「爆買い」ならぬ「爆花見」 桜シーズンに中国人観光客が激増、ビザ緩和や円安で
桜のシーズンに入り、中国から花見のため日本を訪れる観光客が爆発的に増えている。背景には中国人に対するビザ発給要件が緩和されたこと、また円安があるという。日本の華字紙・中文導報の報道として、中国新聞網が31日伝えた。
観光業の専門家は中国人花見客が激増した背景として、ビザ発給要件の緩和と大幅な円安があると指摘。また、免税政策やクルーズ船旅行の観光客に対するビザ免除も影響したと分析した。
3月、中国人に対する日本のビザ発給数は、上海総領事館が扱ったものだけでも14万6000件と過去最多だった。また中国の多くの旅行会社で今年、日本の花見ツアーは異常なほどの人気を集め、完売状態だ。
今年、中国から花見シーズンに訪日する人の数は前年同期の2倍以上で、航空機の座席確保も難しい。ツアーだけでなく、個人旅行者も増え、中国人客のほぼ半数を占めているという。目的地は主に東京、大阪、京都、箱根だ。
今年の春節(旧正月)の時期、日本では中国人観光客たちの高額・大量消費「爆買い」が話題になった。日本メディアは今度は大勢の中国人観光客らによる花見を「爆花見」と名付け、マナー違反などの問題も指摘している。