拾った金を届けるとニュースになる中国、届けないとニュースになる日本
中国のインターネット上に「学ぶべき日本人の8つの長所」と題する文章が掲載された。
文章では、「歴史を記憶しておくことも重要だが、現在の日本人を知ることも同じくらい重要だ」として、中国人と比較しながら日本人の8つの長所を紹介している。
1.日本人=まじめ、中国人=適当
日本人のまじめさはもはや変態レベル。この点は、中国人は比べようもない。科学技術の面では日本人のまじめさがあったからこそ、数々のノーベル賞を受賞したと言っていい。物づくりやビジネスなど、至る所で彼らのまじめさは発揮される。
2.日本人=きれい好き、中国人=衛生面で進歩が必要
日本でも古めかしい場所やおしゃれではない場所はよく目にするが、汚い場所はそう簡単には見つけられない。日本の公衆トイレでは、異臭がすることはほとんどない。
3.日本人=誠実、中国人=利益至上
われわれ中国人は、拾った金をちょろまかさなかったことが「素晴らしいことだ」と大きく伝えられるが、日本では届け出なかったことがニュースになる。中国だけでなく、米国や英国と比べても、日本人の誠実さは群を抜いている。日本と勝負になるのは台湾くらい。
4.日本人=他人に迷惑をかけない、中国人=他人の迷惑をまったく意識しない
日本人は小さいころから、他人に迷惑をかけることを恥ずかしいと感じるように教育されている。われわれ中国にはこの方面の教育が欠けている。他人に迷惑をかけるのは悪いことではないが、相手を不快にさせてしまうかもしれない。
5.日本人=集団主義、中国人=おれ様が一番
日本人は命令に従うことに慣れており、大勢で協力する能力が非常に高い。日本人の集団が物事を行うときのメリットは管理しやすいこと、デメリットは邪悪な勢力が権力を掌握すると全員がそれに従ってしまうこと。
6.日本人=開放的で勉強好き、中国人=盲目的な自信
日本は外から入ってきたものを自然に受け入れる。古代は中国から、現代は西洋から、良いものはどんどん取り入れる。一方、中国人はいつも外から来たものを恐れ、また、それを学ぶことを潔しとしない。
7.日本人=秩序を守る、中国人=紀律のかけらもない
日本人はグループを重視する。観光地で行儀よく列に並んでいるのは、大半が日本人である。一方、ばらばらと散らばり、ぺちゃくちゃとおしゃべりしているのはおそらく中国人だろう。もちろん、列への割り込みなどは、中国人に軍配が上がる。
8.日本人=礼儀を重んじる、中国人=「礼儀の国」は過去のこと
中国はかつて「礼儀の国」と称えられていたが、今では見る影もない。私はよく冗談で、「日本は右翼も礼儀正しくて、脅迫電話をかけるときには『中国人が良いなんて言わないでください。さもないと、あなたの命を奪いますよ』と言うんだよ」という話をする。