ホテルの女性従業員が謎の転落死、監視カメラに映った不可解な生前の姿が話題に
台湾メディア・ETtodayは、台湾・桃園市のホテルで今月4日に女性従業員が7階から転落して死亡した事件で、ホテルの廊下に設置された監視カメラの映像には不可解な女性の姿が映っていたと伝えた
台湾メディア各社が「台湾版藍可児(台湾版エリサ・ラム)」と連日報道しているのが、余涵勳(ユー・ハンシュン)さんの転落死事件だ。ホテルのバーで働く余さんが酒に酔い、階段をつたって降りる際に、かつて業務用エレベーターがあった場所の壁に空いていた大きな穴から地上に転落したと当初伝えられていたが、その後の調べでさまざまな謎が浮かび上がった。
1つは監視カメラの映像だ。飲み過ぎて7階の休憩室で休んでいた余さんがソファーから立ち上がったのが4日の午前2時6分41秒。同午前2時7分18秒には、彼女が裸足で廊下をフラフラ歩いている姿が映っている。その表情はうつろで長い髪はぼさぼさだ。彼女が廊下の角を曲がったところで映像は止まっているが、その様子はまるでその先にいる誰かに呼ばれているようだった。だが、遺体の彼女が身につけていた時計は、午前3時5分で止まっていた。その間の約1時間、彼女はどこで何をしていたのだろうか。
余さんの母親は「娘は極端な潔癖症。みんなが土足で歩く場所を裸足で歩くなど、酔っていたとしても考えられない」と話す。さらに、余さんの身長は160センチ以上あるが、エレベーターのあった穴は高さが110センチしかなく、そこから落ちるのは不自然だと訴えている。
※エリサ・ラム事件:2013年の春、中国系カナダ人の女子大生のエリサ・ラムが米ロサンゼルスのホテルで姿を消した。3週間後、彼女の遺体がホテルの貯水タンクの中で発見される。死亡したと思われる数時間前に彼女がホテルのエレベーターの中で不可解な行動をとる姿が監視カメラに残っていた。その動画は世界中のオカルトサイトに転載され、話題になった。
<中国主導銀>台湾も参加の意向 習主席に伝える
台湾の蕭万長(しょう・ばんちょう)前副総統は28日、中国海南省で中国の習近平国家主席と会談し、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に台湾が参加したい意向を伝えた。
台湾メディアによると、会談に出席した中国の対台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室の張志軍主任は会談前、報道陣に「台湾には当然(参加の)機会はある」と述べた。
中国は主権問題で争う台湾の参加について、これまで明言を避けてきたが、事前に蕭氏と会い、意見を交わしたという。
中国が「一つの中国」を原則とする中で台湾が参加すれば、資格や名称問題を事前に調整する必要が生じる。これに対し張氏は「我々は適当な方法やルートで、台湾側の意見を聞きたい」と述べるにとどめた。
また会談で蕭氏は、中国が打ち出している海と陸のシルクロード経済圏「一帯一路」構想が、台湾の国際市場への進出にも有利になるとして、歓迎する意向も示した。
天理参考館 台湾にも現存しない先住民の貴重資料残す
奈良県天理市にある天理参考館では、戦前から集められた台湾原住民(先住民)に関する多くの貴重資料を保存している。中にはすでに台湾でも見られない文物もあり、近年では台湾の大学や研究機関などからの協力要請や視察などが相次いでいる。
同館の歴史は長く、設立は1930(昭和5)年。所蔵されている台湾関連の資料は約2000点にのぼる。同館の研究者が集めたもの以外に寄贈されたものもあり、出所はおろか用途すら分からない文物も多いと話すのは、同館の早坂文吉研究員。物言わぬ資料を相手に原住民の真実を明らかにする作業は簡単ではない。だが、それだけ貴重な資料が残されている証でもあり、根気のいる研究が続けられている。
昨年には平地に住む先住民の平埔族の一つであるシラヤ族に関する特別展を開催。国立台湾歴史博物館(台南市)との協力で詳細が明らかになった資料を展示したところ、台湾側から大きな反響があった。原住民の中にも「よく残してくれた」と感謝の言葉を口にする人もいたという。
今後はさらに多くの研究機関との交流を通じて、資料の解析作業を進める計画だ。原住民以外の台湾の風俗や風習に関わる文物も残されており、東京の天理ギャラリーでは寺廟などで使われるお供え物や冥銭(紙銭)やその図柄を印刷する木版などを展示する特別展が4月4日まで開催されている。
日本食品の回収騒動 対象品目は348に 新たな業者の関与も発覚
福島第1原発事故発生後から台湾への輸入が規制されている福島、茨城、栃木、群馬、千葉の食品が流通していた問題で、衛生当局は28日、新たに輸入業者2社の関与を発表。回収対象は348品目に増えた。
一方、行政院原子能(原子力エネルギー)委員会は27日正午までに、福島など5県の食品422品目について検査を完了したと報告。いずれも問題は確認されなかったという。
総統公邸にペンキ、中国大陸の新航空路への抗議で
中国大陸が台湾海峡の中間線付近に設定した新航空路「M503」の撤回などを求める野党・台湾団結連盟の関係団体のメンバーが27日夜、抗議のために台北市内にある馬英九総統の公邸(中興寓所)にペンキをかけるという事件があった。
メンバーらは当初、行政院(内閣)や総統府での抗議を計画していたが、事前に情報が漏れたため、目標を公邸に変更した。だが、警戒にあたっていた警察官らによってただちに取り押さえられ、派出所に連行。ペンキも即座に落とされた。
中国大陸は混雑緩和を目的とした新航空路の運航を29日に始めるとしているが、台湾ではそれを容認した政府の対応に不満を持った学生らが立法院(国会)の敷地内に突入するなど、抗議が続いている。台湾団結連盟の議員も27日、同院議場内で議長席を一時占拠し、新航路に対する不満を表明していた。
台湾生まれの義父持つ日本人女性、26年前の訃報頼りに先祖の墓たどりつく
台湾生まれの義父を持つ日本人女性の一家が26日、警察などの協力を得て、26年前に台湾から送られてきた訃報を頼りに、夫の先祖の墓にたどりつくという出来事があった。
女性の義父は、もともと現在の桃園市平鎮区に住んでいたが、日本統治時代に日本に渡り結婚。その後生まれたのが女性の夫に当たる。女性は昨年夫が亡くなったことから、台湾へのルーツ探しの旅を決めたという。
女性らは当初、訃報に書かれた住所にタクシーで向かおうとしたが見つけることができず、地元警察を頼った。地名が変更されていることもあり調査は難航したが、警察官の努力もあって、現在の住所が判明。連絡を受けた夫の親戚も続々と警察に駆けつけた。
その後、女性ら一家は集まった親戚に付き添われ、無事に先祖の墓参りを果たした。
台湾のパンダ、自然交配が失敗に終わる
台湾の台北市立動物園で飼育されているジャイアントパンダのつがい、「団団(トアントアン)」と「円円」(ユエンユエン)は、26日に挑んだ「年に一度のチャンス」の自然交配が失敗に終わった。雄の団団が円円に興味を示さなかった。台湾・聯合晩報の報道として、中国新聞網が27日伝えた。
報道によると、パンダの発情期は年に一度。26日午前に円円に発情の様子がみられたため、団団との自然交配を試みたが、団団は食べることと遊ぶことばかりで円円に興味を示さず、失敗に終わった。園は26日と27日に人工授精を行う。
このニュースが中国本土に伝わると、インターネット上で話題になり、ユーザーたちから「円円にセクシー下着を着せてみては?」、「日本のAVを見せればその気になるかも」といった“提案”が寄せられた。「異性に興味がないのでは?」とのコメントもあった。
台湾のお土産1位に「カスタードパイナップルケーキ」選ばれる
台北市内で開催中の「第14回台北国際ベーカリーショー」で26日、台湾を代表する“幸福”な味の土産を選ぶ品評会が行われ、ギフト菓子店「伊莎貝爾」のカスタードパイナップルケーキが1位に輝いた。
審査委員長の呉官徳氏は、同商品を味わいやさわやかな食感が独特だと評価した。品評には中国大陸やシンガポール、マレーシアなどの食品企業が参加した。
経済部工業局は、台湾の幸福な味を広めるため、同展に特設エリアを設置し、優勝商品の展示や無料試食などを行う。
台湾・桃園空港、貨物取扱量ランキングで過去最高の世界10位に
国際空港評議会(ACI)が26日に発表した、2014年の貨物取扱量に関するランキングにおいて、台湾の桃園国際空港が世界10位を獲得した。前年は15位だった。台湾がトップ10入りするのは初めて。
桃園空港の2014年の貨物取扱量は前年比で6.2%増加し、208万8727トンに達した。同ランキングの1位から4位までの順位は2013年から変わらず、香港の香港国際空港、米国のメンフィス国際空港、中国大陸の上海浦東国際空港、韓国の仁川国際空港が続いた。
同日に発表された旅客数部門では、過去に「世界で最も忙しい空港」に選ばれた、米国のアトランタ国際空港が1位を獲得。2~5位は中国大陸の北京首都国際空港、英国のロンドン・ヒースロー空港、日本の羽田空港、米国のロサンゼルス国際空港だった。
ACIは世界の旅客数は増え続けていると指摘。昨年は66億人を突破し、前年から5.1%増加している。
「クレヨンしんちゃん」が米国で放送禁止に、原因は「何かとすぐにお尻を露出」
台湾紙・自由時報は、日本の人気アニメ「クレヨンしんちゃん」が米国で、「何かとすぐにお尻を露出する」との理由から、放送が禁止されたと報じた。
米国ではこのほか、「ドラえもん」も男の子たちのケンカシーンが「暴力シーン」と認定され、削除の対象となっている。
「クレヨンしんちゃん」をめぐっては、インドネシアでも「子どもの視聴に相応しくない」と認定され、露出されたお尻にモザイク処理が施されたり、削除されたりしているという。
大人気のチャーリー・ブラウン・カフェ、オープン7日間で店内の備品が次々と姿消す、スヌーピーの捜索願も
台湾の高雄市でスヌーピーがテーマのチャーリー・ブラウン・カフェがこのほどオープンし、連日大勢の客が押し寄せている。だが、その人気ゆえに困った問題が起こっている。台湾・ETtodayが伝えた。
24日夜、チャーリー・ブラウン・カフェのフェイスブックに、「1階のトイレに置いてあったスヌーピーの人形が消えていた!」との投稿があった。店側によると、スヌーピーやチャーリー・ブラウンなどのキャラクターが描かれた専用のマグカップやディスプレー用のポスターなどが訪れた客によって次々と持ち去られているという。マグカップは18日のオープンからわずか1週間でその約1割が店内から姿を消しており、現在同店ではオリジナルの紙コップで注文に対応している。フェイスブックにはその後、チャーリー・ブラウンが捜索願のビラを配ってスヌーピーを泣きながら探しているイラストが掲載された。
この投稿を見た台湾のネットユーザーからは、「台湾人の資質も落ちたもんだ」「店内に監視カメラを設置するしかない」「マグカップ込みの値段で販売したら?」といったコメントが寄せられている。