陸軍攻撃ヘリ無断見学騒動 国防部が「軍紀検討会」実施へ
国軍で軍紀の乱れが顕著になっているのを受け、国防部では素行に問題のある軍人の処分などを検討する「軍紀検討会」が7日にも開かれる見通しとなった。
同検討会が複数地点で同時に実施されるのは中華民国政府が台湾に移転した1949年以降初めて。
陸軍では先月29日、航空特戦指揮部601旅(桃園市)中隊副隊長の中校(中佐)が無断でタレントの女性などに攻撃ヘリコプターAH64E「アパッチ」の格納庫などを見学させ、国軍の情報安全規定に反して撮影された不適切な写真が流出した。
別の基地でもセクシャルハラスメント(性的いやがらせ)や基地内で禁止されている飲酒、スマートフォンの使用などが相次いで発覚しており、軍への批判が高まっている。
馬英九総統は6日、総統府を通じてコメントを発表し、国防部に対し厳正に対処するよう求めた。
日本の一流パティシエ、台湾で腕振るう パリ仕込みのスイーツ提供
世界的に注目されているフランスのコンクール「アルパジョン」のショコラ部門で優勝した実績を持つ日本人パティシエ、興野燈さんが台湾のビュッフェレストランで1日から、本場パリ仕込みのスイーツを提供している。
興野さんのスイーツ提供は、同レストランの特別企画として行われているもので、期間は今月30日まで。
興野さんはパリ風のおいしいスイーツを味わいに来てくださいとアピール。おすすめは、チェリープリンクラフティやオレンジと栗を使ったケーキ、トロピカルフルーツのチョコレートムースだという。
水不足の台湾 北部の一部地域での時間指定断水、8日から開始
深刻な水不足が続いている台湾。北部・桃園市の全域と新北市および新竹県の一部で8日から、1週間のうち2日間を断水とする給水制限が実施される。
経済部水利署が6日午前11時に発表したデータによると、前述の地域に水を供給する石門ダム(桃園市)の貯水率は、24.81%。本来は今月1日から給水制限が行われる予定だったが、先月末の降雨で同ダムの水量がやや回復したため、一週間延期された。
中央気象局の予報では、前線南下の影響により、きょうの正午以降、中部以北の地域で降水が見込まれている。きょう午後6時からあすにかけての桃園市の降水確率は40~50%。この雨が貯水率回復につながるかに注目が集まっている。
可愛くておいしい 「アランジアロンゾ」の和風カフェが好評
斎藤絹代さんとよむらようこさんのユニット「アランジアロンゾ」が生み出したキャラクターと「和」をテーマにしたカフェが好評だ。新北市の台湾鉄路板橋駅の駅ビル2階にオープンした店舗では、休日になると多くの女性客などで賑わっている。
台湾各地にあるアランジアロンゾのカフェの中でも、「和」が強調されたのは同店だけ。畳が敷かれたお座敷席が設置されている。当初は台湾の消費者に受け入れられないのではとの不安もあったというが、寝そべることもできる座席は親子連れから特に人気だという。
店内のいたるところに可愛らしいキャラクターのイラストがちりばめられ、楽しさあふれる雰囲気が感じられる。同店の関係者は、視覚も味覚も満足できるとおいしさをアピールしている。
進化する台北松山空港 国際会議場や商業施設の構想も
台北市内にあり、繁華街の東区(イーストエリア)にもほど近い台北松山空港では現在、リニューアル計画が進んでいる。ホテルや国際会議場、ショッピング施設の建設構想もあり、桃園空港に並ぶ台湾の玄関が大きく変貌する予定だ。
日本統治時代に台北飛行場として開業した同空港。1979年に国際線が現在の桃園空港に移転してから国内線専用空港へと変わったが、2008年に中国大陸との直行チャーター便運航が解禁されると、再び国際空港として復活した。
2013年に完成したターミナルビルのリニューアル工事では商業施設の充実化が図られたほか、展望台が設置された。今では飛行機に乗るだけではなく、台北市民の憩いの場として進化。休日などには家族連れやカップルなどで賑わう。
空港では、さらなる利便性向上のため、車寄せや駐車場などを歩車分離した上で地下化し、地上部分にバスターミナルなどを再整備する考えだ。交通部民用航空局では総工費を200~400億台湾元(約770~1540億円)とみており、2022年までの完成を目指すとしている。
音楽の春!墾丁音楽季始まる
毎年春になると、台湾最南端の墾丁で行われる一年に一度の音楽の祭典、墾丁音楽季が3日に始まった。4月3日から5日までの期間に、墾丁の各地でさまざまな音楽関連のイベントが開催される。主なイベントは、インディーズ中心のロックイベント「春天吶喊(SpringScream)」(4/3~5)、有名歌手が集まる「春浪音樂節 (Spring Wave)」(4/4、5)のほか、「春浪電音派對( Spring Wave Electronic Music)」(4/4、5)、「墾丁泡泡音樂節(Foam Party)」(4/3~5)、「春電混樂(Spring Asia mixx Music festival2015)」(4/3、4)など。
今年で21年目を迎える「春天吶喊(SpringScream)」、今年は台湾を含む13の国と地域から200以上のバンドが参加、6つのステージに分かれての競演が繰り広げられる。今年は、会場となるキャンプ場のテントに工夫をこらし、海賊風、太極拳風、ヨガ風など、特色ある集落に仕立ててあるところが目玉になっているという。
「春浪音樂節 (Spring Wave)」では、人気歌手のジャム・シャオ(蕭敬騰)、ディン・ダン(丁噹)、ジョアンナ・ワン(王若琳)のステージが楽しめる。また、近年人気を集めている「墾丁泡泡音樂節(Foam Party)」では、一番人気のビキニ泡プロレスのほか、人気歌手のアンバー・アン、キンバリー・チェンなどが出演する。「春電混樂(Spring Asia mixx Music festival2015)」では、日本のミュージシャン、石野卓球さん、大沢伸一さん、石井建さんが一堂に集うのが見どころ。
台湾児童新楽園、朝から9000人が入園
4月4日は台湾のこどもの日。去年年末に開幕したばかりの台北市公営の遊園地、台北児童新楽園は、初めて迎えるこどもの日を記念して、入園無料キャンペーンを行ったところ、4日朝11時の時点で、入園者数が9000人を突破した。キャンペーンは、学生証や保険証などの証明書類があれば、小学生以下のこどもと保護者1名の入園料が無料になるというもの。園内では、アトラクションのほかに、テレビ番組の人気者や音楽のイベントなどを用意、多くの家族がこどもの日を楽しんだ。
台北児童新楽園は、台北市の公営遊園地で、敷地面積は5ha、13種類の有料アトラクションがある。入園もアトラクションも、台北市民が通常バスやMRTに乗るときに使っているICカード、悠遊カード(イージーカード)が使えるという利便さが自慢。
なお、馬英九・総統は、4日、自身のフェイスブックで、こどもの日関連の文章を発表した。馬・総統は、こどもたちに、安全で楽しく、健康的な成長環境を与えるのは大人たちの共同な責任であると述べ、去年11月、「児童権利公約施行法」が実施されて以来、政府は、交通機関などのこども料金の設定基準を、従来の「身長」から、「年齢」に改めたと指摘、子どものいる家庭に寄り添った環境づくりへの意欲を伝えている。
外資の違法な金融商品販売、台湾当局が取り締まり強化=関係筋
台湾の金融監督管理委員会(FSC)は、一部の外資銀行がライセンスなしで海外の金融商品を販売していることを受け、ここ数カ月、取り締まりを強化している。関係筋が明らかにした。
外資による台湾の人民元建て債券「フォルモサ債」の発行はここ数カ月急増しており、当局の取り締まり強化はこうしたことが背景になっているとみられる。
台湾では、外資金融機関が海外金融商品を販売するにはライセンスが必要。ただ、台湾のブックランナーを使い規制を順守しているようにみせかけ、実際には外資自らが金融商品を販売するケースもある。これまでこうしたことを見て見ぬふりをしてきた当局だが、スタンスを変えつつあるという。
国軍で軍紀の乱れが顕著になっているのを受け、国防部では素行に問題のある軍人の処分などを検討する「軍紀検討会」が7日にも開かれる見通しとなった。
同検討会が複数地点で同時に実施されるのは中華民国政府が台湾に移転した1949年以降初めて。
陸軍では先月29日、航空特戦指揮部601旅(桃園市)中隊副隊長の中校(中佐)が無断でタレントの女性などに攻撃ヘリコプターAH64E「アパッチ」の格納庫などを見学させ、国軍の情報安全規定に反して撮影された不適切な写真が流出した。
別の基地でもセクシャルハラスメント(性的いやがらせ)や基地内で禁止されている飲酒、スマートフォンの使用などが相次いで発覚しており、軍への批判が高まっている。
馬英九総統は6日、総統府を通じてコメントを発表し、国防部に対し厳正に対処するよう求めた。
日本の一流パティシエ、台湾で腕振るう パリ仕込みのスイーツ提供
世界的に注目されているフランスのコンクール「アルパジョン」のショコラ部門で優勝した実績を持つ日本人パティシエ、興野燈さんが台湾のビュッフェレストランで1日から、本場パリ仕込みのスイーツを提供している。
興野さんのスイーツ提供は、同レストランの特別企画として行われているもので、期間は今月30日まで。
興野さんはパリ風のおいしいスイーツを味わいに来てくださいとアピール。おすすめは、チェリープリンクラフティやオレンジと栗を使ったケーキ、トロピカルフルーツのチョコレートムースだという。
水不足の台湾 北部の一部地域での時間指定断水、8日から開始
深刻な水不足が続いている台湾。北部・桃園市の全域と新北市および新竹県の一部で8日から、1週間のうち2日間を断水とする給水制限が実施される。
経済部水利署が6日午前11時に発表したデータによると、前述の地域に水を供給する石門ダム(桃園市)の貯水率は、24.81%。本来は今月1日から給水制限が行われる予定だったが、先月末の降雨で同ダムの水量がやや回復したため、一週間延期された。
中央気象局の予報では、前線南下の影響により、きょうの正午以降、中部以北の地域で降水が見込まれている。きょう午後6時からあすにかけての桃園市の降水確率は40~50%。この雨が貯水率回復につながるかに注目が集まっている。
可愛くておいしい 「アランジアロンゾ」の和風カフェが好評
斎藤絹代さんとよむらようこさんのユニット「アランジアロンゾ」が生み出したキャラクターと「和」をテーマにしたカフェが好評だ。新北市の台湾鉄路板橋駅の駅ビル2階にオープンした店舗では、休日になると多くの女性客などで賑わっている。
台湾各地にあるアランジアロンゾのカフェの中でも、「和」が強調されたのは同店だけ。畳が敷かれたお座敷席が設置されている。当初は台湾の消費者に受け入れられないのではとの不安もあったというが、寝そべることもできる座席は親子連れから特に人気だという。
店内のいたるところに可愛らしいキャラクターのイラストがちりばめられ、楽しさあふれる雰囲気が感じられる。同店の関係者は、視覚も味覚も満足できるとおいしさをアピールしている。
進化する台北松山空港 国際会議場や商業施設の構想も
台北市内にあり、繁華街の東区(イーストエリア)にもほど近い台北松山空港では現在、リニューアル計画が進んでいる。ホテルや国際会議場、ショッピング施設の建設構想もあり、桃園空港に並ぶ台湾の玄関が大きく変貌する予定だ。
日本統治時代に台北飛行場として開業した同空港。1979年に国際線が現在の桃園空港に移転してから国内線専用空港へと変わったが、2008年に中国大陸との直行チャーター便運航が解禁されると、再び国際空港として復活した。
2013年に完成したターミナルビルのリニューアル工事では商業施設の充実化が図られたほか、展望台が設置された。今では飛行機に乗るだけではなく、台北市民の憩いの場として進化。休日などには家族連れやカップルなどで賑わう。
空港では、さらなる利便性向上のため、車寄せや駐車場などを歩車分離した上で地下化し、地上部分にバスターミナルなどを再整備する考えだ。交通部民用航空局では総工費を200~400億台湾元(約770~1540億円)とみており、2022年までの完成を目指すとしている。
音楽の春!墾丁音楽季始まる
毎年春になると、台湾最南端の墾丁で行われる一年に一度の音楽の祭典、墾丁音楽季が3日に始まった。4月3日から5日までの期間に、墾丁の各地でさまざまな音楽関連のイベントが開催される。主なイベントは、インディーズ中心のロックイベント「春天吶喊(SpringScream)」(4/3~5)、有名歌手が集まる「春浪音樂節 (Spring Wave)」(4/4、5)のほか、「春浪電音派對( Spring Wave Electronic Music)」(4/4、5)、「墾丁泡泡音樂節(Foam Party)」(4/3~5)、「春電混樂(Spring Asia mixx Music festival2015)」(4/3、4)など。
今年で21年目を迎える「春天吶喊(SpringScream)」、今年は台湾を含む13の国と地域から200以上のバンドが参加、6つのステージに分かれての競演が繰り広げられる。今年は、会場となるキャンプ場のテントに工夫をこらし、海賊風、太極拳風、ヨガ風など、特色ある集落に仕立ててあるところが目玉になっているという。
「春浪音樂節 (Spring Wave)」では、人気歌手のジャム・シャオ(蕭敬騰)、ディン・ダン(丁噹)、ジョアンナ・ワン(王若琳)のステージが楽しめる。また、近年人気を集めている「墾丁泡泡音樂節(Foam Party)」では、一番人気のビキニ泡プロレスのほか、人気歌手のアンバー・アン、キンバリー・チェンなどが出演する。「春電混樂(Spring Asia mixx Music festival2015)」では、日本のミュージシャン、石野卓球さん、大沢伸一さん、石井建さんが一堂に集うのが見どころ。
台湾児童新楽園、朝から9000人が入園
4月4日は台湾のこどもの日。去年年末に開幕したばかりの台北市公営の遊園地、台北児童新楽園は、初めて迎えるこどもの日を記念して、入園無料キャンペーンを行ったところ、4日朝11時の時点で、入園者数が9000人を突破した。キャンペーンは、学生証や保険証などの証明書類があれば、小学生以下のこどもと保護者1名の入園料が無料になるというもの。園内では、アトラクションのほかに、テレビ番組の人気者や音楽のイベントなどを用意、多くの家族がこどもの日を楽しんだ。
台北児童新楽園は、台北市の公営遊園地で、敷地面積は5ha、13種類の有料アトラクションがある。入園もアトラクションも、台北市民が通常バスやMRTに乗るときに使っているICカード、悠遊カード(イージーカード)が使えるという利便さが自慢。
なお、馬英九・総統は、4日、自身のフェイスブックで、こどもの日関連の文章を発表した。馬・総統は、こどもたちに、安全で楽しく、健康的な成長環境を与えるのは大人たちの共同な責任であると述べ、去年11月、「児童権利公約施行法」が実施されて以来、政府は、交通機関などのこども料金の設定基準を、従来の「身長」から、「年齢」に改めたと指摘、子どものいる家庭に寄り添った環境づくりへの意欲を伝えている。
外資の違法な金融商品販売、台湾当局が取り締まり強化=関係筋
台湾の金融監督管理委員会(FSC)は、一部の外資銀行がライセンスなしで海外の金融商品を販売していることを受け、ここ数カ月、取り締まりを強化している。関係筋が明らかにした。
外資による台湾の人民元建て債券「フォルモサ債」の発行はここ数カ月急増しており、当局の取り締まり強化はこうしたことが背景になっているとみられる。
台湾では、外資金融機関が海外金融商品を販売するにはライセンスが必要。ただ、台湾のブックランナーを使い規制を順守しているようにみせかけ、実際には外資自らが金融商品を販売するケースもある。これまでこうしたことを見て見ぬふりをしてきた当局だが、スタンスを変えつつあるという。