日本の空港地上スタッフの仕事ぶりに感銘を受けた、中国人パイロット
中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で約3万人フォロワーを持つ、アカウント名・功勲PILOTさんは19日、日本の空港の地上スタッフについて紹介するツイートを掲載した。功勲PILOTさんは中国国際航空のパイロットとのことだ。
ツイートはまず、移転せずに残っている成田空港の周囲の民家について紹介するとともに、空港の地上スタッフの作業態度について評価。荷物を貨物キャビンに積み込むさいにベルトコンベアを使用しつつ、作業員が跪いてキャビン内に並べていくこと対して感銘を示した。
さらに「もっとも大事なこと」として、その作業員のなかに女性がいたことを紹介。「とても美しく、私を見て恥ずかしそうにお辞儀をするとすぐに小走りして、後ろの貨物キャビンで作業を手伝っていた。その姿に、『私はお疲れ様です』という言葉しか出てこなかった」とした。
実際に貨物を積み込むようすなどを撮影した画像も付いたこのツイートに対して、ほかの微博ユーザーからは「日本の空港の地上サービスは確かに素晴らしい」、「こんなベルトコンベアを見ると、(乱暴に扱われて)犠牲になった自分のトランクを思い出す」、「日本の女性の技術はみんな素晴らしい」といったコメントが寄せられた。
また、「飛行機に30年乗っているけど、ベルトコンベアに雨よけが付いているのを初めて見た。細かい部分に感慨を覚える」など、日本人のプロ意識や細かい部分への気配りを評価するユーザーが目立った。
自分の手元を離れた荷物が、預けたときの状態のままで手元に戻ってくる。そこにはあまり目に触れることのない多くのスタッフたちによる弛みない努力がある。国の玄関口ともいえる空港におけるスタッフの仕事ぶりというのは、そのままその国のイメージに直結することもある。パイロットのような内部関係者からも評価されるというのは、空港のスタッフとしては乗客から評価されるのとはまた違った誇らしさを感じるに違いない。