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李登輝元総統、ステント留置術が無事終了:台湾

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2人死亡・123人負傷、農業被害4億元超=台風7号

先週末に猛威を振った台風7号により、台湾では死者2人、負傷者123人、行方不明1人となった。農作物などの被害総額は14日時点で4億台湾元以上に達した。農業の被害は14県市に上ったが、なかでも宜蘭県、苗栗県、南投県で深刻だった。また約113万戸が停電となった。

水樹奈々が初の海外ライブ、11月に台北で

声優で歌手の水樹奈々は14日、11月に台北で自身初の海外公演を行うと明らかにした。11月23日、24日の2日間、Legacy Taipeiで行う。水樹は「昔からずっと海外ライブをやってみたかった。台湾のファンからたくさん手紙をもらったので、初の海外ライブは台湾じゃなきゃと思った」と話している。日本で今月末にリリースする29枚目のシングル『Vitalization』は台湾では8月16日に発売される。

インディアンスの李、台湾9人目の大リーガーに

大リーグ、インディアンス傘下のマイナー所属の右腕、李振昌(リー・チェンチャン)が現地時間の11日、メジャーに昇格した。李のエージェントを担当するオクタゴン社が明らかにした。台湾人選手は通算9人目のメジャーリーガーとなった。李は澎湖島出身の26歳で、元ヤクルトの高津臣吾を彷彿させるサイドスローから150キロ台のストレートとスライダーが武器。(中央社フォーカス台湾)

李登輝元総統、早ければ21日退院

12日に椎骨動脈狭窄に対するステント留置手術を受けた李登輝元総統(90)は、術後の回復が順調で、早ければ21日にも退院ができることとなった。 今月3日に目まいを訴えた李氏は、この日に予定されていた講演を取りやめ、同日午後、台北栄民総医院に入院した。検査の結果、椎骨動脈狭窄と診断され、12日に手術が行われた。 李氏の側近によると、回復が順調で、術後から2日間の観察期間で問題がなければ、早くて1週間後に退院ができると述べた。

中科入居企業の輸出好調、下半期は増加見込み

中部科学工業園区(中科)に入居する企業の第2四半期の輸出額は、前年同期比12.3%増の566億2000万台湾元だった。地域別の輸出先で最も多かったのはアジアだった。ただ輸出入の総額は937億4000万元で同45.3%減っている。地場の液晶パネル関連企業の生産量があまり増えていないことが原因のようだ。中科管理局は、中国や欧米の景気回復に伴い、下半期は輸出額がさらに増えると予測している。

台湾の消費者信頼度、大幅に改善

マスターカード・ワールドワイドが発表した景気動向についての消費者意識調査によると、上半期の台湾の消費者信頼感指数は前回の33.1から52.4へと大幅に改善、増加幅はアジア太平洋地域で日本に次いで2番目に大きかった。同調査は4月〜5月にかけてアジア太平洋、中東、アフリカ地域27の市場から18〜64歳の1万2205人を対象に雇用、景気、固定収入、株式市場、生活の質の5項目について、今後半年間の自国の経済状態を質問した結果をまとめた。(中央社フォーカス台湾)


中華電信がモバゲーと提携、ゲームアプリ配信開始

中華電信は11日、日本のインターネットサービス大手、DeNAが運営するプラットフォーム「Mobage(モバゲー)」と提携し、欧米でも売り上げ上々のRPG「ブラッド・ブラザーズ」などモバイル向けゲームアプリの配信を同日より始めたと発表した。ゲームアプリは、中華電信が運営するプラットフォーム「Hami」を通じて配信される。


台湾とカナダ、オープンスカイ協定調印へ

台湾とカナダがオープンスカイ協定を結ぶことになった。交通部によると、早ければ8月に調印、発効する。台湾はすでに日本や米国、ニュージーランド、シンガポール、タイ、マレーシアと同協定を調印済み。台湾の航空大手2社は「今後カナダ便を増やすかは調印後の市場の需要を見て判断したい」としている。

液晶パネル各社、オンセル型タッチを量産化

 液晶パネル各社がオンセル方式タッチパネルの量産態勢に入った。スマートフォンや「ファブレット」(スマホとタブレット端末の中間に位置するモバイル端末)向けの需要を取り込み、外付けタッチパネルメーカーから市場主導権の奪還を図る。
 15日付工商時報が市場関係者の情報などを基に伝えた。中でも先行しているのは中華映管(CPT)で、今月から中国の大手携帯電話メーカー向けに5インチのオンセル方式タッチパネルを出荷開始したもよう。群創光電(イノラックス)も中国メーカーからの受注が伝えられ、今四半期中に出荷が本格化するとみられる。友達光電(AUO)や瀚宇彩晶(ハンスター)、凌巨科技(ジャイアントプラス)も開発を急いでいる。
 オンセル方式は、タッチパネル機能を液晶パネルに一体化して組み込む方式の一つ。液晶パネル各社は、タブレットやノートPC向けにはワン・ガラス・ソリューション(OGS)、スマホとファブレット向けにはオンセル方式を軸にタッチパネル市場への参入を進めている。

台湾の日本コンプレックス=寛容な心が必要!

<レコチャ広場>台湾の日本コンプレックス=寛容な心が必要!―中国

10日、中国のコラムニストで「鳳凰週刊」編集委員の鄭東陽氏は「台湾の日本コンプレックス」と題した記事を掲載した。写真は「台湾の原宿」西門町。

2013年7月10日、中国のコラムニストで「鳳凰週刊」編集委員の鄭東陽(ジョン・ドンヤン)氏は「台湾の日本コンプレックス」と題した記事を掲載した。以下はその内容。

2012年の台湾総統選挙で、台湾先住民の立法委員候補・林正二(リン・ジョンアル)氏の選挙演説会場を訪れたことがある。そこには多くの支持者が集まっていたが、私の周りにいた高齢者たちは日本語で会話をしていた。その後、壇上に林正二氏の80代の母親が登場。原稿を読みながらではあるが、息子の応援演説を日本語で行った。そこで思い出したのは、今は亡き台湾先住民の有名な企業家、辜振甫(グー・ジェンフー)氏や王永慶(ワン・ヨンチン)氏も日本語が堪能だったことだ。

台湾には日本の風情が色濃く残っている場所が数多くある。台北市の永康街には日本建築の建物が並び、いかにも日本風の名前である西門町は「台湾の原宿」と呼ばれ、日本で流行しているファッションや音楽、書籍などが手に入る「哈日族(日本が大好きな人々)」の聖地になっている。

1895年から60年間にわたり台湾は日本の統治下にあった。その間に生まれた台湾人は学校で日本語を習い、多くの優秀な学生が日本の大学に留学した。日本の統治は台湾先住民に好感をもって受け入れられ、親たちは生まれた子供に日本人の名前を付けていた。

当時の日本は台湾史上初となる徹底した人類学調査を実施。原住民族の識別と分類に心血を注いだ。その調査内容は人口、地理、生産、生活、相互関係、風俗習慣、宗教信仰など多岐にわたり、極めて詳細なものだった。

もちろん、日本の植民地化に反対する原住民は存在した。文化上、知識人の抵抗もあったし、初期の段階では小規模な武力衝突もあった。こうした反対派勢力はその後、民族運動と資本主義の発展を唱えた右派と、民族運動と階級闘争を唱えた左派に分裂している。その左派の指導者・史明(シー・ミン)は中国に渡って中国共産党とともに抗日戦線に参加したが、台湾に戻ると台湾独立運動を主張。国民党に追われ日本亡命中に日本語で書いた「台湾人四百年史」の理念は、現在の民進党に引き継がれている。

数年前に映画「海角7号」が大ヒットした際に、台湾統一派の作家・王豊(ワン・フォン)は「多くの文芸青年が夢中になっているこの映画は危険な毒草だ。日本帝国主義を賛美する意図はなくても、見る人に感傷的な懐かしさを感じさせる。だから私は絶対に見ない」と批判した。しかし、同じような歴史を持つ香港も統治していた英国の影響を色濃く受けている。中国と別れて60年たった台湾の社会を知るためには、もっと寛容な心でこうした映画を見るべきだと私は思っている。

台湾資本、中国本土西部の医療市場進出に意欲 両岸サービス貿易協定調印で

中国本土と台湾の窓口機関が6月、サービス産業の相互の市場開放、進出を促す「海峡両岸サービス貿易協定」に調印したことを受け、台湾資本が中国西部の医療市場への進出に意欲を示している。経済参考報が12日伝えた。

貴州省貴陽市でこのほど開催された貴陽と台湾との医薬衛生分野の交流会に出席した台湾の医学博士(53)は、「貴陽は経済が発展していないが、病院を経営するには適する。台湾の医療産業は今、投資のチャンスを探している」と述べた。

海峡両岸サービス貿易協定は、中国本土と台湾の自由貿易協定に相当する経済協力枠組み協定(ECFA)の後続協議だ。海峡両岸サービス貿易協定では台湾資本による独資での病院経営について「中国本土の全ての省都や直轄市で病院開設が可能」としており、ECFAが定める江蘇、海南、広東、福建、上海の5省市から大きく拡大した。

これを受けて貴州省は今回、台湾から約30人の病院経営者や医学専門家らを招き、商機を探った。台湾の医療はレベルが高く、人材も豊富だが、病気を抱える人の絶対数は少ない。一方で貴州は石炭を燃やす習慣があることなどから腎臓疾患の発症率が高い。しかし現地の医療機関は設備などのレベルが低いままだ。

台湾の英雄・鄭成功記念館、生誕地・長崎県平戸にオープ

台湾の英雄・鄭成功の出生の地である長崎県平戸市に14日、記念館が開館した。写真は鄭成功の像。

2013年7月15日、日本の華字紙・新華僑報によると、台湾の英雄・鄭成功の出生の地である長崎県平戸市に14日、記念館が開館した。

鄭成功は1624年、中国人の父と日本人の母の間に同市川内町で生まれ、幼年時代を同地で過ごした。7歳で中国福建省に渡り、明朝復興を掲げて清朝との戦いを続け、台湾をオランダから解放。歴史に名を残した。

記念館は同町の鄭成功住居跡に建設。中国本土や台湾、東南アジアからの観光客誘致を進め、鄭成功の功績をアピールする狙い。館内には鄭成功の父・鄭芝龍の像、中国沿岸部や台湾で信仰を集める海の女神・媽祖(まそ)像、複製された鄭成功の書、肖像画などを展示。開館記念式典には台湾の代表団150人も招かれた。

手続きに不満の中国人観光客、台湾の空港職員を罵倒

15日、台湾台北市郊外の桃園国際航空で、チェックイン時の荷物預けの手続きに不満を持った中国人観光客が大声で空港職員を怒鳴り、暴力を振るおうとする騒ぎがあった。

2013年7月15日、人民日報(電子版)によると、台湾台北市郊外の桃園国際航空で9日、チェックイン時の荷物預けの手続きに不満を持った中国人観光客が大声で空港職員を怒鳴り、暴力を振るおうとする騒ぎがあった。

現場を目撃した人がインターネットの簡易投稿サイト「微博(ウェイボー)」に写真とともに投稿した。それによると、騒ぎがあったのは9日正午すぎ。カウンターには中国からのツアー客が並んでいたが、中国人女性客の1人が手続きの順番に不満を持ち、突然大声で職員を怒鳴り始めた。女性は職員を「あんたたち台湾人がなんだっていうの」などと罵詈雑言を浴びせ続けたが、職員は一貫して冷静に頭を下げながら対応。すると脇にいた別の中国人男性客が突然“助太刀”。職員に殴りかかろうとしたため、周りにいた客たちがあわてて止めたという。

2人は不満を漏らしつつ手続きを終え、搭乗ゲートへ行ったという。しかし、一部始終を見ていた投稿者は「女性は公務員らしかった。あまりに恥ずかしい行為だ。一部の心ない人々のため、中国人全体のイメージが悪くなる。2人に謝罪してもらいたいので、ネットに写真を上げることにした」と説明している。

円安受け台湾人が日本の不動産を買いまくり=アベノミクスも背景―マレーシア紙

14日、マレーシア紙・東方日報は記事「円安受け台湾人が日本の不動産を買いまくり」を掲載した。円安で割安感が出たことに加え、アベノミクスで復活する日本に信頼が寄せられていることも背景にある。資料写真。

2013年7月14日、マレーシア紙・東方日報は記事「円安受け台湾人が日本の不動産を買いまくり」を掲載した。

アジア圏の顧客に日本の不動産を販売する信義房屋不動産株式会社によると、今年1〜6月、台湾人による日本不動産の購入額は115億円に達した。2012年全年を30%以上上回る高水準となった。都心の豪邸に人気が集中しているという。

円安によって日本の不動産が割安になったことも要因だがそれだけだけではない。同社の何偉宏(ホー・ウェイホン)社長によると、失われた20年を経てアベノミクスで復活しつつある日本に信頼が高まっていることも追い風になっているという。


インスタントラーメン世界ワースト10、中国と台湾が半数を占める=米著名評論家が発表

13日、著名インスタントラーメン評論家として有名な、米国人のリーネッシュ氏が世界のインスタントラーメンワースト10を発表した。台湾が2点、中国大陸の製品が3点ランクインしたことが注目を集めている。写真はマズいラーメン第1位の「白家単身貴族方便粉絲」。

2013年7月13日、台湾・東森テレビのウェブサイトによると、著名インスタントラーメン評論家として有名な、米国人のリーネッシュ氏が世界のインスタントラーメンワースト10を発表した。台湾が2点、中国大陸の製品が3点ランクインしたことが注目を集めている。

台湾のネットユーザーの間では、先立って発表されたベスト10に台湾製品が入らず、ワースト10のうち、第5位と第10位にランクインしたことに不満の声が上がっている。そして、第1位と第2位、第7位には中国大陸の製品がランクインした。

リーネッシュ氏はブログ「The Ramen Rater」で、台湾の「維力香辣牛肉麺」について、「しょっぱすぎて肉の味もしない」と評し、マズいラーメン第10位という評価をつけた。「南興新竹素食ビーフン」には、お湯をかけるとクモの巣のようになって、野菜も薄っぺらいと評し、第5位という評価。これについて、南興食品は「一度に5箱、10箱買う消費者もいる。好みはひとそれぞれだから関係ないですよ」とコメントしている。

中国大陸の「�筏香園過橋米線」は、「スープ、麺、調味料にいたるまで一つもいいところがない」と評され、第7位に。「白家辣味肥腸味方便粉絲」は、「尿と土の味がして、名前も悪い」と第2位に。最もマズいとされた「白家単身貴族方便粉絲」は、「麺がねちっこく、スープが脂っこい。食べると気分が悪くなる」という評価がついた。

ワースト10のうち、半数が中国と台湾製品で占められるという結果になったが、他にはアメリカ、カナダ、タイ、そして美味しさに定評のある韓国のラーメンもランクインしている。記事は、「リーネッシュ氏の味覚は、東洋人のそれとは大きく異なるのかもしれない」と締めくくられている。

片方が性転換して「男+女」として結婚した同性愛カップル、もう片方も「女」になり結婚取り消される

台湾で、一方が性転換手術を受けて「女性」となり、結婚が認められた男性同士の同性愛カップルが、もう一方も「女性」になったことで、当局から結婚を取り消されていたことが分かった。海峡都市報が伝えた。

台湾在住の呉さん夫妻は、もともと男性同士の同性愛カップルだったが、一方が性転換手術を受けて性別変更手続きを行い、「女性」になったことで、晴れて結婚が認められた。

ところが、その後“夫”も「女性」になったところ、台湾内政部から「男性と女性の婚姻関係ではなくなる」として、結婚を取り消されてしまった。

台湾内政部戸政司の蘇清朝・副司長は「2人も女性になったことで、婚姻関係の法律に適合しなくなった」と話している。

台湾マンゴー大好き、日本女性3年連続「マンゴーの旅」

台南の高級マンゴー、愛文芒果(アップルマンゴー)の美味しさは格別だと2人の日本女性が高い旅費を惜しまず、ここ3年毎年はるばる台湾まで訪れ、「マンゴーの旅」を続けている。聯合報が15日付けで報じた。

京都在住の柴木加露子さんと木村瞳氏さんは13日台北に到着、昨14日朝一番に台湾高速鉄道で一路台南へ。そこからタクシーでアップルマンゴーの産地、玉井へ一直線。連続3年目となる「マンゴーの旅」が始まった。

2人は毎回3日間滞在、交通費などは1人約2万台湾元(6万6000円)かかり、その上お土産用に買う100パックのドライマンゴーなどを加えると出費は4万元(13万円)を下らない。それでも「マンゴーの旅」がやめられないのは、日本のような温室栽培ではなく、屋外で熱帯の太陽をいっぱいに浴びた台湾マンゴーがやはり美味しく、同時に、地元の人々の人情に触れられるのも旅の楽しみの一つだからだという。

玉井区農業組織の担当者は、「お2人が日本へ戻ったら、ぜひ台湾マンゴーのよさを周りの人にも紹介してもらえたら」と「草の根レベルの外交」に期待を寄せている。

台湾を訪れる観光客 日本人の消費額、中国大陸客の商品購入がトップ

交通部観光局が15日発表したところによると、台湾の2012年の観光による収入が記録を更新、このうち日本からの観光客の消費金額は最高で、またショッピングの支出から見た場合は中国大陸の観光客がトップだった。

2012年に台湾を訪れた旅行客の総計は731.1万人、観光収入の総額は117億6900万米ドルでいずれも記録更新。このうち、日本からの旅行客の消費能力が最も高く、1人1日あたり308.65ドル消費、次が中国大陸客で265.62ドルだった。ここでいう消費には宿泊費、宿泊施設外での飲食費、台湾内での交通費、娯楽費、雑費、ショッピング費用が含まれる。

一方、ショッピングの面からみた場合、第1位は中国大陸からの旅行客で1人1日あたり157.37ドル、2位が日本人旅行客で71.36ドル、香港・マカオの旅行客が54.27ドルだった。

観光ツアーの消費に注目すると日本の旅行客は名産品・特産品の購入が多く58.3%を占め、中国大陸の旅行客は宝石・玉器の購入が最も多く33.7%を占めた。

台湾で戒厳令解除26周年

15日午前、台北市内の介寿公園「白色テロ政治受難者記念碑」の前で、1949〜1987年まで38年間の長きにわたる戒厳令時代の期間に犠牲となった人々をしのぶ記念式典が、冤罪に対する補償を行う基金団体によって開催され、馬英九総統、林政則基金団体会長、被害者およびその家族らが出席して行われた。

式典では2・28事件や白色テロによる冤罪被害に遭った本人・家族・遺族に対し、馬総統は頭を下げ謝罪、名誉回復証の交付が行われ、参会者は1分間の黙祷を行った。

被害者代表として挨拶に立った馮守娥さんは、女子高時代に勉強会に参加していたとして卒業後の1950年5月に逮捕され10年の刑に服し、小学校の教諭をしていた兄も同じ日に逮捕、ほどなくして死刑となったと語った。また馮さんの夫も1947年の2・28事件に関わっていたとして10年間服役、自分たち家族はこのような理不尽な歴史に青春時代を翻弄され続けたと語った。

馬総統は挨拶の中で、これら白色テロによる人々の犠牲は国家の内戦に根本的な原因があり、一度戦争になれば権力濫用が許され見過ごされるとし、就任以来、両岸関係改善に力を尽くしてきたことを強調した。また、現時点で補償基金会では195億台湾元分、二二八基金会では72億元分と、すでに合わせて2万人余りについて補償が行われていると説明した。

台湾の中高年層、日米韓に比べ早期退職の傾向

行政院労働者委員会が明らかにした2012年の労働力調査によると、台湾の中高年層(45〜64歳)の労働市場参加率は日米韓より低く、また教育程度が高いほど早期退職傾向にあることがわかった。

調査によると、2012年の中高年労働者人口は394万5000人、男性と女性はそれぞれ242万3000人と152万2000人で、10年前に比べ、男性35%に対し女性は65%増えている。

しかし、中高年層の労働市場参加率は全般的に日米韓の3か国より低く、45〜49歳では台湾78% (韓国80%、米国81%、日本86%)。50〜54歳では台湾67% (韓国77%、米国78%、日本84%)。55〜59歳では台湾52% (韓国69%、米国72%、日本78%)。60〜64歳では台湾32% (米国55%、韓国57%、日本60%)。

労働者委員会では、医療の発達で平均寿命も延び、ベビーブーム世代の高齢化で労働人口が増加する一方、一部事業者の退職優遇制度や、高齢者による転職の不利、また、労働者自身の早期退職希望や家族の世話など個人的な事情によるものとみている。

また、過去十年の中高年層の労働市場参加率に関して、教育程度との関連については、大卒者は74%から65%まで、高卒者は67%から64%へ、中卒者は52%から54%へとわずかながら上昇しており、教育程度が高いほど早期退職する傾向が高いことを示している。

台湾バイオ産業、日本製薬大手と提携へ

武田薬品など日本大手8社が今月台湾バイオメーカーと提携の機会を模索、同時に11の加盟国を有する「アジア製薬団体連携会議」(APAC)への台湾の加盟を後押しすることになった。実現すれば台湾で開発された新薬は日本の協力の下、広く迅速にアジア各地の市場へ進出可能となり、これにより台湾のバイオ産業は新たな一歩を踏み出すことになる。経済日報が15日付で伝えた。

この7月17日には「2013年アジアバイオビジネスフォーラム」が、また同日、「台日バイオ医薬協力ビジネス発表会」が開催され、同18日には「バイオテクノロジー展」開幕と、この7月はまさに“バイオテクノロジー月間”。

特に台湾の経済部「バイオ推動小組(普及促進グループ)」と日本の「バイオインダストリー協会」(JBA)の提携協力による大きな効果が期待されている。また、武田薬品、中外製薬、エーザイ、大日本住友製薬、旭化成、アステラス、明治薬品、塩野義製薬の8社など日本大手が台湾に将来の提携パートナーを求めており、台湾バイオの成熟度が認知されていることがうかがえる。

関係者は台日間の提携が進めば、今後、アジアのバイオ業界で台湾がトップグループに加わり、日本との提携の経験をバネに欧米大手と提携することも夢ではないと語っている。

李登輝元総統、ステント留置術が無事終了

頚部の動脈狭窄で5日入院した李登輝元総統(90)は12日午前、椎骨動脈狭窄に対するステント留置術を受けた。1時間半にわたる手術が無事終了、術後、数日間の経過観察を経て自宅療養に入る。

今月3日、目まいを訴えた李氏はこの日に予定されていた講演を取りやめ、同日午後、台北栄民総医院に入院した。検査の結果、椎骨動脈狭窄と診断され、担当療チームは各種データに基づき検討し、またその身体状況を考慮した結果、ステントによる治療を提案、李氏は11日これを受け入れ、翌12日手術が行われた。

術後の回復が順調で早ければ21日にも退院ができることとなった。

今月3日、目まいを訴えた李氏はこの日に予定されていた講演を取りやめ、同日午後、台北栄民総医院に入院した。検査の結果、5日椎骨動脈狭窄と診断され、12日手術が行われた。

李氏の側近は今日、元総統の回復が順調で、術後からの2日間は観察期間で、問題がなければ、早くては一週間後の退院ができると述べた。



台風7号で2人死亡123人負傷 農業被害総額8億3000万円超

13日午前3時頃台湾北東部に上陸し、同8時に北西部・新竹から台湾海峡に抜けた台風7号は猛威を振るった傷跡により、一夜明けての統計では死者2人、行方不明1人、負傷者123人が出たほか、農作物などの被害総額は2億5000万台湾元(約8億3000万円)を超え、学校関連の被害総額も1600万元(約5300万円)に達した。

中央災害対応センターによると、死亡したのは新北市の50歳の警察官と苗栗県の54歳の女性で、台中市のある橋から落水事故にあったと通報されたある男性の行方はまだ分かっていない。

農業委員会は発表した昨日午後3時までの統計によると、農業、漁業、林業などの被害総額は2億5757万元に達し、北東部・宜蘭がトップを占め、続いて中部の台中市と南投県。

教育部は発表した今朝9時までの統計によると、台風7号による学校関連の被害は237校にのぼり、被害総額は1600万元だった。

地下鉄各駅を代表する美女解説図が人気に

毎日地下鉄に乗る人は、各駅に出入りする女性のタイプがそれぞれ異なっていることに気付いているだろうか?台湾イラストレーターが地下鉄各駅に出没するそれぞれ代表的な女性を鋭い観察力で描いた「美女解説イラスト」が某ソーシャルネットワーク上で連載され話題になっている。台湾東森新聞網の報道を引用して中国新聞社が伝えた。



多くの人々が行き交う台湾の地下鉄のプラットフォームの片隅で、イラストレーターの邱喬巴氏と●米氏(●は手偏に斉)は静かに「彼女」を探し、瞬間をとらえイラストにする。コンビを組む2人は「両天工作室」というユニット名で作品を発表している。喬先生というのもペンネームで、5月から台北の地下鉄各駅の女性の特徴をまとめた「喬先生の地下鉄女性の観察日記」というイラストをソーシャルネットワーク上で発表している。



「両天工作室」が描くのは異なる地下鉄の駅に現れるそれぞれ異なる特徴やスタイルに身を包んだ少女たちだ。例えば美しい景色を誇る観光地の地下鉄板南線龍山寺駅ではガイドブックを手にしたロングの茶髪の日本女性が縁結びを願いに訪れる姿が見られる。新蘆線(新庄線)の菜寮益ではホットパンツに、裾に丸く大きなパーマを当てたレトロモードなヘアスタイルの少女の姿など、これらはすべて2人の仔細な観察によって描かれたものだ。

2人のうち1人がマンウォッチングを担当し、もう1人が絵を担当する。連載はすでに数カ月続いており、これまでに52もの地下鉄の美女を描いてきたが、その特徴を見事にとらえたイラストに大きな反響が起こっている。特徴を探し出すコツについて、邱喬巴氏と●米氏は「まずは携帯をしまうこと。ネットゲームとか、家に戻ってからパソコンでやればいい。地下鉄の各線で熱心にマンウォッチングをして、それぞれ異なる部分を発見するのみ」と語った。


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