熱愛発覚のバナナマン日村、台湾で主演映画をPR 夜市に興味津々
人気お笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀が18日、主演映画「新選組オブ・ザ・デッド」のPR活動のために訪台。台湾で最も行ってみたい場所は夜市で、欲しいものは台北101の模型だと明かした。
同日正午から台北市内で開かれた記者会見では、先日発覚した元NHKの神田愛花アナウンサーとの熱愛に関する質問も飛び出た。日村は神田アナとの交際について、これが人生最後のチャンスとした上で、全力で真面目にこの感情と向き合っていきたいと述べた。
午後には渡辺一志監督らとともに台湾での公開初日の舞台挨拶に出席。日村は忍者たちと登場し、会場を盛り上げた。
台湾歴史博物館、日本人が撮影した「乙未戦争」の特別展開催へ
台湾が日本に割譲された下関条約の締結から120年となる17日、国立台湾歴史博物館(台南市)は乙未戦争(台湾平定作戦、1895年)をテーマにした特別展を来月から開催すると発表した。
展示されるのは、従軍カメラマン・遠藤誠氏の「征台軍凱旋記念帖」(1896年出版)に収録されたモノクロ写真約130枚の一部。当時の台湾の様子や、新たな植民地に対する日本人の好奇心などを垣間見ることができるという。
乙未戦争は、下関条約で日本への台湾割譲が決まった後も抵抗を続けた清の一部勢力がつくった「台湾民主国」と旧日本軍の間で行われたもの。台湾民主国は戦争開始から半年足らずで瓦解し、日本は名実ともに台湾を手に入れている。
台湾の「パスポートパワー」世界28位 日本は4位にランクイン
金融コンサルティング会社のアートンキャピタルが発表したパスポートの通用度に関する世界ランキングで台湾は世界199カ国・地域中28位に入った。15日付の米ワシントン・ポスト紙が報じた。
ランキングは、パスポート所持者がノービザで訪問できる国・地域の数から算出。台湾は109だった。
首位は米国と英国(147)。2位にはフランス、ドイツ、韓国(145)がランクイン。3位はイタリアとスウェーデン(144)で、日本(143)はデンマーク、シンガポールなどとともに4位に並んだ。
日本食品の輸入規制強化、撤回求める農水省に「予定通り実施」
衛生福利部(衛生省)が日本産食品への輸入規制強化を発表したことに対し、日本の農林水産省の関係者が17日、同部を訪れ、新規制の撤回を申し入れた。
台湾側は撤回はできないと回答。規制強化は予定通り実施するとした。
衛生福利部は16日、日本から輸入される全食品の都道府県ごとの産地証明、一部の食品については放射性物質の検査を義務付ける新たな規制を、5月15日から始めると明かした。
台湾では3月下旬、福島第1原発事故の発生以降輸入を禁止している福島など5県で生産された食品が、産地を偽装して流通していたことが発覚。規制の強化を求める声が上がっていた。
大甲・鎮瀾宮の媽祖行列が出発、約330キロを徒歩で巡礼
媽祖廟「鎮瀾宮」(台中市大甲区)毎年恒例の巡礼行事が17日夜から始まった。信者らがご神体の媽祖像を載せた神輿を担ぎ、9日間で約330キロの道のりを練り歩く。廟やその周辺は祭り囃子の「陣頭」などであふれかえり、鐘や太鼓、笛の音色が響き渡った。
媽祖は中国大陸の南東部や台湾などで航海や漁業の女神として広く信仰されており、誕生月の旧暦3月(今年は4月19日から)に近づくと各地でその生誕を祝う行事が行われる。なかでも鎮瀾宮の媽祖巡礼は台湾最大規模と言われており、参加者は100万人にも上るという。台中を出発した行列は9日間をかけて彰化、雲林、嘉義の廟をまわる。
神輿の担ぎ手には呉敦義副総統や、林佳龍台中市長、張花冠嘉義県長なども加わった。夜11時ごろに行列が爆竹の音とともに廟を発つと、信者らは手を合わせて祈りを捧げ、媽祖像を見送った。
台湾の高専と専門学校、2年間の日本留学含むカリキュラムを導入
大栄高級中学(高雄市)と崇右技術学院(基隆市)が16日、提携を行い、長崎短期大学(長崎県)への2年間の留学を含む「3+2+2」の一貫教育コースを導入した。生徒らは台湾と日本両方の学位、日本の調理師免許などの取得が可能。
崇右技術学院の関係者は、台湾には調理関係の学科の卒業生でも日本の調理師免許を持つ人材は少なく、外国語能力や技能を身につけて帰国すれば他の学生よりも高い待遇が得られると強調している。
刑務所が飽和状態に、馬総統が戦勝70周年に合わせて恩赦か
台湾NOWNewsによると、国民党の呂学樟・立法委員(国会議員に相当)が16日、馬英九総統と国民党立法委員との食事会に出席し、抗戦勝利70周年を記念して、台湾全土の軽微犯罪者に恩赦を与えるよう提言した。17日付で台海網が伝えた。
呂氏によると、何か理由を探して恩赦を与え、刑務所の飽和状態を緩和させる必要がある。抗戦70周年とは直接関係はないものの、治安に影響しないことを前提に、特別な日に合わせて台湾全土で恩赦を与えるべきだとしている。
これに対し、馬総統は即座に法務部に検討、行政院(内閣に相当)に対処を求めた。遠くない将来に良い知らせがあるだろう。
台湾、バシー海峡で戦没将兵10万人を慰霊
台湾とフィリピンの間のバシー海峡で先の大戦中に戦没した将兵を慰霊する式典が18日、台湾の南端、屏東県恒春の潮音寺で営まれた。
潮音寺は1981(昭和56)年、自身も輸送船が撃沈され同海峡で生死をさまよった中嶋秀次氏=故人=が、私財と寄付金で海峡を見下ろす高台に建てた。この日は、大阪日台交流協会の有志約20人が参列。同協会の野口一会長は「今日の日本の平和と繁栄がバシー海峡での犠牲の上に成り立っていることを後世に伝えていく」と述べた。
同海峡では戦時中、米軍の潜水艦により多数の艦船が撃沈され、少なくとも10万人が死亡したとされる。台湾南部の海岸にも、多数の遺体が流れ着いたという。
潮音寺では8月に戦後70年の慰霊祭が行われる予定で、寺が建てられる経緯を著書「慟哭(どうこく)の海峡」にまとめた作家、門田隆将氏の講演などが企画されている。