜石の「黄金博物園区」を訪れた。同地区は九フン(=にんべんに分)に近く、金や銅の産地として栄えた歴史を主題とする観光エリア。

一行はそろって昼食を取るため2日正午に集合することになっていたが、時間になっても鈴木さんだけが現れなかった。このため他の若いツアー客らも手分けし行方を探したが見つからず、旅行社側は午後8時半過ぎに金瓜石派出所に届け、警察と消防では救助犬を使って6つのグループに分かれた徹底的な捜索を行った。

周辺の防犯カメラの記録などから、鈴木さんは「太子賓館」を見学ののち「桜花歩道」を通って最後に姿を見せたのは「金采広場」付近だったことがわかった。いなくなる前も健康状態などに特に変わった様子は見られなかったという。

鈴木さん以外のツアー客は3日に帰国した。このエリアで行方不明事件が起こったのは博物館開館8年以来初めて。


台湾楽天、アパレル系交流サイトスタート!

インターネット・ショッピングモールの台湾楽天市場は3日、アパレルなどを対象とする新たな電子商取引サービス、「OSHa'Re」を開始した。画像認識による検索などもあり、より気軽に利用できそうだ。

台湾のユーザーの60%がネット上で自分の好きな商品を人と分かち合い楽しむ習慣があるが、これに目をつけた同社はシンガポールのファッションネットワーク、クローゼット(Clozette)と提携、今回共同で“OSHa'Re”サイトの開設に至った。台湾での利用状況によっては他のアジア市場にも導入していく予定。

新しいサービスでは利用者がサイトで個人のファッションを紹介し、分かち合うことが可能で、さらに、文字検索の代わりに写真をアップロードすることで類似の商品を探し出す機能も備わっている。

ファッション中心のソーシャルネットワークは台湾ではまだ普及しておらず、台湾楽天市場では年末までに同サイトを台湾屈指のアパレルソーシャルサイトにし、1年で100万人の利用者を獲得したいと大きな自信を見せている。

沖縄の研究者、琉球ゆかりの旧跡多い台湾の旅に満足

台湾最南端の恒春半島(屏東県)を訪問した沖縄県の歴史研究者、安村賢祐さんは今も現地に残る日本や沖縄ゆかりの史跡の多さに驚き、実り多い台湾の旅だったと感想を述べている。

第二次大戦末期、沖縄では米軍の爆撃で多くの人命が失われるとともに貴重な文化財や歴史的資料も失われている。安村さんはこの損失を少しでも埋めようと、台湾と琉球のつながりを示す史料を求めて沖縄県の委託を受け10日間の日程で訪台、今月1日に帰国した。

屏東県の恒春半島には国の歴史研究機関職員の同伴の下、2日間滞在、恒春気象台や満州郷にある「高砂教育発源之碑」、恒春石牌公園の「兵器整備碑」、恒春中学校の「教育紀念碑」、車城郷の「琉球藩民五十四名墓」、牡丹郷の「西郷従道紀念碑」などを訪れ、清統治時代末期から日本統治時代にかけての台湾における琉球・沖縄の人々の足跡をたどった。

特に満州郷の記念碑や有名な牡丹社事件の象徴である琉球藩民の墓は印象的だったといい、墓前に線香を捧げ先人の冥福を祈り過去のわだかまりを超える一幕も。また一部の史跡が荒廃し管理が行き届いていないことについて台湾はこれら旧跡の活用を考えるべきだと提言した。











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