台湾鉄道、京急電鉄と友好協定 日本の大手私鉄で初
台湾鉄路管理局(台北市中正区)と京浜急行電鉄(東京都港区)は26日、両社沿線の利用者拡大に向けた「友好鉄道協定」の調印式を台鉄台北駅で行った。
ともに1948年設立の台鉄と京急は、互いの沿線に桜の名所があるなど多くの共通点もあり、今回の提携に至ったという。台鉄が日本の大手私鉄と、京急が海外の鉄道事業者と友好協定を締結するのはそれぞれ初めて。
調印式出席のため初訪台した京急の原田一之社長は、台湾の人に京急の赤い電車により親しんでもらえばとあいさつし、台鉄の周永暉局長も鉄道分野だけに留まらない両社の交流、協力の実施に意欲を示した。
今回の友好提携を祝い、台鉄台北駅で26日と27日の両日、来場者を対象に、日本人マンガデザイナーが専用台紙に似顔絵を作成しプレゼントするイベントが行われる。3月9日以降は、京急線での記念ラッピング列車の運行や台鉄の駅弁の販売も予定されている。
日本統治時代の「台湾総督府交通局鉄道部」が前身の台鉄は、今月12日にも新竹駅とJR東日本・東京駅の姉妹駅提携を結ぶなど、近年は日本との関係強化に積極的に取り組んでいる。
嘉義に建設中の故宮博物院南院、12月末に試験運営開始へ
国立故宮博物院は25日、中南部・嘉義県太保市に建設している南部院区アジア芸術文化博物館の試験運営を12月28日に開始すると発表した。プレオープンの期間は半年で、最初の3カ月は無料開放するという。
南部院区は、台湾中南部の文化、社会、経済の発展を促そうと建設の計画が進められ、2013年2月に着工した。園区内は、博物館エリア、宿泊施設や商業施設が入る非博物館エリア、人造湖エリアに分かれ、博物館では主にアジア各地の文物の収蔵や研究、保護、教育、展示などを行う予定。建設には総工費約79億3300万台湾元(約299億9200万円)が投じられている。
スタバが桜シリーズ発売、日本製の津軽びいどろグラスも
台湾スターバックスはきょう(26日)、春季限定の飲料やスイーツのほか、桜をモチーフとしたタンブラーやマグカップ、コースターなど25種類のグッズを発売する。
ドリンクとスイーツは110~155元、グッズの価格帯は160~1400元。うち、満開の桜をイメージしたグラスは日本のガラス食器製造・石塚硝子(愛知県岩倉市)グループが提供。青森県の伝統工芸「津軽びいどろ」によるハンドメイドだ。スターバックスでは、今後も台湾や世界各地の伝統工芸とコラボしたグッズを発売していくとしている。
中華電信、4G事業の黒字化計画を前倒しへ[IT]
台湾通信最大手、中華電信の蔡力行董事長は24日、第4世代移動通信システム(4G)事業の見通しに言及し、4Gユーザーのシェア拡大と同事業の早期の黒字化に期待感を示した。
蔡董事長は、春節(旧正月)連休明けの業務開始に伴い業務方針を説明。今年の業績が会社予測を上回る目標を達成するため、法人顧客の開拓やサービスの価値向上、クラウドなどを強化する方針をあらためて示した。4Gについては「ユーザーはさらに増加するだろう」と予測。また同社の陳伯ヨウ財務長(ヨウ=金へんに庸)は、4G事業について「税引き前・利払い前・償却前利益(EBITDA)が2016年に黒字化し、17年には事業部門で利益を計上する見通しだ。4G開始時の事業計画を前倒しで行うことになる」と述べた。中華電信が公表している最新の4Gユーザー数は133万超で、今年もシェア40%の獲得を目指している。
■5G研究の加速も
蔡董事長は、4Gに続く第5世代移動通信システム(5G)の早期開始に向け研究・開発に当たる人材と関連予算を増やす可能性に言及した。25日付経済日報によると、中華電信研究院では現在、5Gの研究に従事する担当者は20~30人程度という。蔡董事長は、台湾内外の通信キャリアや設備事業者とも協力しながら、同研究院での人員の増強も排除しない姿勢を示した。
台湾の陶磁器ブランド、東京で展示会開催 日台友好象徴の作品も
台湾の陶磁器ブランド「フランツ」(法藍瓷)は、24日と25日の両日、パレスホテル東京(東京都千代田区)で同社の代表的作品を多数展示する「秘蔵・フランツコレクション展」を開催した。台湾の画家が描いた富士山と台湾最高峰・玉山の絵を基にした花瓶も展示されている。台湾の複数メディアが伝えている。
「登峰造極」と名付けられた同作は、富士山の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産登録を祝うために制作され、昨年12月に静岡県に寄贈されていた。同作は日台の友情を象徴しているという。
同ホテルのアーケード内には、同社の店舗が入っており、日本は台湾と中国大陸に続き、3カ所目の直営店開設地域になる。同社の陳立恒総裁は、台湾のブランドが日本で成功できれば、欧米への進出も可能だと日本市場への期待の高さを示した。
フランツは陳氏により2001年に台湾で設立され、陶磁器を通して大自然の魅力と東洋哲学の素晴らしさを伝えることを願いとしている。
ダンスカンパニー・クラウドゲート、中華航空のコラボ機で海外へ
ダンスカンパニー「台湾クラウド・ゲート・ダンス・シアター」(雲門舞集)の創始者、リン・ホワイミン(林懐民)氏は25日、37人のメンバーとともに、同団が昨年チャイナエアライン(中華航空)とコラボレーションした特別塗装機に搭乗し、公演先のシンガポールに旅立った。
昨年7月に公開された特別機は、チャイナエアラインが台湾の文化と創造性を世界に見せつけようと作ったもの。機体に同団のダンサーらが描かれているほか、機内では公演時の映像が流れ、同機の紹介を書いたハンドブックなども設置されている。
リン氏は、海外公演から戻る際にチャイナエアライン機に足を踏み入れると家に戻ってきたように感じると特別機搭乗の喜びを語った。
クラウドゲートの一行は、シンガポールで開催中の芸術祭「華芸節」で2月28日と3月1日に公演を行う。
国民党・朱主席、党籍めぐる王金平氏への訴訟取り下げを発表
与党・国民党の朱立倫主席(党首)は25日、王金平立法院長(国会議長)の党籍確認をめぐる訴訟を取り下げると発表した。
王氏は2013年9月、野党議員が絡む刑事訴訟で検察が上訴しないよう法相らに違法に働きかけたとして、国民党から党籍の取り消し処分を受けていた。同月中に台北地方法院(地裁)によって党籍維持の仮処分申請が認められたが、その後も同氏の党籍をめぐる訴訟が双方の間で続いていた。
訴訟の終結を受けて馬英九総統は同日、個人の立場で声明を発表。朱氏の決定に対して失望感を表明した。党籍をめぐる訴訟については、メディアなどから背景には王氏と馬氏の権力争いがあるとの見方も出ていた。
朱立倫氏は、昨年11月の統一地方選挙で国民党が惨敗した責任を取って辞任した馬氏の後任として、今年1月、同党の主席に就任している。
マンダリン航空機で異臭騒ぎ 澎湖の空港に引き返す
離島・澎湖の馬公空港を26日午後0時11分に出発したマンダリン(華信)航空AE364便で、離陸から8分後に乗客から異臭がするとの声が寄せられ、安全上の問題から馬公空港に引き返す騒ぎがあった。
同機は104人の乗客を乗せて台北に向かっていた。乗客によると、突然焦げた煙のような臭いがした後、機体が煙を感知したとの機内アナウンスがあったという。
同機は空港に引き返した後、全面的な検査が行われた。同社のウェブサイトによると、同機は午後3時33分に馬公を再出発し、午後4時13分に台北松山空港に到着している。
過激派組織IS、ツイッターに「炎上する台北101」のイラストを投稿
炎上する台北101などが描かれたイラストが24日、過激派組織IS=イスラミックステートによって短文投稿サイトのツイッター上に投稿されたのを受け、台湾の関係機関は情報収集を急いでいる。
国防部(国防省)の報道官は25日、投稿に関しては現在調査を進めていると述べ、不確かな情報でパニックにならないよう市民に呼びかけた。また、同部は必要があれば、関係機関と協力してテロへの対応を行うとしている。
台北101の広報担当者は、テロ攻撃に関する情報は受け取っていないとした上で、同ビルは高レベルのセキュリティで管理されているとして安全性を強調した。一方、警察当局は同ビル担当の警察官を増員して警備態勢を増強するとしている。
投稿されたイラストはベルギーのイラストレーターが2013年に描いたもので、世界の主要都市が破壊される様子を描いたシリーズ作品の1枚。インターネット上では東京やシンガポール、香港、上海、ドバイ、モスクワなどを題材にしたものも見られる。
台湾、米国で外交官ナンバーが使用可能に 断交後初めて
米国が中華民国に対し、これまで認められていなかった外交官用のナンバープレートの使用を許可していたことが、このほど分かった。これにより中華民国の駐米外交官らは1979年に双方が断交して以来、初めて他国・地域の外交官と同等の待遇を獲得したことになる。
米国務省の関係部門は昨年12月、新たに頭文字が「E」の外交官用ナンバープレートを増やすと発表。これまでに駐米代表処(大使館に相当)の公用車20台が設置しており、他の外交関係者も申請を行っているという。
米国の外交官用ナンバープレートはこれまで4種類に限られており、頭文字がDの場合は大使館の外交官、Cは領事館の外交職員、Aは米州機構、Sは外交官リストに含まれない大使館職員をそれぞれ表している。
国務省は新たに増やされた頭文字がEのナンバープレートについて詳しい説明は行っていないが、駐米代表処をはじめとする中華民国の在米機関のために作られたものと推測される。
「台湾のラフマニノフ」と呼ばれた作曲家、蕭泰然氏が死去
台湾を代表する作曲家の一人、蕭泰然氏が24日、米ロサンゼルスの自宅で亡くなった。77歳だった。蕭氏はその作風や境遇などから、「台湾のラフマニノフ」と呼ばれていた。
蕭氏は日本統治時代の1938(昭和13)年、現在の高雄市で生まれ、ピアニストの母親の影響を受け、幼いころから音楽に親しんでいたという。台湾の大学で学んだ後、日本の武蔵野音楽大学(東京都練馬区)にも留学している。
1977年に米国に移り住んだ蕭氏は、台湾で戒厳令が敷かれていた1980年に作曲した「出頭天進行曲」により、当時の国民党政権のブラックリストに入れられたこともある。1994年には1947年に起きた「二二八事件」をテーマにした「1947序曲」を完成させている。
1995年に台湾への帰国を果たし、2000年には作曲した「玉山頌」が陳水扁総統(当時)の就任式典で演奏されている。その後、蕭氏は台北市文化勲章、金曲奨・最優秀作曲家賞、行政院文化賞などを獲得したが、2012年に肺がんが発覚、米国にて闘病生活を送っていた。
花蓮の小学校、冬休み明けの始業日に「大根掘り」で農業体験
東部・花蓮の富源小学校で冬休み明けの始業日となった24日、成果を得るには努力が必要だと児童らに身を持って知ってもらおうと、大根の収穫活動が行われた。
大根は、昨年児童らが同校の卒業生により寄付された学校付近の農地に植えていたもので、児童らは大きくなった農産物の収穫を楽しんだ。
黄麗花校長によると、天然の食材だからと大きさを問わず無駄にしないよう児童に伝え、収穫した大根は調理された後、皆に振る舞われたという。
旧正月連休明けの台湾の会社員、社長に言いたいのは「給料アップ」
求職サイト「yes123求職網」が行った仕事始めと今年の願いに関する調査で、台湾の会社員が旧正月休み明けの初出勤日に社長に言いたい言葉の1位は「給料アップしてもらえますか」だと分かった。複数の台湾メディアが24日までに伝えた。
46.8%が選んだ1位に続き、2位は「いままでお世話になりました。もうすぐ辞めます」(25.6%)。台湾の会社員の転職願望がかいま見られる言葉が上位に入った一方、23.3%は「すばらしい社長です。今後も会社に忠誠を誓います」を選択し、現在の会社に満足している回答者も多かった。
新年の願いについては、最も多い56.7%が「出世・昇給」と答え、次に多いのは「健康であればいい」(44%)だった。3位には「転職の成功」(40.2%)が入った。
調査は同サイト上で2月3日から16日まで、在職中の会員を対象にアンケート形式で行われ、有効回答数は1725件だった。
台湾マクドナルド、ドラえもんのマグカップを販売 数量限定
台湾マクドナルドは25日、人気漫画キャラクター「ドラえもん」のイラストをあしらったマグカップの販売を開始した。
マグカップは、青と赤の2種類。陶器製で容量は350ミリ。通常価格は1個150台湾元(約566円)だが、セットメニューの購入者には99元(約373円)で販売される。20万個の数量限定で、販売期間は4月28日までとされているが、無くなり次第終了となる。
無印良品カフェ、旬な台湾食材を使ったメニューを提供
日系雑貨チェーン、無印良品が昨年12月台北市内にオープンさせた飲食店「カフェアンドミール ムジ」で、旬な台湾の食材を使用し、日本人シェフと台湾のチームで共同開発したメニューが提供されている。
一部のメニューには、同社が実際に産地に足を運んで選び抜いた台東県の池上米や同県関山のハーブ豚、花蓮の低温殺菌牛乳、三峡(新北市)の碧螺春茶などのほか、日本の本和香糖や高知県北川村のゆずなども使われている。同社は、消費者に食材そのものの味を楽しんでもらえればと話している。
同カフェは「素の食」をコンセプトとし、ご飯と味噌汁が付いたセットメニューは、おかず3品が220元(約830円)、おかず4品が270元(約1020円)。おかずは日本の店舗でも人気の鶏の唐揚げなど計20品から選べる。
淡水の名所などをつなぐ新路線 車両デザインの投票開始
新北市政府は25日、夕日の美しさで知られる観光地、淡水一帯に建設中の新路線「淡海軽軌」で使用する車両のデザイン候補3種類を公表し、市民に好きなものを選んでもらおうと一般投票を開始した。
参加者はそれぞれ「智多星」、「行武者」、「海精霊」と名付けられた外観や内装、椅子の形などが異なる3種の車両デザインに12の色を組み合わせた計36種から好みのものに投票できる。結果はデザイン決定の際の重要な参考データとして使われる。
同市交通局の担当者によると、どの車両の扉もガラス製になっており、車内から外の景色が見渡せるように設計されたという。
同システムは、台北メトロ(MRT)淡水線紅樹林駅から出発し、淡水の市街地や観光名所の紅毛城、古跡園区、漁人碼頭、淡水駅などをつなぐ。全長14.1キロで計20の駅を建設予定。2018年末の完成が見込まれている。
投票は同市捷運工程処のウェブサイトのほか、MRTの各駅でも行える。
行政院長、テロ対策メカニズムの存在を強調
毛治国・行政院長が、テロ対策のメカニズムの存在を強調した。過激派組織「イスラム国(略称:IS)」が25日夜にtwitterに掲載したと見られるテロ攻撃の写真に台北市の高層ビル、台北101が炎上している場面があったことから、台湾では台北101が攻撃目標となる可能性について憂慮する声が上がっている。
これに対し、毛治国・行政院長は26日、「イスラム国が台北101を攻撃するという噂については、国家安全システムで確認を行っている。政府はこうした問題についての対応メカニズムを持っているので、過度に恐れる必要はない。我々は引き続き注意を払っていく」と述べた。
外交部の高安スポークスマンは26日、報道陣に対し、情勢に注意するよう在外公館に指示している他、各地の渡航情報を随時集めて、渡航警告情報を外交部の領事事務局で公表すると明らかにした。
アメリカ国務省のイスラム国に対抗するパートナーリスト(Public Partners in the Coalition)の中に台湾が入っていることで、テロの攻撃対象になると憂慮する声について、高安スポークスマンは「国際的な人道援助やさまざまな計画で、我々は常に各方面と協力している。友好国、バチカン市国などと共に長期にわたって国際的な人道支援を行っている」と述べている。
外交部は先ごろ、中華民国は、中東地区の難民や貧困に苦しむ人たちのために、アメリカを含む関連の国々や慈善団体らと協力して人道援助を継続すること、ならびに、イスラム国の暴行への対抗と人道援助の面で密接な連携を保ち、随時意見交換を行うと明らかにしていた。
1月の失業率3.71%、過去14年同月最低に
行政院主計総処は26日、1月の失業率を発表した。1月は昨年12月に比べて0.04ポイント低い3.71%で、1月としても昨年1月に比べ0.31ポイント低く、過去14年で最も低い水準となった。
1月の失業率は3.71%で、1月として過去14年で最低となった。
行政院主計総処は26日、1月の失業率を発表した。1月は昨年12月に比べて0.04ポイント低い3.71%で、1月としては過去14年で最も低い水準となった。これは月ベースでも2001年2月の3.73%に次ぐ低い水準。世界の景気回復で求人が安定したことが大きな要因と見られている。また、失業者数は43万人で、昨年12月に比べて9000人減少した。
主計総処国勢調査処の羅怡玲・副処長によると、1月の労働参加率は58.6%と、前月に比べて0.04ポイント下がったものの、15歳から24歳の失業率は前月より0.22%ポイント低い11.95%、大卒以上の失業率は0.1ポイント低くなっており、若者と高学歴者の就業状況が改善したという。
産業別の1月の就業者数と昨年12月との比較では、工業が4000人、サービス業は3000人、農業が1000人増加した。羅・副処長はこれについて、旧暦の年末、台湾では家の改修をする習慣があるため、建設業の雇用が増えたことが原因としている。
今後の展望について、羅・副処長は旧正月が例年より遅めで、2月から3月に転職の動きが出た場合は就業者数に一部影響を与えるだろうと述べている。
台湾のマクドナルド店員、観音様に扮してサービス提供
中国版ツイッター・微博(ウェイボー)にこのほど、台湾のマクドナルドの様子を撮影した写真が掲載された。中青網が伝えた。
店員は観音菩薩に扮してお客にサービスを提供している。ネットユーザーは「台湾の経済は本当に不景気なんだな」とコメントを寄せた。観音菩薩の他にも男性店員扮する「天の帝」も見られた。
中間線越えれば軍機出動=中国の新航空路で
中国が台湾海峡上空に民間機の航空路を新たに設定した問題で、台湾交通部(交通省)幹部は26日、中国の航空機が中台中間線を越えた場合、台湾軍機を出動させ、警告を発するとの考えを示した。中国は3月5日から新航空路の運用を予定している。
台湾美女のヌード写真をネットに拡散、大学生4人に判決
ネットで話題の台湾美女のヌード写真が流出した問題で、わいせつ物頒布罪等の罪に問われた男子大学生4人に対する判決が台北地方裁判所で言い渡された。25日付で中国新聞網が伝えた。
台湾・中時電子報によると、セクシーな肢体で人気が高いNONOこと辜莞允さんは昨年、デジタルカメラを紛失。その後、保存していた入浴中の裸の写真がネット上に流出し、拡散した。検察によると、許という姓の男子大学生が辜さんのデジカメを拾った後、保存されていた写真をパソコンにバックアップし、友人に転送した。
台北地方裁判所は、電子計算機使用妨害やわいせつ物頒布等の罪で、大学生の許に懲役6月を言い渡した。懲役の代わりに18万台湾ドルを支払う「易科罰金(自由刑を財産刑に代替)」も認められた。画像が転送された友人3人にも懲役4~5月もしくは「易科罰金」、執行猶予2~4年が言い渡された。
星で訪日旅行用SIMカード販売開始へ-台湾で1カ月3万枚の販売実績
シンガポールで3月1日から、訪日旅行用プリペイド式SIMカード「桜SIM(SAKURA SIM)」の販売が始まる。運営は、総合人材アウトソーシング事業を手掛けるマックスサポート(東京都新宿区)のシンガポール子会社Jマックスグループ。(シンガポール経済新聞)
先行販売として2月から市場投入した台湾では、1カ月で3万枚を売り上げた同商品。日本の空港などでは1日500円~1000円程度でWi-Fiルーターをレンタルできるが、同商品は使い捨てのため返却する必要がないことや、滞在日数が長い旅行者が低価格で購入できるなどの手軽さを売りに、現地の旅行会社などに向けて営業展開し、販路拡大を狙う。
USENグループのU-NEXT社が展開するプリペイド式SIMカードの同商品は、NTTドコモのLTEに対応したデータ通信サービスを使い、NTTドコモのサポートエリアで下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの高速データ通信が可能。容量は1.5GBで、利用期間は15日。最大100MBまで。最大通信速度は、下り150Mbps、上り50Mbps。
価格は1枚=37シンガポールドル。
台湾・馬英九総統がますますレームダックに、国民党「王金平問題」で影響力示せず決定後に「私は認めない」
台湾・国民党の朱立倫主席(党首)が25日、馬英九前主席(前党首)の意向で党籍剥奪の処分となり、争っていた王金平立法院長(国会議長)に対する裁判を取り下げる宣言をしたことについて馬前主席が「がっかりしている。認めない」と表明したことが分かった。馬前主席は2016年春まで「中華民国・総統」としての任期があるが、レームダック(要職の任期はあるが、相手にされない政治家)になってしまったことが、改めて浮き彫りになった。大陸側メディアも、同話題を報じた。
王院長は日本統治下の台南に生まれた。国民党所属の政治家として頭角を表し、民進党・陳水篇総統時代には政権奪回を目指して馬英九氏とも協力しあった仲だが、馬政権発足後には対立した。王院長が野党になった民進党も納得できる議会運営を目指し、「重要法案が通過しない」といらだった馬総統と亀裂が生じたためとされる。
馬総統は、王議長が民進党議員が絡んだ汚職疑惑について検察に対して、一審で無罪判決が出た場合には控訴しないよう圧力をかけたとして、党籍剥奪の手続きを進めた。王議長は、馬総統側が不法に盗聴をしたとして、反発。台湾では司法関係者などに国民党への露骨な「指示」があるとの批判も出ていた。
両者の争いについて、台湾の裁判所は王議長の身分保全の訴えを認め、「仮処分」として王議長の党籍が保持されていた。
朱主席は25日、国民党の規律審査会の結論が出たとして、同党中央常務委員会の名義で、王議長の党員としての身分が確定したと宣言した。
馬前主席は朱主席の表明に対し、個人としての考えとして「がっかりした。認めるわけにはいけない」との考えを示したという。
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◆解説◆
台湾では2014年春、馬英久政権が進めていた大陸側との「サービス貿易協定」発効に反対する学生らが、立法院議場を長期間占拠するという異常事態が発生した。
台湾では「中国大陸は外国でない」、「したがって大陸側との協定は国と国の条約ではない」という建て前が残っており、大陸との協定は立法院(国会)の批准を必要とせず、立法院が明確に反対をしなければ、成立してしまうことになっていた。
これを利用して、サービス貿易協定では、国民党側が「立法院が反対の議決をしなかった」との理屈で、同協定を強引に通過させようとした。
そのため、立法院を占拠した学生は、「大陸側との協定では、立法院の同意が必須」とする法律制定を、選挙解除の条件として求めた。
王院長は馬総統に相談せず、学生側に対して要求を受け入れると独断で約束。学生側は“紳士協定”が成立として引き上げた。
王院長の動きは、民進党支持者にも納得できるものであり、民間調査会社が2015年1月に実施した世論調査でも、王院長の支持率は好感度が民進党の蔡英文主席をやや上回った。
王院長には、地位を利用して資産を増やしたとの批判があり、73歳という高齢ということもあるが、2016年の総統選に出馬すれば、国民党全体の退潮をはねのける支持を集める可能性がある。
なお、王院長の党籍保持に馬英九総統が「がっかりしている。認めない」と発言したことは、中国大陸メディアも伝えた。大陸側では、馬総統を「台湾独立論阻止」の立場とみなし、メディアも馬総統を擁護する立場を撮り続けていたが、ここにきて馬総統が台湾政界でレームダックになったことを示唆する報道を「遠慮なく」配信するようになった。
上を向いて、走りましょう ED診断直後はうつ病に注意
実際、ED(勃起障害)の相談者を前にした場合、診断する医師は性機能検査に加えて、血圧、血糖値の検査や心血管疾患既往の確認、そして心理的テストを実施するよう推奨されている。
昨年末に報告された台湾・高雄医学大学病院の研究者らによると、ED患者はうつ病発症リスクが高く、特に診断直後から1年以内の発症リスクは、非ED者の約3倍も高いという。
本研究の対象は、台湾の保険請求データを使って選別された。試験対象集団は、1997~2005年にEDと診断された男性、2727人。比較対象として被験者1人に対し、年齢が一致する非ED者5人(合計、1万2635人)を無作為に選び、5年間の追跡調査を行っている。
その結果、ED患者のうつ病発症リスクは非ED者と比べ、2.24倍高く、特に診断後1年の発症率は、3.03倍にも上昇することが示されたのだ。
EDとうつ病の関連は、たびたび指摘されていた。今回の研究とは逆に、うつ症状が先行している患者を対象とした複数の調査を総合すると、うつ症状にEDが合併するリスクは非うつ患者の約2倍に上昇する。うつ病治療に頻用されるSSRIなどの抗うつ薬は、薬剤性EDを誘発する可能性もある。「ニワトリが先か卵が先か」は別にして、うつ症状とEDの関連には注意が必要だろう。
さて、EDとうつ病の両者を予防するには、適度な運動を心がけること。週に2.5時間以上ランニングをしている人は、EDリスクが30%低下するほか、筋トレやランニングなど負荷が高い運動を習慣にしていると、EDリスクが半減することが知られている。
うつ病の予防にも運動は最適だ。運動刺激は脳の神経成長因子を活性化し、抗うつ効果を発揮する。戸外で太陽光を全身に浴びれば、抗うつ効果があるビタミンDの生成も期待できる。
春の訪れとともに、週末は陽光を求めてランニングに出かけよう。パートナーと一緒なら、なおいい。